渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

理想系 〜本来のスタイル〜

2023年06月01日 | open



マッハはこれが正しい姿だと
思う。
国内では当時はクリップオン
のセパハンが認可されなかっ
たから、やむなくアップハン
ドルにして発売されただけで。
マッハのマシンデザインは最
初からカフェレーサーだ。
これが本来のマッハのある
べき姿だっただろう。

35マッハは45PS出ていた。
吸排気をいじればさらにかなり
出た。
マシンの動態性能はエンジン
パワーではない。パワーウエ
イトレシオだ。2ストエンジン
は穴あきアルミブロックなの
でとてつもなく軽い。
250や350レーサーなどは車両
自体も原付みたいな軽さだ。
マッハ350の約10年後の1980
年代に入り、ヤマハRZ350
ようやく45PSを出して「これ
はレーサーか」と一世を風靡し
た。
だが、マッハ350が400となる
76年頃に全メーカー自主規制で
パワーダウン時代が5年程続い
たのだ。カワサキは最初から
ハイパワーを叩き出していた。
そして、1983年にスズキがガン
マで現代に続く新時代を切り拓
いた。スズキが世の中を全て
変えた。布石はヤマハが作った。
ハイパワー・レーサーレプリカ
時代の幕開けだった。
モーターサイクルは「正しく」
進化した。

マッハ、RZ、ガンマ。
乗り継いでみて感じる。
2ストが最高だ。
パン!と甲高いサウンドと共に
一気に弾ける。
その特性は今の4ストには無い。
モノが違うからだ。
つまり、根本から存在が異なる。
最高速は大排気量の4ストのほ
うが出るのは分かりきっている。
瞬間的な瞬発力が2ストは別物
なのだ。
これはエンジンそのものの構造
が異なるので仕方ない。
良くも悪くもない。
違うものは違うのだ。それだけ。
事実は事実。
選択は好みの問題でしかない。
ヨコハマがヨコハマであるよう
に、2ストは2ストであるのだ。
別物。
ある種、ハーレーが似ている。
ハーレーはハーレーという乗り
物でありバイクではない、とする
ハーレー乗りたちの極めて正し
認識に。

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