A&Mレコードにギターリスト
ウェス・モンゴメリーと共に移籍した
プロデューサー、クリード・テイラーは
イージーリスニング・ジャズとして
オーケストラをバックにした
ウェス・モンゴメリーのアルバムを
三つ制作しました
3作目のアルバム
[ロード・ソング」は伴奏の
オーケストラが一段と複雑になって
すばらしい出来栄えでした
ウェス・モンゴメリーは譜面が
苦手だと聞いたことがありました
どうして譜面の苦手のW・モンゴメリーが
オーケストラの間を縫うようにして、
演奏できるのか
長い間、不思議に思っていました
ハービー・ハンコックのピアノ
リチャード・ディヴィス、
ロン・カーターのベース
グラディ・テイトのドラムなどの
小編成でアドリブを入れて曲を
完成させてその録音を、オーケストラの編曲・指揮担当の
ドン・セベスキーが聞いて、オーケストラパートを完成させて
ダビングしたと判明しました
[ア・ディ・イン・ザ・ライフ」から
「ロード・ソング」までレコーディング・エンジニアーは
ジャズ録音の名人、ルディ・ヴァン・ゲルダーでした
私は、レコードでルディ・ヴァン・ゲルダーの
名前を見つけるとワクワクしていました
ルディ・ヴァン・ゲルダーは若いころ
アマチュア無線に興味を持っていたそうです。