Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

バロックギター、ボウルバック仕上がる。

2014-08-25 23:53:29 | 日記


今日は曇りで晴れ間もある天気。
風が冷たく、なんだか秋を感じる一日でした。

作業はバロックギターのボウルバックの仕上げです。
接着したリブを仕上げて生きました。
まずは、余分な部分をノコでラフにカット。
クランプ時の関係で、だいぶ長めにしていたので、ある程度切っておきます。


この後は、削って、サイド面とツライチにしていきました。
余分な部分を削り終わって、ボディーの形になりました。


リブは隙間なく組まれてました。


この後は、ボディーの内側を綺麗にしながら、平面を出して整えていきます。
ローズのリブはメイプルリブよりも、わずかに厚くしてあるので、その分を削っていきました。
削っている所です。


削り終わりました。


内側も隙間なく組めました。


最後に、ボウルバックの表側を仕上げていきます。
今回は、サンディングせず、全部スクレーパーで仕上げました。


仕上がった所です。


今日でやっと仕上がりました。
もう少し後で、ボウルバックの内側に接着部分の補強を貼ります。

明日は、ネックの作業か、表板の作業、どちらかを予定しています。

今回、内型に貼った透明テープは、接着剤のくっつきがほとんどなく、いい感じでした。
ボディーを外した状態すが、型は綺麗な状態でした。


写真は仕上がった、バロックギターのサイドバックです。