渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

斬り試しのあとには清拭を

2021年07月27日 | open


真剣刀法錬磨の斬り試しのあとには、必ず
清拭を。
打粉と油を揉んだ最上質ティッシュに包み
それで優しく丹念に拭います。
打粉は角粉ではなく、内曇砥を微粉にした
上質な打粉でないといけません。
ポンと乾いた刀身にひと打ちするとパァ〜
っと粉が煙幕のように舞う程の上質な微粒
の内曇砥の打粉を使用する。
大会のオマケで付いてくるような赤玉ポン
ポンは駄目です。
値は張りますが、最上質の打粉を日本刀
には使いましょう。
洗浄も油を使います。
民間療法で水を吹きかけるのは駄目です
よ。アルカリイオン水は洗浄水ではあり
ますが、鋼の日本刀にシュッシュとやる
ものではない。
水での洗浄は血のりを洗う時のみです。
でも、戦場では血で血を洗うようですが、
あれはあくまで喩え。
通常は洗浄も油を湯水の如く使います。
真剣日本刀のメンテナンスに関しては、
ケチっていては絶対に駄目です。

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