お産とは、種の保存を目的としている行為の一環なのだ。
産婦人科病棟で時にそれをつき付けられた。
妊娠初期であれば、生命の神秘において、母体が守られる。
しかし、妊娠後期であれば、生命の神秘は、胎児を守る。
お産中、胎児は自分の命の危険を感じると、ありえない速さで子宮口を開大させ、とっとと出てくる。
それは、本能的に母体が胎児を守ろうとしているのか・・・
早産、それは、子宮内の環境が悪く、
外界で成長するほうが安全とみて出てきている。
このままでは死んでしまうと思えば、胎児は早くても出生を選ぶ。
一縷の望みをかけて・・・
忘れてはいけないこと。
お産とは、自分の命と引き換えにしてでも、
新しい命をこの世に送り出す作業だということ。
本人の意思とは関係なく。
知っておいて欲しいこと。
妊娠中絶をエコー下で見ていると、
胎児は殺されまいとして、子宮の壁にしがみつく。
それまで、元気いっぱい手足を動かしていたのに・・・
それを、小さな熊手でバラバラにして掻き出すのが、妊娠中絶だということ。
出産後、生死を母がさまよっている時、
ベビー室で、その母の子は、
元気でも、泣かず、ただ、じっとしていること、知っておいて欲しい。
以上、あくまでも、私個人の考えです。
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