ザンモッティ

このザンモッティは非常に押し

玉が素直に出る良いキューだっ

た。音はクォーン。

ソリッドノーマルシャフトは

3本あった。

2本がモッティオリジナル。

1本は私が依頼して作っても

らったバディーズ作。リング

もフルコピー。私が考えた内

部構造の象牙先角。フルコピー

のジョイント・プロテクター

もBaddy's作。14山パイロッ

テッド密着タイプ。

撞き味はこれに性質がよく似

ていた。83年製ボブ・ランデ。

こちらは引き玉が鬼切れする。

音はスピーンという音。

だが、私はこの撞き味がやはり

大好きだ。TADシニア。

TADジュニアはパパTADとは

撞き味が異なる。

これの音は軽く撞くとズピン。

速いストロークで撞くとクィーン

という澄んだ甲高い音がする。

で、この自分のTADの撞き味を

イメージして自分のブロンディ

を作ってみた訳。30年かけて(笑

モデルナンバーはルーク・ランド

キューNo.7。

これ、今んとこ最高！

思う玉がピタリと決まる。

ことしで完成して7年目にな

る。世界に一本のオリジナル

だ。

音はクォーン。澄んだ高音。

糸巻きはアイリッシュリネン

ではなく、シルク風味の細い

レースヤーンを巻いている。

ポール・モッティのザンボ逆Z

リングの寸法。自分のキュー

から採寸。

ポール・モッティのザンボッティ・モデル

この写真、私のキューを私が
撮影したものなのだけど（笑
モッティ紹介サイトに載って
た。
テーブルはクラブハウス撞球室
の1番台だ。ラシャ張替えの前。
撮影は2007年秋。

ま、いいけど。
著作権がどうのとかなんてのは
とやかく言わない。
あ、これはしでえと思ったのは、
私のナイフの画像を商品販売の
画像として使っていたサイトだ
った。
ああいうのは商用利用なので、
よくないと思う。
ただ、悪用しないのなら画像は
どなたでもどうぞ。
コラで人の姿の写真を改変して、
嘲笑したり侮辱したり陥れたり
するために画像を使って悪質な
醜悪な画像にして貼り付けて
拡散させる5ちゃんのクズは、
とっとと死んでくれ。

TADの特徴

TADキューの特徴の一つ。

それは、造形美が挙げられる。

TADはデルリンを使う。

そのデルリンエンドの角のRと

ゴムバンパーの尻のラインが

綺麗な線で繋がる。

これ、TADの一つの特徴だ。

オールドビンテージTADはデル

リンのRがきつい物(ザンボッ

ティに似ている)もあるが、

TADスタイルが確立して以降

はなだらかな繋がるライン上

のRを形成するようになった。

(その後もイレギュラー物も

あるが)

1978年以前のビンテージTAD。

TADのゴムはオリジナルゴム

で、外注だがTAD独自の形状

をしている。

すべて、木ねじ固定式。

1995年10月製TADコハラ作。

シリアルナンバー1500番台。

削りと磨き

ハンマースプリングだけでなく、

ありとあらゆる所に手を加えて

あるドロウ用専用ピースメーカー。

引っかからないように、角は丸

める。

サイトなども要らない。

ハンマーもツルツルにする。

トリガーガード周りも丸める。

フレームさえも丸める。

ボブ・チャウ・スペシャルの

ように。


フレームも凹凸部は極力滑らか

にしてやる。エジェクター・

アウターの接合部のフレーム

も出っ張りが無いように削り

整える。


エジェクター・アウターチューブ

の先丸めは抜きの際にかなり効果

的だ。

チューンナップもだが、メンテ

そのものが面白い。

ピースメーカーは楽しめる。

コルトM1860アーミー コンバージョンモデル

元のパーカッション式をカート

リッジ式にリチャード.メイスン

が改造したコンバージョンモデル

のモデルガン。

めちゃくちゃカッコいい。

実銃口径は.44-40だ。

.44口径の40グレイン弾。

「西部を征服した弾」である。

実銃にもあった4-3/4インチ

銃身モデルもモデルガンで

作って欲しい。

ただ、モデルガンもこうした

特種物は少数生産で、発売さ

れたら即完売。

世の中、好きな方々が多いので。

こちら実銃のM1860アーミー

の原本。

キャリバー.44のボール弾。

ネービーが.36口径、アーミーが

.44口径だった。

ブロンディが『続・夕陽のガン

マン』で使用していたネービー

コンバージョンは、.36口径だ

ったという事になる。

それにしては音が派手過ぎだっ

た。大砲みたいな音(笑

あれはマカロニウエスタン特有

の効果音だ。

パンとかバーンという実銃発砲

音ではなく、ドボグォーーンと

いう音だものなぁ。.36口径な

のに(笑

エジェクターロッド無しのカート

コンバージョン。

現実的には、空薬莢が膨張する

のでカートをシリンダーの先か

ら棒か何かで突っつかないと抜

けない。

モダンガールとモダンボーイ

大正末期から昭和初期の若い

女性たち。東京銀座。

彼女たちはモダンガール＝

モガと呼ばれた。

一方、男性は明るい色のスーツ

を着て、白いハットを被ってい

て、モダンボーイ＝モボと呼ば

ていた。

今生きていたら、130才位(笑

大阪タイガース

私が生まれた年に大阪タイガ

ースは消滅した。

翌年からは阪神タイガースが

誕生した。

阪神タイガース

予想通り下がって来た(笑

頑張ってちょ。

新玉

 

 

今、タマネギを毎日1個は

食べてる。旬もの。

新玉うまし。

血液サラサラ。

 

 

カールくん

早朝、散歩から帰って洗うと

顔を壁に擦りつけて目を痛め

てしまう癖があるのでカラー

をする。

こいつは、毛がカールしている。

この犬種ではスタンダード外れ

になる。

でも、ワンコ品評会のようなの

に参加する訳ではないので、家

庭では何の問題も無い。

同犬種で四代目だが、こいつが

一番のヘタレで、なかなかおも

しろいキャラだ。

初代がかなりこの犬種らしい勇

敢で凛として社交的な犬だった。

この犬種は「騎士」の名が冠さ

れている。

夜、新宿の大きな公園に犬仲間が

毎晩8時に集まる。散歩と交流で。

そこでリードを離してワンコ同士

好きに遊ばせる。

昔はドッグランなど無かったが、

夜間の広い公園の片隅はワンコ

社交場だった。

そこで、大型犬同士が時々じゃれ

が高じて喧嘩風になる。

すると初代のそいつはダッシュし

て間に割って入って、やめろやめ

ろと吠える。

そして、驚く事に事態を収める。

その後、仲良く2匹を引き連れて

飼い主の元に戻って来る。

夜会の参加者は毎日20名ほどだ

ったが、皆さん驚いていた。

そこの夜会ではうちの初代は大

人気物だった。

当時、国内ではまだ珍しい犬種

だった。

脚力もあり、創建、実に賢かっ

た。

その犬が死んでからのち、二代

目と三代目がうちの子どもと一

緒に育った。

三代目などは0歳児の娘とおも

ちゃの取り合いをしていた。

うちの娘が初めて言葉を発した

のは生後8ヶ月の時で、遊び仲間

の犬の名前を突然口にした。

驚いた(笑

夜会の犬の仲間たちは面白い

特徴がある。

人を犬の名前で呼ぶのだ。

「○○のパパさん」とか「○○

ママ」とか。

これは新宿区だけの特徴なのか

どうかは知らない。

ただ、東京のワンコ連れの人た

ちは、道で見知らぬワンコ連れ

と出会っても、挨拶をする。

人も犬も相手にコンニチハをし

て多少話をする。

これは東京の特徴だ。

広島県に引っ越して来た当初、

それをしたら、犬を抱き抱えて

怪訝そうな顔で睨みつけられた。

え？と思ったが、何度もそれを

食らった。

もう、今住む土地では犬連れと

出会っても人と挨拶するのをや

めた。

それに、何故か知らぬが、犬が

犬にやたらと吠える土地だ。

在京時代にはあり得なかった事

なので、面食らったが、もう慣

れた。

今は驚きもしない。

こいつは特技がある。

これまでの四代の中で一番食

い意地が張ってるのだが、そ

れゆえかも。

あげる食べ物を両手に持ち、

「これはおまえ、こちらは俺」

と指定する。

手を交差させたり持ち替えた

りして「おまえのはどっち？」

と訊くと、100%間違わずに

自分のほうを鼻で指し示す。

じーっと見て集中して、外さ

ない。

これは特技かと思う。

食い意地のなせる技だろう(笑

あげたら腹が張り裂ける程ま

で食べるだろうから、食事を

与えるのも気をつけている。

但し、盗み食いは一切しない。

ニャンタマのほうは鮭の皿な

どをテーブル置いて目を離す

と嬉しそうにフゴフゴいって

盗み食いしようとする(笑

実に嬉しそうに。

今の犬は所有権が解るようだ

が、猫はサッパリだ。

猫は、おれにくれるの？へっ

へっへ、あんがとよー、みた

いな感じだ。

但し、黒猫限定。

キジトラのお嬢は一切盗み食い

はしない。

なんかくれると思って、尻尾

フリフリ。

あげないよっ。食い過ぎだ、

おまえ。

ニャンタマ

ニャンタマは最近デブ猫では

なくなって来た。

ただ、常に寛いでいるのは変

わり無し。

いつも温泉に浸かっているよう

な感じ。

こいつは他の猫のようにすば

しっこくない。

常に動作がもったりしている。

なんだか品がある。

旅行に行く時に店に預けるが、

「あ、あのゆっくりした猫ね」

と言われる。

動きが特徴的なので、それを覚

えられてるようだ。

人生の中で今まで見て来た猫で

一番人懐っこい。

ガス・ザンボッティ

東京の友人が旧友たちとの同窓

会を開いた。

全国各地から四半世紀以上前の

昔の玉仲間が集まったという。

北は北海道から。

そこで、旧友が持って来た
ガス・ザンボッティを友人
は撞いたという。

しなりも良く、打感が素晴らし

かったらしい。

友曰く「酔わせてくれるキュー」

との事だ。良い表現だ。

 

ガス・ザンボッティ。

(1931-1988)

イタリア系移民のアメリカ人。

1969年からファラデルフィアで

キュー作りを始めた。

初めてキューの八剣を作った人。

彼の作るキューは精巧で、かつ

性能が良かった。

バラブシュカにもブランク等を

提供していた。

バラブシュカは組み立て屋だが、

ガス・ザンボッティは一からキ

ューを作る職人だった。

彼より先輩はランボウやバラブ

シュカやTAD等がいたが、また

たく間に彼はアメリカンプール

キュー製作の第一人者となった。

バートン・スペインと並んで、

キューの歴史を作った人だ。

1988年に57歳で他界。

業務は息子のバリーが引き継い

でいる。

 

ザンボッティのキューはバラブ

シュカと同じく高額になりすぎ

た。

今では1作1,000万円以上する。

日本刀の国宝が一口(ふり)5億

円、御番鍛冶の菊一文字則宗
が6,000万円、江戸初期の
虎徹で1,700万円程なので、
虎徹とほぼ同額あたりか。

ハギなどがとても上手ではない

息子バリーの作品でさえ父親の

後光で現在1本600万円以上
する。

 

1980年代はガスの作はまだ買

い求めやすい金額だった。

アメリカ国内で20万円程だ。

適正価格である。

だからこそ、多くのプレーヤー

に親しまれて使われてた。
TADと同じく。

80年代末期に日本と台湾と香港

の投資家が世界中からキューを

買い漁り始めて、キューの金額

が暴騰した。

TADはまだ存命だったので金額

の暴騰は見られず、適正価格の

ままだった。

だが、TAD＝コハラタダチさん

死亡後は価格が暴騰した。

30万円で買えたTADは、今や1本

180万円程する。

ガスに比べると安いが、それは

TADの生産量が多いからだろう。

 

ガス自身がインタビューを受けて

キューの説明をしている貴重な

映像。

Gus Szamboti Legend Cuemaker
 

ザンボッティ本人が自ら解説し
てキューの金額も説明しているが、

このガスザンボの八剣のファン

シーモデルが950ドルである。

1ドル200円台としても20万円
程あたり。

一般的キューが5万円の時代
にそれ。適正価格だ。今一般
キューが10万円としても約40万
円相当だ。
適正価格である。

1980年代中期あたりまではそん

な値段だった。ビリヤード界の

市場は世界的に健全だった。

資本家たちによって、金になる

からとザンボッティキューは、

スポーツの道具から貴金属のよ

うにされてしまった。

それは、とりも直さず、使わな

い飾り物になった事を意味する。

人が使う事を支える元設計士で

キュー職人に転じたガスは、そ

んな事は決して望んでなかった

だろう。

 

ガスのキューは多くのビルダー

に影響を与えた。

近代キューの基礎を作った人だ

からだ。

ポール・モッティも影響を受け

た一人だった。ポールは既に
引退したが、ザンボのコピー
モデルを作ると、息子のバリ
ーなどよりも遥かに精巧で、
かつ性能が良いキューをポー
ル・モッティは作った。

サインがなければ、ガスの作
にしか見えない程。

ポール自身は、米国内で名うて

のプレーヤーだった。

 

私のポール・モッティのガス・

ザンボッティモデル。

 

ラッキー菱沼さんが個人で注文

してリリースした個体。

私は疵を一切つけずに使い倒し

た。

押しが鬼押しのキューだった。

造りに隙は全く無い。四剣の

剣先もピタリと合っている。

現在は、玉撞きをやめてしまっ

た友人が持っている。かつて
懇請されて進呈した。今は
全く使われていないようだ。

このポールキューを使って私が

プロと長時間相撞きしていた
時、最初ガス・ザンボッティ
と間違われた。プロが撞いて
みて、自分の高級アメリカン
カスタム(あまり手に入らな
い有名な作者)と交換して欲
しいと申し入れられたが、
私は断った。

ポールのキューはそれほど性能

も優れていた。

ガス・ザンボッティの写し物を

作るならば、見てくれだけが

綺麗に似てても、それはただの

見かけ倒しになる。撞球性能こ

そが命であるのがビルダーが作

るカスタムキューだ。

お飾りではない。

昔の日本の武士は、いざ鎌倉の

時にはたとえ伝家の宝刀だろう

と、戦場拵に仕込んでいくさ
に臨んだ。

日本刀とは本来そういう物だ。

ビリヤードキューとて同じだろ

う。

コンバージョン

映画『アメリカン・アウトロー』

(2001)は南北戦争直後の時代

を舞台としている。

出てくる銃は全部パーカッション

銃のカートコンバージョンモデル

だ。

なかなか凝ってる。

映画『アメリカン・アウトロー』(2001)

ジェシー・ジェームズの全盛期を

描いた作品。

アメリカでの批評家の評価は5点

満点中3点台と評価は並だ。

だが、私は楽しめた。

痛快娯楽西部劇だ。

そして、この作品は、アクション

シーンと、アリ・ラーターの美人

ぶりといい女と良い女房ぶりを

観る作品。

それと、ジェシーを追う探偵ピン

カートン役のティモシー・ダルト

ンの超絶渋さを味わう作品。

とにかくアリが滅法いい女。

牧師の娘のお嬢様役だ。

だが、気丈夫でとってもいい女。

ジェシーの妻になる幼馴染でも

ある。

恋愛描写はなかなか良い。


新婚旅行で逮捕される。






最後は、逮捕されたジェシーを

助けるために列車を大砲でふっ

飛ばす。


ティモシー・ダルトンのピンカ

ートン。有名な探偵社を設立し

た。

ジェシーを逮捕する。

だが、立場は違えど、ジェシー

を高く評価している。ジェシー

の手際の良さに常に「やるな」

と。

最後には、ピンカートンはジェ

シーにテネシーに行けとアドバ

イスをする。

テネシーならば追手は来ないか

らだ。

いやあ。なかなか痛快な映画で

楽しめます。

全く暗くないこうしたジェシー

映画作品もよいのでは。

ただ、ジェシーの母親が鉄道

会社の資本家に殺されたり、

シリアスな場面もあります。

アメリカの西部開拓史において

は、鉄道と鉄条網が開拓農民を

苦しめて来た歴史がある。

多くの場所で土地を鉄道会社

と国が所有者から強制的に簒

奪したからです。

対立はやがて戦いに発展した。

日本の三里塚闘争みたいなもの。

西部開拓史の中の一つの悲劇

ですが、理不尽な国と資本の

強圧によって国民が苦しめら

れていたのは事実としてあった。

そうした歴史を軸にして本作品

はジェシーの生き方を描いてい

ます。

知的な兄のフランク・ジェーム

ズも魅力的に描かれている。

おすすめ作品。

ただし、全編で90分程であり、

短過ぎの感はある。

シャフト

よく使う4本のシャフト。

手前の1本以外、赤木。


長さはそれぞれ異なる。


どれも特性は異なるが、共通項

は打感に芯がある事。

上のシャフトは反発力が強い。

上から2番目のシャフトが一番

トビ少なく音良し。

下から2番目のシャフトが一番

切れる。トビ少なく音良し。

一番下のシャフトはヒネリが

最も乗る。音は並み。

それぞれ性質が異なるが、どの

シャフトもとても良い。

あと2本よく使うシャフトがある。

そのうち1本はトータルバランス

に優れていて音が良い。

もう1本は引きが弱いが音が最良。

ソリッド物は個体差が大きい。

だが、それも味。

どれも優劣つけがたい。