渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

インダストリアルデザイン ~ヤマハRZ350(1981年)~

2024年08月06日 | open

 
1981年に発売されたヤマハ
RZの1型4U0のノーマルバー
ハンド
ルは、前から見ると
セパハンのように見え
る。
最近の二輪ではこのような形
状のアングル
シルエットの標
準バー
ンドルはほぼ無い。
工業デザイン的にも車両機能
性の面からも
なぜだろうと考
えたが、ふと気付いた。
このRZ開発の後にメーカー標
準のセパハン
が運輸省に認可
されたからだ、と。(国内初
の認可セパハンはホンダCB
750F)
本物のセパレートハンドルが
登場したなら
ば、何もセパハ
ンの角度のバーハンドルに

ることはない。今でも車検に
通らない
スワローやコンド
ルのようなものは別物と
して。
要するに、バーハンドルと
クリップオンの
形状的な棲
み分けが「事実上」(法律用
語)
として歴史の中で登場し
た、という事なの
だろう。
 
日本の二輪車は、1950年
代の黎明期、60
年代の揺
籃期を経て、70年代の
飛躍期の
次に80年代の完
成期が来た。
日本製二輪車の開発の方向
性は1980年代
にほぼ確立
された。
90年代は完全なる熟成期で
あり、今世紀
初頭は新たな
世界的環境基準の中での技
の再開発期といえるだろ
う。
そして、今後は、内燃機関
の強制的消滅に
伴う衰退期
を間もなく迎える。
エンジン搭載のオートバイ
は地球上から
無くなる。
これはもう決定事項だ。
 
エンジン無くしたら、航空
機や船舶はどう
するつもり
なんですかね。地球の産業
終わると思うけど。
あまりにも金科玉条ばかり
振り回す綺麗事
の非現実的
な先走り政策に翻弄
される
期間
がどれくらい続くか、
だろう
なあ、実際には。

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