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安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

くちこが、お母さんしてた頃の手紙

2018年02月13日 09時49分14秒 | 子供達のこと

くちこって・・・

思っていた以上に物持ちが良い?のか、

断捨離をしていたら、また古い手紙の下書きが二つ。

長男が中一の時の担任に宛てたお礼状。

と、

長女が中三の時の担任に宛てたお礼状。

で、

これは、くちこが、丁寧な母親なのでは無く、

書いて然るべき子供を背負っていたと言う事です。

何やら、手作りの品も添えた様子。

あの、クソ忙しかった頃に、くちこなりに頑張っていたんだなあ。。。

※参考までに、3人の子供達は、全員、私学六年生の中学です。

 

さて、

長男の担任に宛てた手紙の内容を、適当に抜粋してみます。

 

長男は、自分なりに精一杯のジャンプをして中学に入り、

深く深く、更に深く水底に膝を屈めていく一年間でした。

十三年間、私なりの愛情を注いで育ててきた息子です。

そして、数々の失望の種を突きつけ続けた息子ですが、

いつか、きっと、もう一度ジャンプをすると心の片隅で信じ続けていたいです。

大器晩成、自分が死ぬ瞬間まで、その言葉にすがっている気がします。

 

人に強制されることを嫌い、

人と同じ型に入れられることを嫌う。

人と違う視点から見ようとする性質。

考えて見ると、全て母親である私そのものです。

私自身、ずっと努力と言う言葉が嫌いでした。

そんな私が産み育てた子供なのですから、

当然の成り行きかもしれません。

 

ただ、私と違っていた事は、

私は、こんな私に寄り添ってくれる友に恵まれ、

こんな娘を自慢の娘として胸を張って育ててくれた両親がいた事です。

息子は、異端児として扱われ、

人と違っていることを親からも責められ、

可哀想にも思います。

 

親としては、万策尽き果てた感で、無力を痛感しています。

先生には、一年間、ご迷惑ばかりお掛けして申し訳ありませんでした。

本当に、お世話になりました。

 

※長男に関して詳細を知りたい方は、カテゴリーの「子供達のこと」にあります。

 

中三の娘の担任への手紙、抜粋。

 

娘はもう、自分の頭と足で歩き始めたようで、

親はただ、彼女の人生の傍観者になってしまいました。

親の思う「安全な人生」と、

娘の考える「可能性を試してみる人生」には、大きな隔たりがあります。

 

なかなか人は、色んな事情で、思い通りの方向へ泳げないものです。

考えて見ると、夫も私も、双方の両親も、可能性を試してみる人生を歩めなかった訳です。

それぞれの無念を思えば、彼女の挑戦を、私達は例え失敗の不安があっても喜んで応援すべきなのかもしれません。

親心としては、実に複雑で揺れています。

 

 

ああ・・・

あれから二十有余年。

思えば遠くに来たもんだあ~

 

子供は、親を選んで産まれることはできないように、

親も子供を選んで産む訳にはいかない。

 

子供を産んだからと言って、

親になったからと言って、

必ずしも、適性がある訳では無い。

 

くちこも、3人の子供を育てるにあたり苦労したけれど、

子供達も、こんな我が儘で存在感満載個性派な親を持って、

相当な苦労だったかと。

 

くちこが離婚した時に子供達は、高一、大一、大四だった訳ですが、

彼らは、母くちこに背負われるしか選択肢は無く、

その母くちこは、一人っ子で、既に両親は他界していた訳で、

今思えば、その心細さは如何ほどだったかと。

 

古い手紙を発掘して、

徒然もの思う昨今だったのでした。

さあさ、二十二歳のくちこからスタートです。

 

          

 

    

 

   

 

まあさ、

こんなくちこが育てた子供達ですが、

無事、社会に放牧できたこと、安堵しているくちこです。

神様、仏様、ご先祖様各位、此処に感謝の意を表します。

でもって、最後まで責任持って護ってくださいね

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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
16・18・22 (̴夢見)
2018-02-13 14:35:16
自分の十代を振り返るに 世間のことがわかっている(と思い込んでいた)

自分の夢でかなわないことなどない
やろうと思えばできないことはないーなんて^^;


今じゃできないことばっかしーですが・笑


くちかずこ様は真摯に子供と向き合って 良いお母様をなされていたのだと思います

親が親であることをやめられないようにー子供も子供であることをやめられず


写真の子供さん達 いい表情
眺めれば その時のことが瞬時によみがえる
写真っていいですね
返信する
お嬢様がVサインされている写真 (masamikeitas)
2018-02-13 15:30:07
くちこさん、こんにちわ。

お嬢様がVサインされている写真、くちこさん笑っていませんね。
何か戦われているような目つきですね。
ご両親がいない心細さを隠されて、世間に立ち向かわれていたのかな?
くちこさんお一人で、3人のお子様を立派な社会人に育てられたのには感心します。

返信する
こんにちは (くみ)
2018-02-13 16:02:24
くちこさんはかなりの努力家だと思いますよ
子育てにも熱心だし~
でないと、先生に手紙なんて書かないですよ
何事にも直球投げて、打ち返されても逃げない、羨ましいわ
これからもマイペースで(*^^)v
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Unknown (げんかあちゃん)
2018-02-13 16:16:58
子供のいない身ですので子育ては何とも言えませんが
一生懸命に3人のお子さんを育てられたのは
良く分かりますよ。
苦労があまり顔に出ないお顔立ちなのね
3人一緒の写真(黄色のTシャツ)若々しいわ~
お幾つの時なんでしょう?


返信する
毎度 (oyajisann)
2018-02-13 16:22:18
お嬢さんVサインのフォト皆さんにこやかでないし
くちこさまファイター挑んでる表情・・・怖い(笑)
その上の右のフォトお嬢さんやっぱくちこさまにと
ても似てらっしゃいますね。(性格もかな?笑)
無我夢中必死に子育て中は後ろを振り返る余裕
なかったでしょうが今はこうして振り返る余裕出来
た何よりですね。
何時もありがとうございます。
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思い出してます (メーメー)
2018-02-13 16:54:24
私は三人の年子。無我夢中でした。そして主人の親とも 同居でしたし。。。
助けられること、いっぱいだったのに、あの頃は意地を張っていたのでしょうね。今になって 恥ずかしいです。
我が家の写真は 私が写し役だったので 三人の子供ばかり。今となっては 私も入っておけば良かったなぁ〜〜と。親子の写真 羨ましい。。。
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夢見さん、 (くちかずこ)
2018-02-13 19:33:17
お姫様病の長女、
引き籠もりの長男、
未だ未だ幼い次男、
くちこの離婚で、揃って、自らのフンドシを?
締め直した感じでしたよ。
急激にしっかりしました。
家族揃って背水の陣で望んだ闘いでしたから。
写真ね、処分にあたり、薄いポケットアルバムにダイジェスト版を作っているんです。
それは、最後まで持っておくつもりですよ。
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masamikeitasさん、 (くちかずこ)
2018-02-13 19:34:40
自身が未熟で、どうにか一人位なら育てられそうな力量だったくちこが、三人の母になり、全く余裕が無くて、親子で緊張して暮らしていたのかも?
厳しい母でしたよ。
器小さくて・・・
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くみさん、 (くちかずこ)
2018-02-13 19:36:20
努力家かなあ?
違うと思うんだけど・・・
手紙ね、書くしかないような、個性的な子供達でしたから。
そして、受けて立つ性格、
これでどんだけ損して生きてきたことか。
でも、自分は、自分のようにしか生きられませんからね。
仕方ないかも。
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げんかあちゃん、 (くちかずこ)
2018-02-13 19:38:18
22,24,27で出産しましたから・・・
28or29?
あの頃は、細かった・・・
でもね、戻りたくは無いです。
毎日、ヘトヘトでしたから。
いつも、怒っていたような気がします。。。
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