初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

カラーテレビ始まる

2010年06月20日 21時33分50秒 | Weblog


モノクロのテレビが始まって,

テレビカメラの心臓部である

イメージオルシコン管によるテレビ放送が実用化されます

学生時代にテレビの公開実験を見にいったことがありました。

アイコノスコープカメラの野外スタジオは、

昼間にもかかわらず

映画用の大きなライトで舞台を照らしていました.

テレビの初期のアイコノスコープ・カメラでした。

やがて、イメージオルシコン管による

テレビ放送がアメリカで始まります.

日本でもNHKがイメージオルシコン管で実験放送から

本放送に入ります.

イメージオルシコン管は,初期のアイコノスコープ管に

比べて感度が高いので

小電力の照明のスタジオで放送ができました。

テレビ放送が小電力の照明でできることが

営業的に成り立っていると

聞いたことがあります

                  … … ….

家庭でいつも動画が見られるのですから,

映画は大打撃です

家庭で見られる動画は14インチテレビによる

モノクロの動画を、

色付き(カラー)の動画は

映画館の大スクリーンでと

世間でカラーとモノクロの動画の棲み分けがありました.

                   … … …

テレビの技術進歩は映像記録(録画)にVTRが現れました.

次は,色付き(カラー)映像の映画だけでなく

テレビのカラー化に関心が移ります.

モノクロで重宝しているイメージオルシコン管を

カラーで使い始めます.

しかし、色彩の再現が、

水彩画のように淡泊で

こってりした油絵のような

発色にはなりませんでした.



このイメージオルシコン管を輝度分離方式で

4本使った、

大きなカラーカメラが出てきます




東京オリンピック開会式をイメージオルシコン管カラーカメラで

撮っていました.

                  … … …

NHKのカラー放送で見ました.

淡泊な色彩再現とはいえ,

初めて見るカラーテレビ(RCA製カラー受像機)で

場内を行進する日本選手団の

赤いブレザーコートの発色は印象に残りました.

                   … … …

イメージオルシコン管のカラーカメラも

4本のレンズターレットでした。