
センチメンタル・ジャーニーで
ヒットを飛ばしたレコード会社は
新しいアメリカの軽音楽を輸入しました
日本ビクターはS盤という新シリーズを
発売しました。
ラジオ東京から「S盤アワー」というラジオ番組も
好調でした

日本コロンビアはS盤に対抗して
L盤が登場して
同じ放送局のラジオ東京から「L盤アワー」が
始まりました

三条新京極の十字屋レコード店で
S盤、フレディー・マーチン楽団を
二枚購入しました
なんとクラシックでA面が
チャイコフスキーのピアノ協奏曲で
B面がグリーグのピアノ協奏曲でした
フレディ・マーチンはダンスバンドですから
メロディをダンスミュージック風に
アレンジされていました
チャイコフスキーのピアノ協奏曲の第1楽章は
三拍子ですがここでは四拍子で演奏されています
なんとも不思議な雰囲気でした
もう一枚はバンブル・ブギーのタイトルで
これもクラシック、リムスキー・コルサコフの
熊ん蜂の飛行をジャック・ファイナのピアノが
エイトビートのブギウギのタッチで鮮やかでした。

いずれも,六十数年前,私が高校生時代に聞いた演奏が
YouTubeに入っていました。
YouTubeはなんともすごいサイトです。

S盤アワー L盤アワー
どっちがどうだったか すべて記憶のかなたで霞んでますが
それなりに 懐かしい世界。
ユーチューブで 聞かせていただいて
これは全くの新しい世界だ
昔のラジオ放送と どんな関係があるのか?
資料というものは 魔物ですね。
何とも落ち着かない気分です。
労作 ほとんど新しい世界だと楽しませていただきました。