Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ウクレレ、フレット打ちと、ウクレレリペア。

2015-07-23 23:38:20 | 日記


今日は朝方は雨。
のち曇りでしたが、ジメットした一日でした。

作業はウクレレのフレット打ち。
平面を出した指板のフレット溝を面取りする所から始めました。
フレットを密着させるためと、のちのち、フレットを抜きやすくするためです。
面取りしたフレット溝です。


続けて、フレットを打って行きました。


フレットを全部打ち込んだ所で、今度は、ウクレレにリペアにかかりました。
楽器は古い日本製のウクレレです。
たぶん、1950年代から60年代頃の物だと思います。


全体に汚れがひどく、つや消しになっているのと、フレットの頭が揃っておらず、抜けかけている所もありました。


まずは、フレットをレベリングして整形、磨きと進めました。


ペグは木製のフリクションペグですが、これも、調整してスムーズに動くようにします。


後は、ひたすら、クリーニングと磨き作業を進めました。
だいぶ綺麗になり、いい感じのビンテージ感もでました。
最後は、少し高めだった弦高をナット側で調整。
とてもいい響きで鳴ります。


明日は製作中のウクレレのフレットを仕上げる予定です。

今日は色々と用事があり、午後から外出をしました。
今年は楽器の個展もありますが、秋には家具や木工作品の展示会も予定しています。
用事の最後は、その打ち合わせで会場の雑貨屋さんによってきました。
作る物はたくさんたまってますが、段取りよくやらないと、また、間際に焦りそうな予感がします。

写真はフレットを打ったウクレレです。