GWには各地で障害者サッカー日本代表の合宿が行われていて、3日はろう者サッカー日本代表の合宿へ、4日午前中は知的障がい者フットサル日本代表の合宿へ少しだけ、午後からは脳性まひ7人制サッカー(CPサッカー)日本代表の合宿に行ってきた。
ろう者サッカー、知的障がい者フットサル及びサッカーに関しては後日また書き込もうと思っているので、ここではCPサッカーの話題だけということで。
脳性まひ7人制サッカー(CPサッカー)日本代表の合宿に行ったのは昨年の9月以来、その時の記事は下記参照。CPサッカーの簡単な説明も書きこんでいます。
http://blog.goo.ne.jp/kazuhiko-nakamura/e/28b379ed911d8f25419021cccd3c439e
日本代表チームはその後アジアパラ競技大会でイランに次いで2位となり、今年6月イギリスで開催される世界大会への切符を手にした。そしてその世界大会でベスト8に入れば悲願のパラリンピック初出場が決まる。CPサッカーは東京パラリンピックの競技種目からは外れたもののリオデジャネイロパラリンピックの正式種目であり、世界大会はパラリンピックの予選を兼ねているのだ。
大会は16チームが4つのグループに分かれ上位2チームが準々決勝、ベスト8に進出。つまりグループリーグで2位以上となればパラリンピックの出場が決まる。しかし日本が入ったグループAは、世界ランキング1位のウクライナ、3位のイラン、そして開催国イングランドといずれも強豪揃い、格上のチームばかりでありかなり厳しい状況である。
同じパラリンピックの競技種目であるブラインドサッカーはアジア予選で2位に入るとパラリンピック出場が決まる(ブラインドサッカーのアジア予選は9月に東京で開催予定)が、CPサッカーにはアジア予選に相当するものはなく世界の8強に食い込むしかない。
但し世界大会には、開催国枠で既に出場が決まっているブラジルや、パラリンピックにはUKとしての出場に限られる各チーム(イングランド、スコットランド、北アイルランド)も出場するため、場合によっては11位まで出場の可能性があるようだ。詳しくはよくわかりません。
客観的な状況はともかく、選手たちは持てる力のすべてを出しきり胸を張って帰国の途に着いてほしい。
久しぶりに見たチームは個々人もレベルアップし、チームの連動性も高まっている印象であった。また複数のポジションをこなせる選手も増え、試合中のポジションチェンジにより攻撃のスイッチを入れる、あるいは我慢して守るという柔軟性も武器の一つとなるようだった。
しかし細部の部分、例えばディフェンスがあと一歩を出す、あるいはオフ・ザ・ボールのポジショニングなど、まだまだこれからの短い期間でも積み上げられる部分もあるような気がした。
また試合に出れない選手はとてもつらくて大変だろうが、試合に出ている選手と一体化して、ベンチからも是非(意味のある)声を出してほしい。
見て、考えて、声を出し、聴くことは出来るのだから。
代表チームは、新潟での合宿を経てイギリスに乗り込む。
グループリーグの日程は、
6月16日 vsイングランド
6月18日 vsウクライナ
6月20日 vsイラン