
満洲新京での小学校(国民学校)生活での
毎日の登下校は、今のような集団登校では
なく、皆がそれぞれ家から出てきて、それぞれ
おはようなど挨拶して何となく集まって登校
していました…。
夏になるとあちこちで向日葵(ひまわり)が
咲き出します。日本で見る向日葵は小さくて
可愛らしいですが、ここ満洲で咲く向日葵は
小学生の私が手を広げて抱え込むほどの
巨大な花でした…。

この満洲の向日葵の花が終わると
ビッシリ種が出来ます
学校の帰り道に大きな鍋で
向日葵の種を炒っている地元の
行商人がいます…
芳ばしく炒めた向日葵の種を
ガラスのコップ一杯を「一円!」で
売っています…
地元ではこの、炒った向日葵の種は
おやつだったのでしょう…

向日葵の種は添付写真のように
ストライブ模様です。
種を口に挟んで噛むと皮が割れます
そして中の白い実を食べます…
特別美味しいと
いうほどではありませんが
「ポリポリ…」食べながら家へ
帰りました…
