しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

初めてのおつかい   旧型コバンザメ編

2014年11月27日 20時40分35秒 | 日記・エッセイ・コラム

今月、くちこが上京している間、夫は、四国巡礼、順打ち歩き遍路をしていました。

 

くちこは・・・

再婚して以来、

意図的に、夫を根気強く、そして厳しく育てました

くちこの明るい老後は、

くちこの強い決意と努力に掛かっていることを

ちゃーんと知っていたくちこですから

 

最初の結婚でコバンザメは、右の物を左にもしなかった夫だった・・・らしい

再婚するにあたり、

くちこは、何もしないこと。

くちこは、束縛を受けないこと。

それを条件にしたくちこです。

 

くちこは、元来教育力があるので、

くちこは、右の物を左にもしない妻に納まりました。

勿論、

あのウルトラ不器用なコバンザメに芸を覚えさせることは至難でしたが

 

不思議と、コバンザメは、苦にする風も無く、

いそいそと家事をしています。

掃除、洗濯、料理、全て。

そして、微々たる進歩も

 

が、

くちこに懐きすぎて、

完全に、くちこの子分に甘んじている。

 

そして、次第に分業化は進み、

頭脳労働担当と、

肉体労働担当に、

はっきりと二分された。

 

例えば旅行。

行き先を決めることから、

ホテル、

乗り物、

ルート、

買い物、

全て、くちこに丸投げ

これは、夫分の荷造りも服装の選択も含まれます。

 

夫は、

運転をする。

荷物を持つ。

くちこの指示で動く。

これは、ホテルの浴槽のお湯張り等も含みます。

 

これってさあ。。。

どっちが楽

 

今回、くちこの癌が転移した疑惑が出た時。

この夫を遺して死んだらどうなるのか?

それが、最初に頭に浮かんだことでした

買い物、食事、何でもくちこと一緒が嬉しいという夫ですから。

くちこが死んだら、外食も旅行も一切しないそうで。。。。

 

そこで、ひらめいたお遍路計画。

二週間も家で一人でいてもつまらないだろうから、

お遍路でも行ったらどう?

元々収集癖がある夫。

御朱印集めも好きみたいだったので。

「そうだな」

あっさりと。

 

さて、

敢えてくちこは、

放置プレイとしました。

とんでもない荷造りになるだろうな

バンクーバーのホテルで、

夫のリュックの中を見たら・・・

掌よりも大きい電卓。

そしてミニ算盤。

そ・し・て・計算尺まで

翻訳機だとか、

そのカセットだとか、

誰かにあげるかもしれない?和風雑貨とか・・・

 

観光旅行なんです。

行動用のリュックなんです

呆れるくちこの、

呆れる理由が理解できない夫でした。。。

 

可愛い夫には旅をさせよ

獅子は崖から我が子を落とす

注意喚起したいことは多々ありましたが、

経験から学ぶのもまた良し、かと。

夫を社会に託そう!

世間様に育てて戴こう!!!

 

自分なりに、本を取り寄せたり、

次男に指導を仰いだりして、

はらぺこあおむしのように前進している様子。

 

この時代にして・・・

メモを片手に電話しまくっている

「あのう、そちらは、高速バスさんですか?」

「あのう、そちらは、○○宿さんですか?」

「一人なんですけどお・・・」

 

案の定・・・

いろんな方々に、

暖かいご指導ご鞭撻を受けたようです。

ありがとうございました、四国の皆様!!!

ま、それでも、

二十二番まで無事回ったようです。

足を豆だらけにして。

ああ・・・

南無大師遍上金剛。

くちこの癌封じについて、

ひたすら拝み倒したそうです

 

はじめてのおつかい。

コバンザメ 65歳。

多くを学んで成長したようで祝着

 

また、くちこは12/1~12/15は東京です。

そしてまた、夫は歩き遍路に出立します。

いそいそと・・・

また、電話しまくっています

でも、全部一人でできた自信が溢れています

見守ったくちこの目にも涙が・・・あるわけ無い

 

でもね、

どちらが先に死ぬかなんて、

誰にも解らない。

くちこ的、先立つ準備です。

え?

くちこは世に憚るタイプの女?

確かに。。。

 

画像のアップロードがエラーになるので、

駄文のみにて

 

 

 

 

コメント (44)
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