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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

1日2食という生き方

2021-02-12 12:50:14 | 日記

春に向けて、なんとか増えすぎた体重をコロナ感染者のように右肩下がりにしていきたいと、方策を練っていたところ、YouTubeの動画サイトを空腹が健康と減量に良いという趣旨の動画があったので、閲覧させていただいた。

睡眠8時間。起きている16時間中の食事は何でもよいが、1日3食から2食にして、「できるだけ空腹時間を確保する」というものであった。空腹が、胃腸を休ませ、脂肪を燃焼させ、高血圧、高血糖、高脂血など解消させ、オートファジーという細胞のゴミ処理し細胞を若返らせてくれる物質も生成され「いいことづくめ」なのだそうだ。

鶴ちゃんのように1日1食主義者の求道者もいないわけではないが、オイラの意思ではできっこないので、2食主義なら勤め人を離れた現在の境遇では可能性があるので、昨日から実践してみることにした。

1日8時間は眠れないので、例えば1日の生活サイクルを、「朝3時起床・1食目AⅯ10時・2食目PM6時・就寝PM9時」という風に食事と食事を7時間間隔にすれば、十分「空腹の苦痛」を体感できそうだ。動画では、空腹時間に「素焼きのナッツ類少々」は食べてもいいと言ってくれているので、食間は、お茶とナッツでしのいでいこう。三日坊主に終わらず、「首都圏の非常事態宣言解除のころ」に効果が出始めるとよいのだが。

この「1日2食主義」は、山の生活にも実践できそうだ。

これまで、キャンプに行って登山しようとする場合など、朝3時ごろ起床して、お湯を沸かしお茶を飲みながら朝と昼の分のご飯を炊き、炊き上がったら昼食の弁当をこさえて、朝食をとってから、食器の洗浄、トイレなどをすまして「さあ、出発だ!」とストレッチングを始めるまでには、早くとも1時間30分程度を要していたものが、朝3時に目覚めたら、お湯を沸かしお茶を飲んで、少しばかりの素焼きのアーモンドやクルミをエネルギー源として補給すれば、1時間足らずで「さあ、日の出前に出発だ!ヘッディンよし!」という具合になるのだろう。

そして、朝の9時か10時ころには、もう景色の良い稜線に出ているころなので、景色を楽しみながら、暖かな日光を浴びて、アルストでお湯を沸かし、ブランチを小1時間かけてゆっくりいただくということになり、寒さで震えながらキャンプサイトで飯を食うよりずっとおいしい食事を楽しめそうなのである。

いいことずくめではないか。

おりしも、昨日「NHKスペシャル 2030未来への分岐点 飽食の悪夢 第2回 水・食料」(再放送)を視聴し、ショックを受ける。

世界は、先進国の大量消費、人口爆発、気候温暖化により、あと10年以内、2030年まで現在の社会システムに修正しないと2050年ころには、取り返しのつかない食糧難に陥るという予言。食糧難すなわち物価高で、とても年金だけでは生きていけないだろう。(2050年には、幸いこの世にいないが)

 

 

驚きの数字だが、例えば、

① 日本では、スーパー・コンビニのフードロスによる廃棄食品が毎日35トンもあって、この量は、国連

  が食糧難の国に支援している1日あたり食品量の1.5倍となること。

② 美食のターゲットである牛肉1kg生産するために、エサとなるトウモロコシを6kg必要としている

  こと。全世界で生産している穀物の1/3は、食肉生産のために使われていること。

③ 世界中の地下水は、上記の穀物のために70%が使用されて水不足の要因となっていること。

④ アフリカのある国では、ヨーロッパのワイン会社が水不足のため自社でため池をつくって水の囲い込み

  を行っている。ワイン1本あたり625リットルを要するが、この量は、スラム街に配給される2週間

  分の水の量に匹敵する。

⑤ バーチャルウォーターという輸入食品の使用水量を示す数字があって、日本が牛肉1kgを輸入するの

  に15415リットル(お風呂77杯分)を要する換算となる。

数字は、付箋にメモをした程度なので不正確かもしれないが、いずれも驚くべき数字であり、連日バラエティ番組でお笑いタレントの食べ歩きや、大食い番組を垂れ流し、高級ステーキ店などの会食をかさねて憚らない上級国民たちが跋扈するわが国のありようをみるに、わが国の未来は暗澹たるものといえよう。

 

なので、昨日から試みている「1日2食主義」、ビビたることかもしれないが、来るべき食糧難の処方ともなるかもしれない。加えて、春から本格的に始めたい野草と山菜摘みは、来るべき食糧難時代の処世術として正しいことなのかもしれない。それと、これからの生き方として「肉やめる宣言」にも、賛同していかねばならないのかもしれない。「人口肉」の技術も日進月歩なのだという。

書棚から、賢治さんの文庫版全集を取り出して「ビヂテリアン大祭」を再読した。100年前の議論としては、先見性があっておもしろすぎる。巻末に掲載されている「ビヂテリアン大祭 改稿型」である「1931年度ビヂテリアン大会見聞録」とあわせてノートにまとめてみたい。


広瀬川早春スケッチ

 

    

 コチドリ(小千鳥)が河原の砂をつついていた。貝やカニもいない河原でいったい何をつついていたのか聞いてみたい。北国には、夏鳥としてやってくるとのことだが、早すぎないか。

    

 こちらは、冬鳥として北国からやってくるツグミさん。夏は、いったいどこで暮らしているのかな。

    

川から上がってずぶ濡れの鵜。カワウかウミウか、この前違いを図鑑で確認したが忘れちゃった。

 

    

口の根元の黄色いところが「とんがってるのが」ウミウ。ちなみに、鵜飼の鵜はウミウのほうだ。なつきやすい性格なのかな。グリーンのオメメが美しい。

 

 

    

      昨年より、20日も遅いイヌフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)

 

     

      小さいから、外来種のオオイヌノフグリではないのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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