かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論A(木) 20130117 子ども虐待 後半

2013年01月18日 | Weblog
生徒指導概論Aの人たちも、読書レポートが終わりましたね。お疲れ様でした。最初は長くて大変そうに考えたでしょうが、終わってみると短い期間だったのではないでしょうか。


1. 食べ物のトラウマはいつか治ると思いますか?
  答:食べ物の好き嫌いは、心理的なものと実際の食べての体験からくるものがありますが,食べての経験からくるものであれば,行動療法で治りやすいと思います.少しずつ,食べたり,似たようなものから慣れていったりすることで治ると思います.

2. どうして子どもに対して興味が無くなってしまうのか。
  答:虐待は、子どもに対する興味がなくなるというよりも、自分自身の心理的な状況の安定が優先したり、欲求の阻止によるキレが抑えられなくなるのだと思います。


3. 先生は、コーヒーだったら、ブラック派ですか。それとも微糖ですか。それとも甘党ですか。ミルクは入れますか。よかったら詳しく教えてもらいたいです。
  答:私は、どちらと決めていません。飲んで濃いなあと思ったときは、ミルクを入れます。それも朝と夜などの状況によって変わります。もちろん、薄いアメリカンの時はミルクは入れません。砂糖は基本的に入れませんが、エスプレッソは、ミルク(クリーム)も砂糖も入れます。紅茶も濃く入れて(ティーバッグを2つ使う)暖かいミルクと半々のロイヤルミルクティを飲むときもありますが、ミルクを入れずに飲むときもあります。ですので、お酒と同じで、何派とか、何党というのが、ありません。


4. 先生は、レポート用の本を選ぶ際に、どの位の量の新書を読んでいるんですか?
  答:学期の始まる前の休み期間にまとめて読むことが多いです。でも、他の仕事が多いとかまけてしまいます。量は、その時によって違います。でも、今までの蓄積が100冊以上あるので、その中から今学期はこうしようと考えるときもあります。


5. 小さなトラウマに対する克服の方法として、再体験以外にも方法はあるのですか?
  答:授業中もいいましたが、暴露法以外には、嫌悪刺激と同時により好ましいことを考えるようにしたり(脱感作技法)、それを思い出したときに、電気ショックを与える(嫌悪条件づけ)、意図的に少しずつ思い出させたり、(漸近的接近法)、それを忘れている期間を長くするために、安定した状況を作り出すなどがあります。


6. 長野市でも、虐待やDVへの対策として何か取り組んでいる事業などはありますか?
  答:もちろん、県も市も、いろいろな取り組みをしています。ネットで、調べてい見てください。

7. 付き合っている人が、4月から就職します。学生と社会人がうまく関係を続けていくには、どんなことが大切だと思いますか。
  答:たぶん、時間の問題が大きいと思います。社会人になると、仕事が優先するので、学生と時と同じように自由にあうことが出来なくなります。結局、学生の人があわせざるおえなくなりますし、時間的な問題のすれ違いで、不満が生ずると思います。ですから、会う回数が減ることを前提に、ふたりで工夫することと、一緒にいられなくても相手を信頼することが大切だと思います。


8. 教師ができる虐待を受けた子どもへのケアは、一時的なものしかできないかもしれない。継続的に教師ができるケアは存在しますか?
9. 虐待を受けた子どもが自分の担任するクラスにいた場合、どんなことに意識して子どもに関わればいいのでしょうか。
  答:やはり、子ども達の精神的な安定と、学校場面でのストレスと生じさせないような工夫だと思います。イジメの対策と似てきますね。また、虐待の可能性があることもの親と連絡をとって、子どものすばらしさをを認めさせるのも、一つの手段だと思います。自分の子どもがよい子だと思えれば、虐待は減ると思います。


10. 最近寒いですよね。部屋の中でできる、何か身体をあっためることってありますか?
  答:私は、身体を動かそうとします。最初は寒いので、厚着のまま運動をすると、暖かくなり、だんだん薄着になります。しかし、じいさんっぽい、話ですね。

11. 権堂のアーケード通りが昔に比べて非常にさびしい気がします。何か活性化する方法はないでしょうか?
  答:そうですねえ。私もさびしい気がします。駅前に比べると、人が集まらないですね。もし、本格的に考えるとすれば、広い範囲での共同開発が必要でしょうね。広い、駐車場と権堂駅周辺の再開発などが必要ですね。ちょっとしたイベントや広場程度では、遠くから人は集まらないと思います。


12. 先日、映画館で「レ・ミゼラブル」という映画を見ました。本当に良い映画で見に行って本当に良かった、と思いました。かわティ先生のおすすめする映画があったら教えてください。あと、洋画を見るときは字幕と吹き替えどっちを見ますか。
  答:そうですか、ぜひ見てみたいです。おすすめというほどではないですが、先日、学生と一緒に、レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(ホラーっぽい題名だけどコメディです)というDVDを見ました。子どもがかわいいので楽しかったです。私は、生の声が聞きたいので、字幕派です。



13. 結婚の決め手ってなんだと思いますか。
  答:結婚は、人生の仕事のうちの一つだと考えた方がいいです。たまたま出会って、一緒に協同生活をしてもいいなあ、と考える人と結婚するのです。それも始めは男性の性の統制を基礎にしてです。結婚で人生が決まるなどと考えない方がいいと思います。虐待やDVも、結婚願望が強さが、生じさせる部分を持っていると思います。自分は、お姫様で、白馬の王子様と出会うなんて考えずに、人生を一緒に楽しく過ごす、共同生活者というように考えた方がいいですよ。



14. 20歳の女性の話です。お付き合いしている男性がいながら、他の男の人とキスをしたり自宅に呼んで二人でお酒を飲んだりする女性がいます。なぜそのようなことができるのでしょうか。私にはわかりません。先生の考えを教えてください。
  答:いいんじゃないかと思います。まだ、結婚しているわけではないので・・・。もしそうでないと、新しい人を探すことが出来ず、モンシロチョウ(最初に出会ったオスと交尾する)のように、なってしまいます。きっと、あなたが疑問に思うのは、つきあっている人を裏切っているということなのでしょうが、人間は、場面によってはよく、わからないうちに人を裏切っていることがよくあると思います。私は、大学生で、つきあっている人とだけいつも一緒にいる方がおかしいと思います。

15. 先生は今年退職されるとおっしゃっていましたが、発達と教育と生徒指導概論の授業の質問コーナーの中で一番おもしろかった質問はどのようなものですか。
  答:なんだろう。考えたことがなかった、もう一度、見直してみよう。でも、おもしろいという意味は、おかしいという意味と興味深いという意味の2つがあるから・・・

16. 先生は発達のことなどに詳しいと思うのですが、自分のお孫さんをみて発達状態にっいてわかりすぎて怖いということはありますか。
  答:怖いということはないですよ。でも、教科書や本とは違うとか、この子は、この部分が早いけど、こここは遅いなどということは考えます。また、大人になったら、こういう性格(行動傾向)になるだろうな、などの予想も考えます。

17. この本にはさまざまな虐待の事例が出てきますが、先生は虐待が全くない世の中になるためには何が必要だと思いますか。
  答:これって、感想で考えてみてくださいといった答えになってしまう。まあ、いいっか。それは、子どもを育てるということが、母親だけの仕事や問題でなく、社会全体が責任を持つという意識が広まってくると、変わってくると思います。イジメや不登校も同じですが、社会で子どもを育てるという意識が広まると、子どもを比較して競争させるよりも、いろいろな職業や立場の人が必要になるということがわかります。虐待についていえば、親は、子どもを自分のものだけとしか考えていないのです。もし、親が、子どもは自分のものであると同時に社会にとって必要な人間なんだと考えることが出来れば、子どもに対してだけでなく、周りの大人に対する責任も生じてくることになり、意識するようになると思います。


18. 虐待を発見した場合、教師として子どもやその家族とどのように関わっていけばいいのでしょうか。
  答:教師が、直接、親と対応するのは、難しいと思います。児童相談所など他の機関と相談した方がいいと思います。

19. 先生は子育てをしているときに、子どもにたいしてイライラしてしまったときはありますか。暴力をふるってしまいたいと思ったときはありますか。また、暴力を実際にふるってしまったときはありますか。
   答:もちろん、イライラしたことはあると思います。でも、ほとんど、暴力はふるったことはありません。一度だけ覚えているのは、5歳くらいの時に、友達とケンカをしているときに、石を持とうとした時です。。武器を持って、ケンカをしてはいけないと考えて、ごつんとやった覚えがあります。でも、今考えたら、きちんとルールを教えた方が良かったと思っています。


20. 子どもに対してイライラして暴力を振るってしまいたいと思ってしまったときに、親はどのような対処をとったほうがいいと思いますか。もし先生が同じような状況に陥ったことがあったら、そのとき先生はどのような対処をとりましたか。
  答:年齢にもよりますが、基本的に、いらいらしている状況を子どもに、情報として伝えるのはいいと思います。ただ、怒った表情でなく、私は、これこれで、とても、いらだっているということを子どもに伝えるのです。それだけで、ほとんどの子どもは、理解をすると思います。だって、低年齢の子どもは親のいうことききたいと思っているのですから・・そうされずに、怒られたり、怒鳴られて育った子どもは、年齢が上がると嫌悪感情が先立って、反発をするのだと思います。

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