きょうは、女性議会の会の10周年記念交流会がありました。平成10年から3年間にわたり、秋田県の男女共同参画事業として、女性の模擬議会が開かれたのです。わたしは、平成11年に参加をし、その後、退会をしていたのですが、今回お声をかけていただき、参加してきました。
記念講演は、秋田大学とノースアジア大学で、留学生別科学非常勤講師の佐々木順子さんでした。「ことばと女性」と題してのお話だったのですが、外国の方に日本語を教える・・・佐々木さんは教えるというのはあまりすきじゃない、勉強する手助けをさせていただいている・・というふうに話されていましたが、なんて素敵な方でしょう。その教科書の中の使役のことば(だれだれに、何々をさせる・・)について、例えば979年のものは
「 妹にシャツを洗わせる 」 とか 「母は姉に料理の手伝いをさせました」 のようになっていたそうです。ジェンダーですね。
でも最近は、「お皿を洗わせます」のイラストが男の子だったりして、かなり変わってきているそうです。
外国の人に、変なバイアスがかかったままの日本語を使ってほしくないので、「今はそうじゃないのですよ」などと言いながら係っていらっしゃる・・というようなお話でした。「主人」ということばについても、漢語が明治になってから使われたのだそうで、「主(あるじ)」から来ているそうですが、「主人が、主人が」というのは時として聞き苦しい・・ということも話されていました。
その後、お昼をはさんでの交流会でしたが、2時からの子ども図書館応援団の集いがサンパルであり、中座してそちらにむかいました。そのことについてはまた明日にします・・。