
イラスト,挿絵について…,
私の少年雑誌の思い出は小松崎茂(こまつざき・しげる)の
挿絵から始まります。
空想科学物語の未来を想像した絵画に胸を躍らせました。
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タミヤ、今井科学などからプラモデルが発売されました。
プラモデルのパーツの入った箱に小松崎茂の絵が印刷されていました。
小松崎茂の戦車や戦闘機などの完成予想図は大迫力でした…。

吉川英治,川口松太郎の新聞小説に,岩田専太郎(いわたせんたろう)の
挿絵がありました。
新聞小説は毎日掲載されます。
毎日の岩田専太郎の挿絵が楽しみでした。
岩田専太郎の画風は魅力的な美人画です。
しかし、描かれる美人の笑顔はありませんでした。
笑わない美人画といわれていたようでした…。

真鍋博(まなべ・ひろし)。早川書房からの
推理小説雑誌「E,Q,M,M(エラリー・クイーン・ミステリー・マガジン)」で
見るようになりました。
当時,世界の将来,未来は,希望に燃えたバラ色のイメージ
でしたから,緻密で夢のある絵画でした。
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39年前に開催された「大阪万博」のポスターで大活躍でした。
万博のテレビの特別番組のタイトルバックを依頼したことがありました。
当方の希望に添って実に丁寧なもので、大きな紙に,
緻密なイラストはなんとも迫力のあるものでした。
当時想像していた世界の将来は、どうやらバラ色ではなさそうですが…。

蓬田ひろやす(よもぎだ)は平岩弓枝や澤田ふじ子の
時代小説を読むようになって、気になりだしました。
「オール読物」に連載中の平岩弓枝著「新・御宿かわせみ」の白黒の挿絵も好きです。

単行本になったときの色彩画も好きです,
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見取り図のように、直線で構成された家屋に
人物が配してある構図は大好きです。

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