子どもの頃から本格的に玉撞き
を始めていた少年少女には、そ
こらの大人が対戦しても敵わな
い事もある。
今21才の友人の子のマスワリ君
は4才からプールを始めたが、
小学生の時に各地のハウストー
ナメントでは店によりA級指定
にされたりした。
連続マスワリをポンポン出して
いたら、順次C級→B級→A級
指定。
大会途中でクラスを開催者から
変更指定されたので揉めた事も
あったようだ。対戦者からの
クレームによって。こんなに
上手い子がB級申請でのエント
リーはおかしい、と。
まだビリヤード検定など無かっ
た頃。
私もかなり大昔、B級申請でハ
ウス出た時、3連続マスワリを
出したら対戦者のAからクレー
ムがついた。次の大会からその
店ではSA指定になった。
本来SAとは公式戦で国内トップ
のクラスの事なので当てはまら
ないのだが、その店ではSA指定
というのがあった模様。
本当は玉撞きはクラス分けなど
無く、フルオープンでプロもアマ
も対戦できるのが本来の姿だと
思う。USオープンのように。
ハンデ?なんだそりゃ?みたい
な感覚が私にはある。
あと、クラス分けにこだわる奴
は、バイクの簡単大型二輪免許
を持ってるからと排気量マウン
トを取りたがる奴らにとても似
ている。
あれ、多分発想が同じなので
しょうね。
俺はA級だ、とか殊更に自分で
言ってるような奴らとバイクの
教習所大型二輪の免許を威張る
連中は。
それがB級とか見下してた奴に
スボコ負けしたら話にならな
いじゃん。
それとは別に、二輪の免許の場
合は玉撞きと違って「実力は
関係無い」という事実がある。
運転免許は昔の限定解除以外は
難関大学の入試と違って誰でも
取れるからだ。免許持ちが実力
者ではない。
玉撞きはまだ実力区分けという
のがあるが、それもまた変な
話で、本当の対戦とは、互いに
ノーハンデの同条件でやるべき
だろう。剣道のように。
剣道で、相手が段下だから相手
は一本で勝ち、こちらは段上
だから三本で勝ち、などという
不公平なルールは存在しない。
条件は全て同じ。公平だ。
本来の真っ向勝負とはそういう
ものだろう。
大相撲でも、横綱だろうが前頭
だろうが、同じ土俵で対戦する。
それが本物の勝負だ。
舐めてたら横綱も小結に負ける。
ハンデにこだわったり、段位や
格付けにこだわる者に真の実力
者はいない。見た事ない。
本当に強い奴は、肩書きなどに
は全くこだわっていない。
肩書きオラオラが虚構で愚かで
ある事など分かり切っているか
らだ。
ちなみに未成年のジュニア大会
での上位者たちで国際大会で
成績を残すと、プロの実技試験
は免除になる。
つまり、プロとしてやっていけ
るだけの実力がある、という事。
子どものくせにとか、女のくせ
にとか、女だてらにとか、そう
いうチンケな考えの大人たちは
皆対戦したら負けるだろう。
考え方、発想がルーザーだから。
年齢も性別も出自も国籍も人種
も関係ない。
それがスポーツ。
それがビリヤードだ。