
アルファベットの大文字、小文字の
英文タイプライターを扱う外国人を
羨ましく感じていました
それに対して邦文タイプライターで
漢字まじりの文章をプリントするには
活字の並んだパネルの漢字を
探しながらポツン…ポツン…と
打ち込んでいくのはなんとも能率の
悪いことでした

アメリカ映画で、劇中、新聞記者が
くわえタバコで、膝に乗せたタイプライターを
猛烈なスピードで原稿を打ち込んでいくカットを
観ると、なんとも羨ましく感じていました

当時、日本映画の撮影台本は邦文タイプライターか
印刷所の活字印刷でした。
それに対してテレビドラマの台本は、印刷所の
職人さんによる、手描きの謄写版(とうしゃばん)印刷
でした。
そのほか謄写版印刷は、学校の試験問題、
生徒に配られるプリントは、
学校の先生が原紙を鉄筆で切って
原稿を作っておられました

阪急梅田駅の阪急三番街の
紀伊國屋書店に、ピコワードと名付けられた
ワードプロセッサー、即ちワープロが売り場に
並びました。メーカーはミシン製造のブラザーミシンで
価格は,7万円でした。

謄写版 杉井堂、鮮明に記憶してます。S井さんと 何度も 急かせに行きました。私が大阪万博担当になる数年前ですから、なんと半世紀以上の大昔!