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平成中村座姫路城公演 ~雑感、歌舞伎の底力~

2023-05-17 06:58:38 | 歌舞伎
阪神も連勝して気分のいい昨今。
もう少し平成中村座の書きこぼしたことを少し。

まずは常識幕のこと

普通の常識幕は黒、柿、萌黄(濃い緑)だが、中村座だけは江戸時代から白だったそうだ。

上手の幕になにやら眼が

これはネットで調べると十八世中村勘三郎の眼だそうだ。小屋内に全部で18個あるそうだ。知らんかった。


座席入り口付近に飾ってあった撥。一番太鼓を打った撥だそうだ。
客席は全部で873席。圧倒的に少ない。だからゆったりして見やすい。

今回、一日で4演目観たのだけれど、私が40年前くらいに観た感じだった。
これで午前の部って感じかな?昔は途中でこの幕はいいやと休憩の幕を作って眠ったりしてた(今も寝るけど)
たっぷりした感じ。今回は演目のバランスがとても良く、充実していた。

天守物語を観れたのはとても幸運だった。

観終わってみたらこれだけバラエティに富む舞台を演じ切る歌舞伎は凄いなと思った。
まず演技の技術が違う。人間の情感を形に落とし込む技がある。歌舞伎役者には叩き込まれている。
舞踊の技術、発声、身体の見せ方、所作。長い年月をかけて叩き込まれている。
まさに歌舞伎の底力を魅せられた気がした。

録画していたNHKのスイッチインタビューのラミレスとのインタビューで寺島しのぶも同じことを言っていた。

今を生きる幸せを感じてこれからもできるだけ歌舞伎の舞台を観て行こうと改めて思った次第だ。



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