しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

父へ・・・

2009年06月24日 14時33分00秒 | インポート
父は、志願兵として17歳で終戦を迎えた。
台湾から引き揚げた、結核の父、姉、兄・・・、まだ学生の弟妹を抱え、(母親は台湾で病没) 唯一の大黒柱として入院費を工面し、学費を捻出した。
自分の夢や可能性に蓋をして・・・

27歳で結婚、30歳で一女を得る。
(未熟児で病弱であったが、なかなか可愛い*(ウインク)*)
その後、そこそこ出世はしたが44歳で病を得、半病人となり59歳で他界した。
で、くちこは30歳と3日で、父なし子になった*(涙)*

赤ん坊のくちこを背中に括り、おむつを洗うような・・・
くちこの部屋に、ブランコや滑り台を準備するような・・・
娘が膝をすりむいただけで、車で送り迎えをするような・・・
娘とバイクでタンデムして、スケートやアーチェリーに行くような・・・
勉強家でスポーツも得意な父だった。

父方の優秀な従兄弟達の中で、どうも・・・くちこだけは・・・
叔父叔母から見れば、本家の跡取りがくちこであることは、今ひとつの思いだったかも・・・

が、父から不満めいたことを言われたことがない。
毎年ビリを走るくちこの運動会にカメラを持っていそいそと参加していたが、どうだったのかな・・・
本当のところ・・・
くちこから見ると楽しそうだったけれど・・・

くちこの悪い子と普通の子は、わりと足が速い。(陸上部だったし)
かけっこも一等だったりした。
見せたかったな、父に。

父は亡くなると、連日の如く夢に出てきた。
まだ死にたくなかった・・と。
もっと、頑張るつもりだった・・と。
壊れたレコードのように何度も何度も。

あちこちお金を置きっぱなしではダメだよ。
泥棒に気をつけなさい。
これ以上、お父さんも見きれないよ・・・と。

そうだよね。
もう亡くなって20年。
色々心配かけたけれど、もう大丈夫だよ。
お金もきちんと片付けるよ。
安心して天国でくつろいでね*(ウインク)*

といいつつ・・・
何か怖いことがあると、心の中で、
「お父さーーーん!!!」
と助けを求めてしまう、シロツメ・楚々・くちかずこ・姫です*(笑顔)*
コメント
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