しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

18歳の決意

2010年02月09日 22時36分00秒 | インポート
くちこが、高1から高3まで、父は病気で自宅療養していました。
くちこは、一人っ子だけれど、両親はとても自由に育ててくれました。
父は、半病人で入退院を繰り返しつつも、くちこに自由に進学し、好きな仕事をし、想う人と結婚するように言っていました。
何も気にしなくて良いと。

その理由の一つは、父自身、親兄弟の犠牲になって自分の力を思うまま試すことができなかった無念があるから。
せめて自分の娘だけは、思いっきり自由に生きることをさせたかったのだと。
母も同様な辛酸を嘗めていて思いは同じでした。

くちこは進学校にいて、就職者は250人中、7人でした。
くちこは、8人目になろうとしました。
病身の父に無理はさせたくなかったし、看病にも帰れないところには気持ち的に出られなかった。

友達はみんな当然のように大学に進学しました。
くちこも大学に行きたかったし、それから文章に携わる仕事をしてみたかった、東京で・・・

くちこが18歳で決意したこと。
自分に子供ができたら必ず自由に進学させるぞ!と。
本人さへ希望すれば、家の事情で諦めさせることは決してしない!と。

来月、普通の子が大学院を卒業し、東京へ希望の就職をします。
くちこの18歳の決意、やっと終わります。

普通の子が大学に入る時、既にくちこは離婚していて・・・
彼が国立を蹴って、私立を選んだ時、周りは母子家庭なのに・・・と、呆れていましたが、
くちこはね、18歳から決意していたのです。

といっても、良い子は自力で院の学費、生活費を賄ったし、普通の子も6年間、一度も仕送りを受けていない。そして、やはり、院の学費も自前。
だから、くちこは、たいしたことはしていないのだけれど、
でもね、
とにかく、
もうすぐ18歳の決意が終わります。

ただね、心残りは悪い子です。
彼が能力を生かす努力をしなかったこと。
いろいろなことに、自ら背を向けてしまったこと。
彼は、希望さへすれば手に届く色々なものを掴まなかった。

でもね、
「くちこの子」だから大丈夫!と思って、
悪い子も手放します。
「思うように自分を試す自由」
それは、くちこの18歳の決意だからね*(ウインク)*
コメント
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