
アンペックス社のビデオレコーダーが
入ってきたのは 1958年(昭和33年) で
今から58年前になります
私が大阪テレビ(OTV)に入社したころになります

テレビ映像と音声がビデオテープに録画されるのですが
ビデオヘッドが高速回転して録画していく
大げさな構造でした
ビデオテープは大きなリールに巻かれていて
テープ巾は2吋(約5センチ)です。
銀塩フィルムの6センチ巾の
ブロニー判フィルムぐらいです

ビデオレコーダーの登場でとりあえず
テレビカメラの映像と音声が同録出来るように
なりましたが、編集は出来ませんでした
ビデオテープ一巻の価格は2万円位だったようです
録画時間は60分、90分(1時間半) とありました

劇場映画を撮影する35ミリフィルムのカメラのマガジンは
1000フィートの長さで、約10分しか撮影できないのに
比べると、ビデオレコーダーは時間を気にせずに
録画できることになります

15分、30分番組を生放送時と同じように
ノンストップで番組頭から終わりまで録画するようになりました
何かの都合でNGがでれば、また頭から録り直しでした
当時は、録画テープを編集することはできませんでした
番組をVTR録りしていて、番組終わりに近づくと
スタッフ、俳優さんともども、どうぞ、
そのまま最後まで、上手くいくようにと
祈ったのでした

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