かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 111130 友達地獄 討論と いじめとは何か 前半

2011年11月30日 | Weblog
友だち地獄の討論から
1. 最近ブログ、ミクシーが流行していますが、人気の背景は何だと先生は考えますか。
  答:いくつかの要因が考えられると思います。まず、やっている人たちが時間的余裕があって暇であると言うこと、次に他に楽しいことがないとも言えます。次に、ゲームと比較して人間との直接の関わりであるために、ゲームをするよりもリアリティがあるのも魅力だと思います。その他に、顔を直接見ていないことから、自分で考えたキャラを演ずることが出来るとか、また直接の話でないために自己開示がしやすいなどの理由があげられると思います。

2. 先生はどのような関係が親友だと思っていらっしゃいますか?
  答:もちろん、その人の性格にもよるし友人との関係にもよりますが、私は、自分を100,家族を90くらいの程度で好きであったとして、70以上その友人のために役に立ちたいと思っていれば親友じゃないかと考えています。


いじめとは何か 前半  
3.私は日本のいじめ対策に行き詰まりを感じているのですが先生はどうですか?
  答:同感です。前にも書いたことがありますが、子どもの社会は大人の鏡です。そう考えると、大人が自ら、他の人に対しての意地悪な気持ちややっかみなどの感情を抑えることが出来なければ子ども達にイジメをしないことを教えることが出来ない気がしているからです。


4. いじめと悪ふざけの境はどこからかが難しいと思いました。先生はどこからが「いじめ」になると思いますか?
  答:一つの答えでは難しいですが、いじめられた子どもがいじめられたと感じるかどうかというのが一番正解に近いと思います。それにしても、日本はちょっとした冗談がなかなか言えないような社会になってきている気がしています。もう少し、おおらかになってもいいと思うのですが・・・・ちょっと、みんなすぐに怒りすぎる気がします。


5. 読むといじめに関する概念的な話が多かったので、いじめの実際の事例に関する書籍を読んでみたいのですが、先生のオススメの本は何かありますか。
  答:特にオススメというものはありませんが、いじめの事例は、いくつかの出版社から出ています。また、ネット上にも事例が載っています。ただ、多くの場合、それほど詳しく載っているわけではありませんし、ある意味では、視点が一方的なところがあるような気がします。いじめる方にも、いじめられる方にもそれぞれ多様な理由と状況があると思っています。


6. 長野県ではいじめへの対策はされているのか。あるとすればどのようなものか。
  答:長野県は、私も関わっていたことがありますが、県の教育委員会がイジメの対策をいろいろとやっています。他の県よりも考えていると思います。ネットの長野県教育委員会のホームページで見ることが出来ます。調べてみてください。


7. 私も軽い「いじめ」を受けたことがありますが、今では大したことではなかったのだなと感じています。先生もそのような経験はありますか。
  答:時代的な背景もありますが、あまり、いじめたりいじめられたりという経験がありません。でも、この大学に来て先輩の先生から、いろいろと制約を受けたり、押さえつけられるようなことをされたことがあります。まあ、軽いいじめと言えばそうかもしれません。大人の世界にも、同じようなことはいくらでもありますよ。


8. 正直にお答えいただきたいのですが、先生が中学生時代だったいじめと現代とでは何が、どのように違うとお考えですか。
  答:えっ、私は、いつも正直に答えていますよ(笑い)。私は、中学が私立中学だったせいもあって、あまりイジメの記憶がありません。でも、たぶん、昔のイジメは、強いものが個人で弱いものをいじめるという状況だったと思います。今のように、集団で個人を攻撃すると、誰か正義感を持った生徒が助けるという状況にあったと思います。一人でも、味方が出来ると深刻なイジメにはなりません。いじめられたという感情の一部には、孤独であるという部分が含まれている気がします。


9. 先生はコミュニケーションがうまくとれない人の事を弱者と考えますか?
  答:ある意味では、弱者だと思いますが場合によります。コミュニケーションがうまくとれない人といっても、自閉症スペクトラムのような場合と、教育的な環境が不適切であったという場合とが判断できないからです。ですから、全てを弱者と言うことは出来ません。そして弱者という言葉をどのように解釈するかによっても変わると思います。それ以外に、得意なことや上手なことがあるという場合も異なっていると思います。


10. マスコミは中立な立場から報道すべきだと思いますか?
  答:そりゃ、中立な立場が良いとは思いますが、何が中立か、何が偏っているのかの判断は難しいのだと思います。中立のように見えても、単に中間の折衷の意見であることも多いからです。我々は、誰もが井の中の蛙のようなものですから・・・できるだけ、広い視野を持ちたいものです。


11. 最近、風邪が流行しています。先生もお大事になさってください。さて、そんな私は喉が痛いです。何か良い治療方法はありませんか?
  答:私は、のどが痛いときには、アメをなめます。それも、ひっきりなしに続けてなめます。そして、ポカリスエットのような飲み物を出来るだけたくさん飲むようにしています。どんなもんでしょうか。


12. 七輪を買って炭火で魚を焼きたいと考えています。この季節おすすめの魚はなんですか。
  答:今は、ブリですね。そう言えば、先日、上越市に行って、あの辺りでしか、とれない、ドロエビというものを焼いて食べました。とてもおいしかったです。長野では、売っていないのかな。


13. いよいよ冬になりましたが、川島先生はスキーやスノーボードは嗜みますか?
  答:30代の頃にはスキーに毎週のように行っていました。最近は、2年前に2回行きました。スノボーも道具を買って始めたのですが、上手くなれず、結局、スキーになってしまいました。


14. 体調不良(入院ではないもの)で必要出席数に足りなかった場合でも不可ですか?救済措置は無いのでしょうか?あまり体調がよくないので…
  答:そうですね。私の授業は出席はとっていません。でも、レポートと小テストは提出していないと点数がつけようがありません。基本的に大学の授業は高校までと違って、ひとつひとつの単位をとることで完結しているので、その授業の基準に達しない場合の救済処理はないのが一般的だと思います。

15. 「いじめ」という問題はとても大きなもので、教師になって担当するクラスで起こってしまった時に、対処できるかどうか今から不安です。クラスで起こるいじめなどの問題に対処する方法は、経験を積むとともにわかってくるものなのでしょうか。
  答:経験を積むことで、視野が広くなり、いろいろな子どもや親がいることを理解することで対処法が見えてくると思います。皆さんを見ていると、とても良い大学生なのですが、視野が狭く、正しいことは一つしか無いような発想が多く見られます。私たちは、井の中の蛙です。少しでも、井戸の上の方に行き、外が見られるまでになりたいものです。


16. 本文中に「日本とノルウェーはいじめ問題の先進国である」と書かれていますが、これは日本とノルウエーのいじめにこ対する取り組みや研究が進んでいるという意味なのか、いじめがひどいといういみなのかどちらですか、この文を読んでも判断しにくかったのですが…。
  答:どのページか覚えていないのですが、確か、取り組みが進んでいるという意味だったと思います。もう一度、見てみます。

質問と回答:生徒指導概論B (木) 111124 友達地獄 後半

2011年11月24日 | Weblog
1. 私は先ほども述べたように、友だちとつながっていたいという願望を持っています。それは、自立できないことにつながると思います。それでも、友だちの大切さを感じるとそのような想いにもなるはずです。川島先生は、友だちと自立の関係についてどう思いますか?
  答:えーと、友だちと言っても、たくさんいると思うのですが、どうですか。私は、いくつかのグループの何にかの友だちがいたので、それほど、いつもつるんでいたわけではないし、友達の友だちはみんな友だ達だったので、自立していたような気がします。たくさんの友だちとつきあうことが出来れば、それほど依存した関係にはならないと思います。



2. 正義とは、どのようなものでしょう?先日、「正義の反対はまた別の正義である」という言葉に出会い、あらためて、正義とはなんなのだろう?と考えさせられています。川島先生は、正義とはどのようなものだと考えますか?
  答:そうですね。ある意味では、正義は時の権力者が作るものであったと思います。そして、今はマスコミが作っている部分があります。それは、多数決であったり、言葉という武器をつかった暴力であることもあります。例えば、2チャンネルの正義は言葉の暴力です。それはオーム真理教には、その中での正義があったのでしょう。そう考えると「正義の反対はまた別の正義である」という言葉は正しいと言えると思います。


3. 先生にとって結婚とはなんですか?またその決め手はなんでしたか?一生その人と一緒に過ごすというのはどういったものなのでしょうか?僕にはまだ見当もつかないです。
  答:確かに、結婚することは家族になると言うことですから、大変そうに見えると思います。しかし、夫婦は離婚して家族でなくなることがあるけど、親子の縁は切れません。また、歴史を見ても恋愛は、自分でしか決められないし、特定の人でなければならないけれども、夫婦は、親が決めて結婚してうまくいった人は大勢います。私は、上手く人間関係を保つことが出来る人は、誰と結婚しても、ある程度上手く行くと思っています。・・・でも、恋愛は出来ないでしょうが・・・・



4. 先生は今ゐ若者の携帯電話の使用についてどう思いますか…?
  答:ケータイが、特に問題があるとは思っていません。でも、ちょっと、ケータイの使用とはずれてしまいますが、友だちとの関係が、ただケータイを使ってじゃれ合ったり、仲良くすると言うだけでなく、一緒にスポーツや趣味をするというような、共通の目的を持ってつきあう方がいいのではないかという気がしますが・・どうでしょうか。。

質問と回答:生徒指導概論B (木) 111117 友達地獄 前半

2011年11月19日 | Weblog
1. テストができるのはもちろんいいことですが、テストしかできないのは困ります。そこで川島先生に質問なのですが、勉強よりももっと大切なことに気づいた、もしくは発見した子どもの場合、どのような指導を先生ならしますか?年齢にもよると思いますが、高校生の進路指導への対応てます。
  答:高校への進学と、その子の希望と両方のバランスを考えたいと思います。でも、子どもの将来は、その子どもの親の態度に大きく関わってきます。例えば、外国に行くのが必要な場合などは、親がどのくらい外国に対する知識を持っているかが必要だという問題があります。ですから、子どもの場合h、いくら子どもにとっていいことがあっても、そんなに容易く実現しないのが現実です。


2. (プログやプロフなどインターネットを眺めていると)近年、アニメやゲームに没頭する子どもたちが増えてきているように見えることがあります。深く没頭するアニメやゲームの中には、深い家情や家族のつながりをテーマにするようなものも多く見られように思います。「優しい関係」というものがあるとして、それは、友情をはじめとした人と人との深いつながり、信頼関係どいうものを求めている子どもたちの一側面であるのかもしれないというのは考え過ぎでしょうか?アニメやゲームそのものを悪とは思っていませんが、現実での人間関係以上に、アニメやゲームの、ある意味「理想」の世界に没頭してしまうということがあったとしたら、それは少し寂しいことかなって個人的には思つてしまうことがあるのです。川島先生は、現代の子どもたちの問でそのような状況というのは起きていると思いますか?起きているとしたら、そのことをどのように思いますか?
  答:そうですね。実際には、子ども達ばかりでなく大人も、理想のタイプというか、アニメやゲーム、さらにはテレビで、友情や優しいと言うことに対する先入観を作ってしまいます。そして自分が、その理想の正しさのように行かない状況になると落ち込んでしまうことになります。一つの価値観だけが正しいというのででなく、人生のいろいろなケースを知ることが必要になると思います。


3. よくいじめられている側にも問題があると言われますが、私は決してそうは思いません。川島先生はそれに関してどのような考えをお持ちですか?
  答:私は、イジメは大きな意味では、双方とも問題があると思っていません。一つは、イジメが大人社会の鏡であると言うこと。さらに、そのような人間関係しか持てない人間関係の状況であると言うことです。ですから、問題は社会状況と、学校での人間関係しか持てない子どもの状況なのだと思っています。


4. 18~19ページの「そこで、…」~「一つである。」までの内容がいまいち理解できないのですが教えてほしいです
  答:これは、グループ内の結束を高めるために、その中での意見の食い違いを隠すために、一人の子どもをスケープゴート(生け贄)にすると言うことだと思います。これは、ナチスなどの国の単位でも、国内の対立を避け国を統制するというために、国外に敵を作り戦争をするのにも似ています。確かに、イジメは、スケープゴート(生け贄)という印象を受けますね。


5. 子どもは空気を読む必要があると思いますか。
  答:必要があるかどうかと言われると、その個人の側にたてば必要なのかもしれません。でも、子どもによっては、必要がない子どもともいるし、読まない方がいい(無視をした方がいい)状況もあるとおもいます。


質問と回答:生徒指導概論B (水) 111116 友達地獄 後半

2011年11月17日 | Weblog
1. 強すぎるリーダー格の子(集団)がいてクラスが不安定な状態のとき、どう対応すべきでしょうか。リーダーによって嫌な思いをいている子がいる場合、教師は動かなくてはなりません。
  答:この場合、強すぎると言うことが専制的なリーダーの場合やは教師が統制する方がいいと思います。すなわち、民主的なリーダーでないと言うことになります。その場合、より民主的な他の子どもの意見も尊重するようなリーダーを育てるようにしたり、教師が、その子どもの強制的な部分に介入する方がいいと思います。何でも、子どもの自主性に任せることがいいとは限りません。


2. 先生が子どもの頃はこのようなグループ化された友人関係はありましたか?
  答:中学生の段階では、いくつかのグループがありましたが、私自身を考えてみると、いくつものグループに属していたような気がします。現在の中学生のグループが、その中で閉鎖的なことが問題な部分もあります。子どもが、いくつかのグループに属していた場合、イジメに耐えることが可能になると思います。


3. 先生は、「これが自分らしさ!」といったものを持っていますか。
  答:そんなに、絶対的なものは持っていません。一つ一つの特徴を見ると特に自分だけがというものはありませんが、それらを組み合わせたときに、自分らしいかなと思う部分があります。自分らしさは、一つのもので決まるわけではないと思います。それらの特徴も、いろいろ持ち物や技術、人間関係、過去の経験などの組み合わせなので、自分でも、よくわかりません。



3. 先生は、集団の中で浮くことの怖さを感じたことがありますか。
  答:もちろん、ありますよ。私は、どちらかというと、人間関係に敏感な方だと思っているので、集団の中で浮かないようにしています。でも、意図的に浮くようなことを言ったり、したりして自己主張をすることもありました。


4. 先生は対人関係のどんなことで悩んだ経験をお持ちですか。
  答:やはり、若い頃は、人に嫌われることが嫌で悩んだことがあります。でも、嫌われても、嫌われる部分を持っているのは確かでも、私の全てを嫌われることはないだろうと考えるようになりました。それは、自分自身も、他人のある行動は嫌いで嫌になっても、その人全てを嫌いになることは無いと思うようになったからです。


5. 私は今の若い世代なので、多少難解な表現があっても自分の体験と照らし合わせて共感してこの本を読むことができました。先生は読んでどう感じましたか。
  答:私の時代とは違って、今の若い人は、人間関係だけを大切にするのだなあと感じました。自分のやりたいことや趣味(音楽やスポーツ、作りたいものなど)に興味があると、人間関係も大切だけど、それだけではなかったような気がします。また、人間関係も、ただ、仲良くするのでなく、一緒にスポーツをしたり、趣味をするということが多かったので、そちらに興味があり、ただ仲良くすることだけではなかった気がします。


6. 先生はケータイ小説が流行したことについてどのように考えますか。良いか悪いか。また、そこから見えるものは何であると考えますか。
  答:なんだか、とても視野が狭いような気がします。もっと、世の中には、いろいろおもしろいことがあるのに、自分ではわからないのか、大人から知らされないのか、若者がちょっと、つまらない時間を過ごしているようなが気がします。


7. 先生はケータイ小説を読んだことはありますか?また、これらの物語が出版、ドラマ化、映画化されたことについてどう考えますか?
  答:すみません。読んだことがありません。別に、流行るのはかまわないけど、もっと、おもしろい小説や読み物があるのに知らないのかもしれないなあ、という気がします。

8. 先生は小中学生に携帯を持たせるべきだと思いますか?思いませんか?またそれはなぜでしょうか?
  答:それは、どちらでもいいです。そのような、○○べきだという発想は、おかしいと思います。必要な子どもは必要だし、いらない子どもに持たせるとろくなことはないと思います。また、私は、家に帰ってきたら、親が預かるくらいの約束をした方がいいと思います。費用は親が払っているのですから、親がチェックをする義務があると思います。

9. もしご自分のお子さんが中高生くらいで、ケータイに重度の依存をしていたらどうされますか。
  答:私たったら、家に帰ってきたら、子どものケータイは預かるし、毎日チェックするので、そのようなことは起きないと思います。


10. 教師が自分の学校の裏サイト的なものを発見した場合、どのような対処をとることが望ましいですか?
  答:それは、内容によりますが、コメントはしなくても、チェックして、見守ろうと考えると思います。



11. なぜ自殺が年々増加していると思いますか。先生の意見をお聞かせください。
  答:楽しいことが少ないからでしょうね。人間関係で仲良くすることだけが楽しいことだと思っている人が多いような気がします。もっと、いろいろな楽しいことを子どもに教えて、大人も一緒に楽しんだらいいと思います。それには、大人自身が、楽しい趣味を見つけなくてはならないでしょうね。親になったら子どもと一緒に趣味のことをするほど、楽しいことはありませんよ。

12. 運命はあると思いますか。
  答:運命は、あると思う人にはあると思います。若い頃は運命など無いと思っていました。しかし、場合によっては、運命だと考えて早くあきらめるほうがいい場合もあるかもしれません。でも、自分も人間という動物であり、地球上でたまたま生を受けたと考えると、生きていること自体、よくわからないので、運命だと考えた方が楽かもしれませんね。


13. ・先生は学校の先生という職業に魅力を感じますか。
  答:まあまあ、ですね。仕事ですから。魅力を感じるときもあれば、嫌になるときもありますよ。仕事をしていると、結構、波がある気がします。


14. 兄(24)が大学中退でフリーターです。やんわりと就職してほしいと伝えるには何と言えばよいのでしょうか。気をつかってしまうので何を言ったらよいかわかりません。
  答:何も、言わなくていいんじゃないですか。お兄さんも、そんなことは、言われなくてもわかっていますよ。それより、そのたいへんさの話を聴いてあげた方がいいですよ。


15. 最近寒くなってきました。僕は二度寝してしまい1限に遅れてしまうことがあります。二度寝をしないコツってなにかありますかね。
  答:私も、二度寝が大好きです。ですので、二度寝をしないのではなくて、少し早めに4時か5時頃起きて、二度寝をすることがあります。

16. 川島先生の好きな小説のジャンルは何ですか
  答:最近は、小説は読みません。若いときは、SF小説と、探偵ものが好きでした。


17. 川島先生は音楽を聞きますか。どんなジャンルを聴くのでしょうか。
  答:好きなアーティストは、ディープフォレスト、エニグマです。ヘイリーなどの女性歌手も好きです。最近は、韓国の「少女時代」が気に入っていますが音楽と言うよりダンスが好きです。若い頃は、ビートルズやビリー・ジョエル、スティービー・ワンダーが好きでした。その後は、イエスやキング・クリムゾン、エマーソン・レイク&パーマーなどのプログレッシブ・ロックにはまっていた時代もありました。日本の歌手では、小学生の頃、坂本九、森山加代子が好きでした。



18. 「子供」は「供える」という意味を嫌い「子ども」と表記します。なぜ「友達」は「友だち」と表記されるようになってきたのでしょうか。(予想:一人でも友だちだから)また、意味的に適切でない漢字は使わないという風潮に対して、先生はどう思われますか?
  答:なるほど、そう言う考えもありますね。意味的に適切でない漢字は使わないという風潮については、一つの意味だけでなく、より広く、とらえることも含まれているので、いいのではないかと思います。



19. 高校生ぐらいの子どもが異性の親と二人で出かけることに関して、先生はどうお考えでしょうか?私が中高生ぐらいのときは、周りは「いやいや、あり得ないから」などといった意見が非常に多く、そのせいか以前も父親と一緒に出かけていたらそれを偶然見た人間から彼氏だと思われていました。
  答:これは、難しい問題で、かなり女の子は、思春期には、異性の親を避けるようになるのは、近親相姦を避けるために遺伝的に組み込まれたものであるという意見もあります。日本では、あまり見られませんが、欧米では、近親相姦の例が多いので、それも言えると思います。私も、娘が高校生から大学にかけては、あまり親密でなくなりました。大学の高学年になるくらいから上手く行くようになり、今はとても仲良しです。まあ、親子の関係も年齢で変化するのだと思います。


20. 寒さが一層厳しくなり予報では雪のようです。先生も体調にお気を付け下さい。さて、そろそろ忘年会シーズンということもあり飲み会が続くのですが、早くお酒を抜く方法を教えていただけないでしょうか。
  答:いやあ、私の方が教えてもらいたいです。でも、醸造酒(日本酒・ワインなど)よりは、蒸留酒(焼酎・ウイスキーなど)の方が、次の日にすっきりした酔い心地になるような気がしています。


21. 本の内容とは関係ないのですが、以前・教師という職業はプライバシーはあってないようなものという話を聞きました。例えば、出かけた先で生徒に会ったときでも、自分は休日でも生徒からすれば「先生」だどいうことです。この話を聞いて少し息苦しさを感じたのですが、プライベートでも先生でいなければならないと先生は思いますか?
  答:私の母は、40年間幼稚園の園長をやっていましたが、母がいつも近所を歩くと話しかけられるのでプライバシーがないと嘆いていたことを思い出します。私はそれほどではないのですが、あるものを身につけたときは「自分は先生」というキャラになることにしています。しして、それをはずしたときは「これで、今からはプライベート」というように決めています。さて、何でしょう。


質問と回答:生徒指導概論A (木) 111110 新しい「教育格差」 後半

2011年11月10日 | Weblog
1. 小学校の塾や予備校に通っている場合はどのくらいですか?
  答:文部科学省「子供の学習費調査」では、
a.小学校公立   塾に通っている割合:40.2%
 平均年間費用(通っている人のみ):13.2万円
b.小学校私立   塾に通っている割合:66.8%
 平均年間費用:31.0万円


2. 川島先生の考える、教師として求められる一番の資質とはどのようなものでしょうか?
  答:いろいろな立場があります。一つとして、第3章で扱いますが、私はロジャースのいう、自己一致(純粋性)が大切だと思っています。


3. 昔、どんな部活動に所属していましたか?
  答:高校の時は陸上部、大学の時は、労働奉仕のサークルでした。両方とも、男子だけの部活でした。


4. 先生はなぜ、授業中飲み食いしていいという考えをお持ちなのですか?
  答:Janis,I.L.,el.al.(1965)の「食べながら話を聞くとよく理解できる」という論文があり、リラックスしている状態の方が、人の話を理解しやすいという研究から考えて、そうしました。


5. 教科書から、障害児教育に携わっていらっしやつたことを知りました。障害児教育に関わることになった(関わろうと思った)きっかけはなんですか?
  答:特に、きっかけもはっきりしていません。意図もなく、成り行きです。理由は、後からつけるものなので適当に言えば言えると思えますが・・



6. 以前増田ユリヤさんと苅谷さんの『欲張りすぎる日本の教育』という本を読んだことがあって、そこには総合的な学習の時間についてのことが書かれていました。先生が総合の時間を受け持つとして、お金とか授業時数とか自由で、とにかく何の制約もない状況だったらどんな活動r授業をしたいですか?
  答:学年にもよりますが、基本的には、本を読む、討論する、散歩に出かける、かもしれません。その他には、誰かを頼んで読んだ本や、旅の経験を話してもらうのもいいとおもいます。時間も金も自由なら、一緒に旅にでたり、実際に、株の売買やオークションをしたり、一緒にキャンピングカーやログハウスを作ったり、家具やおもちゃを作ったり、パソコンを組み立てたり、私がやってみたいことを一緒にやりたいです。



質問と回答:生徒指導概論B (水) 111109 新しい「教育格差」 討論

2011年11月10日 | Weblog
1. 学校では集団行動が重視されます。勉強でも生活でも、そこからはみ出た子どもは教師に注意されます。いじめをなくすために、「一人だけでも異なる行動をしても許すことのできる社会規範を作る」というのは、今の学校では無理だと捉えて良いのでしょうか。
  答:まあ,そうですね.しかし,1クラスの人数が減るなどしてくると,教師も個別の対応が可能になると思います.そうすれば,個人の特性によって対応を別個に行うことも可能になると思います.実際,特別支援学校(学級)では,はみ出す子どもだらけです.

2. 本書の前書きで、「最低限の教育は保証されるべき 4p」とされていますが、自分は、対価を払って可能最大限の教育を求めることは悪いことではないと思っています。教育の平等は、必要だと思いますか?できれば理由もお聞かせください。
  答:やはり,機会均等という意味での平等と結果の平等のどちらを取るかということにも関わってきますが,対価を払って可能最大限の教育を求めることは,機会の平等という意味では教育格差になります.しかし,実際は,個人は他の人よりも少しでも上に行きたいという欲求がある以上,何らかの形で不公平が生ずるのは,やむを得ないことだと思います.

3. テーマ15の校内暴力で、学校数及び人口が多い東京都が件数トップでないのはなぜでしょうか。なぜ神奈川は多いのでしょうか。
  答:すみません.わかりません.なぜでしょうね.神奈川は暴走族が多いというのは聴いたことがありますが・・


4. 小学校教員はどうしてこんなに単位取得などで中学や高校よりも忙しいのに社会に出たら中学や高校の方が給料が高いのですか。
  答:たぶんですが,小学校と中学校は義務教育教員で俸給表は一緒だと思います.高校は少し高いと思います.それは,専門性が高いほど高度な知識が必要であると言うことから給料が決まるからです.


5. 先生はいじめの加害者や被害者になったことはありますか?
  答:私の子どもの頃は,そのようなことを考えたことがありませんでした.なので,両方ともありません.

6. 先生も奥さんについていろいろと聞かれて嫌だと思った経験はありますか?
  答:あまり嫌だとは思いませんでした.

7. 僕は早く結婚したいです。結婚は何歳ぐらいでするのがいいと思いますか?
  答:お金さえあれば,若ければ若いほどいいです.子どもを育てることで自分自身が成長することができます.しっかりしていないと子どもを育てることができないというのは偏見です.それに若いとその親(祖父母)も若いので面倒を見てくれると思います.

質問と回答:生徒指導概論B (水) 111109 友達地獄 前半

2011年11月10日 | Weblog
1. このレポートにも書かせていただいたのですが、授業の中でいじめの加害者の経験をもつ方のお話を(匿名で文章にしていただくなどして)聞いてみたいと思いました。そういったことは難しいでしょうか。
  答:たぶん、それは難しいと思います.かなり深い人間関係を持たないと話したくないと思います。


2. 教師が大きい子ども化していることについてどう思いますか?
  答:それは、特別に教師だけでなく、多くの大人が子ども化しているような気がするので、特に教師とは考えていませんが、結局、視野が狭い、知識がないことに尽きると思います。。


3. 「個性化教育」を重視した今の日本教育。川島先生はこの「個性」をどうとらえますか?「個性」を追い求めるがゆえに、見失ってしまった教育の利点はないのですか?
  答:私は、もし、個性化教育をするのであれば、特別支援教育と同じように、生徒が5人で一人の先生が配置されるくらいの少人数制でないと、無理ではないかと考えています。「個性化教育」などの理論としての個性化と唱えるのは簡単ですが、実際の現場の状況が対応できていないとも言えると思います。



4. 世の中自分以外に優秀な人はもっといて、自分なんか生きている価値が無い、人生に疲れた、と悲観している人がいたら、その人にどう言葉を掛けますか?
  答:そんなに、他の人と比較して、自分の価値が決まるわけではないと言いたいと思います。人間は、それぞれの人が、違う経験と家庭と思い出とを持って生きているのですから、比較した優秀さよりも個々の人間が生きる大切さや面白さを言ってみたいと思います。


5. 先生の若い頃は「優しい時代」ではなかったですか。なんだかんだで「優しい時代」に近いものはいつの時代もあるのではないかと思います。
・「優しい関係」はこれからどのような形に変化していくと思いますか?それとも変化しなかったり、なくなっていったりすると思いますか?
  答:私の若いときには、あまり感じませんでしたが、考えてみれば部分的にはあったかもしれません。結局、「優しい時代」の優しさは、当たり障りのない、浅い人間関係、すなわち、自己開示の量の浅い、相手を本当に理解しようとしない関係だと思います。



6. 川島先生は子どもたちがこのような優しい関係を脱却するにはどうすればいいとお考えですか?ご意見をお聞かせいただければ幸いです。
・どのようにすれば「優しい関係」のもとで構築された友情関係をうまく壊し、新たな友情関係を結べるでしょうか?
  答:結局、お互いに信頼して、深い人間関係を持つことが出来れば、優しい関係から脱却できるとおもいます。そのためには、メールなどでなく、より深い自己開示の出来るような関係を作るための状況や方法をとらなければ出来ないと思います。


7. 友達同士でいじめがあった場合は、先生はいじめる側といじめられる側のどちらが悪いと思いますか?
  答:いじめる側もいじめられる側も、その時の状況や個々の子どもの育ち方などの外的な環境要因と、運のようなものだと思っています。ですので、どちらもいいとも、悪いとも思いません。人間は、周りの状況でどちらにもなる可能性があります。しかし、他方では、そのような関係を持つことで自尊心を高めることしかできないという、育ち方、親や教師の対応が問題なのだと思います。私は、今の社会全体が、常に比較をして人間の優劣を決めるという価値観が問題だと思っています。


8. 「いじめる」と「いじる」の違いはどこだと思いますか。具体的に判断する基準は何だと思いますか。
9. 教師、もしくは保護者が「いじめ」と「からかい」を見分けることはできるのでしょうか。
  答:いじめられた人が、いじめられたと考えるかどうかと言うことになると思います。


10. もし子どもに死にたいと相談されたらどうしますか?また、リストカットをしている子にどう声をかけますか?どうしてリストカットをしてはいけないのかと言われたら、どうしますか?
11. リストカットなどの自傷行為を行う児童生徒に対して、教師はどう対応すべきでしょうか。
12. 先生の周りには自傷行為をしてしまう人はいましたか?いた場合はどう対応していましたか?
  答:このような深刻な場面は、生徒一人一人の状況を判断しないと何とも言えません。子どもによっては、無視をすることもあるし、あるいは、話を聞こうとするかもしれません。極端な場合は、勝手にしなさいというかもしれません。それは、リストカットが、注意を引きたいためだけの場合もあるからです。しかし、基本的には、カウンセリングを受けることを勧めたいと思います。


13. 私は心理科の学生です。最近進路について考えているのですが、心理職に就く上で、先生が大切だと考えることはなんですか。
  答:いろいろな経験ですね。特に、世の中にはいろいろな人がいることを知ることです。それに伴って、価値観もいろいとあり、思いもつかない考え方をする人もいることを知ることだと思います。本を読む、人と話す、旅をする。


14. 川島先生にとって、「生きる」とはどういうことですか?
  答:成り行きで、生まれたので、成り行きで生きてきています。まあ、目の前のやるべき最低限のことをして、後は、やってみたいこと、やったことのないことをして生きてきました。生きると言うことを考えてもしょうがないと言うことだけはわかります。
「明日のことを思い煩うな、今日一日の苦労は今日一日で足れり」、「案ずるより産むが易し」と思って生きてきました。


15. ・先生は論文などを書いている時にスランプに陥ったことはありますか?もしもスランプに陥った時にはどうしていますか?
  答:そんなときは、他のことに打ち込みます。特に身体を動かすことをします。短期間なら、チャリや水泳、長期にわたるときは、日曜大工で何か作るとかです。


16. 川島先生は一発芸はありますか?
  答:子どものころは、ゴリラのまねをして、エテさんと呼ばれていました。でも、いまはやりませんよ。



17. 私のように孤独を好む人間はKYになりうるのでしょうか?時と場合によって変わるのでしょうか?.KYと自覚した時、どうしたらいいのでしようか?
  答:本当に、KYなら、そんなことに気がつきませんよ。ただ、引っ込み思案なのではないでしょうか。「案ずるより産むが易し」ですよ。やってみてから心配しましょうね。


18. 先生は,相手が間違ったことを言っていると思う時に自分の思っていることをはっきりと相手に伝えますか。学生時代に・仲間に嫌われたくないと思って無理に我慢したり気を遣ったりしたことはありますか。
  答:そうですね。あまりはっきりとは伝えませんが、言い方を考えて、何とか伝えようと考えます。それが出来ないと、いじめられることの原因になります。心理学で、アサーション訓練というのがあって、そのような言い方を訓練する方法があります。



19. 前回の討論のテーマにも少し関連して、女性の結婚について質問です。私は恋愛や結婚は自然のもので・出会いがあるのを自然に待つのが当然で、特に求める必要はないと思います。大規模な集団見合いや婚活ツアーような報道をよく目にします。私にはあれがどうにもやりすぎというか、なにか違和感を覚えてしまいます。先生はあのような精力的な活動をどのように思われますか。
  答:まあ、あれは一種の遊びや遣らせで、一部の人をのぞいては現実的ではないと思っています。しかし、出会いの場が広がるという意味ではいいと思います。また、本当の自分の気持ちを大切にして、演技をして、おもしろがってつきあったりしないのであればいいのかもしれません。



20. いじめられているようでも笑っていられる人もいるようですが、教師はこういう人をどうとらえればいいのですか。温和な人と思えばいいのですか、それともこういう人ほど実は憎しみを多くため込んでいるとか…。
  答:もちろん、子どもにもよりますが、基本的に、いじめられたら抵抗するとイジメは減ります。イジメは抵抗をしない子どもに対してエスカレートするのです。イジメのはじめの段階で、ケンカになればイジメでなくケンカになります。ケンカの場合は対等ですから、仲直りのチャンスも出てきます。抵抗できなこどもの多くは、


21. クラスで1人浮いている子がいたとき、無理にどこかのグループの中に入れたりするのは逆効果だとおもうのですが、じゃあ、他にどういったことをしてあげれるのかと考えても思い浮かびませんでした。そういった場合やはり、そっとしておくべきなのですか?
  答:これは、子どもの状態や年齢によって対応が異なるので一言では言えません。例えば、周りの子ども達との関係でも変わります。一人でも、味方になって話をし、聴いてくれるような子どもがいるのであれば、その子どもと一緒のグループにするのがいいと思います。また、意図的にそのような子どもを作ることもいいと思います。また、あまり気にせず、他のこと同じように扱う場面も必要です。何でも優しく、そっとすればいいと言うわけではありません。



22. 評価についてなのですが、可の判定に届かないとわかった段階で通知することは無いのでしょうか。心配性なので毎回小テストが何点だったのかが気になっていて、もうがんばつても可がもらえないのではないかと心配しています。
  答:毎学期、4年生については、最後から3回目くらいの授業で注意をします。3年生以下では、特別に何もしていません。また、合計点については、TAの人が集計しているので、最後まで合計点はわかりません。


23. いじめが社会問題となったのは80年代中頃とありますが、先生の学生時代にいじはあまり問題視されていなかったですか。それともあまりいじめというものがなかったのでしようか。
  答:イジメについても、年代によって、その形態が変わってきているような気がします。この本にあるような現在のイジメは、いじめる側といじめられる側の双方の人間関係の取り方に特徴があると思います。以前のイジメは、いじめる方が悪いことの方が多かった気がします。でも、証拠がないので何とも言えません。



質問と回答:生徒指導概論B (水) 111102 新しい「教育格差」 後半

2011年11月03日 | Weblog
1. 教育現場では、携帯電話の持ち込みについてどのように議論されているのでしょうか?
  答:基本的に、学校側は責任をとることを嫌って、学校への持ち込み禁止にしているところがほとんどだと思います。結局、学校は、子どもや親のことよりも、自分たちの責任をとることを避ける判断をしています。ちょっと、だらしないですね。


2. 子どもを指導するにあたって、その子に合わせた指導(怒り方を変えたりなど)を行ったとき、子どもたちに「えこひいき」と言われた場合どのように説明したらいいですか。
  答:言われたら、あくまでも教師の責任で、個人にあわせているのだと言いたいですね。教師が信念を持って教育していることを、親がいろいろ言うのは、それぞれの親の立場があるので、個々に対応は出来ません。この部分は、親を説得するしかありません。


3. 今回校内暴力を題材としたが、実際どれくらいの校内暴力があるのだろうか。県によっても違うと思うが、分かりやすい件数例等あったら知りたいと思った。
  答:学校に関する統計は、文科省の統計がいいとおもいます。校内暴力については平成20年度の統計があります。昨年からはPDFになっています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa200901/detail/1283506.htm


4. 先生がモンスター・ペアレントに「美容院に行かせたいから早退する、補習をつけて欲しい」と言われたらどう対処しますか?
  答:まず、子どもの意志を確かめることと、子どもの意志に反して、親が早退させると、法律上ネグレクトになることを話します。また、補習については、勤務時間内で、他の用事がなければ、やってもいいと思います。


5. 先生が感じる一番の男女格差はなんですか。
  答:なんだろう。出産時以外の場面での、家事に関してかな。女性が家事や食事の準備をするという偏見ですかね。


6. 先生が最も身近に感じる「教育格差」に関する問題は何ですか?
  答:それは、学歴や成績について、他者との比較で価値を決めることによって生ずる全てのことだと思います。比較をしないでくれれば、もっと、自由に自発的に勉強する子どもが多いのではないでしょうか。


7. 先生は、もし自分の子どもがいじめに加担したらどのような対応に出ますか。
  答:そうですね。とりあえず、相手の子どもに謝るしかないでしょうね。でも、謝って終わるなら、また、生ずるでしょう。イジメは、いじめることによる優越感が強化になっていると思います。そう考えると、まず、自分の子どもに、そのような相対的な優越感は意味がないことを教えようと思います。もちろん、小さな頃から、他者をいじめることの優越感はいけないと教えることが大切です。


8. 実際にいじめが起きた後の対応として「これは的確だ、効果的だった」というものはありますか?
  答:上に書いたように、いじめることの強化(精神的な報酬)は、他者をいじめることによる優越感です。ですから、どんなに親が謝ったり、学校の対応がどんなものであろうと、その背景になる、自尊心と優越感を子どもにどのように教えるかが出来ていなければ、どのような対応も意味がないと思います。実際に、そのように考えていると思われる対応はない気がします。



9. 文部科学省が、小中学生がICTを使いこなす力を測る「デジタル学力テスト」を2013年から行うと発表しましたが、それについて先生はどう考えますか?
  答:いいんじゃないですか。教育はいろいろやってもて、それに合う子どものいれば、合わない子どももいると思いますが・・・・・



10. ネットの世界にはまってしまう若者についてどう思いますか?
  答:もっと、外へ出て、身体を動かさないと年をとってからメタボになるので、心配です。若者は、身体を鍛えなければいけません。「健全なる精神は健全なる身体に宿る」って、誰の言葉だっただろう。

11. 先生は山村留学に関わったことはありますか。
  答:ありません。でも、私は時々、山の中で一人で暮らします。


12. 少し前の話ですが、バラエティ番組のほとんどがクイズ番組となってしまっていたことに関して、先生はどう感じていましたか。
  答:まあ、視聴率が良くて、番組の制作費が安いのだからしょうがないのでしょうね。


13. 信州大学の非常勤講師の先生の給料は高いのですか。
  答:国立法人の大学は、ほとんど決まっています。高校や中学より高くて、現在、1時間7500円です。大学の教員は、その領域の専門職なので高いのでしょうね。


14. 先生は様々な国に旅をしていらっしゃるようですが、何カ国語ぐらい話すことができるのでしょうか?それとも案外英語のみで意外といけるものなのでしょうか?
  答:「今晩、部屋は空いていますか」「これはいくらですか」という旅をする程度に話すのであれば、出かける前の1ヶ月で出来るようになります。でも、話せるというほどにはなりません。このような質問の場合、話せるというのはどの程度のことを言うのでしょうね。多くに国で、ホテルや駅では、英語が通じますが、田舎へ行くと通じません。長野だって、市内は何とか通じても、ちょっと離れると英語が通じないのと同じです。


15. そろそろ秋も終わりですが、読書の秋ですね。私は乙一さんの書く小説が好きなのですが、先生はお気に入りの作家さんや本などありますか?
  答:すみません。最近は、小説などのフィクション系は読んでいません。でも、若い頃はSF小説が好きで読んでいました。半村良、光瀬龍、アシモフが好きでした。中学生くらいまではシャーロックホームズと三国志が好きでした。


16. 朝晩はかなり冷え込むようになりました。わが家には温まる道具が暖房と綿入り半纏しかないのですが、これで長野の冬は乗り切れるのでしょうか。今から心配です。
  答:暖房は、どんな暖房なのでしょうね。私は、机の下に小さな電気ヒーターを入れて、上からこたつのように毛布を掛けて仕事をします。こたつはいいですね。私の研究室には、コタツがありますよ。


17. 長野市でおすすめのラーメン屋さんを教えてください。
  答:コレステロールが多くなるので、あまり、ラーメンは食べないのですが、私の家の近くにある、NOS(New old style)ゆいがというお店は、まあ、おいしいです。


18. 長野市でおいしいご飯が食べられるお店を教えてください。
  答:私は、夕食はお酒が中心なので、ご飯はわかりません。でも、工学部の近くの、「よしの」は安くておいしいそうです。そうそう、教育学部の交番の斜め前の「ことぶき」も、ランチは安くておいしいです。

19. 川島先生は甘いものは好きですか。
  答:大好きです。特に、トップスのチョコレートケーキと、六花亭の「マルセイバターサンド」は大好きです。



20. 今までで一番うれしかった出来事はなんですか?また悔しかった出来事はなんですか?
  答:うーん。いつも嬉しいし、あまり悔しがらないし・・・たくさんあって、忘れました。


21. 「ホワイトリスト」というものは実際に使われているのか。.
22. 現在の小中学生の携帯電話の普及率はどのくらいか。またフィルタリシグは,どのくらい使われているのか5
  答:詳しくは,わかりません.ネットで見ると、総務省の調査で、携帯フィルタリング利用率は小学生で57.7%、 フィルタリングサービスやフィルタリングソフトの認知度は87.7%となっています。


23. 先生が、野球部員の保護者の立場で、「顧問のT先生が全部悪い」という発言を聞いたら、どのように反応しますか。先生の意見をその場で言うのであれば、その意見をお聞かせいただけると嬉しいです。・
  答:そのような場面で発言するかどうかわかりませんが、求められれば、「もちろん、T先生が適切な指導に書けていたとも思います。しかし、子ども達が暴力をふるうのは、普段から接している周りの大人の態度が大きく影響します。皆さんは、お子さんに暴力をふるったことはありませんか。また、集団の中では同じ行動をしないと非難されるというのが部活の特徴でもあります。ですから、みんなと同じように暴力をふるった子どもも、その親にも責任があると思います」などといいます。その背景には、社会心理学の研究によって証明されています。また、授業で話をします。


24. 「終章学力テストの歴史をひもとく」の「予算計上が最優先されるべきことは何か」の最後の1文「そこには新たな利権の発生でもあるのではないかと疑わざるをえなくなる。」(P186)とはどういう意味でしょうか。実際に学力テストや武道場建設は利権がからんでいるのですか?それとも単純な比喩ですか?
  答:もちろん、実際に利権が出来ていると思いますよ。特に、政治家や企業は見逃さないと思います。


25. この本に関することではないのですが、最近自分自身の糧となるものを増やしたいと強く思うようになりました。その一つの手段として、読書をするということをしたいのですが、今まで全く本を読んでこなかった私はどんな本を読もうかなかなか決められません。もし、先生のお勧めの本がございましたら、教えていただけると嬉しいです。
  答:この質問は、以前にも何度か受けたことがあります。このブログをさかのぼるか、毎学期のシラバスをさかのぼって、その副読本を読むのもいいと思います。また、人には、それぞれ興味や趣味が異なるので、アマゾンなどで、興味のある言葉で検索し、評価の高い本を読んでみたらどうでしょうか。


26. いじめが発生すると、加害者と被害者の子どもめクラスを次年度から分けたり、席を離したりと物理的に距離を取るような策を学校は頻繁に取ります。学校としては子どもを指導していじめを根本解決するのではなく、学校として問題が起こらないようにばかり気を使っていると思わざるをえないのですが、どう思いますか。
  答:上の方の回答でも書いたのですが、イジメには、その社会での大人の行動と、集団での個人の行動という2つの大きな要因があります。ですから、ここのケースをどうだこうだといっても、なくなりません。大人が、自分も含めて暴力は絶対に行かないことだという信念と、集団の中でも、一人だけでも異なる行動をしても許すことのできる社会規範を作らない限り、イジメはなくなりません。


27. 高校時代は、深い話のできる親友2人切磋琢磨できる部活の仲間達、他愛もない話をするクラスメイトや他クラスの友人、といった構成で自分の人間闘係は成吟立っていました、でも大学生になった今、人間関係が広く浅くな噂、さみしさを感むることが少なくないです.たとえ書ま、この授業ではこの人やこの人とグループになって、この日のお昼はこの人たちと食べて、こういう話はこの人とするけれど…という感じで、高校時代のような『気兼ねなくいつでも誘い合える、何でも話しあえる友人はいません.これは私だけなのでしょうか.もっと、広く浅く交友闘係を作っていくべきなのでしょうか.アルバイトはしていますぶ、サークルに所属していないこと藤あと恋人がいないこと、ぶ大きいのかもしれませんが…
  答:なるほど、でも、大学生活は、まだ、何年かあるので、たぶん卒業までには、友達が出来ると思いますよ。それと、恋人が出来ると友人の数は減りますよ。どうしても休日は恋人といることになって友人と遊べないですよ。引っ込み思案にならないで、いろいろと、遊ぶことを企画したり、イベントに参加したり、部活に入ったりとしてみるといいですよ。