Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ペオネス地獄

2009-11-09 22:05:05 | 日記
今日は雨、曇り、とあまりよくない天気。
昨日、自分のブログを見直していたら、ペオネスをペネオスと書いているのに気がつきました。
頭の中では、ペオネスと書いていたつもりでしたが、しばらく気がつきませんでした。
脳の衰えは日々感じていましたが、どこか血管も切れているのかもしれません。
で、今日はそのペオネスの接着です。
ぴたぴたと接着すれば良さそうに思えますが、なかなかそう簡単には行きません。
小さすぎて手で持ったまま接着剤を着けられないので、虫ピンでさして接着剤を塗り所定の場所に置き、そのあと押さえ棒でしばらく固定。
ハンドクランプです。
ひとつづつこの作業を繰り返しますが、なかなか進みません。
かなりの根気が必要です。
途中、ブレイシングと重なりそうな所は、ブレイシングに合わせて、ペオネスを整形してピッタリはまるようにします。
昨日、今日とかなり気の長い作業がつづいたので疲れました。
がんばったつもりでしたが、今日は半分接着した所迄でした。
ギターを作っていると、かなり神経を使ったり、体力を使ったり、おまけに集中力もいります。
私がよく見ている、他の制作家の人のブログに、ギターに触っている時間の長さには自信があるのだが、それに反比例してギターを弾く時間は短いと書かれていました。
私も、作業が終わってからギターの練習に向かう気力がなかなかわいてきません。
ギター製作には弾き手の気持ちを理解するため、音楽的な知識や、ある程度の演奏技術も必要だと思ってます。
解ってはいるのですが、なかなか、、、、。
学生時代は、一日、8時間とか9時間とか平気で弾いてましたが、今は良くて30分くらいです。
もともとは、弾くのが好きで初めてギターなので、もう少し弾く時間を増やしたいと思う今日この頃です。
写真は今日接着したペオネスです。