今朝は二十三夜の月か。真夜中に現れ、真っ暗闇の古代の世界を点しだすのだから、そこに神の存在を感じた人々の信仰の対象になった。特に、女性の信仰が厚く(子宝のお腹を想像させたか)、今で言う女子会のような集いが、あちこちで繰り広げられたという。
そこでだが、まったく連関しないが、ハイドンの「ひばり」を聴きながら、古代のまったく静まりかえっていた冬の美空に「ひばり」が高らかに囀り始めたとき・・・「春だ!」と人々は歓呼したに違いない。
フェリーニの「アマルコルド」冒頭シーンを思い出した。早暁の靄のような世界に綿毛のようなものが舞い上がってきた。たしか、最初のせりふは、「春が来た。」だったか。
二十三夜の明け方の月をp900の手持ちで、
イタリア弦楽四重奏団の演奏で、