
大映東京撮影所でデビューした
毛利郁子(もうりいくこ)さんです
… … …
彼女は、東宝の中田康子(なかだやすこ)
新東宝の前田通子(まえだみちこ)、三原葉子(みはらようこ)
万里昌代(ばんりまさよ)、筑紫あけみ(つくしあけみ)
松竹の炎加世子(ほのおかよこ)、日活の筑波久子(つくばひさこ)
白木マリなどと並ぶグラマー女優さんでした

大映東京撮影所(多摩川)は現代劇を製作しています
現代劇に出演していた毛利郁子さんは
大映京都撮影所(太秦)に異動して時代劇に
出演することになりました

大映京都で彼女の出演する映画制作に
私は撮影助手としてつきました
映画の題名、監督さんの名前、スタッフなど
どうしても思い出せません

スタジオのセットに毛利郁子さんは
時代劇の衣装メークで登場しました
初めてのお目見えでセットのスタッフに
挨拶を済ませて、セットの用意が出来るまで
そばの椅子に座って、横のハンドバックを
取り上げて、パチンと留め金をはずしまして
中から何か取り出しました

なんと小さな白い蛇が出てきました
その小蛇の頭をなぜながら
「これ可愛いのよ…」とニッコリ微笑みました
スタッフ一同はビックリ
… … …
彼女のペットは蛇だったのです

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