Nori log

日常のちょっとした出来事を写真で残しています
3年の上海駐在を終え、今は日本の良さを再認識中

お宅訪問 in Atri

2008-04-19 23:06:36 | お出かけ:イタリア
80日を越えるイタリア滞在も残り1週間をきりました
毎週の土曜日出勤も慣れてしまえばそれほど苦にならなくなり、
今日も一人オフィスで残務整理中
ある程度の目処がついたんで、先週の日曜日の記事をUPしてみましょうか

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Lancano から北に約60kmのところに Atri という街がある
そこに住む日本人の方から昼食に招待され、遠慮というものを知らないNoriは喜んで伺うことにした

アパートの最上階にあるそのお宅の広さはNoriんちの2倍以上
広いリビングとゆったりした造りの部屋々で 羨ましい
しかしそれ以上に羨望の的は、テラスから見渡せるこの風景

ここから左に目を移せば、すぐ近くのアドリア海も望める
反対側のテラスからはローマよりも歴史が古いと言われる街並みが見渡せるし
これだけでここに住みたくなってしまうよね

ここでイタリア人の素敵な奥さんと元気な(すぎる)二人の男の子に囲まれている彼は
とても幸せそうだ


昼食にいただいた奥さんの手料理はとても美味しくて
パスタや郷土料理など、昼食といては異例なくらいの量を食べてしまった
更に昼からワインという嬉しい習慣もあり、とても満足させてもらえました
ありがとうございました

日本での日常も、こうありたいもんだなぁ

昼食後は彼がこの街を案内してくれた
とても雰囲気がある街を散歩がてらに歩いてまわる
先ずは中心となる教会

とても立派なものですね
補修工事中ということで中に入れなかったのは残念だったけど

その教会から程近い場所に、現在はコンサートホールとして使われているという建物がある
その入り口前で彼が話してくれたことが
「これは7世紀に当時の領主が、建築家を無理に急がせて造らせたものなんですよ」
「その建築家は領主相手に反論もできずにしかたなく急いで造ったんですけど、
『自分はもっとじっくり造りたい、自分は丹念な仕事をする職人なんだ』
という意思表示を、密かにカタツムリの形にしてこれに掘り込んだんですよ 
どこだか分かります?」
 
かなり彼からヒントをもらって、やっとそれを探し出すことができた

なんともその建築家の気持ち、今のNoriとシンクロしてしまうなぁ
今回の出張報告書にはどこかに小さく、カタツムリの絵でも入れてみるか


その後も Atri の散歩は続く
石造りの街の趣きって、いいものですね
いつかはこんな雰囲気の所で暮してみたいものです
 

天気のいい日曜日の散歩を堪能した後、彼はわざわざ十数km離れた Pescara とうい街も案内してくれた
ここらでは大きい街で、ショップも多く人も沢山集まってくるところだ

そこでアブルッツオで一番美味しいといわれているジェラートもおごってもらったし


ほんとにお世話になりました
とても楽しい日曜日を過ごすことができました
コメント (7)
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