渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ヤマハのオートバイ

2024年06月17日 | open


左からヤマハ、ピアジオ、
スズキの125二輪車。

共走りしてみて、ヤマハの
バイクがよく走るので、今
更ながらだが改めて感服した。
124cc SOHCエンジンの馬力

は10PSに満たないが、乾燥
重量116kg、4バルブで俊足。
実によく走る。
やっぱりヤマハ発動機だ。
エンジン屋さん。物が良い。

尤も、よく走るのはオーナー
さんが愛情を注いできちんと
よく整備しているからという
のもある。車の本来の能力を
引き出すように維持管理して
いるから。
これは基本だが、その基礎、

基本をおろそかにすると、
械ものはたちどころに正直

即反応を示す。

車両は走れなくなる。
エンジン
すらかからない。
中には、状態が最良であるの

に、余計ないじくり倒しをし
てマシンを壊すケースも世の
中にはある。


私のベスパは125cc(ぴったり)
SOHCの3バルブ11馬力、
乾燥
重量114kg。

実はこれまたよく走る。
私の2stビーノも整備ばっちり
でポンポンウイリーの瞬発力
マシンだったが、ベスパは通
常基本メンテ(駆動部への必
要油脂補給等)のみでド快調
だ。
とりわけ、初速から中速域
まではヤマハ125よりも速い。
中速から高速域にかけては
ヤマハがグンと伸びて来る。
これは過日地元の友人と並
走したり乗り換えた時にも
著に現象が感知できた。
スタートダッシュはベスパ
のほうが速いが、流れに乗
ってからのヤマハはグーン
と加速する。
最高速度域での走行性能は
ヤマハもベスパも大差ない。
ただし、ハンドリングとブ
レーキは圧倒的にヤマハが
優位だ。
ベスパのほうは伝達がダイ
レクト
リーで路面状況が把
握しや
すい。

原付2種枠の街乗りスクーター
はかなり面白い。
ホンダOEMではなく、ヤマハ
のオリジナルエンジンを搭載
したレトロスタイルの125の
スクーターなどは、走りもス
タイルも非常に良いのではな
かろうか。


こちらはハイブリッド車。
これはまたオシャレばい。


ヤマハが作る二輪には一つの
特徴がある。
それは排気量関係なくデザイ
ン的にどの二輪
も洗練されて
いて、ダサいオ
ートバイがヤ
マハには1台も
無いという事。
これはヤマハ発祥当時
から現
在までヤマハの印象を特徴づ
ける一つの傾向性だ。

国内4社の中ではヤマハが一
番造形力
が卓越している。
意外なところでは、スズキが
時々ポンと飛び抜けて良い
デザインの二輪を出す。ダサ
ダサ極め付きを出すのもスズ
キだが。

ヤマハのバイク。
造形が素晴らしい。
エンジンも良い。
ハンドリングも良い。
良い事ずくめ。
ただし、二輪車を選ぶのは
完全に個人の好みだ。
優れたデザイン=人気車種

という事でもない。
どう転んでもインダストリ
アルデザイン的にも造形美
学的にもダダ滑りのデザイ
ンのバイクでも大人気とい
うモデルも存在したりする。

 
 

 




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