かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答(080723) 「子どもという価値」 中公新書 柏木恵子 討論の感想と遅れた分

2008年07月23日 | Weblog
 やっと、前期の授業が終わりましたね。最後まで授業に一生懸命参加してくださった皆さんにお礼を言います。最後になって、風邪をひいてしまい、今も、まだ、熱がある状態でこれを打っています。また、チャンスがあったら、私の授業をとってください。

1. この質問も最後で寂しい気持ちもあります。先生の年はいくつですか?見た目で判断するのは好きじゃないのですが、きっと先生はいろいろな方面で経験豊富に見えます。生きるうえで何か大切にしていることはありますか?大事なことは何ですか?
 答:うーん。喜んでいいのかどうか複雑な質問ですね。私は今年で満61歳です。大学でなければ定年になっているところですね。生きる上で、大切にしていることは「外連味のない」、あまりいろいろと考えないで「犬や猫のように生きる」です(でも、それって、大切にしているものが無いっていうことなんじゃないのかな?:いえいえ、何でも大切にするという言い方もできますよ)。


2. どうして事実婚というものがあるのですか。
 答:事実婚というのは、いろいろな事情(人間には必ず、人それぞれの事情がある)で、婚姻届を出さずに、明らかに夫婦として暮らしている人に対して、裁判所が財産分与などの際に認めるものです。皆さんや若い人たちは、人間であり日本人なら誰でもが同じような状況にあると考えるかもしれませんが、社会には、そんなバカな、とか、えっ?というような事実の方が多いのです。事実婚という法律も、もし結婚届を出しているのであれば、当然受け取ることのできる権利を守るためにできているものです。社会には、以前述べましたが、道徳的な規範(お年寄りを親切に)と慣習としての社会ルール(お葬式はお寺でする)、そして法律(婚姻届を出すことが結婚であるなど)という3つの規則があります。事実婚も、道徳的にはおかしいかもしれませんが、法律としては無ければならないものだとおもいます。

3. 先生は子どもが多い方が良いですか?それとも、少ない方が良いですか?
 答:そりゃ、今となっては、多い方が良かったなあ。

4. 奥さんとの間に子どもができたことで、それ以前とお互いの関係は変わりましたか?
 答:そうですね、ワイフは僕よりも、子どもの方に心がいってしまったような気持ちがして、ちょっと、寂しかったこともありました。

5. 先生は奥さんと子どもや子育てに対するイメージや考え方が違うなと感じたことはありますか?また、そのことによって何か問題がおきたことはありますか?
 答:もちろん、子どもが小さな頃は、かなり議論(言い争い)もしました。しかし、良かったか、悪かったかはわかりませんが、私の立場としては基本的に、子育てはワイフが主任さんで、僕はアドバイザーや援助者でになっていたような気がします。もちろん、一緒にいろいろやりましたが・・・

6. 母親と父親の比較ではなく、子どもからの視点で考えた時の母親と父親の差はあるのでしょうか?
 答:もちろん、あります。特に時間的なもので接触している時間が格段に違います。ですから、心理的な親密度は母親の方がどうしても強くなります。最近、父親も育児に参加することが薦められていますが、どうしても量的にも質的にもすくなくなるとおもいます。

7. 先生の今の生きがいは何ですか?
 答:はやく、孫の顔が見たい。女の子がいいな。(こう書くと、みんな納得するだろうな)

8. 7月2日(水)の討論に教育実習で出られなかったので、その分の討論レポートは出せません。やはり点数はつきませんか?仕方ない事であれば大丈夫です!!半期ためになる授業をありがとうございました。
 答:すみません。ちょっと、無理です。しかし、得点としては、全体の2%位にしかなりませんので、心配しない方がいいと思います。

9. 発達と教育の授業を通して子どもの発達段階のことが学べ、また、課題図書を読み他人と討論することで自分にない価値観と考え方を得ることができました。先生は、前期のこの授業を通してどのようなことを感じましたか。
 答:そうですね。私も皆さんのレポートを通して、いろいろなことを学ばせてもらいました。また、授業や討論のコメントも、毎年、違うアイディアや新しい考えが浮かびます。しゃべっていることが昨年と違うということは、私自身も勉強になっているということだと思っています。


10. 以前は大学院の質問に答えていただきありがとうございました。もう少しそれについて詳しく聞きたいのですが。まだはっきりと進みたい分野が定まっていない(障害児教育か、障害児心理学か)場合でも、また大学院も絞りきれていない場合でも、その大学院の先生にお話を聞くことはできますか?
 答:もちろんできますよ。私は、「案ずるより産むが易し」という言葉が好きです。


★子どもの脳の発達 臨界期・敏感期 後半
11. 刷り込みは鳥類だけの能力なのですか?
 答:基本的には、鳥類や魚類などでしか証明されていません。似たような現象やこじつければこじつけられるようなものはたくさんあります。


★子どもという価値 後半
12. 先生は自分の子どもが男児だった場合、女児だった場合でしつけ、教育を変化させようと思いますか?
 答: 答:意識して考えなくても、どうしても区別してしまうかもしれません。私は、男女が同じような教育を受けることが平等だとは考えていません。子どもを社会的な価値として平等に扱うのであれば、あるいは、同じように線形できるのであれば、社会的な違いはその社会の伝統なのですから、受け入れたいと思います。

質問と回答(080717)日本の行く道 集英社新書 橋本 治 討論の感想から

2008年07月19日 | Weblog
生徒指導の受講生の皆さんは、これで、レポートは、全部終わりましたね。ご苦労様でした。やったー!と言うところでしょう。今学期から9割以上の得点をとった学生には、「S」がつきます。何人ぐらいいるんだろう。自信ありますか?
 私は、授業が終わり、ほっとした気持と、ちょっと、さみしい気持の両方がありますね。私自身も大変だけど、楽しい授業でした。でも、まだ、採点が残っていますが・・・


1. 先生は日本の未来を考える時にどのくらいのスパンで考えるのが適当だと思いますか?
 答:難しい質問ですね。教育の効果を考えると、何か企画して、日本中に行き渡るのに20年はかかるでしょうし、それが効果として現れるのは50年くらいかかると思います。


2. 先生は日本人が金持ちだと思いますか?
 答:そうですね、授業でも話したように、すべての文化社会的な価値基準が相対的なものであることから考えると、金持ちだと思います。でも・・・(何がでもなの?)


3. この生徒指導概論の授業で先生は私たちにどのような力を一番つけさせたかったのですか?
 答:これまで、30年近く大学で教えてきて、大学生に一番必要なことは、みなさんが、これまで習ってきたこととは異なる考え方や価値観、あるいは文化があることを知ることだと思っています。それを知る方法として、本を読み、人と話、旅をするなのです。この授業でも、みなさんがいろいろな知識と考え方を身につけて欲しいと考えています。それが生徒指導にどう関係するかって?生徒指導は、教師と生徒の1対1の人間性のぶつかり合いだと思っています。そのために生徒の立場を理解するためには、自分と異なる考え方や価値観を少なくとも1度は受け入れてから話をする必要があると思うからです。


4. 先生は、自分が大人だなぁと思ったときはどのような時ですか。
 答:始めは、もう親がいなくても自分は生きて行けると考えたとき、次が金銭的に独立したとき、そして、なんとか親と同じくらい社会の中でがんばって来たなと考えたとき・・・かな


★日本の行く道 後半
5. 昔のいじめっ子のイメージ像がうまく結ばれません…。昔いたいじめっ子の印象像はどのようなものでしたか?
 答:確かに、ドラえもんのジャイアンかな。


6. この本に書かれていたように1960年代前半に戻すことができるなら戻した方がいいのでしょうか?
 答:いいけど、めちゃくちゃ無理でしょう。

質問と回答(080716) 「子どもという価値」 中公新書 柏木恵子 後半

2008年07月18日 | Weblog
追伸です。
 先日、構内で「発達と教育の」受講生の方に話を聞いたのですが、その学生さんが、ミクシーに「アメリカの下層教育現場」のことを書いたら、作者からメールが来て、マイミクになったそうです。


発達と教育のレポートが終わりましたね。みなさん、とても良くかけていて、
私も読んでいて、おもしろかったです結構、授業を楽しむことができたのが
一番うれしいです。

1. よその子を褒めたり、しかったりということをしたことがありますか。また、自分の子供が知らない人に褒められたりしかられたりした経験がありますか。
 答:ほとんど無いといった方がいいと思います。私の子どもは、あまり叱られることのないタイプの子どもでした。

2. 子どもの出産には女性だけでなく、男性も必要なのになぜ、女性だけが子どもと関連させる傾向があるのでしょうか。
 答:それは、直接有無という行為をすることからでしょう。私も、産めるなら子どもを産んでみれば、子どもに対する関与は強くなれるでしょう・・

3. 先生は計画的に子どもをつくりましたか。また、どんなところを1番考えて計画しましたか。
 答:私の計画でなく、ワイフの計画にのりました。まあ、男女一人ずつは欲しいなあ・・と思っていました。

4. 中絶についてどう思いますか?
 答:できるだけしないで欲しいと思います。しかし、30年くらい前に比べると、日本での堕胎の件数は3分の1になっています。

5. 先生は母親が働くことはその家庭にとって良いことだと思いますか?
 答:職業と、子どもの性格や、近くに祖母などがいるかなど、条件によって異なるような気がします。この本にも書いてあったように、生活のために・なのか自己実現のために・・なのかによっても異なってくると思います。私は、母が働いていたために自立心が強くなったような気がします。


6. 女性が結婚するときに職を持っていることは重要ですか?
 答:できれば、きちんと仕事を持っている方がいいと思います。それによって男性の意識も異なってくると思います。

7. 先生は、少子化の原因は何だと思いますか?
 答:一言で言えば、子育てが、めんどくさい、大変という意見をたくさん聞くので、多くの人がそう信じているからでしょう。

8. 先生は、女性が自分を一人の個人とし、子どもをつくらない選択をすることについてどう思いますか。
 答:そりゃ、もちろんありますよ。結婚しない自由もあると思います。人には、それぞれ自分なりの理由があります。

9. できちゃった結婚は法律で禁止できないのですか。
 答:禁止しても、無理でしょうね。というより、私は、できちゃった婚の方が自然だと思っています。恋愛をした二人に子どもができるのは当然です。ですから、道徳的にいけないとか、親の希望に沿わないという理由は、あまり、個人が尊重されている考えだとは思いません。

10. 先生は「子育て」と「子育ち」の違いはどのようなところだと考えますか?
 答:そうですね。自立心の育成に重きをおくかどうかですかね。さらに、子どもの人格を一人の人間として尊重するかどうかすね。

11. 先生が子どもから「信頼されている」もしくは「尊敬されている」と感じるのはどのようなときですか?
 答:なにか、本当に困った時に、最初に相談された時。子どもを育ててきて、数回しかありませんが・・・

12. もし両親が離婚してしまったら、どのような関わり方をしていけばよいのでしょうか。どのような支援ができるでしょうか。
 答:隠すことなく、世の中には、こういうこともあるのだと教えたいと思います。よく、大人になればわかるというのは、大人になると、例えば結婚は1度きりでわかれることはない、赤い糸で結ばれている人がいるはずだ・・・などということが、イラショナル・ビリーフ(・・・べき)であり、他の考え方もあると理解することができるようなる意味だと思います。

13. 大学の先生の夏休みは基本的にどのくらいあるのですか?
 答:うーん。人によって違います。毎週、半分、休んでいる人や空を飛んでいる人もいますから・・

14. おいしいカレーを作るために何かおもしろい隠し味はありますか。今は夏野菜(ナスとか)カレーが食べたいです。
 答:それは、ガラムマサラのエキスというのを売っていて、それを入れると、よりカレーらしくなります。私も、時々使います。ちょっと、辛くなりますが・・・

15. 教員採用試験に、大学での成績はあまり関係ないというのは本当ですか。
 答:良い点の部分についてはほとんど関係ないと思います。しかし、実習の成績が極端に悪いということを考慮に入れるのではないかという噂と聞いたことがあります。また、現在の教員採用試験は、面接点が次第に重用視されるようになってきています。

16. 以前からたまに無意識のうちにボーっとしていることがあり、気が付くと結構時間が経っていることがしばしばあります。なぜこうなるのでしょう?
 答:私もありますよ。酒を飲んで、音楽を聴いて、本を読んでいるうちに、ボーっとしていて、時間がたつことがあります。


17. 先生は自分の子どもにどのようなしつけをしてきましたか?また、性の違いによって教育やしつけも違ってくることについてどのように思いますか?
 答:できるだけ、性の違いについては同じようにと考えていたのですが、無理でした。実際、長男よりも長女の方が学歴が少ないですし、さらに長女は現在は仕事を辞めてしまっています。職業も割と気楽に就職できる職場だったようです。そういう意味で、現在では、女性は何らかの資格などの就職しやすい条件を作る方がいいように思います。

18. 学歴が高いことと親として権威的に振舞うことについて、因果関係がよくわかりません。欧米杜会の親子関係が日本に比べて権威的であることがその通りだとして、高学歴の親が欧米社会の子育てを意識的に手本としているとは思えないですし、なぜそのようなデータが出たのでしょうか。
 答:私も同じように思います。また、学歴が高いということが、大学レベルなのか大学院レベルなのか、あるいは、それ以上なのかも現在の全員が大学に入れるかもしれないことを考えると曖昧だと思います。しかし、多くの調査では、確かに権威的であるという結果があります。しかし、発達的に見て、10歳以下の段階で権威的な態度を持つことが悪いとは言えないと思います。それが、中学生になってまで、権威的に扱おうとすると、問題が生じてしまいます。

19. 望まない妊娠を避けるために青少年に教育を施すというのは、内容にもよるが小学生から教育するというのは良くないのではと思います。大体いつ頃から教育するのが適切だと考えられるのでしょうか。
 答:私は、以前から、性教育は幼稚園から・・といっています。ただし、性の違いのついての、異なった性であることを尊重するという意識を教育するという意味です。それによって、一方的な妊娠やレイプのような事態と防ぐことができると考えているからです。

20. この本ではDVについて少し触れてありましたが、最近では暴力をふる女性も増えてきているそうです。そのように男女が逆転している光景を見たことがありますか。
 答:見たことはありません。確かに、日本の女性も男性と同様の体格の人がいるのですから、あると思います。それは、黄色人種は白人に比べると、男女の体格の差が大いいことも関係しているかもしれません。

21. 先生が課題の本を決める基準は何ですか
 答:いろいろ、迷って決めます。、はっきりした基準はありません。後期の課題本、どうしようななあ。悩み始めています。


22. よその子を褒める・叱る、ということは良いことだと思うのですが、実際には、特に叱るほうは、難しいような気がします。先生は人に迷惑をかけている知らない子どもに注意できますか。
 答:たぶん・・・できます。でも、私より、体が大きく、乱暴そうな子どもにはしないとおもいますが・・(なんだ、だらしがない・・かも)

23. 個人的には、ビールのつまみにお刺身を食べることには、それほど違和感がないのですが、ビールと刺身というのは合わないものなのでしょうか。
 答:いや、嗜好は個人差が大きいのでわかりません。私は、嫌いですが・・刺身は、白飯のように甘みのあるものがあると思っています。なので、米の汁である、甘めの日本酒があると考えるのです。ビールは、ホップの苦みと炭酸の酸味が中心ですから・・・


24. 最近、夏バテで食欲がなくなっています。食べないと悪い痩せ方をしてしまうし、何とかして食べようと思っているのですが、そんなときにお勧めの料理はありますか?
 答:辛いもの、カレー、担々麺、タコス、ジャンバラヤなど、南方の国の食べ物がいいですよね。しかし、逆に、キムチ鍋をやるというのもどうでしょうか。

25. 先生は、今の父親の育児に対してどのような印象をお持ちですか。
 答:個人差が大きいように見えるので、答えにくいのですが、一昔前の父親に比べて、子どもに関心を持っているように見えますね。

質問と回答(080710)日本の行く道 集英社新書 橋本 治 後半

2008年07月11日 | Weblog
1. 先生は、実際に都市部から超高層ビルを排除することは可能だと思いますか。また、もし超高層ビルを排除した場合に日本はどのような状況下に置かれると思いますか。先生の意見を聞かせてください。
 答:長い期間をかけて、議論して行くことで可能かもしれませんが、現在の日本人の持つ価値観では無理だと思います。しかし、そのうち、大きな火山が爆発したり、大きな地震でかなり壊れることはあるかもしれません。

2. これからも本を読んだり人と話をしたりして勉強し、視野を広げたいと思っているのですが、本を選ぶ時のポイントはありますか?やはり新書が良いのでしょうか?
 答:本は新書がいいとは思っていません。学生には、安くてたくさん読めるので選んでいます。ポイントは、他のひとの推薦や口コミかな。


3. 夏休みに北海道に旅行をしたいと考えているのですが、先生のおすすめの場所はありますか?
 答:北海道は、利尻礼文はいったことがありませんが、他はほとんど行きました。一番印象に残っているのは、サロマ湖辺りです。

4. 先生は機械の利便性を迫及して、労働者の削減を求めすぎている現代の状況をどうお考えになりますか。私は雇用間題で、あまりにも失業者が多いのは経済的にもよくないとかんがえているのですが。
 答:確かに失業者が多いのは問題です。しかし、効率よく儲けるためには仕方ないと考えるのでしょう。このできるだけ儲けたいと考える価値観がある以上は解決できないと思います。


5. 経済成長は、私たちに多大な豊かさを与えてくれる。一方、環境間題と言った弊害も生じてしまう。先生は、このまま経済成長を続けた方が良いと思いますか。それともやめた方が良いと思いますか。
 答:授業でも話しましたが、人間の欲求が拡大するに従って、人類が滅亡とは行かなくても、大きな打撃を受ける時期が早くなるのだと思います。いずれにしても人類の最大の問題は人口問題だと思います。

6. 8つの国が集まって少し話し合っただけで、これから世界が温室効果ガスの軽減が望めると思いますか?確かにアメリカも以前よりは協力的になったかもしれませんが、それだけで今回のサミットが成功だと位置づけるなんてあまりに危機感がないように思います。この本の中に、日本の会杜はあまり大きくならない方が良い。とありましたが世界に通用する会杜が無くなってしまったら、そっちの方がここでいう「弊害」や「障害」よりも困ると思うのですが、先生はどう思いますか?
 答:私は、日本は、そんなに儲からなくていいと思っています。世界の中では15番目くらいの豊かさで十分だと思うからです。それよりも、社会全体ががお金以外の大切なものを探すようにした方がいいと思っています。

7. 私は一人一人が環境間題や、これからの日本について考えることも重要であるとはおもいますが、今を大切に生きることによって、自然とそれら(解決策)が付いてくると思います。先生は今の日本の間題についてどうすれば解決されるとお考えですか?
 答:橋本治さんに近いのですが、物質的な豊かさよりも、人間関係とゆったりした安心できる社会が欲しいと思います。そのためには、お金よりも教育と通して、社会全体の協力関係を大切にする社会である方が望ましいと思っています。


8. 最近タバコの吸いすぎか分かりませんが、朝や昼に起きることができません。何もない日は12時間以上寝てしまったりします。せめてお昼に起きて、サイクリングにでも行きたいのですが、何か気持ちよく目覚める方法がありましたら教えてください。お願いします。
 答:寝る時間があるのであれば、寝たらいいと思います。しかし、寝すぎることでさらに疲れるという状況も生まれます。できれば、友達を誘って運動をしましょう。


9. 先生は何故このような片田舎の大学で教鞭をとっているのですか?就職した際に、都心の大学を選ばなかった理由があったら教えて下さい。
 答:長野に就職したきっかけは、大叔父(祖母の兄)が長野の偉い校長先生でした。でもあまり片田舎だとは思っていません。就職したときには確かにとりあえずと思っていました。また、何年か前に東京近郊の大学へという話があったのですが、通勤時間が東京の家から2時間くらいかかり、それくらいなら長野で大学に近くに住む方が楽しいと考えでやめました。今ではあと4年半なので停年までいるつもりです。


10. “武十の情け"という書葉が本文中に引用されていましたが、一方で戦国時代などでは敵対勢力の徹底排除が行われていた部分もあります。先生は現代の世界惰勢において前者と後者のどちらの制裁が必要だと思いますか。
 答:どの時代においても、完全に壊滅状態にすることは自分自身にも返ってくると思っています。欧米の狩猟文化の伝統の中での争いは、敵対勢力の徹底排除が多く行われていたと思います。一方、動物などでもそうですが、同じ種の動物同士は争っても、とどめを刺すことはほとんどありません。逃げてゆく相手を追いかけてまで殺すことは少ないのです。

11. 先生はどうしてこの本を選ばれたのですか?
あまり教育的な内容には思えない本ですが、なにか狙いがあってこの本を選んだんですか?
・どうしてこの本を選んだのですか?しかも、どうして最後の課題図書にしたのですか?生徒指導と関係ないように思うのですが。
・先生は、結局この本はなにを言いたかったのだと思いますか。
 答:皆さんに、価値観や考え方にはいろいろなものがあることを知ってもらいたかったから?かな


12. 川島先生は、著者の主張に対してどのようにお考えでしょうか?また、様々な国際的な問題についてをこの著者の考え方のように見ていくことについてどう思いますか?
 答:一つの見方であるし、面白い、アイディアのでる方法だと思います。

13. 世界の中での、日本の一番よい立ち位置はどこなのだろうか。
・現在様々な問題がありますが、先生はどのような解決法が有効であると思いますか?
 答:そうですね。経済的には、世界で10位がいいでしょう。社会的には、アジアの中で協力的な国と強調してゆくのがいいと思います。もういい加減に白人の文化の後を追うのをやめたいですね。

14. 日本が中国の生産拠点となる日は来るのでしょうか?
 答:無理でしょうね。

15. 川島先生は、「家」制度についてどのような考えをお持ちでしょうか?
先生は「家」というものに対してどのような考えを持っているのか、教えて下さい。
先生は「家」という形は、これからも残していくべきであると考えますか?
 答:すでに日本は、農業社会でなくなってしまっているので、「家」が崩壊してしまうのは仕方がないと思います。しかし、共同で協力して生活してゆくという意味で、家の代わりに地域社会が共同体となることが望ましいと思っています。その単位は家でなく個人であることになります。

16. 先生は、家族とはシステムという考え方のみによって成り立つものだと思いますか。
 答:家族はシステムとしての部分と、最小限の経済協力単位です。しかし、経済的には次第に、さらに小さな単位である個人になりつつあります。そして、最小単位として個人以下のものはないのです。その代わりに、経済単位でなく、生活のための協力単位としてのシステムが必要ななると思います。それが何が最適なのかはわかりませんが、地域や町、市、村であることになると考えます。ですから、共同生活体として地域の役割が重要だと思います。


17. 心の豊かさって何だと思いますか?
 答:何事も他の人と比べて優劣をつけるのでなく、各個人の能力をお互いに認めることで、個人の心理的な安定感を得ることのできる生活・・・かな

18. 最近自己嫌悪に陥ってしまいがちです。先生だったらそんな時どうやって対処しますか?何かいい方法があったら教えてください。
 答:人と比べて、自分を考えないこと。他人に嫌われることを避けないこと。大学生の一番の悩みは、これまで教わってきた「みんなと仲良く」です。すべての人と仲良くなるのは無理です。自分だけができること、自分だけが経験してきたこと、自分だけにある環境(家族も含めて)を大切にしましょう。


19. なにも出来ないくせに、“こんなのつまんねー”と言ってポイと仕事を辞めてしまう人間揃いの国」というのは日本のことなのでしょうか?
 答:当然です。他の人よりも、できるという優越感がないと、つまらないと感じてします。相対的価値観の社会が日本なのです。


20. 高層ビルをなくすと地方が元気になるということについてどう思いますか。
・もしも日本から超高層ビルがなくなったらどのような世界になると思いますか?
・超高層ビルをなくすことはできると思いますか。
・超高層ビルをなくすことは善悪で言ったら先生はどちらの立場をとるでしょうか。
 答:高層ビルが無くなって、一極集中が減ると、地域での共同体が重要な役割を持つと考えると、地方の方がいいでしょうね。善悪は、その人の生き方で決まると思います。人間はいくら儲けて金持ちになっても、もっともっとと言うことになるのでしょうが・・・・


21. 先生は、いつ頃の時代がよかったと思いますか?
 答:それは、わかりません。今は、それなりに良い社会じゃないのかな。


22. 中学生や小学生までもが、携帯電話を持っていることについて先生はどう考えますか?
 答:持ってもいいと思います。しかし、親がきちんと管理をしなければなりません。携帯を持って、起きている問題は、親がきちんを子どもを見ていない場合に生ずることが多いのです。ですから、携帯がいけないのではなく、子どもの気持ちや子どもの様子をきちんと見ていない親や大人がいけないのです。


23. 先生は、筆者が産業革命以前に戻せばいいという意見についてどう思いますか?
・「産業革命前に戻せばいい」という考えについてどう思いますか?
・産業革命前に戻すことで私たちにとって最もマイナスなことは何ですか?
 答:できたら、やってみるといいと思います。それ以上言えませんね。


24. 消費社会を生きる子どもたちに、一つ一つのものを大切にすることの価値を教えるためにはどうしたらいいですか。
 答:簡単です。子どもにものを買い与えないこと。子どもにものを買うことが可愛がることだと思っていることが逆になっていることに気がつかないのです。


25. 先生は環境のために何か意識してやっていることはありますか?
 答:何もしていません。でも、節約のためと体のためにできるだけ車に乗らないようにしています。それに、いつも言いますが、環境のためでなく、人間のためですよね。

26. 先生は幽霊や占いなど非科学的なものを信じていますか?
 答:そりゃ、信じていません。でも、人間にはわからないことがたくさんあることも知っています。

27. 先生は、子どもと何をすることが一番好きですか?
 答:以前は、いっしょに旅行をしたり、ゲームをしたりすることが楽しかったですが、今では、めったに会わないので、話をすることが楽しみです。


質問と回答(080709)日本の行く道 前半 実習などで遅れたレポートからの質問

2008年07月11日 | Weblog
1. 昔のいじめとは、今と違ってどのような内容だったのか。
 答:この本の言うことは何となく正しい気がするけど、確かに、昔のいじめは1対1が多かった気がします。

2. 川島先生は今の日本で使われている「自立」をどのように捉えていますか?
先生にとって自立とはどのような意味ですか?
 答:これに関しては、幼児期から児童期に自立と同時に自発性を重視することの弊害は20年くらい前から、弊害があると考えていました。


3. 大学生で「自立」できている人とはどのような人だとお考えですか?
 答:自立は、経済的にと言うような物理的な者から、色々な問題を自分で判断できるという意味での精神的な自立があります。先日も話をしましたが、大人になると言う過程では、自分で判断できると言うだけでなく常識的な適切な判断ができなくてはなりません。そのためには、いろいろな知識と経験が必要です。
 
4. 子どもが「自立する」ということはどういうことだと思いますか。
 答:一般的には、日常の生活習慣が身についたと言うことを指していると思います。

5. 先生は、現在の社会の現状を見て、どのように思いますか。
 答:そうですね、みんなが、あまりにも欲求が強すぎて、いろいろなものをほしがりすぎる気がします。


6. 先生は月に何冊くらい本を読まれますか?
 答:いつも訊かれるのですが、読む本によって時間がかかるのが違います。特に専門書はゆっくりと時間とかけて読みます。また、私は、ゆっくりとじっくり考えながら読むタイプです。早く読もうとすると考えることが少なくなります。どうして本をそんなに早くたくさん読むことが大切なのでしょうか。私はもったいないので、じっくりとゆっくりと楽しみます。


7. 川島先生の夏の1番の楽しみはなんですか?
 答:もうすぐ、孫が生まれる予定になっています。でも、男か女かはまだ、教えてもらっていません。

質問と回答(080710) 「子どもという価値」 中公新書 柏木恵子 前半

2008年07月10日 | Weblog
1. 子どもを育てる一番の楽しみは何ですか。
・先生にとっての子どもの価値とはなんですか?
・子どもの価値とは何だと思いますか?
 答:人によって違うと思いますが、私の場合は、この本にも書かれているように、一緒にいることが楽しみでした。また、子どもを育てることで、私自身も成長したと思っています。子育てが終わった今は、子どもに感謝しています。

2. 先生は学生であるうちに子育てをしたそうですが、そのような状況において一番大変だったこと、一番楽しかったことは何ですか?
先生が子どもを育ててみて、一番良かったなぁと思うのはどんなときですか?
 答:大変だったことは、なんだろう。今は、忘れてしまって思い浮かばない。楽しかったことは、一緒に遊んだこと、旅行をしたこと、大学生では、よく話をしたことかな。


3. 先生は子どもが生まれるときに、男の子がいいな女の子がいいなといった願望はありましたか。
先生はお子さんが生まれるとき、男か女かどちらがいいという希望はありましたか?また、あるとしたらどのような理由からですか?
先生は理想と現実の子どもの数は違いましたか?また、男の子と女の子ではどちらがほしいと思いましたか?
先生は何人子どもがほしいと思っていましたか?
 答:上の長男の時は、無事に出産が終わることを祈っていました。以前は、結構出産で亡くなる人もいました。また、2番目の子どもの時は、上が男の子だったので、女の子がいいなあと思っていました。理想はワイフの理想に従いました。

4. この本を読んで、女性の心理は難しく厄介だなと思いました。今までに先生は研究などされていらっしゃいますか?
 答:研究はしていませんが、たくさんの経験則を持っています。でも、いまでも女性の心理はわかりません。


5. 先生はお子さんが誕生したとき、まずどのようなことを思いましたか。
 答:あまり、なにも考えていなかったような気がします。たぶん、無事に出産が終わったのだくらいでした。男性はそんなもんだと思います。

6. かわTは「子どもをつくる」という言葉をどう思いますか?
 答:私は、まだ、授かる・・と考えています。というのは、作ろうとしても、なかなかできるものではありません。

7. 先生は少子化・高齢化社会を問題だ、と思いますか?
 答:問題だと思います。しかし、人類全体からすると、そんなに減っているわけではないので、人類の歴史を考えると、こんなもんだと思っています。少子化・高齢化社会は、日本の・・とつけて欲しいです。


8. 子どもに対する在り方はやはり母親と父親で違うものでしょうか。親の立場として感じることがあったら具体的に教えていただきたいです。
 答:やはり、女性は、自分の分身であり、守るべきもの

9. 先生は子どもを産む理由は何だと思いますか?
  答:人によって、かなり異なると思います。フランスではファッションの一部として子どもを連れて歩く人がいるそうです。

10. 先生は少子化になっている一番の理由は何だと思いますか?
  答:まじめに答えれば、女性が自分の生活をじゃまされたくないからだと思います。また、自分自身の仕事を続けたいために子どもを産む年齢を過ぎてしまう人も多いのではないかと思います。


11. 先生は計画的に子どもをつくることをどう考えますか。
  答:悪くはないと思います。

12. 先生は梅酒を自分で作りますか?今、梅が旬なようで店頭にたくさんあって気になります。
  答:そうですね。でも、作ってもなかなか消費する機会がないのが多くの人のようです。私の母は、カリン酒をつくって、みんなに配っていますが、周りはあまり喜んでいません。作るのは簡単でも飲むのは大変・・・

13. 大学の先生たちはどの程度の仲なのですか?
  答:人によって違います。毎週のように飲みに行くともたちもいますが、ほとんど口も聞かない人もいます。


14. 学生からの質問で、先生が“良い質問だ”と感じるのはどのような質問ですか。また、“くだらない質問だ”と感じることはありますか。
  答:良い質問は、学生に話したいと思っていることを質問してくれた時、くだらない質問は、前にもある同じ質問を何度も繰り返された時、特に血液型とか星座とか・・・


15. 興味本位で申し訳ないですが、先生がお子さんを作られる時に「今作ろう」と決心された理由はなんでしたか。先生は学生結婚をされたということもお聞きしているので、ちょっとだけ興味があります。もし差支えなければ教えていただきたいです。
  答:今作ろう!とは考えませんでした。そろそろいいかな位です。妊娠は月にせいぜい2日間くらいしかチャンスがありません。

16. 質間:最近自分の考え方と完全に真逆の意見をネットなどでよく見かけてしまいます。そういう意見を見ると、「なんでそう感じるのだろう全然理解できない」と思ってしまい、憤りさえ感じます。ちなみに私はマイノリティなようです。こういうとき、うまく気を静める方法はありますか。
  答:ネットを一生懸命見ないこと・・・ですね。


17. 子どもを働き手とする杜会でも、子どもはいづれ大人になるわけで、教育、義務教育はどうなっていたのでしょうか。やはり、支配者層と労働者層では考え方も全く違ったのでしようか。
  答:もちろん、義務教育であろうと何であろうと、子どもを学校に行かせるためには、経済的な余裕がなければ可能になりません。

18. 避妊具を禁止した場合、エイズの人たちに人権間題に発展するのでしょうか。エイズの人たちは自分の子どもも感染してしまうから、子どもはもたないようにするといった考えではないのですか。
  答:人間の性欲はそんなに弱い物ではありません。特に男性の私欲は頃試合をしてまでも達成しようとする力のある物です。人間の性欲は基本的に、食欲、睡眠欲に匹敵するものです。


19. 私は実習へ行って、授業を行うには子どもとの関係が一番大切だと感じ、授業前日にはコミュニケーションととりながら全員の名前を覚えてから臨みました。先生は授業を行うにあったって一番大切だと思うことは何ですか?
  答:そうですね。まず、子ども一人一人の名前と、どんなこともかを自分なりに把握することが一番大切です。


20. どの親も真撃に子育てをすれば、子どもが喜びを与えてくれたと思うことができるものなのでしょうか?それとも、真撃であるが故に子育てに苦しんでしまうのでしょうか?
  答:まじめなだけではだめです。特に、必要なのは子どもについての理解するための知識です。経験も大切ですが、知識があると、経験が何倍にも生きてくるのです。知識が無くて、むやみに学校へ行ったり、子どもと遊んでもお互いに成長しません。子どもについての知識を勉強することが大切です。


21. 質間以前先生は、学校は子どものためにあるのではなく、杜会のためにあるのだと言っていました。それはもちろんその通りなのですが、実際に他の子どもに遅れをとっている一子どもがいたときは、切り捨てるという発想をもちますか。
  答:それは、切り捨てると考えるのでなく、その子どもにあわせた教育とするものだと理解してください。

22. 格差.はあるものの、義務教育の段階で優秀な成績を収めるような黒人、移民の子どもは、学習面で問題がなかったとしても(優れていたとしても)家庭の経済的な問題の犠牲になってしまうのでしょうか。
  答:たぶん、そうなると思います。昔は日本でもそうでした。


23. 最近ネットを放浪して毎目新聞の間題を知ったのですが先生はどう思いますか。ご存じない場合のURLも載せておきます。htp:〃www8.atwiki.jp/mainichi-matome 
  答:初めて知りました。見てみました。確かに、問題ですね。確かに、たまたまあったアメリカ人と話すと、同様の話が出た経験があります。


24. 個性派の名前が流行っていますが、苗字以外のこれは読めないだろうという名前に出会ったことはありますか。
  答:弟が、幼稚園をやっていて、名前を見た時に、全く読めない名前がたくさんありました。


25. 質問です。実習にいって、私は子どもを叱ることができないと思いました。怒って子どもが聞いてくれる関係になることができませんでした。メリハリが大事だということは闘いているのですが、実際にどうしたらいのかまったくわかりません。なにかアドバイスがあったらお願いします。
  答:子どもとの間で、なにかルールをつくりましょう。そして、それを破ったら、どうするかのルールも作りましょう。


質問と回答(080703)⑤学歴社会の法則 討論 と 遅れたレポートから

2008年07月05日 | Weblog
1. 履修漏れについてどう考えますか
  答:日本の教育の現状で典型的なおかしな部分だと思います。

2. 先生は、大学でどのような教師が望ましいのだと思いますか。また、先生は大学教師として、わたしたちの前に立つ時に心がけていることはありますか
  答:大学の教員は、3つ仕事があります。1教員として、2研究者として、3学部の管理運営の部分があります。その3つを同時にこなさなければなりません。多くの教員は、どうしても偏ってしまいます。学生の立場では教員としての部分が目立つかもしれません。私個人としては、3つともちきんとこなせるようにと思っています。また、授業では、学生一人一人を尊敬するということを心がけています。

3. 先生は、母親が働いていることは、子どもにとって良いことだと思いますか
  答:母親の仕事や子どもにもよるので一概には言えません。私の母はずーと働いていました。自立心が養われたという意味では良かったかもしれません。


4. 質問なのですが、先生は小学校の段階から英語を学習することは良いことであると考えますか。
小学校の段階から英語を学ぶことについて、メリットとデメリットのどちらが大きいと思いますか、また英語を教えるのが学級担任でもいいですか
先生は、小学校での英語教育に賛成ですか。
  答:メリットは、外国語に対する劣等感が減る(しかし英語が出来るようになるとは思いません)。デメリットは、もしかすると日本語がうまくならないかもしれません。

5. 体育の能力別クラス、先生は必要あると思いますか。
  答:体育の内容によります。水泳や陸上などのうち個人競技は能力別でもいいと思います。

6. いじめの傍観者を亡くすのに効果的な方法は何かありますか。
  答:現在の日本人の人間関係の持ち方では、授業でもやった、ルールを決めていじめがいけないことをはっきりとさせ、監視することですね。


ここから、遅れたレポートの分

7. 私の地元は過疎化が進んでいて,中学校は隣の村と一緒にし,私の母校は取り壊されそうになりました。地域の住民の反対意見が多く,結局,その話はなくなったのですが,学校選択制が始まったら,私の母校は消えてしまうのではないかと思います。そうすると,遠いところまで通学しなければならない子供が増えると思うのです。先生は学校選択制についてどういった考えをお持ちですか?
  答:過疎地域での学校選択制については考えたことがありませんでした。統廃合の方向は、経済的に考えて行われることが多いと思っていました。


8. 経済学から教育を考えることに意味があると思いますか
  答:良い面と悪い面があると思いますが、いろいろなアイディアが出るという意味でいいとおもいます。


9. 先生の考えている授業の最低目標はどんなことですか
  答:世界には、いろいろな考え方と、事実があることを知ってもらうこと。

10. エスペラントとは何ですか
  答:確か、エスペラント博士が作った、世界共通語を目指した言語だったと思います。調べてみてください。


11. 1つの特殊学級に入れる人数は明確に決められているのですか
  答:法律で、レベルによって決まっています。例えば、情緒障害児学級は5人の生徒に先生一人などです。養護学校ではもっと、生徒数が少なかったと思います。調べておきます。


12. 川島先生は、家で自分の子どもにテレビを見せる時は時間制限していましたか
  答:はい、年齢によって、変化していましたが、一日一時間だった尾と思います。

13. 「学校選択制」を実施した学校の教師はどのような影響を受けたのでしょうか
  答:よくわかりませんが、結構プレッシャーがかかりますよね。特に校長は大変かも。

質問と回答(080703)日本の行く道 集英社新書 橋本 治 前半

2008年07月04日 | Weblog
最後の本になりましたね。もうすぐ夏休み、2年生は旅行の計画を立てましょう。

1. 「もう金持ちだ」から「もう勉強しなくて良い」という風に論理が展開されていますが、いきなり発展していて、なぜそうなるのか良くわかりませんでした。それは勉強しなければ金持ちになれないという一般的な観念から導きだされている間いですか?
  答:金持ちになるために勉強してきたのが、金持ちになったのだから勉強が必要なくなったと言うことだと思います。


2. 「大人になって行くための準備」であってしかるべき教育から、その根本要素が大きく欠落して…(p60)と書かれていましたが、学校では自立を教えなくなっているということでしようか。
  答:大人と子どもの境が無くなった・・すなわち、大人の基準が無くなったために、大人になる準備が何を意味するのかがわからなくなったと言うことだと思います。


3. 教育実習で、毎目気分の変化が激しい子で「死にたい」「もう何もしたくない」と直接言いにくる子がいました。その時、対応に困ったのですが、先生ならどういう対応をしますか?ちなみに、私は「○○しようよ」などのボジティブな行動を促しました.が、なかなか乗ってくれなかったので、かなり困りました。(本当に自殺してしまう子は誰にも話さないことが多いようですが、口に出してしまう子はただ単に注意を惹いているだけなのでしょうか?)
  答:ケースによって異なるのでわかりませんが、注意を引くためが一番多いと思います。また、その子どもが自殺や死をどのようにとらえているかによって、ことなります。自殺の仕方がわからないために、大きな事件がおきると模倣犯が多くなります。

4. 私の母校である某中学校はなかなかに荒れていたので「不良」と呼ばれる人たちがいました。怖い雰囲気の人達だなあ…程度の認織しかなかったのですが、先生は中学や高校のとき、同年代のアウトローな人たちを見て何か感じるものはありましたか?もしあったら教えてください。
  答:私の高校にも、番長というのがいました。私はどちらかというと番長や不良と仲が良くて、一緒にいたこともあります。彼らは仲間になるといい奴らでしたが、まじめな気に入らない生徒をいじめていました。

5. 私は大学闘争というものに興昧があるのですが、もし宜しければ先生の大学闘争体験談をお闘かせください。
  答:私は、1970年の大学卒業で、70年安保闘争の年で、団塊の世代の中心で、大学紛争のまっただ中に大学生でした。私の友人もたくさん鉄かぶとをかぶってタオルを巻いてゲバ棒をもって、校舎に立てこもっていました。私は、過激なことを好まなかったので、それほどの過激ではなく、彼らとも友人であり、いわゆる全共闘親派でした。グループはベ平連という人たちと一緒にいました。

6. 平等ということはとても大切ですが、かけっこなどを平等にすることには私は反対です。しかし、親からみて自分の子が一番でないと文句を言ってきます。そこで、先生はこのような親たちに理解してもらうにはどうしたら良いと思いますか?
  答:これは、教育現場で、一番難しい問題です。親の固定観念を打ち破るという大変な作業になります。しかし、結局は、地道に親と話をして、話を聞き説得するしかありません。何回も親に会って話をすることが大切です。


7. 最近、失恋の寂しさの第2波がきました。大丈夫だと思っていたはずなのに、でも私は決めました。外国に行きます。そして完全に吹っ切ります。そこで川島先生、外国に行く際の注意事項、アドバイスなどがあればお願いします
 答:いいですね。失恋のキズをいやす外国旅行、出会いがあるかもしれません。注意事項はただ一つ、危なそうな場所には近づくなです。

8. もし日本人が日本語と英語の2つの言語を使って生活するようになったら、いつか英語の方が主に使われるようになって、目本語が使われなくなってしまうと思いますか?日本語より英語の方が覚えることも少なそうだし簡単なよ引こおもえますが。
 答:フィリッピンがそのような状況になっています、しかし、日本では、外国の多くに人が出稼ぎに出てしまうことは無いと思いますが、やはり、日本という国に対するアイデンティティは薄くなると思います。でも、それがよいかどうかは判断できません。

9. 父親の学歴と母親の学歴ではどちらのほうが子どもに影響を与えると思いますか?あるていどの学歴があれぱ父親か母親かは関係ないと思います。もし父親と母親が同じぐらいの学歴を持つなら、たぶん同性の親の影響を受けやすいと思います。
 答:私も、そう思います。

10. どうすれば、いじめが無くなると思いますか。
 答:日本の行く道の討論を通して考えましょう。

11. 錯覚による自立は本当に社会を支配したのでしょうか。いま一つ実感に乏しいのですが、先生はどう思いますか。
 答:私は、ちょっと違って、自立を促すことが、他の子どもと比較をするという社会的比較を促進したために、緊張感が高まったと考えています。

12. 川島先生が一番感じる「日本の変わってしまったこと」とは何ですか。
 答:建物?(冗談です)。そうですね。みんなが金持ちになろうというところ。日本は士農工商依頼、社会の中での分業という意味での格差があったのに、それが崩れて、平等だと思いこみすぎたところかな。・・この本に近いところがあります。結局、教育に関して言えば、みんなが同じような価値観を持った人たちばかりになってしまったような気がします。昔は、寺の子どもは和尚さんに、頭領の子どもは大工さんになることがいいと思っていました。しかし、今は、みんなが勉強が(試験の点が)出来ることがいいことだと思っています。日本人の手先の器用さによる技術はどうなってしまったのでしょう。


13. もしも先生が「今の日本は何かがおかしい」といわれたら何がおかしいと答えますか?
先生は現代の状況の原因は何だと思いますか?
 答:みんなが自分の幸せを、同じように金持ちであると考えているところ。あるいは、みんなが同じ価値観をもっているところ。いろんな価値観を持った人間がいて欲しい。

14. 先生は、これから日本はどうなっていくと思いますか?
 答:いやあ、たぶんですが、、日本は経済的に世界の10位くらいになると、貧乏な人は増えるけれど、金だけではないとあきらめで、他の幸せを探すようになると思います。という、楽観的な私です。

15. 今回の著者の考え方はどうおもいますか?
 答:おもしろいですよね。後半を読むともっとおもしろい?笑いますよ。

16. いじめは、いじめる子が悪いと思いますか?それともどちらにも非があって起こるものだと思いますか?
先生はいじめが起きる要因としてどんなものがあると考えていますか?
先生が子どもだったころにあったいじめと、今のいじめは違うと感じますか?もし違うとしたら、それは何が違うと思いますか?
 答:非が無くても非があっても、あいつは自分より下だ、自分はあいつより上だから、いいぞ!っと思う気持ちがある以上、なくならないでしょうね。結局、人間は、他の人間より上にいるという気持ちが自尊心を作り、それによって生きているのですから、いつも世の中には、下の人の役割をとる人間がいなければ成り立たないのかもしれません。


17. いじめは昔とは違うような感じで書かれているのですが、実際現代のいじめと昔のいじめは違うのですか。
 答:私は同じようなものだと思っています。しかし、昔は、あまり他者との比較で自尊心を保とうとするひとが多くなかったような気がします。人の不幸を見て楽しんだり、うれしいと思う気持ちが大きくなったような気がします。


18. 先生の子どもの頃のいじめについて教えてください。
 答:やはり、ドレエモンのジャイヤンのような子どもが、どこの地区にもいました。しかし、確かに彼らは場面によっては、大人の役割も果たしていたような気がします。

19. 現代のいじめの件数自体は増えているのですか?
いじめは陰湿化したと思いますか?
 答:文科省のいじめの定義が2005年に変わったことで、いじめが増えました。最近は、12万件程度で推移しています。

20. 先生はこの深い「いじめ」の問題を解決するに、具体的に学校で教員が何をすることができると思いますか?
 答:教員にできることは、授業でもやりましたが、ルールをつくり、いじめは絶対いけないと宣言し、できるだけ、子どもの関係をオープンにする。です。

21. いじめっ子や不良が消えることについてどう思いますか。
いじめっ子や不良がいなくなったことはいいことだと思いますか。
 答:うーん。良い子とがどうかは分からない。私は、不良が好きですから。

22. 先生は、大人と子どもの一番の違いは何だと思いますか?
 答:自分で判断する。そのために、いろいろな知識を持っている。いろいろな経験がある。イメージとしては、村の長老が大人の典型だとおもいます。

23. 子どものままの大人というのは、どうしたら減らしていけるのですか??
 答:社会や学校が、子どもを大人にしようとすること。そのためには受験勉強以外の勉強をさせること。この授業を受けると大人になる?世の中には、想像もつかないいろいろなことがあることを教えることだと思います。
 そういえばさっき、附属中に行ってきたのだけれど、教師の態度も親の態度も、子どもを大人にしようというより、いうことの聞くロボットを作ろうとしているように見えました。

24. 先生は現在の子どもたちは、昔に比べて精神的な強さがないと思いますか?
  答:強さではなく、知識がないと思います。年齢の違う子どもたちと大人のいないところで、いろいろな経験をするなど、学校で学ぶ以外の知識がないからだと思います。

25. 今の大学2年生の早生まれから、平成生まれです。大学1年生は浪人以外全員平成生まれです。先生は、平成世代で何か変わったなと思うことはありますか?
  答:特別には感じません。


26. なぜ自殺してしまう子どもがいると思いますか?
  答:死ぬことの意味を考えたことがないからです。あるいは、生きることの意味を教わっていないといった方がいいかもしれません。

27. 先生は自殺してしまいたいといった生徒に出会ったことはありますか?また、もしこれからそんな生徒に出会ったらどんな対応をしますか?
  答:ありません。ケースによります。私はカウンセラーではないので実際はわかりませんが、論理療法、帰属療法を考えてみたいと思います。


28. 昔はいじめが原因で自殺をするような例は一つでもあったのですか?
  答:あまり無かったように思います。それは、その準拠集団以外の集団に逃れることが出来たからだと思います。


29. ゆとり教育はどんな問題を引き起こすと思いますか。ゆとり教育のメリットとデメリットを教えてください。
  答:いろいろな問題についてゆとり教育が直接の原因だとは思っていません。


30. 先生は、自分のお子さんを他人として考えることができますか?
  答:場面によっては、考えられます。しかし、健康面などでは、他人とは違うような気がします。

31. 先生は、問題を解決する上で一番重要な事は何であると考えていますか?
  答:すみません。何の問題なのかわからないので・・・

質問と回答(080702)アメリカ下層教育現場  林 壮一  後半

2008年07月02日 | Weblog
1. ピグマリオン効果について詳しく教えてください。
 ピグマリオンは、ギリシャ神話でピュグマリオン王の恋した彫像が、その願いのあまりに人間になった話から出てきています。その効果は、ローゼンタールという心理学者によってサンフランシスコの小学校で実験が行われました。そこではハーバード式学習能力予測テストと名づけたテスト行ない、その結果を、学級担任にランダムに選んだ子どもが半年以内に急激に成績が上昇するだろうというウソと伝えたのです。すると、実際に、その子どもたちはランダムに選ばれたこともであるにもかかわらず、成績が伸びたのです。これは、教師が、それらの子どもを期待したことの結果であると解釈されました。

先生は本文中の国家を歌うかどうかの問題に直面した校長の立場だったらどうしましたか?
  答:先生方に強制はしないとおもいます。でも、自分では歌うかもしれません。そして私は、日の丸は好きですが君が代は好みに合いません。日の丸と君が代を一緒に、あつかって欲しくありません。


2. 先生はアメリカ社会で銃を持つことが許されていることについてどうお考えになりますか?よろしくお願いします。
  答:それぞれの国の事情があるので、日本と同じように反対はしません。それがアメリカだと思っています。日本で、うまくいっているシステムがそのまま他の国でうまく行くとの持っていません。銃もアメリカの歴史の中で、今のようなシステムが出来ています。その典型は、日本は農業民族ですが、アメリカは、狩猟民族であり、肉食の国なのです。


3. 日本の学校教育にもアメリカのようなボランティアが参加することについて先生はどのように考えますか。賛否とその理由を教えてください。
  答:日本は、村単位、単位での共同という形で、ボランティアと同じことが行われてきたのです。そして、アメリカ型のボランティアや特にチャリティのような考え方はなじまないような気がします。実際、日本は他者から金銭をもらうことを素直に受け取らない人が多くいます。

4. 先生の好きなお酒やおすすめのお酒は何ですか?
  答:私は、好きなお酒というものはありません。お酒なら何でも好きですが、その時の食事やつまみに合わない酒は×です。例えば、バーボンが好きだからと言って、刺身を食べながらバーボンを飲む人が、酒の味がわかるとは思いません。ビールが好きだからと言って、刺身や生ものを一緒に食べる人の気が知れません。


5. 先生は自分の子どもを褒めて育てましたか。
  答:そうですね。どちらかというと言葉でほめると言うよりも、見守ることと笑顔での承認という形での褒めることが多かったような気がします。褒めるというのは、言葉で言わなくてはならないと言うことではありませんから。

6. スーツにリュックサックという出で立ちは社会人として相応しくないのですか。
  答:いや、私は、よく、スーツに裸足で、サンダルをはいて、リュックをしょってチャリで大学に来ます。

7. 夏休みに読書を少ししたいなと思うのですが、これだけは読んでおいた方がいい!という本は何かありますか。
  答:おもしろいと思う本はたくさんありますが、これだけという一冊はありません。

8. 先生は学生の頃、何かボランティア活動を行っていましたか?
  答:やっていました。キリスト教の団体に属していたので、労働奉仕やボランティアをやりました。でも、今考えると自己満足だったと思いますが、自己満足は大切だとも思っています。

9. アメリカの教育制度と日本の教育制度の共通点と相違点は何だと思いますか。
  答:共通点は、自由と平等を目指しているところ、相違点は、平等の意味が違って、機会平等と結果平等であるところ。そして、アメリカの方が多少は、子どものことを、社会のアセット(資産)であると考える傾向があるところ。日本の親は子どもを自分のものだと思っていて、いつまでも大人にしようとしないところ。


10. 先生は学生と接するときはこうしようと思うことはありますか?また、授業を行うときに心掛けていることは何ですか?
  答:学生一人一人を尊敬する。


11. セカンドチャンスとは、具体的にはどうなることをいうのでしょうか。アメリカはそこまで、落ちこぼれのままなのでしょうか。
  答:そうですね。まあ、一度落ちこぼれても、また、上昇すると言うことでしょうが、どうも、アメリカという国は、他者より金持ちになり、他者より偉くなることが、良いことだと思っているようですね。

12. 先生は給食費不払いの親についてどう考えますか。
  答:給食はみんな税金でただにしたら、そんなことはおきないけど、今の状況では、そんな子どもは弁当にすればいいよ。


13. この本の帯には「格差、貧困、崩壊家庭ーこれは日本の将来の姿か?」とありますが、この先格差が広がっていくことで日本の学校もレインシャドウのようになると思いますか。
先生は、日本が将来レインシャドウ・コミュニティー・チャーター・ハイスクールのような学校を抱えてしまうと思いますか?
  答:なると思います、といより、すでになっている学校もたくさんありますよ。特に、都市部の夜間高校がそうなっています。

14. 先生の中で、今までいちばん心に残ったお話は何ですか。
  答:うーん、一番と言われると難しいなあ。思い出せない。でも、私は、話よりも本で学ぶことが多かった気がする。、


15.先生が1番心に残っている旅は、いつのどのような旅ですか?
  答:これも、難しい。旅は、その旅がそれぞれ一番心に残る部分を持っている気がします。


16. 後期に生徒指導概論の授業をとるつもりでいます。夏休みの間に課題の本を読んでおきたいなと思ったのですが、前期で扱っていた本と半分くらいは変わるということで、どの本が前期と変わらないのか教えていただきたいです。
  答:まあ、夏休みは、そんなに焦らず、好きな本を読んだらどうでしょうか。というより、実は、ギリギリまで本の選択に悩むことが多いので、答えたいけど、答えられないと言うのが真実です。

17. 質問です。私だったらどんなに足かせになるような生徒でも絶対に見捨てたくありません。しかし、現場では出来る生徒のことを考えて切らなければいけないという状況もあるのでしょうか。先生は自分が受け持つクラスでこのような生徒がいた場合どう対応するのか意見を聞かせてほしいです。
  答:そりゃ、出来るだけのことをして、だめならあきらめざるを得ないでしょうね。といって、一人の子どものために他の子どもを犠牲にも出来ないだろうし・・・

18. アメリカでは、貧しい家庭の子どもは貧しいという負の連鎖がありますが。もし先生が。貧しい家庭に生まれ、十分な教育が受けられないのなら、どのようにしてお金持ちになろうと努カしますか。
  答:たぶん、そんなに金持ちになろうとはしないとおもいます。それより、自分がやりたいことを探そうとすると思います。教育はなくても、手に職を付けるとかね。

19. 最近、課題とアルバイトに時間をとられ、睡眠不足です。睡眠不足の時に眠気をあまり感じずにすむ方法があったら教えてください。やっぱり栄養ドリンクを飲むしかないのでしょうか。
  答:そりゃ、いい方法なんて無いでしょうね。寝るしか

20. 大学院進学を考えているのですが他大学(筑波や学芸大)の大学院へ行く人や行った人の話(勉強したことややっておくべきことなど)を聞きたいのですがどうすれば聞くことができますか?私の専攻ではいないそうなので。
  答:いい質問ですね。あなたが、行きたいと思う大学院を見学してみてください。そして、そこにいる適当な人にいろいろと尋ねてみるといいでしょう。私の教え子たちは、そうやって、情報を集めています。どこの大学院でも、院生の部屋があるので、そこにいる人に何か尋ねると、必ずといっていいほど、親切に教えてくれますよ。また、その大学で指導教官になって欲しい人に、メールを打つのもいいでしょう。私のところにも、そうやって、突然のメールが来ます。「そちらの大学院を希望している物ですが・・・」と言ってね。そうすれば、ほとんどの先生が、時間を見つけてあってくれますよ。

21. 論文を読みたいのですがどのような方法(手段)で論文を読むことができますか?
  答:それぞれの領域の論文の主要な物は、図書館で手に入ります。個々の図書館にない論文は、300円くらいで、コピー取り寄せサービスが使えますよ。

22. 私は日本が大好きです。しかし、目本のどこが好きなのかと聞かれると、漢然と好きだなあと思うだけで答えるのがとても難しいです。そこで先生に質間なんですが、先生は日本が好きですか。好きでしたら、どんなところが好きですか?
  答:私も日本が大好きです。でも、世界も大好きです。でも、日本にいるので日本が私の世界です。

23. 私は「アメリカ下層教育現場」の中にあった「ユース・メンターリング」のシステムに大いに賛成の姿勢を示しているのですが、なぜ日本では実践されていないのでしょうか?どのような問題点が存在
するのでしょうか?または実は日本でも一部で行われていたりするのでしょうか?
  答:たぶん、真似をしようとしている人たちはいると思います。しかし、なかなか、このような形でボランティアをする人を集めるのが大変だと思います。日本では、年寄りと大学生しかボランティアを希望する人は少ないと思います。というより、忙しくて、そんなことを言っている暇がないのかもしれませんが・・