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Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

サンタ・クローチェ教会

2012-01-19 08:21:04 | 冬のフィレンツェ旅行

ヨーロッパの街を歩くと教会などは、いたる所にあるわけで・・・
イタリアともなるとそれは、それは教会だらけなわけで・・・
大なり小なり似たような形状だし、ステンドグラスだってどこも素敵だし。
必ずイエス様やマリア様の像、宗教画などもてんこ盛りで、
西欧人がシンプルな日本の仏閣に興味を示すのもわからないわけではなく・・・
私個人は教会が好きなことは好きだけれど、ヨーロッパに来ると
食傷気味になるのも事実なのだ
しかしこのサンタ・クローチェ教会は好きだわ~

いきなり白黒モードで写してみました!(なんかニューシネマパラダイスの世界でしょ?)

どこが私的にポイントかというと、まず、回廊などがイタリア映画のようだという点。
そして一番が私ですら知っている偉人たちのお墓がこの聖堂内に
あるという事。この聖堂の床という床はフィレンツェのおそらくは有力者で
あっただろう人々のお墓になっているのだ。


なんか、ドクロマークがちょっとおどろおどろしくて良いじゃありませんか

床の四角もお墓。壁のなにやら立派なモニュメントもお墓!
これだけ、お墓、お墓した教会も珍しいと思うのだけれど・・・
マキャベリ・ダンテ・ミケランジェロ・ガリレオ等が眠っているのだから凄い教会だ!
世界史が不得意だった私すら知っている偉人がいっぱい。

 ダンテね!

誰かね!

後、何が気に入っているかって、天井

木組みの天井なの!珍しいでしょう 木組みにしたことによって天井の
重さをかなり軽減できたそうだ。なおかつ幾何学模様が美しい~
祭壇は修復中で残念。完成図を見ると素晴らしいものだった!ちょっと
キンキラの祭壇。

で、イタリア映画のシーンに出てくるような美しい回廊。

 

サンタ・クローチェ教会


やっぱりフィレンツェと言えば花の聖母寺。

2012-01-18 08:17:32 | 冬のフィレンツェ旅行

せっかくフィレンツェに来たのだから、そこはドォーモのクーポラに
登っておかなければ ジョットの鐘楼も登りたかったけれど、なんせ
両方とも400段という階段を登らねばならないわけで・・・
やはりまったく若くはないワタクシは一方だけ登るのが賢明な判断というものだろう。
しかし、冬のクーポラもあまり並ばず登ることができた。

その前に花の聖母寺(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)のご紹介。
フィレンツェのランドマークと化しているこの教会は案外歴史が新しい。
フィレンツェの生みの親はかのジュリアスシーザー、カエサル。厳密に言うと
その前にスッラがこの地をコロニアルとして兵士を入植させているのだけれど。
紀元前59年にフィレンツェは正式に誕生したらしい。
その後ハドリアヌスがこの都市を大きくし、その千年後この街でルネサンスは
産まれた。その草創期1296年から140年かけてこの教会は完成した。
意外にもファサード(正面)の完成は新しく19世紀。
ドォーモは石積み建築としては世界最大。ドームの大きさとしては世界4番目。
ネオ・ゴシック建築のカトリック教会。

ファザードは正面から見ると圧倒される規模、装飾

クリスマスの名残も・・・

サン・ジョパンニ聖霊堂にある天国の門。

クーポラにはこんな狭い階段を400段も登ります。

ドォーモの天井にはヴァザーリによる「最後の審判」の絵。

まだ登ったことがない方はなるべく若いうちに登ることをお勧めします!とにかく
急勾配を登るのが一苦労 山と同じで達成感はありますけれどね。
この風景ですもの。

 

一時有名になった日本人の落書き。今現在は日本語の落書きは見事に見当たり
ません!しかし他の言語の落書きならふつーにいっぱい。日本語が目立ったのでしょうね。

教会の内部はこんな感じ。

 

ゴシック建築はやはり素晴らしいですね。何かの本でゴシック建築は忽然と
現れ、現代でもこの高度な技術を復元するのは難しいと読んだ覚えが
あります。どこの国でも主に教会のゴシック建築を見ると思うのですが
なぜ、中世にこのような高度に昇華された建築技術が現れたのか?
その人間の英知には驚愕しかありません。

花の聖母寺

明日は、このチョーメジャーな教会より私が一番好きなフィレンツェの教会をご紹介しまーす!


ミケランジェロ広場まで行ってみた。

2012-01-17 08:10:43 | 冬のフィレンツェ旅行

完璧な準備の下に運ばないのがウチのいつもの旅行。
今回もご多分に漏れず、成田で気がついたり、スキポールで気がついた
忘れ物があった
いつもより少し多い・・・それは私が年末にインフルエンザもどきに罹り、
治ったと思ったら、お正月過ぎに今度は喉が痛くなり、咳が出る風邪にも
罹ってしまいボーッとし続けたせいだろうこの咳は、フィレンツェの陽も落ちて
寒くなると悪化し、夜には咳に悩まされ、朝起きると声が出ないという結果に
悩まされた

まず、最寄りの地下鉄駅でウチのケムちゃんを忘れてきたのを思い出した
いつも一緒に旅行に行くのに。お洋服まで冬用に替えたのに
で、飛行機に乗って気がついたのは旅行のガイドブックを誰も持っていないという
事実唯一救いは、雑誌の付録のフィレンツェ地図がトランクに入っているという事。
しかしこれには、雑誌お勧めのお店は載っていても、観光名所はひとつもなーい
私はRに朝「ガイドブック入れといてよ!」と言ったのにあいつはブツブツいって
入れなかったのだ大事な大事な「フィレンツェ美食ガイド」も忘れた~。
後はネットで目星をつけプリントした物だけ・・・

スキポールでは妹から頼まれた化粧品を買うためにユーロを託されていたのだけれど、
直接、私にではなく、妹はお嬢に渡していたらしく、まあ、いろいろあって
化粧品を買ってから、そのユーロを持ってきていないと判明
カードがあるからいいけどさ。基本、旅行はパスポートとEチケットと現金・カードがあればOKなーんて呑気に家を出た我々がバカだった

ホテルで貰った地図は大雑把で提携のお店くらいしか詳しく載ってないしね~。
ウフィッツィ美術館はホテルの近くだったので、迷わない。
夏なら大行列のウフィッツィ美術館も冬の今は当日券も並ばず、
中もゆっくり見ることができましたよ!

 この間抜けな帽子と顔のRの
後ろにある彫刻がいっぱいある建物がランツィのロッジアでそのすぐ後ろが
ウフィッツィ美術館。ベッキオ宮と継っている。ちょうどメデューサの頭を持っている
ペルセウスの後ろに工事中の所が連絡廊下。ウフィッツィ美術館は、
膨大なコレクションであれはじっくりみれば、一日がかりだな。
嫌と言うほど宗教画を見た。もちろん「ヴィーナス誕生」や「プリマベーラ」もね。
どの時代の絵も実に発色が美しく、修復師が一生懸命に
修復しているんだね~。本当に綺麗なの。しかし法王の絵はどれを見ても
なーんかやり手の悪代官にしか見えないのだけれど・・・
それ以上に凄いのは額よ!額。額がもう凄く手が込んでいてそれだけで、
すごい価値だと思う。
古典画を見て思うのは、私はあの時代ならとても良いスタイルだったのでは
ないだろうか?という事だ。あの時代の女性は腹部がふっくらだからね~
中世のヨーロッパなら私はマドンナと呼ばれたかもしれないな~ぁ
ランチを食べ、腹ごなしにミケランジェロ広場へ行こうということになる。

 これはベッキオ宮の前にある

ミケランジェロのダビデ像ね!広場にもこのダビデさんがおいでになる。
ウフィツィから見たベッキオ橋。これを渡ってミケランジェロ広場へ。
途中にピッティ宮にも寄った。


おぼろげな記憶で歩くので、なかなか着くわけもなく、あっているのかもわからない。
アイフォンのマップも途中で失くなるし・・・

橋の上はこんな感じ。

上の方に行けばいんじゃない?などとあてずっぽうに歩く・・・

けっこうな急勾配。しかし観光客が歩いている気配はないのが気になる。

上の方はかなりの高級住宅街と見た!

こんな感じのお屋敷がけっこうある。

オリーブがいっぱい!で、一時間は歩きようやくミケランジェロ広場についた!
途中、映画「薔薇の名前」に登場するような修道士に何人も
あった 渋いのよ~。イタリアだなと実感。

帰りは違うルートで早かったです・・・でも子供たちはこの道が一番今回の
旅行で良かったらしい・・・

ミケランジェロ広場はカップルのデートスポットだと言う事です。ここからの
夕景、夜景は綺麗でしょうね~

 

 


ベルニーニホテルの朝食。

2012-01-16 08:48:36 | 冬のフィレンツェ旅行

朝食付で予約したので、一日のはじめはホテルの食堂でいただきまーす!
チェックインした時に2階のレストランで7時から10時半までが朝食タイム
との説明を受けた。これが冬でなければ朝食の時間前に街を歩き
お腹を空かせて食べようという事になるけれど、今は8時半を過ぎなければ
外は薄暗いし、寒いしでそれも出来ない

7時ちょっと過ぎにレストランへ!

当然一番乗りです。このホテルは中世の時代?にはベッキオ宮へ通う
議員の宿泊施設になっていた施設らしいのですが、その議員達が
会議に使ったというお部屋での食事らしいです。

なーんかサーモンピンク基調のお部屋が可愛らしい

議会場だった名残もあり、なかなか素敵です。

飲み物はフレッシュジュースやお水、炭酸入り水、スパークリングワインも
置いてあります。さすがに到着が夜も遅かったのでスパークリングワインは飲まなかった。

他のコーナーにはパンがいっぱい。トスカーナ独特の塩味もないブレッドや
トースト用のブレッド、トスカーナ独特の甘いクロワッサン、それに
ケーキ類も充実。スクランブルエッグやボイルドエッグ、ベーコンの
ホットミールもこちらのコーナーに。
イタリアのいろいろなフルーツ味のヨーグルトが美味しかった

テーブルでホットドリンクを頼みます。

最初に日は朝食フルコースでいただきましたが、徐々にシンプルな
朝食になりました フルーツとジュースと卵とサラダとか、
意外と美味しのが甘いクロワッサン
イタリアではアメリカンブレックファストではなく、ほとんどのホテルでは
コールドミールがついていれば良いほうで、ブレッド&ドリンク。
で、一般の家庭では甘いパンとドリンクのみらしい。
私は家では滅多に菓子パンは食べない。特に朝食には食べないな~。
なので、クロワッサンも甘い物も日本にもあるけれど、邪道だと思っていました。
でもね、フィレンツェの甘いクロワッサンは美味しいの
クロワッサンの中にチョコやブルーベリージャム、クリームなどが入っているのだけれど、
もちろんクロワッサンその物も美味しいし、中の甘いクリームも甘すぎず、
上には粉糖までかかっているのだけれど、まったくOK
日本にこんなクロワッサンが売っていれば買っちゃうな~。
ホント、朝はこれとカプチーノだけで十分だ。
お皿が空くとすぐにお皿とカトラリーを取り替えてくれる。さすが4つ星だ~
さて、腹ごしらえも終え、街に繰り出そう

 

 

 


フィレンツェでの宿泊はベルニーニパレスホテル。

2012-01-15 09:15:23 | 冬のフィレンツェ旅行

さすがに家を出てから24時間経っているので、眠気もピーク。
機内では爆睡オーバーではなくあっという間にフィレンツェに到着。
フィレンツエの空港は小さいので、気象条件いかんではピサやボローニャの
空港に突然変更になることもあるので、無事にフィレンツェ到着でホッとした

バゲージも出てきて安心。ここからホテルまでタクシーで向かいます!
ガイドブックのフィレンツェの空港案内にはタクシー乗り場は出口を出て正面とか
右にとか書かれているけれど、実際はかなーり右の外れにあります。
ハイシーズンではないし、まだバスもある時間だったので、あまり
待たずに無事乗車。ホテルまでは深夜割増、荷物×3人分でも
27ユーロ位だった。しかし、ここはイタリア。ジェットコースターのような
運転でヒヤヒヤしながらホテルに到着
ツアーなどで空港からの送迎をオプションで選べるものがありますが、
フィレンツェだと、一人5000円位でしょうか?ツアーの場合もタクシーを
利用することをお勧めします。イタリアのタクシーはあまりぼったくられるとかは
聞きません。バスはもっと安いですが、私たちの場合は駅から歩けば15分くらい。
石畳をガラガラトランクを引いての移動はちょっと大変。ワンちゃんの落し物も
けっこうあるしね・・・

宿泊はシニョーリア広場のほど近く、ベッキオ宮の真後ろの
ベルニーニホテルに宿泊しました。場所的にも便利だし、内容も
アタリでしたよ!イタリアンモダンのホテルもあるけれど、やはりそこは
イタリア、クラシック調のホテルに泊まりたかったの。

この建物がベッキオ宮。このネプチューンさんの真後ろを歩いていくと、


左はグッチ博物館、右がベッキオ宮、正面に見えるのが裁判所でそのすぐ右。

4星ホテルですこれも冬だからこそ泊まれるわけで・・・ハイシーズンだと
一泊2万円高いとイタリア通の友達が調べてくれました。フィレンツェのホテルの
入口はこのように目立たないところが多い。でもタクシーの運転手さんはプロですから
ちゃーんと間違わずに連れてってくれますよ!

ロビーもおしゃれ~期待が高まる我々。

お部屋は3階だった。ポーターが荷物を持ってエレベーターへ。
しかし、そこはイタリア・・・止まって、階段を降りる複雑な造り。

 階段グニャグニャ・・・

スリーベットルーム。ダブルにエクストラベットです。もちろんエクストラは
Rが寝ます大きなキングサイズのベットでリネンもこだわっている。

トランク3個でも十分すぎるスペース。お姫様気分です~ぅ

バスルームも広いの

シャワーカーテンではなく仕切りがあったので、ビシャ、ビシャにならなかった。
お湯も問題なく豊富に出た!

アメニティもバッチリ

 ホテルのロビーの窓から。

長旅の疲れでぐっすり寝ました。明日はホテルでの朝食の巻です。

 追記:私はホテルの隣にある建物を修道院と勘違いしていたなぜに
こんな街中にね~などと不思議に思っていたけれど、この建物は裁判所だった!
ぜーったい見えない!素敵すぎるぜ!フィレンツェの裁判所