算太郎日記

日々の日記を綴ります

人間ドック

2023年09月02日 | 日記
夏に受けた人間ドックの結果が送られてきた。

ここ数年はドキドキしながら郵便物を開封する。毎年何らかの異常があることが記載されているからだ。そして、その程度が年々重たくなってきている。A4大の角封筒を郵便受けからとり、表面をなでるように触ってみる。中に小さい封筒が入っているのが感じられる。「ああ、紹介状が入っている。」とドキリとする。ドックの結果、かなり悪い項目があると、精密検査をする病院への紹介状が添付されている。封筒を開封しなくても、封筒の手触りで結果の善し悪しが分かるようになってしまった。

昨年は、紹介状の入っている封筒の存在を感じられなかったので、安心して病院から送られてきたA4大の角封筒を開けることができた。今年は、暗い気持ちで封筒を開けることになった。封筒を開けると、Eの文字が目に入る。その横を見ると、項目名と担当医の意見が記されていた。「ああ、やっぱりか。」と何となく納得してしまいながら、暫くE判定の文字と説明文に目を落とし続けた。その項目は、最近結果がよくないことが多い。数年前に、入院検査までした。結果、大きな異常は認められなかった。昨年は、数値も改善されて、少し安心していたのだが。今年は数値が悪い時の値に戻っていた。

どうしたものかとしばらく思案していた。再度入院検査となるのは嫌だった。辛かった検査の悪夢がよみがえる。しかし、どう考えても一人では判断できないので、結局、病院へ結果をもっていき相談するしかないという結論に落ち着いた。年を重ねるということは、こういうことなのだろうなという暗い気持ちで、封筒に結果が記されている書類を戻した。