33・1/3回転のLPレコードの出現で,
音楽界が一変しました.
このLPレコードを乗用車に搭載しようと、
LPレコードの半分の回転数の
16回転の長時間LPが現れました.
33・45・16と今までのSPレコードの78回転と
切り替えられる4スピード・レコード・プレーヤーが
販売されていました.
しかし、この16回転のレコードは普及しなかったようです。
その後,テープレコーダーが現れます
.
最初は,音声テープを再生機に装填するオープンリール方式でした.
次に、音声テープをカセットにしたものが出てきました.
色々のテープサイズ、エンドレス方式など,
音声カセットが出てきます.
エンドレスでは「8トラック」がありました
1962年(48年前)にオランダのフィリップスから
特許公開で,コンパクト・カセットが登場します.
オープンリール方式の38(サンパチ)・ツートラックの
音質には負けますが,
まもなく、音声テープの磁性体の改良(最後はメタルテープ)で
このコンパクト・カセット一色になります。
… … …
東海道新幹線が1964年10月1日(46年前)に開通します.
その年の10月10日が東京オリンピックの開会式です.
1965年にフジフィルムが
「フジカ・シングルー8(エイト)」発表します.
音声テープのコンパクト・カセットのように、
最初から8ミリ巾のフィルムをカセットに入ったフィルムです.
それまでの16ミリフィルムをスプールに
巻かれていた8ミリ用のフィルムを
「Wエイト(ダブル・エイト)」と呼んで区別しました.
… … …
シングル・エイト発売には紆余曲折があるのですが、割愛します.
シングル・エイトは新幹線の線路の巾のように、
まったく新しい規格でした。
それまでの「Wエイト」のカメラ,映写機,編集道具は、
まったく使えません。
「Wエイト」カメラのフィルム装填は
カメラのフィルムゲートにフィルム・ループを作って
装填する厄介なものでした.
それが「シングル8」はカメラのフタを開けて,
フィルムカセットを入れるだけの簡単な操作でした.