国立国際美術館で開かれている「ウフィツィ美術館自画像コレクション」に行ってきました。ウフィツィ美術館には1700点をこえる画家や彫刻家の自画像が所蔵されているそうですが、17世紀から現代まで、そのうちの70点が展示されていました。
今回の展覧会で、いちばんのお気に入りは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/eb/1040395ba9e74a2bc4f30ae10dfc9bde.jpg)
草間弥生のこの絵。色彩のあざやかさといい、絵から伝わってくる存在感といい、自画像を描いても、草間弥生はやっぱり草間弥生だった!!70点の絵の中で、ひときわ輝いていたと思います。
それから、レンブラントのこの絵かな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/d1/9b89d795cd8545fa284adf687738b3a9.jpg)
時期的には、ナショナルギャラリーでみた自画像の中間。妻を失ったあとで、レンブラントは破産するのですが、破産の一年前の自画像です。どこかもう、あきらめてしまったような寂しさが伝わってきました。
最初に会場にはいって、「あ!この絵」と声を上げたのが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/ea/867c314d381cb21fa7b4754dd600461a.jpg)
ラヴィニア・フォンターナの自画像。実は今、「奇想の美術館」(アルベルト・マンゲル)という本を読んでいるのですが、表紙の絵の作者です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b3/e1d774fc3e0bd759987df6984b789537.jpg)
アルベルト・マンゲルは、ラヴィニア・フォンターナについて次のように書いています。
「1577年に結婚するまで、ラヴィニア・フォンターナは数点の肖像画とごくわずかの宗教画しか描いていなかったが、その年、初めて自画像を描いた。家庭生活には悩みが山積していた(夫は頭が弱く、一人息子は一種の精神遅滞で、二人の娘のうち長女は事故で失明し、父親は晩年になって経済的に困窮した)が、画家としてのキャリアは順調だった。
公式に大作を委嘱される女性画家は、ごくまれにいたとはいえ、たいていは(フォンターナー)を含めて)もの珍しい例外と見なされていたのである。」
「わたしが倒れたらあかんのや」という気持ちの張りが伝わってきます。
大きな期待はしていなかったから、大きな失望もなかった、そんな印象の展覧会でした。
今回の展覧会で、いちばんのお気に入りは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/eb/1040395ba9e74a2bc4f30ae10dfc9bde.jpg)
草間弥生のこの絵。色彩のあざやかさといい、絵から伝わってくる存在感といい、自画像を描いても、草間弥生はやっぱり草間弥生だった!!70点の絵の中で、ひときわ輝いていたと思います。
それから、レンブラントのこの絵かな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/d1/9b89d795cd8545fa284adf687738b3a9.jpg)
時期的には、ナショナルギャラリーでみた自画像の中間。妻を失ったあとで、レンブラントは破産するのですが、破産の一年前の自画像です。どこかもう、あきらめてしまったような寂しさが伝わってきました。
最初に会場にはいって、「あ!この絵」と声を上げたのが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/ea/867c314d381cb21fa7b4754dd600461a.jpg)
ラヴィニア・フォンターナの自画像。実は今、「奇想の美術館」(アルベルト・マンゲル)という本を読んでいるのですが、表紙の絵の作者です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/b3/e1d774fc3e0bd759987df6984b789537.jpg)
アルベルト・マンゲルは、ラヴィニア・フォンターナについて次のように書いています。
「1577年に結婚するまで、ラヴィニア・フォンターナは数点の肖像画とごくわずかの宗教画しか描いていなかったが、その年、初めて自画像を描いた。家庭生活には悩みが山積していた(夫は頭が弱く、一人息子は一種の精神遅滞で、二人の娘のうち長女は事故で失明し、父親は晩年になって経済的に困窮した)が、画家としてのキャリアは順調だった。
公式に大作を委嘱される女性画家は、ごくまれにいたとはいえ、たいていは(フォンターナー)を含めて)もの珍しい例外と見なされていたのである。」
「わたしが倒れたらあかんのや」という気持ちの張りが伝わってきます。
大きな期待はしていなかったから、大きな失望もなかった、そんな印象の展覧会でした。