Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

大ニュース「before midnight 」来年公開だって!

2013-08-01 08:24:05 | 日記

おそーい私にとっての大ニュースが、お嬢その2によってもたらされた。
昨夜ジュディー・デルピー主演の「ニューヨーク、恋人達の二日間」を見に行ったお嬢。
ラインで「before sunsetの続編、公開って知ってた?」と来たので
調べてみると、なーんと「before sunset」の続編「before midnight」が
アメリカ、ヨーロッパの一部では5月から公開されているではありませんか

各映画祭にも出品され高い評価を受けたとか。
アメリカの映画の批評サイト(IMDb)を見ると、沢山の口コミがあり、
かなりの高評価で「masterpiece」であるとの声も多い
見たいよ~、早く見たいよ~~最高傑作ってありえない、ありえないよ~

なーんで見てもいないのに「ありえない~」と私は考えているのか
だーってその前の「before sunset」が最高傑作だったからだよ~。
あれ以上の完成度って考えれないのよ・・・

と、大興奮の私ではあるのだ

さーてなんのこっちゃら全くわからないであろう皆様へ。

何度かこのブログでも書いているように、私の中の最高傑作映画、そして
愛してやまない映画が「before sunrise」と「before sunset」という
リチャード・リンクレーター監督、イーサン・ホーク、ジュディー・テルビー主演の
映画なのだ。

最初の「before sunrise」は1995年の作品。日本では「恋人までの距離」という
実にありていな作品名でした。

アメリカの大学生ジェシーとパリの女学生セリーヌがヨーロッパの中距離列車で
出会い、ウィーンの街を夜通しおしゃべりしながら歩き回るという105分の映画。
ベルリン国際映画祭外国映画監督賞を受賞。
今のように携帯もない時代、惹かれあった二人は一年後の同じ日にウィーンの駅で
再会する約束をするが・・・

そしてまさかの続編が2004年に公開された「before sunset」
この二つの映画の間は9年の時が流れており、ジェシーとセリーヌも9年を
経ての再会となったわけで・・・
そしてこの作品もほぼ二人の会話のみの映画。上映時間77分。
これはアカデミー賞脚本賞にノミネートされた。
このラストシーンが素晴らしく、私は映画論などを読みまくり、その謎解きに
いそしんだわけだった・・・

だいたい続編なんてものは、前作を越えられないものだという概念を
ものの見事に打ち破ってくれた作品。こんな完成度の高い作品は存在しない!
とまで思わせた作品。
ただこの映画は二人の会話で基本なりたっているので、「なんのこっちゃ~?」
とワケの分らん観客をも生み出した模様
そんで、もってあのラストシーンなのでラストだと分らなかった観客も生み出したらしい

それがですよ~、また9年の歳月を経て、続続編が作られたですと~
あの完璧さを穢しちゃいかん
おまけに二人の間に子供までいるですと~
男と女のファンタジーが崩れていく~~~

という私の危惧とは異なり「マスターピース」ですと~~~
これがアカデミーとらなかったらやっぱり地に堕ちたアカデミーですと~
う~ん、怖いけれど見るしかあるめい

私は今、すべて今現在見たい新作映画が飛行機で見られるように
ひそかに祈っているのだ