かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論 A (木) 121018 新しい「教育格差」 前半

2012年10月19日 | Weblog
1. 非常勤講師を通して経験を積んでから教採に臨むという進路は現実的ではないてしょうか?
   答:いや,いいと思いますよ.特に,他の県での就職や,初任ではいけないような場所での経験は役に立つと思います.ただ,気をつけなければならないのは,臨採をしていると,勉強ができなくて,試験になかなか受からない人たちが大勢います.


2. このレポートでウィークダイズは「コネ」ではないかと述べましたが、先生はどうお考えですか。聞かせてください。
   答:そうですね.確かに,一種のコネだとお思います.しかし,社会にでると,コネは非常に重要なものです.多くの職場で,お互いにコネを生かして仕事をしています.


3. ゆとり教育のメリットを教えてください。
小学生、中学生、および高校生の基礎的な学力について、今後順次指導要領が改訂され,脱「ゆとり」が図られると思われるが、このことがもたらす子どもたちの間における学習への取り組み方の変化について、川島先生はどのようにお考えになっているのか。
   答:私は,ゆとり教育も詰め込み教育も,両方とも必要だと思っています.内容にもよりますが,小学校低学年までは,勉強の仕方を教えるという意味で,詰め込み教区の方が重要だと思います.小学校高学年からは,ゆとり教育で,自分で考えて勉強することを教えたらいいと思っています.さらに,内容も,数学で言えば,計算力をつけるのは,積み込み式のドリルが必要で,幾何のようなじっくり考える内容では,興味を持たせることを中心に考えたらいいと思っています.どうも,すぐに,どちらがいいかというと,他方はダメということになりやすいのですが,教育場面では,さらに,子どもによっても,詰め込みとゆとりを使え分ける必要があると思います(再掲).


4. これからも新規採用教員がやめてしまうのは続いてしまうのか。
   答:たぶん,続くと思います.しかし,それは,教員だけでなく,社会全体の仕事に対する意識の問題が一番影響していると思います.


5. 読書の秋ですね。先生がこの秋一押しだという小説はありますか?もしよろしければタイトルと作者を教えてください。
   答:すみません.私は,最近,小説を読まないので・・・


6. 先生は今年で定年退職されるとおっしゃっていました。退職してからの人生設計はありますか?
   答:退職後は,ポルトガルに行こうと思っていましたが,まだ,他の大学に行くことになりそうなので,もう少しお預けです.

7. 大学において私たちのような「ゆとり世代」の学生とそれ以前の学生で異なったことはなにかありますか?
   答:なんとなく,真面目で勉強を良くするようになった気がします.一方で,元気が無くなった気もします.


8. 日本は何を変えれば、何が変われば良くなるのでしょうか?
   答:日本は,いまでも,十分にいい国だと思っています.他の国に比べると,治安はいいし,人々は落ち着いているし,経済的な余裕もあるし,そんなに,悪くないですよ.もっとひどい他の国もあるし、他の国から見ると、いい国だと思われているのだと思います。だから、円高なのかも。



9. 風邪が流行っています。先生のオススメの風邪対策を教えてください。
   答:私は,風呂上がりに,よく風邪を引くので,風呂上がりに暖かくするように気をつけています.それと,朝起きたときに,毎日,簡単な運動をしています.でも、9月に風邪をひきましたが・・・



10. 日本の教育制度は外国のものと比べられ、ここが良くないと言われることが多く日本の教育制度のよさがよくわかりません。日本の教育制度のよさとは具体的にどのようなところなのでしょうか?
   答:どうも,日本を外国と比べると,いつまでも島国根性と劣等感を持っているらしく,外国をすばらしい,日本はだめだという,大学の先生方がいるのですが,私は,日本は日本なりの良さを持っていると思っていますし,そんなに比較をしても意味がないと思っています.もちろん,参考すするのはいいと思いますが,日本の組織化された,どこへ行っても同じ教科書を使い,子どもたちを均一のレベルまで引き上げようとするのは,他の国にないことだと思います.まあ,それが,デメリットになることもありますが,日本の独自性なのだと思います.


11. 私も知らなかったのですが、10月18日は冷凍食品の日らしいです。先生はよく冷凍食品を利用されますか?
   答:私も知りませんでした。そうですね適度には使います.例えば,毎朝食べるブロッコリーの値段が上がると,冷凍食品を使いますし,自分でつくるのが面倒なラザニアなども冷凍を使います.


12. 先生は教育格差を生む最もたる原因は何であるかとお考えでしょうか?
   答:資本主義経済,自由主義経済でしょうね.

13. 教師が一番にやるべきことはなんだと思いますか?
   答:人によって,教師によって違うと思います.それぞれの人が足りない部分があると思います.でも、ロジャースのいう、純粋性(自己一致)と、やってはいけないことの3つの項目(評価、批判をしない、既成概念や思い込みで子どもを見ない、指示や忠告だけにしない)は、忘れないようにしたらいいと思います。


14 川島先生は北欧の教育形態を見習うことはよいと思いますか。
15. 北欧の教育方法が注目されていますが、先生はフィンランドの教育方法についてどのような考えをお持ちですか?
   答:まあ,それは,その国ではすばらしいのだと思います.比較をしてもしょうがないですよ.

16. 教師同士のいじめは存在しますか?
   答:まあ,そりゃ,小中学校で全国で,107万人も教員がいるのですから,いろいろあって当然ですね.

17. 先生の好きな言葉は何ですか?僕は Everything happens for reason. (全てのことは理由があって起こる)という言葉です。
   答:なるほど,すばらしい.最近気に入っている言葉は,「人はひと,自分はじぶん,だけど仲良し」です.私は,人間のする、ほとんどのことはあまり理由がないと思っていますが・・・.

18. 先生の子どもは公立の中学校に行きましたか?
   答:長男は,公立学校に行きました.長女は,中高一貫の私立に行きました.


19. 専任教師と非常勤講師の給料はどれくらいですか?
  答:正規の教員と臨時採用賃金の差は、初年度は2割くらいですが、年数が経つにつれて差が大きくなります。20年続けると倍以上になると思います。公務員系の給与は近年数が長くなると格段に上昇します.(再掲)


20. 先生は、発達と教育の授業と生徒指導概論の授業、どちらのほうが大切だと思いますか。
   答:どちらがなんて,言えません(笑い).両方とも,大切で意味があると言っておきます。

21. 先生は教育格差のある社会とない社会、どちらが理想的だと思いますか?
   答:どちらも,いい部分と良くない部分を持っているでしょうね.どちらかというと、日本やアメリカは人間が生きてゆく中で格差ができる国、ヨーロッパやインドは生まれたときから格差のある国という印象があります。結局、格差の無い社会はありえないのかも。


22. 私の出身の県では学校選択制が設けられていたり、高校受験の際の学区制度が廃止されたりしていたが、他の県や、この信州大学に通う人たちの出身地域はどうなのか。そのような制度が設けられている地域は多いのか。
   答:すみません.信州大学の学生はいろいろなところから来ているので,わかりません.討論の時にでもお互いに話をしてみてください.

23. 各国では大学の果たす役割が大きいと思われるが、そのことについて川島先生は、大学生の学力低下という問題も含めて、どうお考えになっているのか。
   答:確かにそうですね.私も責任が大きいと考えてきました.私自身は,少しでも,それに役に立つようにと思って,授業をしてきました.しかし,一般に,大学の教員は,教師と言うよりも研究者だと思っています.逆に,現場から来た先生は,研究が苦手なように見えます.研究も教育も両方が優秀な先生はなかなかいないように思えますが・・・


24. 中高一貫や学校選択制、全国学力テストなど今日本の教育で行われている教育政策がありますが、先生が良いと思う政策・悪いと思う政策・良くもあり悪くもある政策はありますか?
   答:どれがよいか悪いかは,将来になってないとわからない部分があります.また,問題のとらえ方で良くも,悪くも解釈できます.スパルタ教育も,スパルタという国では,良い方法であったと考えられます.

25. 非常勤講師は、資格は専任の教師と一緒だが、同じように待遇されないことがあると書いてありました。それぞれの事情があって非常勤講師をしている人もいるようですが、先生はできることなら専任を目指したほうがいいと思いますか?
   答:もちろん,教師を仕事とする以上,専任を目指すのがいいと思います.


26. 実際に教育現場に立ったら、様々な問題にぶち当たると思うのですが、そんなつらい中でも自分のモチベーションを上げるために、川島先生だったらどうするか教えてください。
   答:授業でも,話をした,自分自身の帰属の仕方を変えていったら良いのではないかと思いますが・・


27. 先生は旅行が好きだと聞きました。私も旅行がしたくて、とりあえず国内で旅行を考えています。日帰りか、一泊がいいです。どこかおすすめの場所はありますか?
   答:そうですね.日帰りなら、妙高高原か志賀高原、湯田中温泉と小布施、上越、軽井沢でしょうね。一泊なら、富山、金沢あたりまでいけると思います。あとは、予算次第で、東京も良いでしょうが。

28 私は幼い頃から、嘘を言うことは良くないと教えられてきました。しかし人のためになると思って言う嘘は、良いことだと考えています。高橋先生は嘘を言う事について、どのように考えられますか?
  答:すみません。私は、川島ですが、答えます。なお、レポートは川島が担当しています。確かに、人のための嘘は、良いことだと分かるのは大人になったからでしょうね。


29. 私の同級生の彼のように、アルバイトをしながら大学進学を目指す人のために、社会として何か支援できることはありますか?また、そういったことをなくすためには、教育の無償化が必要ですか?
  答:必要かどうかの問題でなく、予算の問題です。国や社会の予算が、ふんだんにあれば、無償化になればいいと思います。


30. レポートの中でも述べましたが、私は「総合的な学習の時間」は科目として取り扱うのではなく、その要素を各教科で取り入れていけば良いと考えています。先生は、どう思いますか?
  答:私も、そう思います。もっと、学校単位、教室単位での自由なカリキュラムがあっても良いと思います。

31. 「全国学力・学習調査」を行う意味はあるのでしょうか?
  答:文科省は、意味があると思ってやっているのでしょうね。意味があるかどうかは、教育の目的と方法をどのように考えるかによって、違ってくると思います。また、意味があるかどうか出なく、そのためのコストとのバランスの問題もあると思います。多少は意味があるとしても、コストとのバランスです。


32. 結婚とはどういうものですか?結婚をして変わったことはありますか?(良い意味でも悪い意味でも)
  答:たぶん、結婚の意味は、人によって全く異なると思います。結婚して変わったのは、子どもが出来るまでは、ワイフがいるので早く帰るようになりました。その後は、子どもの世話のために早く家に帰るようになりました。


33. 先生は本を読むことをすすめていらっしゃいましたが、先生はどんなジャンルの本がすきなのですか?先生のおすすめする本をおしえてください。
  答:どんなものでも良いと思います。私は、ノンフィクションの科学系が好きです。特に、進化論や生物学系のものが好きです。


34. 長野県では私立の学校よりより公立のほうが偏差値が高く、私立を受験するとなると、滑り止めであることが多いです。東京などの都市部になると、私立と公立の立場が反対になるのはなぜでしょうか。
  答:それは、その高校の大学受験の結果から、そう考えられているのだと思います。

35. 様々な得意分野を持つ人が社会に出たほうが、目本の社会のためになると感じました。しかし、職業科(工業、商業など)のある高校はとても少ないです。専門の知識を身に付けるための教育は大学からで十分なのでしょうか。
  答:いや、高校からの方が良いと思います。ただ、多くの人が、大学受験に有利なように普通科に行くのだと思います。

36. 教育格差の原因が多く載っていました。(教師・学校など)どれが、主な原因だと考えているのでしょうか。
  答:私は、資本主義経済、自由主義経済が背景にあるからだと思っています。でも、一方では、ヨーロッパやインドのように、殿様や領主様がいて、始めから格差のある社会もありました。


37. 総合的な学習の時間は、一般の人たちにとってはいまだに意味のない「ゆとり教育の一環」という悪い認識でとどまってしまっているのでしょうか。
  答:そう考える人もいると思いますが、現在の学校での状態をよく知らないので、わかりません。


38. 今ひとり暮らし2年目です。学校生活を送りつつ、家事をこなすのは本当に大変で、未だに慣れません。生活の中で最も大変なのは、お金についてです。バイトは週に1回、親からの仕送りもあります。でも、すぐお金無くなっちゃうんです。節約もしようと頑張っているのですが、気付いたら貯金0で所持金は小銭ばっかりなんです。だから先生おすすめの、節約術や、お金を貯める生活のコツなどあったら、ぜひ教えてほしいです!!よろしくお願いします。
  答:良い方法があったら、私も知りたいです。でも、基本的に自炊をすること、今すぐに必要なもの以外は買わないことですね。私は、ついつい、将来必要になるかもしれないと思って買ってしまい無駄になることが多いです。


39. このような事件があることを、もっと世間に広めていくべきだと思う。そして、この事態がいかに異常であるか、正しい対応はなんであるかを、全ての人が知るべきだと思う。:このような事態を上手く解決できた例はなにかあるのでしょうか。
  答:学校でのイジメの問題ですね。このような問題を人々が知るには、マスコミにのらないとなりません。でも、マスコミは、多くの人が知った方が良いことよりも、売れる内容や知りたがる内容載せます。ですから、あまり、広まらないのだと思います。

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