遊びをせんとや

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日本という病 日本の進む道 ~養老孟司が名越康文と藻谷浩介と日本のこれからを考える~

2023-07-17 07:15:05 | ブックリスト
図書館で常に本を借りるが、人気の本は予約を入れてから3ヵ月くらいかかる場合が多い。
その間に読みたい本が手元になくなり、生きのいい本を読みたくなる。
ポイントで購入

養老孟司の対談本2冊。

精神科医の名越康文と。「二ホンという病」
コロナ禍やウクライナ戦争を語りながら2038年頃に起こると言われている南海大地震のことやそれに備えて今日本人が考えなければないことを語っている。これから15年後に備えてどこに住み、どんな生活をするかを若い人は考えんなければならいと。

そんな対談の続編のような(この本の方が先に出版されていたのだが)藻谷浩介との対談
まさに「日本の進む道」
この中で藻谷さんが「日本の高齢者ほど色々楽しむための選択肢が豊富にある国はない。」ということをおっしゃってた。
そうやなー、ほんまにそうやと膝を打った。そんなにお金をかけなくてもバーチャルでも実際動いてでも色々な安全な娯楽に満ち溢れている日本。過疎と言えども人口密度から言えば欧米に比べて随分マシだとか「日本は一概にあかん。」など、改めて考えると恵まれていることも多いと気づいた。あかんのは政治だけやと思う。ようするに個々の日本人は本当に頑張っている。日本に旅した外国人も2000円もあれば結構美味しいご飯と飲み物がついてくる。そんな外食の国は珍しい。しかも安全。
男尊女卑や多様性に関してはいつまでも政治の中心が頑固で時代遅れなだけかもしれない。
この本の中でも2038年の南海大地震について触れていた。その大災害が起こった後にどのように日本を立て直すべきかを今考えないといけないと養老先生は力説されていた。考えさせられることの多い本だった。いつだって先を見通して養老先生は発言をしてはる。

これは図書館で借りた本「生きるみちしるべ」

既に廃刊になったミセスに連載していた記事をまとめた一冊。
この中に松岡享子さんの「老人を慰めるより子供を幸せにしなさい。」という一説があった。老人は今まで生きてきた中で小さな頃の幸せな思い出で生きて行けるからという意味である。本当にそうだと思う。小さい頃に十分幸せな思い出ある人は老人になってもなんとか生きて行けるもんだと思った。

この一言が心に残った。
養老孟司、横尾忠則、角野栄子、中村桂子、サーロー節子、柚木沙弥郎などが語っている。


一度読んだ本はよほどのことがない限りあまり読み返さないので近所の友人に回して1ヵ月ほどで売る。
出版5年以上前の本は図書館に寄付。毎日少しずつでも持ち物を整理して循環。

昨日の晩御飯。オーソドックス豚カツ、キャベツ、ズッキーニ、トマト。長芋、玉ねぎ、生きくらげのお汁。




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