体が昭和30年代のブリキのロボット状態になっており、とくに関節のような折り曲げ部分は良くさび付いており、曲げるためにギシギシと重い痛みを伴う。両方の膝関節は自転車を漕いでも痛みが走る。1週間の山旅では、知らぬ間にあちらこちらに損傷を与えており、とくに右肋骨と左大腿部のうっ血が痛みを伴う。右肋骨は、17日早朝の雲ノ平木道の凍結による前のめり転倒せいだとは自覚しておるが、左大腿部はどこでどうしたものやら、たしかに1日のどこかでは転倒や踏み外しの記憶があるので、どこかで何かにやられたのだろう。ままよ。
さて本日は、仕事もうつろに、北アルプスの反省点を考えていた。あくまで、ソロの場合ではあるが。
反省点①現状の体力では、15キロ以上の荷重は老体に応える。旅の途次、概ね苦痛をもたらす。テント食料持参でも15キロ以内を課題とすべし。今回は最大で18kはあったが、テントなど濡れると重みが増すことを念頭にせよ。装備の軽量化と不要物の排除に努めよ !ただし、ウヰスキー1.5リットルは外せなかった。
反省点②カメラを持参するときは、コースタイムは、標準タイムの2倍して計画を組め。ましてや、今後三脚を持参すれば、「静の時」が必要ならざるをえず。どしどし後続に追い抜かされるべし。カメラを持っているので恥ずかしいことあらへん。
反省点③スマホをあてにするな。山が深ければ電波が届かない地域が広範囲。やはり、ソニー製の携帯ラジオ(FMも入るやつ)を持参すべし。ニュースや野球などなくてもよいが、お天気情報、緊急通報は、定期的な視聴で入手すべし。
反省点④テント持参でも積極的に山小屋(素泊まりでよか)も組み入れるべし。とくに荒天時は避難と濡れものの乾燥など積極的に活用すべし。なお、山小屋利用の際は、昼あとすぐの到着と未明のスタートを宗とすべし。朝食は前夜に準備すべし。朝方は、よくてお茶ぐらい沸かすにとどむべし。ただし早起きして(2時頃)出すものは出していく姿勢が肝要。野にするな。
反省点⑤ 10k以上の荷を担ぐ際はくるぶしをしっかり固定でき、防水効果十分なしっかりした登山靴を選択すべし。今回は、トレランシューズに毛の生えたようなモンベル製ラップランド軽トレッキングシューズだったもので、靴紐もしっかり締められるイメージはなく、おおいに頼りなかった。それに、幅広仕様にしたものだから大きすぎて靴の中で足が左右にぶれまくった。もう1生モノといえるお気に入りの靴を店で探した方がいいのではないか。通販ではあやしいし、危険かも。革靴で軽量でしっかり作られたもの探そうか。
以上の反省点を踏まえ、今後の山旅計画をたてようか。ことしは、もう大きいソロの山旅はないが、来年度は、5月早々、「奥駆道 吉野から熊野へ」を組んでおり、このへんから着実に改善を図るべし、そして、またアルプスにもどろう。南と北、そして中央、いずれかに年に1度は訪れたいな。そう、夏は北海道も待ってるぜ。
室堂スタート時は、20k近かったか。ずしりときました。