遊びをせんとや

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何だか色々あったなー

2023-05-20 07:34:31 | 歌舞伎
久しぶりに京都文化博物館の「織田有楽齋展」に行こうと思って電車に乗っている時に「猿之助のパワハラ問題」がネットに上がっていると旦那が言うではないか。
今世間で騒がれているジャニーズ事務所のような問題だ。
有楽齋展の事はまた次の記事に譲って、帰りの電車でネットを見るとなんと猿之助が自殺を図ったというニュースが上がっている。
ご両親はすでに死亡が確認されているというではないか。本当にびっくりした。
今明治座で上演中の舞台はどうなるのだろうとまず、思った。
日にちが経って、市川團子さん、中村隼人さんが代役を務めて上演するということだ。

猿之助が死なないことを心から願った。ご両親がすでに亡くなっているのでこれ以上人が死ぬのは嫌だ。
そして彼の肩にどれだけの人数の人達が関わっているか考えた。

改めて歌舞伎という魔物のことを考えた。
江戸時代からは芸能業界も様変わりしたとは思う。
個人的には最近歌舞伎界は曲がり角にきているような気はした。
客席にも空席が目立つ公演もある。
私のような半世紀観続けてきた観客もそろそろ老齢に差しかかってきたし、同年代は歌舞伎は?となる場合も多い。

仁左衛門、玉三郎あたりがいなくなったらどうなるのだろうと思う。

先日の平成中村座ぐらいかな勢いのあるのは。中村勘九郎が勘三郎を継ぎ、七之助と中村座を盛り上げていく。
平成中村座の公演も少ない役者でなんとか料金を押さえていたし。

現猿之助の父、猿翁が先代猿之助の時からどれだけの数の舞台を観ただろう。所謂スーパー歌舞伎と言われる公演や「黒塚」などの舞踊も大好きだった。「骨寄岩藤」や「義経千本桜」などの古典も良かった。

現猿之助も上手かった。年齢がまだ若いのにどんなわき役も光っていたし、たくさん観た。「黒塚」も良かった。
2020年コロナ禍のスーパー歌舞伎を観に行こうと南座のチケットを取っていたが、結局公演はコロナのために全部流れた。

香川照之=中車も復帰するのは難しいようだ。

猿之助はテレビ出演もあったが、自分の本分は歌舞伎で一番歌舞伎に出ることを大切にしていると語っていた。

歌舞伎と言う大きな魔物に魅入られるように。

音羽屋、寺島しのぶのインタビューからもひしひしと感じた。

これから猿之助の舞台を観ることができるのだろうか?

若手が頑張って歌舞伎の観せ方も時代に合って進化していくのだろうか?
歌舞伎の古典演目の存続は可能なのか?
この芸能を日本は守り切れるのか?

なんて事を考えていたらすごく落ち込んでしまった。

先週末は結婚式や姫路城観劇で野菜が少なく食べ過ぎ気味だったのでなんだか調子が悪い。
吹きで物は出るし、体重は増え続けるし。こんな時は飲みすぎ、食べ過ぎなのだ。

今週意識して間食を止め、家で野菜をきちんと食べると戻ってきた。体重もあっという間に減る。
暴飲暴食の結果は2日ほど時間を置いて身体にでる。正直。

昨晩の夕食。

朝から作ったブリアラ大根、来週のランチに向けての試作サーモンパテ。サーモンパテはやっと自分の配分が決まってきた。美味しかった。グリーンリーフ、トマト、セロリ、蕪の浅漬け。



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