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草喰なかひがし         銀閣寺

2019年09月08日 | 京都 出町柳


今年の3月に行って、とても感動したお店 草喰なかひがし 
今回はリターン枠4人で予約を取っております。



カウンター席で頂く季節感溢れる懐石料理、
前回は大原の朝市のイベントでご不在だった
主人 中東久男氏が厨房内で料理を出す指示をされていて、
お弟子さん達が料理を用意するキビキビした所作を
見るのが楽しめます。

前回は6,000円+税だったのですが、
一品焼き物が増える8,000円+税のコースを
お願いしています。



9月は芋名月ということで芋の葉を皿に見立てた八寸

網ほおずきの中は玉子を味噌漬けしたのを銀杏で挟んでいて、
小芋を皮のまま蒸したきぬかつぎ、トウモロコシの寒天、
手前はアジメドジョウ、ガラス器は白無花果が入っています。



市松模様の四角の小鉢に入ってるのは
モロヘイヤとツルムラサキのお浸し



続いて椀物



白味噌と赤味噌の合わせの椀
中はカボチャとミョウガと唐辛子の葉っぱを炒めてのが
入っていてとても滋味深い味です。



鮎の一夜干し、中は去年の鮎の内臓を熟成した味噌が仕込まれていて
来年になると今年の鮎の味噌を使い、永遠に受け継がれていく
中東イズムの普遍の料理 

手前の万願寺唐辛子の中はトマトを煮詰めたのが入れられていて、
大将はこれでナポリタンになりますと言われていました。



3ヶ月間地下水で飼い慣らした鯉の刺身
鯉の皮を湯引きしたのと骨を煮こごりしたのを散らばせて
ナスタチムウや上にはニラの花が睨みを効かせています。

大根のシャーベットの上には海水で漬け込んだ完熟の梅肉
熟したゴーヤ ウドのハナ 山椒の葉 
菊菜 大徳寺納豆の刻みが配置され

刺身に絡みやすいように醤油はムース状にしてあります。

最後に大将がマイクロキュウリを乗せてくれるのですが、
大将が言うには「これはアップルでも作れまへんで~」



竈でご飯が炊き上がりましたので
お米からご飯に変わる芯の残るアルデンテな煮えばなを

先ほどの大徳寺納豆の刻みで頂きます。



薩摩芋と蓮根の炊き合わせ
蓮根の中には小豆が埋め込まれていて
先行き不透明なご時世を表現されているそうで
とても柔らかく炊かれていました。



次は8,000円のコースの焼き物

鮎が鹿で選択出来るので、私達は鹿をチョイス
 


北山で獲れたビタミンEと鉄分が豊富な夏鹿の炭焼き 
横にあるオレンジ色は温習ミカンのシャムだそうだ

シャム? シャムってなんだろう?と思ってたら

ジャムは砂糖を30%以上入れないとジャムって呼べないらしく
なかひがしさんでは10%の砂糖で作られているということで
ジャムではなく濁点を取ってシャムだそうだ

なるほどねぇ~



花オクラとミョウガのおひたし



ここからがなかひがしさんのメインデイッシュ



なかひがし名物 ご飯、世界一周の旅の始まりなのである



パリ→イギリス→中東→ニューヨークと行くそうだ。

パリはお焦げのパリパリご飯
イギリスはマルドンシーソルトを付けてご飯を頂く
中東はなかひがしさんブレンドの山椒オイルを付けて頂く



世界一周の途中でこちらのオプションのYCTKGは外せない

YCTKG???

山芋 カラスミ 大原の卵黄だけ使った卵掛けご飯



世界旅行の最後はニューヨークでしめます。
俗に言う出汁茶漬けなのだが、 
ご飯が入浴してる様からその名が付けられています。
上に乗っている梅肉が崩れゆく様は
マンハッタンの夕陽が沈むと言うそうだ。



デザートはレモンのイレモンに入ったレモンのゼリー

季節感タップリな料理と大将の軽妙なトークに笑いっぱなしの4人なのでした。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アネッティワールドさんありがとうございます (akiraのカリー)
2019-10-02 11:01:22
おっしゃるとおり なにもかも最高なのです
それゆえに予約が非常に取りにくいお店なのですよ

次はいつ行けるのだろうか?
Unknown (アネッティワールド)
2019-10-01 15:41:40
料理も器も最高ですね。
そして洒落た会話も最高ですね。

こういう店を知って行かないといけないですね。

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