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Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

日本人ばかりのレストラン!おどろき・・・

2012-01-24 08:14:12 | 冬のフィレンツェ旅行

東京で初の積雪。今朝もまだ雪は残っていました。



いつもならこの景色に小躍りするけれど、まだ本調子ではないのと、
昨日、東大地震研が首都直下を含む、南関東でマグニチュード7が起こる確率は
4年で70%なんていう嫌になっちゃう数字をだしてくるからちょっとショックね。
確率だけで語れるのか?とかは置いといて、まあいつ起きても状況的におかしくは
ないわね~。しかしそんな時にフィレンツェの偉人、ロレンツォ・ディ・メディチの
この詩を胸にイタリア的に生きていこう
「青春はいかばかりか美しき。されどそれははかなく過ぎ行く。楽しからんものは
大いに楽しめ。明日の日はたしかならず」という事で引き続き旅行記・・・

今の世の中、ネットの情報がどれだけの威力かという事をまざまざと実感した。
今回取り上げるワインバー「マンジャ・フォーコ」ご夫婦で経営する
ワインバーというよりはトラットリアという感じ。
そんなにお料理を食べているわけではないので、評価は難しいけれど、
可もなく不可もなくだったのでご紹介を見送ろうとも思ったけれど、
やはり、このお店に私達がいる間は9割がたのお客が日本人だったという
海外で初めての経験をしたので、珍しい例としてやはりご紹介しよう!

今時の旅行者はやはりガイドブックに掲載されているお店ではなく、地元民が
通うお店に行ってみたいと思うのが人情というもの
そうなると、ネットなどで探したりするのだけれど、イタリア旅行者にとって
某イタリア観光サイトは絶大な人気なのだな~と思はざるを得なかった。
だってね、このお店って新し目だから、このサイトの紹介しかないはず・・・
後は、これをコビーして持って行けば10%安くなる・・というお得なお店。
きっと地元民も来るのだろうけれど、日本人の出だしは早いからね~。

まず、入店した時にどうも奥に日本人のグループがいるな~とは思ったけれど、
その後入店してきたのはオール日本人初めてだわ~。
なぜ、このお店にしたかというと、プラハに行った時にタルタルステーキにはまった
お嬢がフィレンツェでもタルタルを食べたいと言い出し、それなら10%オフの
このお店に行こうという事に。

サン・ペディグリノも他のお店より小さいボトルで・・・ワインバーだからか、
トラットリアよりワインのラインナップは少々高いような・・・

パスタも日本のおしゃれなイタリアンで食べているようなお上品なお味で
量も少なめ・・・(日本よりは多いですけど)このパスタには豚の脂の塩漬け
がアクセントで入っておりその脂は今まで食べたことのない甘さ

で、お目当てのタルタルはこの日売り切れだって・・・めげた。
代わりにカルパッチョ。

まあ、これも可もなく不可もない。
子供たちが「こんなに日本人が多いのはガイドブックに載っているんじゃないの?」
というのでぜーったい載っていない!あるサイトだけ!と言っても信じない。
しかしすぐに私の正当性が明らかに

私達のすぐ近くの席に日本人のご婦人がお二人入って来られた。
そうね~、年の頃なら私よりは上。なのでおばさんそれがけっこう面倒な・・
私はあまり気にしていなかったのだけれど、子供たちに言われて注意していると
コミニュケーションに苦労してらっしゃる。なんでもおばちゃまの一人は
日本から持ってきたメニューのコピーらしきものをお店の方に伝えようとして
なかなか上手くいかず、その度に確認するようにお嬢は見つめられるらしい
で、今度はワインの注文で意思の疎通が・・グラスワインにしたいようなのだけれど、
なんでも、ワインは好きじゃないしね~なんて言いながら、今度はお店の方が
困ってこちらを見られるでも、こういう時にどうなのしゃしゃり出たほうがいいの
いや、それは出来ないわ~。
「やっぱりサイトのコピー持っているんだ!ネットって凄いね!」と子供達も
納得がいったよう。
でもね、いくら10%引きでも、お二人ともワインが好きではないのなら、
少なくともワインバーにはなさらないほうが・・・
二人でグラスワインを一つ頼まれて、「なんか、多過ぎるね!」「私、ワイン嫌い」
などと言いながら、食事を楽しまれていた

このお店のある通りは、素敵なお店もかなりあり、ウインドショッピングが楽しい。
この時期はサルディの時期でフィレンツェはお買い物客でいっぱい!
イルミネーションもまだ見られて良かった。

リナシャンテというデパートのようなお店は個人店より入りやすいですね!

 

 


超お勧めトラットリア YELLOW BAR

2012-01-23 09:05:14 | 冬のフィレンツェ旅行

安い!美味い!量多い!と3拍子揃ったお店がイエロー。
このお店「BAR」とつくけれど、トラットリアとしたほうがしっくり来る。
でも、トラットリアでは普通ピザは出さないか~
ここは英語メニューだけではなく日本語メニューもある。一般的に日本語メニューの
あるお店はやめておいたほうが良いのだろうけれど、ここは例外中の例外。
お料理の種類も多く、ピザまであるのだ。でも美味しい

ドォーモとシニョーリア広場を結ぶ道に面している。何度も通って、最終日に
泊まっていたホテルと凄く近いことに気がついた
ネットで調べてみたらなーんとあの竹野内豊さんがロケ中に通いつめたお店
なんですってよ~奥様

 店内は明るい。でもイタリアでYellow?
イタリアはランチでもディナーでも早めに入ると空いていますね。
そのあと、ぞくぞくと混み合いますが。
ここでは、白ワインを頼みました。ハウスワインが1リットルで8ユーロ。
デキャンタ入です。これが多少発泡していて美味しい、美味しい白ワインなの

冬のフィレンツェはお野菜が足りないので、サラダを頼みました。

イェローサラダとかいうのは、大きなモッツァレラまでついていてお野菜も
たーっぷり。3人でシェアしても多いくらい。でもこれも8ユーロくらい。
そうそう、どのお店でも必ず、パンが付きます。ここはパンとグリッシーニ。

マルゲリータを頼みました。

こういうなんでもやさんは良いですね!ここのピザは美味しかった~。
もうなんていうか、生地がね、今まで食べたことがないくらいの美味しさ。
日本なら、クオモの生地が美味しいと思うけれど、違うんだな~。
東京のどこかのナポリで行われたピザ選手権で優勝した人のピザも食べたけれど、
違うんだな~。なんなんだろう?この美味しさは
Rは「チーズがとても美味しいから生地が美味しく感じるんじゃない?」と
言うけれど、私は絶対、生地自体が違うと思う。
前日にね、あまりにふつーのピザを食べた我々だったので、美味しいピザに出会えて
幸せ~
当たり前ですが、イタリアなのでピッツェリアは掃いて捨てるほどあります。
でも、その中からこのレベルを探すとなると難しいでしょうね。

パスタも美味しい~。幸せ~オイチイ、美味しい、美味しいでござる、
とにかく、美味い。ワインもグビグビ進むよ~

私の好きなラビオリ。中にほうれん草とリコッタチーズのね。
美味しいんだけれど、なんでこんな似たようなラインナップで頼んだかと・・・
因みにこのラビオリ一つ一つが大きいの!
で、とても安かった!お腹いっぱい食べて47ユーロだものね。
それにね、イタリアの良いところは特別な場合以外はチップは必要のないこと。
諸外国のチップって結構面倒でしょ?いいですよね、この習慣は。


旅の目的 ビスティッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べる!

2012-01-22 08:36:17 | 冬のフィレンツェ旅行

知らない土地でうろうろしていると、必ず親切な土地の方がいるもので、
今回も助けられた。
私もその恩を浅草で返そうとしているのだけれど、外国の方は
自己解決能力に長けていると見えてなかなかその機会に恵まれない
こちらの言語能力にも問題があるわけで、いつかアサヒビールの前で
「この建物は何か?」とパキスタンからいらしたご婦人にきかれたが、
私には英語には聞こえずなんだかヒスパニック系の言語に聞こえ、
「あなたはそちら方面の方ですか?」と聞いたら逆に「あなたは英語が話せないの
ですか?」ときかれてしまったことがある

今回、あのキアナ牛の豪快ステーキを食べようと、数あるお店の中から
目星をつけ「Trattoria 4 Leoni(クアトロレオーニ)」というハリウッドスターも
数多く訪れるという有名店で食べることにした。
運良く日本から持っていった雑誌の付録地図にも載っているくらいの有名店。
どんなに、キメ細かそうに見える地図でも、やはりかなり簡略化されているわけで。
ベッキオ橋を渡って・・と・・エーこちらに行ってっと・・などと3人で相談しながら、
でも一向に着かない。地図では橋を渡ればすぐっぽいのにな~。
で、おじさま登場なんでも東芝メディカルにお勤めされていたとかで、
何度か日本にもいらしたことがあるという親日家。
日頃の行いが良いとこういう方にも当たります
ぜーんぜん検討ハズレの場所だったのだけれど、なんとかその場所まで
連れて行って下さいました イタリアの地味~ぃなおじさまありがとう

このキアナ牛のステーキは最低1kgからになるので、夕食には重いだろうと
言うことでランチで頂きました。それ以下でビスッテッカ・アッラ・フィオレンティーナを
名乗るレストランはキアナ牛ではないらしいですぞ

こんな可愛らしいトラットリアが小さなデッラ・パッセーラという広場に面して
数件あるイケてるスポットらしいです。
夜は予約必須のお店らしいですが、お昼は早く行けば予約なしでも大概
大丈夫です。1時くらいから満席になります。

ハウスワインを頼みます。これは楽天でも売っているのねこんな有名人が来る
お店でも12ユーロ位なんですよ(もちろんフルボトル)
ガス入りお水のサン・ペディグリノなんか大きなボトルで2ユーロですから!
因みにこのスパークリングウォーターのサン・ペディグリノはとっても美味しいです
フィレンツェではどこに行ってもこのサン・ぺディグリノです。

とりあえず、前菜盛り合わせを食べて・・・

そう言えば、ここは英語のメニューがなかったんだったでも英語で訊けば
通じます。なので質問攻めで注文します

3人でもこの後のビスッテッカの事を考えると、あまり注文はできません。
でも、お店の人は快く引き受けてくれます。

この太いパスタに辛いフィレンツェ独特のソースがからんだ物。
アラビアータよりニンニクが効いて辛い・・といってもタイ料理のようではない。
このパスタはおソースがとても美味しいのだけれど、手打ちではないので
パスタそのものはあまり好みではなかった・・・
で、付け合せなんかは頼まずにさーぁ待ちに待ったビスッテッカ・アッラ・フィオレンティーナ
登場

わからん!写真じゃこの豪快さがわからん さすがに1kgは大きいです。
塩だけで味付けされたシンプルな料理。炭で焼くので香ばしい
お好みで、塩、コショウ、オリーブオイルをかけます。

中はほとんどレア。骨の近くは生って感じ。外側は香ばしく、中の生に近いところは
赤身の甘味がある。まったく霜がないので、思ったよりもパクパク食べられる。
胃もたれもしない。この写真を見ていたら食べたくなってきた~。
柔らかいですよ~
でも、私の感じではもっと美味しいところがあるはず

中世の頃、フィレンツェに英国人観光客が多くなり英国人に出すために
キアナ牛をビーフステーキでだしたのが始まりらしい。それでビーフステーキの
イタリア語読みでビスティッカ。トスカーナは客人にはお肉でもてなすのが
礼儀とか・・・肉好きな若者にはたまりませんな~

 

 


フィレンツェ中央市場へ行く。

2012-01-21 09:06:48 | 冬のフィレンツェ旅行

咳が続いていた私だが、今週すこし違うタイプの咳が急に出て半日、悩まされた。
その次の日どうもだるく、午後体温を計ると37度。それからは順調に上がり続け、
昨日はついに39・5度夜になり、薬も効き始めたのか下がって、今朝は37・3度。
いやー10年ぶりくらいだわ!最近熱が出ないから抗体が切れ始めていたのね
しかし、シンドさからいうと年末の37度台の風邪のほうがよほどシンドかった。
これだけの熱が出たのだから、いかにも体力消耗しています!ってな感じはあるけれど。
一日中寝てると腰が痛くなるわ、熱で足はつりそうになるわ・・
でもね、今回は寝ながら本を読む気力は残っています。38度台までは、寒気があった
のだけれど、昨日の夜からそれもありません週末おとなしくしておきます・・・
しかしお嬢のまわりでも軒並み39度だしているらしい!39度はトレンド
あーでもフィレンツェに行っているときじゃなくて良かった〜。

フィレンツェには大型スーパーマーケットがほとんどない。
サンタ・クローチェでビラBILLAを見つけたけれど、ほとんどは日本の
コンビニより小さいくらいだ。デパートのような物はあっても
ハロッズや三越やメーシーズのような大型の物は無い。
個人商店が頑張っている街なのだ。
マック、バーキンは一件づつ見つけたけれど、世界規模のスターバックスが
唯一ない国がイタリアだ。
日本などは北から南まである程度の街ならば駅の構造、駅前にあるチェーンレストラン。
ショッピングモールに入っているお店もほとんどが同じファッションチェーンなどと
いう旅の興味を半減してしまうような事はヨーロッパは少ない。
特にこのイタリアの地方都市は、昔ながらの商店街という感じだ。

で、当然デパ地下などという物はないので、食材を見学するために市場へ行きました
フィレンツェで一番大きな市場はドォーモの北、サン・ロレンツォ教会や
メディチ家のお屋敷などがある地区にあります。
余談ですが、このサン・ロレンツォ教会はメディチ家に大変ゆかりのある教会で
私の好きな建物の一つなのですが、写真は一枚もなし
ファサードが未完成のふるーいブロック造りの教会なんです。(ご想像下さい!)

ここからはまたグロテスクな絵柄が続きます

 パンなんかも売ってますよ~。

トリッパ等の内蔵を使った料理がポピュラーなので、こんな牛の胃なんかも。

まるごと買って帰りたい!

器用にもトサカまで付いた丸鳥や右はうさぎさんですね

鶏の頭部の詰め物もポピュラーのので首の上だけでも売ってます!

うへぇ~ブタちゃんのお顔

ドライフルーツには日本語も・・・

ここのハムやチーズ売り場の一件にかなーり有名なお店がある。
けっして日本語が通じるわけではない。(唯一通じるのは「真空パック問題ない!」)
その売り場のおやっさんがおもしろいのだ
次から、次と日本で買ったらさぞや・・と思うくらいのハムやチーズを
どんどん、試食させてくれるのです
私はほんの少ししか買わなかったけれど「今日はランチいらないね」と
言われるくらい食べさせていただきました白ワインだしてくれ!と言いたくなりました。
止めないとどんどんくれちゃうのよ。一枚の大きさもケチじゃないの
教えてもらったのは、パルミジャーノを生ハムで巻き、コンフィチュールを
つけて食べるの・・・美味しかった
何種類ものコンフィチュールで試したけれど、塩味と甘味がいい感じ
この市場ではオリーブオイルやバルサミコ、スパイスなどを買いました。

 


ハンニバルを思い出すベッキオ宮(汗)

2012-01-20 08:58:04 | 冬のフィレンツェ旅行

本物のハンニバルではなく、あのレクター博士が出てくる
映画
ハンニバルをご覧になった方は多いと思う
ご覧になった方はこの建物を覚えているのではないだろうか

ほらほら衝撃のシーンを覚えていませんか あの刑事役の
ジャン・カルロ・ジャンニーニがこの窓から〜言えましぇ〜ん
で、豚に・・・・・言えましぇ〜ん 余談ですが、トスカーナの豚って美味しい
話は戻って、このベッキオ宮は我々が泊まったホテルのすぐ近くシニョーリア広場に
あるのだ。

フィレンツェは屋根のない美術館と呼ばれているけれど、この広場だけでも
惜しげもなくいろいろな像がやけくそな感じで(それはないか)乱立。
映画の中で博士がワインを飲んだ老舗高級カフェ、リヴォワールもある。
(ここのチョコとーっても美味しいです)シャネルもある。
そしてこのベッキオ宮はなーんと今でもフィレンツェ市役所なんだそうです
なんかもね、大きすぎて全体がよほど離れないと写らないの

私のお気に入りの紋章部分。

ウフィッツのテラスでようやくベッキオの最先端を写せました!

かさ張るから望遠レンズは持って行かなかったのだけれど、あの上の
金色の天使っぽいのが上手く写らない。まあ、その位大きいということです。

それにしてもこの広場は映画だけではなく、血塗られた歴史がこれでもか!
というくらいの広場です。この広場は紀元前からフィレンツェの中心で、
ベッキオ宮は1300年前後のフィレンツェ共和国の市庁舎でもあったわけで、
その後メディチさんちも住んでいたりもしたらしい。この時代にパッツィさんが
メディチさんちのジュリアーニさんなんかの暗殺計画を立てるから、
しめしめと失敗し←変 ハンニバルの刑事さんのようにこれに関わった人々は
このベッキオ宮からあのように・・・ベッキオ宮だけでは足りず、近隣の建物からも〜

で、このネプチューンさんの前にはあの日本で活躍しているジローラモさんと
おそらくは関係のないジロラモ・サヴォナローラが火あぶりの刑を受けた所。
サヴォナローラさんて誰とお思いの諸兄も多いことだろう
まあイタリアのマルチン・ルターだとでも思っていればよろしい
おーなんとイタリアの父とまで呼ばれているコジモさんの像を撮っていない!
この血塗られた歴史の中世に建てられたベルニーニホテルもきっといにしえには
いろいろな事があったはず
でもね、なーんにも出ずにぐっすり眠れました
このベッキオ宮は夜中の12時まで見学できるのです