渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

薪割りにも使えるナイフ

2021年01月28日 | open
 
薪割りにも使えるフルタング
でホローグラ
インドではない
ナイフを一部並べてみる。
いかにファルクニーベンが小
さい事か。
しかし、ブレードの長さは短
いのだが、
かなり使い勝手
が良い。
上から2番目の昨年12月に発
売された国産
のUFブッシュ
クラフトナイフは、ブレード
の長さが野外ナイフ王道の
イレブン=11
センチだ。大型
ナイフと中型ナイフの良い
とこ取りの汎用性の高い長さ。
4.3インチ。
ただ、細かい作業は苦手にな
ってくる長さ
となる。

ファルクニーベンはブレード
長は10センチ
だ。
たった1センチ短いだけで、使
用感は大きく
変わる。
そして、軽作業等でも使いや
すい長さは8
センチが一つの
目安となるだろう。
ただし、薪割りにも使おうと
したならば、
エイトは多少短
過ぎることを感じるだろ
う。
 
ナイフの長さは、いろいろ
使ってみないと
自分の中で
のモノサシ=規矩が出て
こない
という現実がある。
あと、バランスと重さね。
私はある程度重量がないナイ
フは使いにく
と思ってい
る。
これは包丁でもそうで、軽い
包丁は力を加
えないとなら
ないので使いづらい。
ナイフも適度に重たくないと
私は使いにく
いと感じる。
ALTEMAやファルクニーベン
が良いのは、
その絶妙な適度
な重量感がもたらす安定
性だ。
刀もそうなのよ。
やたら軽いのは全然切れない
し、重きに
過ぎる刀は手さば
きが悪く、戦闘武器に
は不適
格だ。一発試し切り用のよう
な妙
刃物になってしまう。

「適度な重さ」というのは、
実に実現が
難しく、日本刀の
ような一品注文品では
ない量
産品のナイフでそれを実現さ
せる
のは、相当な設計とテス
ティングの練り
が必要となっ
てくる。
ALTEMAとファルクニーベン
は申し分な
い。
ALTEMAに至っては、本歌バー
クリ
バーよりもバランスと重
量配分が良い。
ファルクニーベンF1などは、
身幅もスリム
ながら肉厚もあ
り、信頼できる。
「持ち主が生き残るために生
まれたナイフ
なんだなあ」と
感じる。
先に紹介した方のブログの人
が、亡くなる
前に病床でファ
ルクニーベンF1に抱いた
気持ちは、「生き残る」
という事への活力
をファル
クニーベンF1に見たのでは
なかろ
うか。
魂を揺さぶられたのだろう。
 
人あり。
ナイフあり。
ナイフは人と共にあり。
刀もこれまた然り。

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