かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100428 公立学校の底力 前半

2010年04月29日 | Weblog
重要  
 レポートの文字数で、基準が曖昧だったので、ルールを変更しました。1200字程度、200字程度であったのを、1200字以上、2000字以上にしました。少ない時は書き直しをお願いしています。たぶん、木曜日の生徒指導概論Cの人にはそう言ってあったのですが、水曜日の生徒指導概論Bの人には、曖昧だったようです。すみません。よろしくおねがいします。

1. 読後レポートは2000字、討論感想レポートは1200字となっていますが、具体的な範囲を教えてください。小論文では指定文字数の最低8割書くように教わりました。それから考えると最低1600字あればいいのですか.また、上限はありますか。
  答:この授業では、基本的には読後レポートは2000字以上、討論感想レポートは1200字以上です。少ない人は書き直しをお願いしています。


2. 本書では、実在する立派な公立学校を紹介することによって、タイトル通りの「公立学校の良さ」を訴えていますが、確かにそれぞれの学校の(教師の)取り組みは素晴らしいと思うのですが、それが果たして公立学校ならではの良さなのかと聞かれたら、私立学校で当てはまることもありそうで、イコールではつなげられない気がします。後半部に答えがあるのかもしれませんが、先生は公立と私立の違いはどこにあると考えますか。
  答:私立学校が公立学校と違うところは、まず、宗教などの独自の教育についての独自に考え方を持っていること。逆にいうと公立では宗教などの独自の考え方を持ってはいけないことになります。また、経営の母体が学校法人あるいは宗教法人であるか、県や市などの公共団体であるかによります。そのようなことから、公立学校の範囲にありながらどこまで独自な教育を行うことができるかということなのだと思います。

3. 全く関係のない質問なのですが、本気で人を愛するとはどういったことなのでしょう。人それぞれ違うのは分かっているのですが、自分の気持ちがわからなくなったとき、どんな風にして確かめたら自分の気持ちを信じられるようになりますか?
  答:難しい質問ですね。まあ、愛している人のために、自分を犠牲にすることができるかどうかというところですかね。でも、愛なんてあるかどうかはわかりませんが・・どこを探しても見つからないでしょうから・・・


4. 先生は宿泊先等を決めずに旅行をするというようなことを授業中に仰っていましたが、旅行先で出会った人の家に宿泊したことはありますか?私は知り合い以外の民家にはないですが、お金を取るのが信じられないような本当にひどいライダースハウスに泊まったことがあります。
  答:家族とヨーロッパを旅していたときに、飛び込んだレストランでそこにいた人の知り合いのところにとめてもらったことが2度あります。お金は払いましたが、知り合いの普通の家の一部屋に泊まりました。それ以外でも、レストランで知り合った人の家に泊まったことがありました。イギリスのB&Bは、泊まれますと書いてあっても普通の家の一部屋であることが多いです。実際、宿を決めないで旅をすると、いろいろなことがあって面白いです。でも、泊まりやすいのはアメリカ、カナダですね。ヨーロッパは、なかなか泊まれないこともあります。

5. 課題やレポートをしていて、眠くならないよう音楽を聴いたりコーヒーを飲んだりしているのですが、最近は効果が薄れてきていて、何度も眠気に負けてしまいそうになります.何か他に起きていられる方法はないでしょうか…?
  答:私も同じです。この質問に答えていても、眠いときがあります。そんな時は、いったん寝てから、目を覚まして続きを始めます。

6. 先生は留学についてどう思いますか?
  答:何となく留学とか、留学して友人を見返そうとか、行けば何とかなる・・というのは効果が少ないと思います。語学でも、勉学でも目的がはっきりしていないと時間がだらだらと過ぎてゆきます。それくらいなら、旅行をした方が面白いかもしれません。しかし、どんな留学でも、異文化に接することは、その人の生き方を変えるくらい影響を与えるとは思います。ぜひ、挑戦してください。

7. 先生は将来何になりたいかわからない入が大学に意味はあると思いますか?
  答:そうですね。まだ、皆さんの年齢では、モラトリアムといって自分が何をしたいのか見つからない人も多いと思います。大学で、それを見つけるのみいいと思います。また、とりあえず、何かやってみて考えてゆくのもあると思います。まあ、あせらずに、ゆっくりとやってみたらいいですよ。若いときの1年や2年は後で取り戻せますよ。私も、大学院にはいるときに二浪しています。

8. 先生は自分の娘が、大学を1年休学して、「世界一周に行きたい」と言ったらどうしますか?行かせますか?お金の補助はしますか?
  答:まず、安全に旅をすることをどのくらい気をつけているのかを心配すると思います。そして、細かい計画をきいてみたいと思います。その結果、たぶん、行ってみたらというでしょう。また、お金はどうするかと聞いて、自分である程度出すことができるのであれば、多少は補助すると思います。

9. 先生はボランティアとは何だと思いますか?
  答:前にも書きましたが、西洋文化でのボランティアと日本でいわれているものは違うと思います。日本のボランティアは、誰かのため・・というはっきりした対象があってその人を助けるとか、救うという気持ちがあります。一方、キリスト教的な土壌では、自分の持っているものを、社会や神に捧げるという気持ちでボランティアをします。その違いは、誰かのために役に立ってそこでお礼を言ってもらって満足するというのと違うのです。ですから、日本ではボランティアをした人が、その結果、誰かにありがとうといわれることを望んでいるような気がします。お礼やありがとうと言う言葉を期待するようなボランティアはいくら無料の奉仕でもボランティアではありません。自分の力を社会の為に使うという気持ちならばお礼を期待したりしません。さらに、社会で自分の仕事をきちんと果たすことは、ボランティアと同じです。多少のお金はもらうかもしれませんが、それだけ社会の役に立っているのです。


10. 私立学校が、一般的に、公立学校に比べて多様性に欠けると思われてしまうのはなぜでしょうか。高校であれば、学力別になるのだから、人の多様さは公立も私立も変わらないような気がするのですが。
   答:本来ならば、私立学校の方が多様性があると思います。それは、前に述べたように独自の教育観を持っているからです。もちろん、人間の多様性という意味では同じだと思います。私立学校が多様性に欠けるというのは、たぶん、大学受験だけを目的としている私立学校についてだと思います。そしてその方が多いからだと思います。一方、私立でも受験を目的としていない、小学校から大学までのエスカレータ式の一貫式の学校では、多様な生徒が育つと思います。私自身も中学から大学まで、エスカレータ式の学校でした。


11. 信州大学には今なぜ、幼児教育課程が無いのですか。県内にいて幼児教育を学びたかったら、4年生の大学に行きたいという理由で信大を選ぶより、短大にいけば良かったのかもしれないと思うときがあります。信大に幼児教育があったらなと思います。
  答:私もそう思います。一応、大学院には幼児教育専攻があります。また、課程として存在していなくても、どの専攻にいても幼児教育の免許を取るために学ぶことはできます。また、幼児心理や幼児教育について卒論をしたり、学びたいときには指導できる先生もいます。ですので、現在では、何とかできているのです。


12. 生徒が先生を選べるという制度を設けた学校があると聞いたことがありますが、私は、生徒もやる気がでて、すごくいい案だと思っています。川島先生は、この制度についてどのように思われますか?
  答:この問題は、難しいです。というのは、うまく行けばいい案なのですが・・・実際に、生徒は自分の都合で先生を選びます。そして、特定の教員に集中することにもなります。例えば、単位を取るのが楽な先生や、見かけがやさしい先生が常に選ばれてしまいます。その結果、その生徒のためになるかどうかはわからないからです。教師の立場からすると、それぞれの教員が考えがあって仕事をしているのですから・・良いところも悪いところもあると思います。私も、ちょっと、したことで敬遠されてしまった学生がいました。それは、たまたま、気がつかなくて挨拶をしなかったからだと言っていました。人間の気持ちはほんのちょっとしたことがきっかけで、好きになったり、嫌いになったりするのです。それが基本となって、教師を選ぶというのが良いか悪いかはわかりません。嫌だなあと思っていた人と、その後仲良くなると、もっと仲良くなるということもありますから・・

13. レポートというよりはただの感想文になってしまったのですが、大丈夫なんですか…?
  答:オッケーですよ。

14. 第一章から第五章までに登場した学校の中で、先生が一番印象に残った学校はどれですか?
  答:聖籠中学校のHBかな。

15. 長野市でも良いので現在、公立の学校が行っている特色ある活動を教えてください。
  答:すみません。長野市の学校現場のことはよくわかりません。しかし、私の教え子の教員などはそれなりに独自の授業の努力をしているように思います。

16. 本書にある実践は長野県の公立学校でも実現可能だと思いますか?私は、地域性をふんだんに盛り込んだ実践は、実現が難しいと思います。
  答:ある程度は可能だと思いますが、やはり、校長や教育委員会などが独自性を認めてくれないとできないとおもいます。教師は一人でできることは限られているのですから、何人かの教員が集まってアイディアを出してそれを実践するということになるでしょう。


17. 授業時間などは学校によって自由に変えてよいものなのですか?
  答:年間の授業数が満ちていれば、ある程度、学校ごとに決めることはできます。しかし、実際は、その地域の他の学校とあわせることになるでしょう。

18. 先生は公立学校、私立学校どちらの出身ですか?また出身の学校で地域に根差した特色的な活動はありましたか?
  答:私は、中学校から大学まで私立です。それも、キリスト教の学校だったので、毎日の小さな礼拝と、週1回の大きな礼拝がありました。地域との関連は、クリスマスに、地域を回るキャンドルサービスなどがありました。

19. 先生は公立学校の楽しさを何だと思いますか?
  答:なんだろう。私は私立なのですが、公立なら、もっといろいろな友達に出会えたかもしれないと思います。

20. 大都市群の私立学校について知るにはどうしたらいいですか?
  答:それぞれの学校については、細かく知ることは大変でしょう。というのは、私立は、かなり、独特の教育をしているからです。私立をことを知りたければ、それぞれの都市に、私立学校連合会のようなものがあるので、そこに問い合わせるといいと思います。就職についても、共通の就職試験をやっています。

21. もし教壇に立つとしたら私立と公立で、やりがいや給与の面等、どちらで働きたいとお考えですか。
  答:うーん。どちらもおもしろそうです。公立は他の学校への転勤があるけど私立にはないし、私立ならかなり自由に授業が出来るし・・・


22. 松本に小中高一貫の高校が出来たと聞きました。先生は小中高一貫の教育制度についてどう思われますか。
  答:日本全国で、300位の中高一貫学校が出来ています。私立も公立も同じようにかなり増えています。大学受験を考えると効率がいいのでしょうね。また、小中連携という形で、6・3・3制でなく、4・3・2・3などかなり変則的な学校も増えています。それも、全国で200くらいあります。両方を併せて小中高一貫としているところもあります。しかし、教え方の内容はあまり変わっていないようです。ただ、小中高の先生が入れ替わったり、小学校での教科担任制になったりと、試行錯誤はしているようです。なお、屋代でも公立の中高一貫校を作る計画があるようです。私の出た学校も小中高一貫でした。

23. 小・中・高とずっと公立学校に通っているこどもと小・中・高とエスカレーター制の私立校に通っている子ども。人間的・精神的な発達に違いはあると思いますか?
  答:うーん。確かに受験がないので、雰囲気は違います。その結果から、人間的な発達の違いもあるでしょう。しかし、一方では、大学受験があったり、あるいは、小学校の段階で受験をしなければならなかったりと問題点はあるとおもいます。

24. 先生が子どもだったころ、先生からかけられた言葉でうれしかった言葉や印象に残っている言葉はありますか?
  答:すみません。あまり憶えていません。

25. 先生が学生時代好きだった教科はなんですか?
  答:そうですね。社会かな。

26. 文章を書くのがとても遅くてとても困っているのですが、なにかいい方法はないでしょうか。
  答:それは、慣れるしかありません。いろいろ、書いてみるといいですよ。

27. 前回の討論のときにグループで、「テスト以外で授業の成果を確かめる方法」について話し合いました。先生はどんな方法があると思いますか?

28. 先生はどのような方法でストレスを発散していますか?
  答:音楽を聴いたり、映画を見たり、ワイフと買い物やドライブに出かけたり、酒を飲んだり、日曜大工やクルマいじりをしたり、パソコンの修理をしたり、スキーや水泳にいったり、囲碁や将棋をしたり、ギターを弾いたり・・その時の気が向いたもの、時間があるものをしています。私は、どちらかというと、その日のストレスをその日に解消する方です。というより、次の日になると忘れてしまう・・・

29. 先生は何か作業をするときに、BGMは必要だと思いますか?私は全くの無音だと不安になるので、音楽をかけたり、テレビをつけることが多いです。
  答:私も、よく音楽を聴きます。今も、音楽を聴きながらこの質問を書いています。音楽は、気持ちを和らげてくれたり、元気づけてくれたりします。人生に音楽がなかったらつまらないでしょうね。

30. 長野駅の交番に行ったら「信大生なら、川島先生、知ってるでしょ?」と警察の方に聞かれました。先生のお知り合いですか?厳しい先生です、と言ったら、そんなはずないと言われました・・・。
  答:そりゃ、面白い。だれだろう。たぶん、その警察官が誰だか予想がつきます(笑い)。

31. どこからが遠距離恋愛になると思いますか?
  答:会いたい時にすぐに会えない距離かな。松本だと遠距離とは言えないだろうけど、伊那だと・・・

32. 遠距離恋愛の秘訣はなんでしょう?
  答:まず、お互いに相手を信頼すること。次に旅行や食事などのイベントをつくってメリハリをつけることですかね。

33. なぜ、先生は奥さんをワイフと呼ぶのですか。(凄く素敵な呼び方ですね。)
  答:うーん。若い頃から、嫁は現在の社会では法律的にありえないし、妻と呼ぶのはは恥ずかしいし、内のやつとか家内も差別しているみたいだし・・・ということでワイフになりました。

34. 最近お腹が減って困ります。先生は三食食べているのにお腹が減る時はどう対処していますか?
  答:私もそんなときがあります。そんな時は、飲み物を飲んだり、あまりカロリーの高くないお菓子をつまんで、食事の時間まで我慢します。夜、お腹がすいた時は、お茶だけで我慢することにしています。

35. 大学では、小中高と違って学生と関わりにくいと思うのですが、先生はどうやって学生と関わってますか?
  答:若い頃はよく一緒に遊んでもらったのですが、最近はなかなか時間が無くてつきあっていません。授業やゼミ、たまにする飲み会くらいです。

36. 今日祖母が亡くなりました。でも大学の授業は休めないという気持ちで祖母に申し訳ないです。自分の意志で行動して良いと思いますか?
  答:授業を休めないという気持ちは素晴らしいと思いますが、そんなに無理をしなくても平気です。この授業は2つくらいレポートが出なくても9割になると思いますので・・また、葬儀などの儀式は、出席することはその人に対してだけでなく、集まる人に対しでも必要なことだと思います。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100428 教えることの復権 討論

2010年04月28日 | Weblog
1. 今回初めて討論のレポートを書いたのですが、感想というより討論の意見のまとめという形になってしまいました。自分の考えを織り交ぜて書いたのですが、このような形で大丈夫でしょうか?
  答:オッケーです。

2. 読後レポートよりも討論の感想の方が長く文章が書けるような気がします。討論の感想文は1200程度とのことですが、2000字程度になっても良いですか?
  答:そうですね。何か決めたことを書こうとするよりも、思いついたことを書く方が簡単に書けるからだと思います。長さは、1200字以上で、まあ、4000文字くらいまでにしておいてください。

3. 討論のレポートに個人名を載せるのはいいと思いますか。
  答:かまいません。でも、悪口のようになるときは、イニシャルにした方がいいと思います。

4. 教師の役目はなんですか?
  答:社会から頼まれて、子どもが良い大人になることを援助すること

5. 先生は、大村はまの方法は一般化できると思いますか?
  答:部分的にはできると思います。でも、同じようにやるのは無理だと思います。

6. 学校における一番の問題ってなんだと思いますか?
  答:現在の学校ですよね。それなら、子どもが社会全体の子どもであるという意識が足りないことかな。そして、そのために子どもを訓練するところだという意識が少ないことかな。

7. 小学生のときに嫌いだった教科は何ですか。
  答:なんだろう。低学年の時は音楽が、高学年では図工が嫌いでした。その後両者とも好きになりました。

8. 今までどのくらいの本を読んだのでしょうか?
  答:それは、わかりません。考えたことがありません。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100422 教えることの復権 後半

2010年04月24日 | Weblog
1. 「ゆとり」とはつまり具体的にどうなれば成功だったのでしょうか。「ゆとり」は学力向上を目指すためのものではないであろうはずなのに、なぜ学力低下を理由に失敗としたのでしょう。(もちろん学力低下だけが理由ではないでしょうが)けっこうな無茶を言っているように少し思いました。
   答:この問題は、6冊目の本で扱います。その時まで私の意見は控えたいと思います。楽しみにしてください。

2. あなたにとって『教える』こととはどういうことですか?
   答:子ども・生徒ををよき社会人、良い大人にするためです。その結果、未来の社会を作ることになるのです。

3. 川島先生はこの本を学生が読むことによって、どのように感じてほしいと指定図書として選んだのですか。先生はこの本を読んでどう感じましたか。
 答:この本の感想は、皆さんが読んて議論をするのに適当だろうなあと考えたことです。それが選んだ理由です。具体的には、教えるということをもう一度考える材料になると考えたからです。

4. この本に何度か出てきた「総合的な学習」について川島先生はどのように思いますか。
   答:あまり意味が無いとも思います。もっとはっきりと目的を決めた方がいいでしょうね。教師が一人一人決めるなんて理想主義過ぎます。

5. 大村先生の教育は決して詰め込み教育とは言えないことはわかります。では具体的にどこがどのようにちがうのでしょうか?
   答:子どもに、無理がないところです。いくら詰め込んでも、子どもがついてくるのであればそれでいいのです。

6. 大村先生や苅谷先生のような取り組みをしている方は他にもいないのでしょうか?
   答:たくさんいると思います。でも、本になっていないだけだと思っています

7. 大村先生も苅谷剛彦さんも「子どもの個性はそれほど簡単に壊されるものではない。」という主張があったが、実際に子どもの個性が壊される指導とはどんなものなのですか。
   答:子どもが、いやになってその勉強を放棄してしまうような状態になることです。勉強には少しくらいの無理や大変さはつきものです。それをせずに子どもに勉強をさせるのは無理だと思っています。

8. 生徒一人一人に対し鑑賞の能力を評価するにはどういった事をすればいいのだろう?
   答:評価はしなくていいと思っています。しかし、どうしてもしなければならないのであれば、教師が勝手にやっていいと思います。どうせ、主観的な判断しかできないのですから。そして、子どもたちが、その教師との信頼関係で評価をどのように受け止めるかが大切だと思います。

9. 川島教授は国語教育とどのようなものだと考えていますか?
 答:大人になって教養としてあるとよい日本語に関する知識ですかね。

10. 先生は、音楽の授業はなぜ必要だと思いますか?
   答:大人になって、人生を豊かに過ごすためにあると良い教養、技術、知識です。音楽のない人生なんてつまらないものですよ。

11. 先生が学生時代に大きな影響を受けた先生はいらっしゃいますか。どのような先生でしたか。
  答:高校時代の先生と大学院の時の指導教官は、決して怒るわけでないのに厳しい人でした。私も、優しいけど厳しい教員になりたいと思いました。そういえば、今日、その高校時代の先生に久しぶりに会いました。嬉しかったです。

12. 大学の授業においても、手引きとなるものは必要だと考えますか。また、そのように考える理由も教えていただけると嬉しいです。
   答:いらないと思います。大学の教員には指導要領はありませんし、何を教えてもいいのです。

13. なぜ学ぶのか、という問いに対しては人それぞれいろいろな意見があると思います。先生はどのような意見を持っていらっしゃいますか?
   答:学ぶと言うことには2つの意味があります。一つは、すべての基礎になる読み書きそろばんと英単語、他の一つは子どもの興味や好奇心によって異なる知的興味です。学ぶことの意味を考えるときに、この二つを混同してはいけません。

14. うまく言い表せないとき、どのような方法で伝えようとしますか。
   答:わかるでしょ?とか、うーん、どういって良いかわからない・・・などといいます。

15. 『これだけは誰にも負けない』ということはありますか。
   答:ありません。世の中には、上には上がいるものです。

16. 先生はなぜ教師になろうと思ったのですか。
  答:父親が幼稚園をやっていたので将来的には後を次ごうと思っていたこともあり、そのために、大学院に行き心理学を勉強し、結果としては大学の教員になりました。

17. 教師が多忙であることについてどのような考えをお持ちですか。
  答:教育をよくするためには、基本的に人件費が必要です。教師の多忙さも人件費の節約から来ているところが多分にあります。

18. 教師を辞めたいと思ったことはありますか。
   答:教師を辞めたいわけではないけど、仕事がめんどくさくなるときはあります。でも、仕事ですからがんばります。

19. 大学在学中に、この課題図書以外に特に読んでおくべき本などはありますか?あれば教えてください。お願いします。
19.久しぶりに本を読みました。大学生のうちに読むべきおすすめの本はありますか。
19. 大学生が読む本は「~新書」のような学術的もの以外を読んでも勉強になりますか?
 答:このブログを遡って探してみてください。

20. 年間どの程度本は読まれますか?
 答:これは、たくさん読む方がいいと思っている人の質問ですよね。本と言っても、厚い外書を読むのと新書を読むのとでは違います。そ

れと、私はたくさん本を読むよりも良い本をじっくり読むタイプです。それと、何冊か平行して読むこともあります。また、一冊の本を一ヶ月くらいかかって読むこともあります。

21. 今度海外旅行に行こうと思うのですが、お勧めの国などありますか?
21. 海外旅行お勧めスポットはどこですか??
 答:ツアーでない場合、これは人によって異なります。性別や日程と予算、季節、国際状況、その人の語学力、性格などによっても変わります。もう少し、詳しく教えてください。


22. 先生が初めて旅にでたのは何才ぐらいで、どこへ行きましたか?
・川島先生が初めて海外へ旅をしたのはいつですか?
答:学生時代には、国内しか行ったことがありません。友人と四国、中国地方、北海道、東北を旅しました。大学院の時に結婚して子どもができてからは、キャンピングカーを作り、北海道、東北、山陰、九州を旅しました。大学院の最後の方で、イギリスでキャンピングカーを借りて、ノーフォークから、ランズエンド(イングランドの南の端)に行きました。


23. 先生が次に旅をしてみたい国はどこですか。
   答:昨年からバルト3国に行こうおもっていたのですが、ワイフの希望で昨年はアイルランドとニュージーランドになってしまったので、今年は行きたいですが、でもどうなるかわかりません。


24. 朝ぱっちり目を覚ますにはどうしたらいいと思いますか?全然布団から出られません。
  答:仮説ですが二つ要因があって、一つは起きるときのタイミングで、他の一つは寝る時間です。タイミングは、レム睡眠とノンレム睡眠のセットの切れ目で起きるとすっきり起きられるといわれています。他の一つは、夜の11時から4時頃までの睡眠が質が高いと考えられています。


25. 晴れの日と雨の日ならどっちがすきですか?
   答:もちろん、晴れです。でも、雨の日に窓から外を見るのは好きです。

26. 今年は花見に城山公園や臥竜公園を始め、たくさんのところに行きました。先生は、そこか花見に行かれましたか?また、長野で一番きれいな桜の名所はどこだと思われますか?
  答:私はドライブ派なのでいろいろ行きます。人には教えないきれいな場所もあります。あまり人がいなくて、桜で好きなのは、浅川の長野市霊園が好きです。


27. 川島先生はテレビドラマを観ますか。今まで観た中で好きなものがあったら教えてください。
   答:時々は見ますが、録画してから見ることが多いです。最近は、「仁」というドラマを全編見ました。SF好きの私にとってはなかなかおもしろかったです。

28. 学習指導要領は詰め込み過ぎのような気がする。高校で学ぶような難しい分野を削り、徹底的に中学までの内容を身につけた方が良いような気もする。学習指導要領はあるが、1つの単元に対して今以上にじっくり授業をするということはできないのだろうか。

29. 先生は、どのような話し方・スピードが人に届きやすいかなども意識して授業をされているのですか?私個人、先生の声も話のスピードも、すんなり入ってきます。その秘訣があれば教えてください。
   答:私も長年にわたって直してきました。以前は「まあ」というのが口癖でした。録音してみると聞きづらかったのでなおしました。また、早口になることが多いので、気をつけています。机の上に、「ゆっくり」と書いておくことがあります。また、低い声で遠くまで届くような声になるように気をつけます。


30. 春休み中、一人でシンガポールに行ってきました。また長期休みを利用して旅行をしたいと考えているのですが、先生のおススメの国はありますか??またその理由をお聞かせください。
   答:いいですねえ。シンガポールはワイフと娘は言ったことがあり話を聞くので行ってみたいです。オススメは、ツアーかそうでないか、また、性別や日程と予算、季節、国際状況、その人の語学力、性格などによっても変わります。もう少し、詳しく教えてください。


31. 川島先生は大村先生の教育法に共感しますか?また、現代の教育現場において大村先生のような教育をする余裕はあるのでしょうか?(あるいはその時間を健康状態を保ったまま)作り出せるのでしょうか?
   答:共感する部分と反発を感じる部分があります。大村先生のような教育をする余裕は、まあ、はっきりいってないでしょうね。昔だからできたのだと思います。しかし、教師は、それぞれが、自分にあった方法で教育すればいいのです。私も、自分なりのことをやっているつもりです。


32. 現在では、大村はまさんみたいな先生はものすごく減少したと思います。しかし、私はまだ若干の19歳です。なので分からないのですが、昔はこのような先生はたくさんいらっしゃったのですか。
   答:そんなにたくさんはいないでしょうね。また、今でも、同じような努力をしている先生はいるとおもいます。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100422 教えることの復権 前半

2010年04月23日 | Weblog
1. 「討論」のお話も本書の中にありましたが、それに関連して。あるテーマで討論を、という場合、そのテーマを根本から否定、というより話し合う意味をなくしてしまう発言をすることと、その矛盾を大前提として(気づいていないならもちろん、気づいていたとしても)そのテーマでなんとか話し合っていくこと、どちらが良いのでしょうか。前者は討論の意味をなくしますが、時間の短縮にはなるし、確かに正当性もあります。しかしお題を示した側はそういう指摘を承知の上で、それをふまえて考えてほしい、と意図したりしています。しかしそういう風に流れを作ろうともくろむこと自体が違っていたのでしょうか。
 答:難しい問題ですね。私も同じように考えたことがあります。しかし、討論は、結果を出すという目的を達成するためでなく、討論をすることで、こんなことを考えることもあるのだとか、自分とは違う考え方をする人がいるのだと言うことを知るためのプロセスでもあるのです。また、否定的な発言をするに人がいた場合に、どのように対応するかを学ぶ場面でもあるのです。そのためには、いったん、そう言う考え方もありますね・・と言って、さらに討論を続けることで、お互いを知ることが出来ます。でもまあ、そんな時は、テーマをずらすのが一番簡単ですね。話しをずらすというのは日常でも良くあることですから・・

2. 川島先生がこの本をお読みになった感想を聞かせてください。また、なぜこの本を読書レポートの本としてお選びになったのかが知りたいです。
 答:感想は、皆さんが読んて議論をするのに適当だろうなあと考えたことです。それが選んだ理由です。具体的には、教えるということをもう一度考える材料になると考えたからです。

3. 大村先生の単元学習の実践を読んでいて疑問に思ったのだが、現在の教育界では、教科書に従って授業を進めなければならない決まりはないのだろうか。
 答:確かに学習指導要領では、教科書に従って授業を行うようになっています。しかし、私立には及ばないことになっていますし、大村先生が授業をしていた頃にはそのような縛りはありませんでした。現在でも、大きく逸脱しない限り副教材を使ってもいいことになっています。

4. 本文で大村はま先生は「子供をかわいいと思ったことは一度もない」と述べていますが教師として、子供をかわいいと思う気持ちは必要ないのですか?
  答:どうなのでしょう。私は子どもも皆さんも含めて若者をとても「かわいい」と思っています。たぶん、この本の中では、かわいいと思わないというよりも、かわいいだけではだめだと言っているのだと思います。

5. 川島教授は大村先生の授業の授業についてどう思いますか?
 答:努力とアイディアがとても素晴らしいという印象です。

6. 海外留学が子供を救うかもしれないと教科書には載っていたのですが、実際に中学生が留学して成功できるものなのかなと思ったのですが、大丈夫なものですか?
 答:確かに、失敗する子どもの方が多いのです。しかし、失敗する場合の多くは、日本と同じように子どもに多くのお金を送ったり、同じように考えている場合が多いと思われます。私の友人で、同じように中学を退学してアメリカに行った人がいますが、アメリカの大学を出て、今は結構大きな会社を経営しています。

7. 今現在、実際に教師の力量は低下しているのですか?もし低下しているのならば、昔と比べてどのような力が欠けてきているのですか?
  答:いや、私は、30年前の教師と比べて、質が上がっていると感じています。この10年くらいの間に教師になった人の方が、50年前に教師になった人よりも、よくやっていると思っていますよ。

8. 先生が今、日本の教育の問題点をあげるとしたら何ですか。
 答:授業でもやりますが、発達的な視点に欠けていることだと思っています。

9. この先生に教わってよかった、と思える先生はいましたか。また、一番印象に残っている授業はどのようなものでしたか。
 答:すみません。ほとんど憶えていません。

10. あなたにとって国語の力とはどんな力ですか?またその力を身につけるために必要なことはどんなことですか?
 答:大人になって教養としてあるとよい日本語に関する知識ですかね。

11 .総合の授業は何をする授業なのでしょうか?自分のときは席替え、試験勉強、また体育館や校庭を借りてバスケやサッカーをしていました。
 答:うーん。まあ、何でもいいことになっているのでそれでもいいのでしょうね。本来は、勉強以外の教養を高めることをするのでしょうが・・・

12. 川島先生は、教師として生徒に接することと自分の子供に親として接することのどちらが難しいと思いますか。
 答:どっちもですね。質的に違うので比べられないと思います。それに、人によっても得意不得意があるし年齢や性別によっても変わるでしょうね。

13. 先生は自分の意見をなかなか口に出して言えない子供に対してどのような言葉がけをしますか?
 答:私は、あまり言葉を使わないで指導したいです。なにも言わずに側にいてあげることが出来るのであれば、笑って見ていたいです。

14. 先生は話し合いそのものについて学んだことはありますか?
 答:ありません。でも、いろいろと経験をしたり、関連する本を読んだりしてうまくなってきた気がします。

15. 先生は本を読むときに心がけていることはありますか。
 答:きちんと理解して読むことです。早く読もうとするととばしてしまうので、じっくり読むようにしています。

16. 先生は本をたくさん読むべきだとおっしゃいましたが、先生はだいたいどれくらい本を読まれますか?
 答:これは、たくさん読む方がいいと思っている人の質問ですよね。本と言っても、厚い外書を読むのと新書を読むのとでは違います。それと、私はたくさん本を読むよりも良い本をじっくり読むタイプです。それと、何冊か平行して読むこともあります。また、一冊の本を一ヶ月くらいかかって読むこともあります。

17. 先生は大学生の頃、10年後・20年後を想像していましたか。
 答:いやあ、そんなことは考えていませんでしたよ。どちらかというと、今でも、目の前の仕事だけをみて一生懸命やることを心がけています。

18. もし大学生の頃の自分に会って話ができるなら、何を話しますか。
 答:もっと、まじめにやれっていうかも。あるいは、うらやましいなあというかもしれません。

19. 川島先生は信州大学の生徒をどう思っていらっしゃいますか?
 答:教育学部の生徒しかわかりませんが、まじめだなあ、と言う印象です。

20 .先生は、1年に何回くらい、旅に出ますか。
 答:私は、一泊旅行を含めると、5回くらいかな。

21. 先生が学生時代に旅した国を教えてください。
答:学生時代には、国内しか行ったことがありません。友人と四国、中国地方、北海道、東北を旅しました。大学院の時に結婚して子どもができてからは、キャンピングカーを作り、北海道、東北、山陰、九州を旅しました。大学院の最後の方で、イギリスでキャンピングカーを借りて、ノーフォークから、ランズエンド(イングランドの南の端)に行きました。

22. 私は最後の方に、教師はなぜ教えるのか、という問に今はまだ答えられないと言いましたが、先生ならその間に対してどうお答えになりますでしょうか。
 答:子どもをより良い大人にすることで、子どもを通して未来のより良い社会を作るためです。

23. 冒頭で以後敬称略としたが不適切ではないかと少し心配です。適切な書き方、またはより適切な書き方があればご指導よろしくお願いします。
 答:どちらでもいいです。敬称を略すとより論文のようになり、客観的に見えますが・・・。

24. 今後読書する際には内容を忘れないように記録をつけていきたいと考えています。川島先生はいっぱい本を読まれているようですが、記録をつけてらっしゃいますか?もしつけているようならどのように記録されているのでしょうか?
 答:私は、時々メモをとる程度で、記録はしていません。気が向いたときにたまったメモを文章化します。

25. 川島先生は、実際にこの「子供に謝らせること」はどの程度効果があると思いま
すか?
 答:まあ、人の言うことをきちんと聞くようになるかもしれませんね。人の話をてきとうでなく、きちんと聞くのは大切なことですから、

26. 今までの人生を振り返ってみて、1番ハッピーな出来事と1番アンハッピーな出来事は何ですか?
 答:両方とも、何度もあるので、一番といわれても思い出せません。

27. 「1億円あげます。」と言われました。何に使いますか?
 答:きっと、誰かに寄付するかも。あぶく銭は身につかないといいますし、世の中にうまい話は気をつけろと言いますから・・・

28. 私は心理学専攻でそちらでも川島先生の授業を受けたことがありますが、先生はどうして心理学を学びたいと思ったのですか?
 答:親の跡を継いで、幼稚園の園長になろうと思っていたので、そのために発達心理学を勉強したかったからです。

29. 私は高校時代に、心理学を学びたいと担任の先生に相談したところ、「心理学を学びたいと考える人には二種類いて、一つは自分自身の弱い心を強くするため学びたいという考え、もうひとつは自分のまわりに助けたい人がいて心理学を学びたいという考え。」と言われ、なんとなく納得しました。先生はどうお考えですか?
 答:そうですね。心理学を学んだことのない人はそう答えるでしょうね。まあ、臨床心理学を心理学と考えるのであれば、そうかもしれません。しかし、心理学は、実際は、知覚や認知、動物、意識、発達、社会全体を研究している人の方が多いのです。心を研究している人は少ないのですよ。そんな、弱い心とか、助けたいのであれば、医学か福祉系の勉強の方がいいですね。

30. 先生はどうして他の本ではなくこの『教えることの複雑』を選び、感想を書かせようと思ったのですか。
 答:討論がしやすいだろうと考えましたが、なかなか、討論も難しいですね。

31. お勧めの本などあれば教えてください。
 答:このブログを遡って探してみてください。


質問と回答:生徒指導概論B (水) 100421 教えることの復権 後半

2010年04月23日 | Weblog
1. 教育実習がありますが、一体自分は教育実習で具体的に何を学びたいのか、どんな資質を身に付けたいのかはっきりしていません。このまま教育実習に行くのがすごく不安で仕方ありません。もう手遅れかもしれませんが、どうすれば具体的な目標が見えてくると思いますか?
 答:そうですね。まず、子どもと対する好奇心を持って出かけたらいいと思います。子どもってどんな生き物なんだろうってね。次にが、教師や大人になるための自分自身の修行だと思ったらいいかと思います。そして、最後に教育学部という大学を卒業するために通過しなければならない儀式だと思ってください・・という感じでいいと思います。

2. 大学生の運動の指導にあたり、やり方・コツを教え上手にさせていくか方法か、上手くなるために自分で考えてやる方法のどちらがよいと思いますか?
 答:それは、信頼できる人間関係を作ることです。信頼関係がなければ、どんなに良いアドバイスをしても効き目がありません。信頼できる人間関係を作るためには、本心をお互いに打ち明ける(自己開示)が必要です。その方法は、話しをすると言うことです。酒を飲んでもいいし、一緒に遊んでもいいし・・・

3. 「単元学習」というものがよく理解できなかったので、説明をお願いします。
  答:単元学習は、一つのテーマの下に、単元を構成して教えてゆくものです。それは、一つの教科の中だけで行う場合と、教科を超えて、一つのテーマで学習と行う場合とがあります。例えば,国語科では、話すこと聞くことと言うような大きなテーマで何時間かを構成する場合や、算数、社会、理科などの教科にわたり、買い物というテーマで授業を構成する場合などがあります。後者のようなものを生活単元学習ともいいっています。(再掲)

4. 大村はまさんのような単元学習を他の教師が取り入れることは可能だと思いますか?
  答:それは可能だと思います。しかし、その教師なりのやり方でやる方がいいと思います。

5. 先生は、大村はま先生のことをどう思いますか?
5. 川島先生は大村はま先生に会ったことはありますか?
  答:すみません。会ったこともないので、よくわかりません。美人だったらしい??(冗談です)

6. 「教えることが第一である」ということは当たり前のことだと思いますが、あえてこの当たり前のことを再認識させるような機会(講義のようなもの)はあるのでしょうか?当たり前のことに気づかない場合もあるので…。
  答:そうそう、よくありますね。というより、何が当たり前かでさえ、気がつかないことが多いほど、人間は先入観を持っているのです。でも、それでうまくいっているのであればそれでいいと思いますが・・・

7. この本に出てくる西尾先生とはどんな方か、ご存知でしたら詳しく知りたいです。
  答:たぶん、西尾実という国語学者のことだとおもいます。そういえば、私の父が子どもの頃、西尾実先生が、父の叔父(私の大叔父)と一緒に父の家に来て、父が西尾実と一緒に写真を撮ったといって、その写真を見せてもたっらことがあります。父の叔父は塩尻の小学校の校長だったと聞いています。

8. 子どもアセットについて学びましたが、日本にもアメリカのような「子どもアセット」の考えに基づき活動している団体はあるのですか。
  答:NPOでいくつかあると思います。それぞれが、異なった立場から支援するとしています。

9. 先生がこれまでに受けてきた授業実践の中で特に印象的だったものはありますか。
  答:うん?自分の授業実践ですか。まあ、どれも単なる思いつきが多いのですが、若いときに、授業に来る学生に教室の入り口で出席カードを渡していたことかなあ。

10. 大村氏は「生徒を理解することが最大の仕事である。」と語っておりました。先生はどうやって生徒を理解しようとしますか?また、教師の最大の仕事は何だと考えますか?
10. 先生にとって「教育」とは、なんですか。教師にとって最も大切だと思うことは、なんですか。
 答:子どもを知ると言うことは、その子どもの話を聞くのが一番です。そして、子どもと一緒に過ごす時間が多いほど知ることが出来ると思います。

11. 先生は、何のために生徒に教えているのですか?
  答:私は生徒を理解するためには、まずきちんと子どもの話を聞くことだと思います。そして、教師の最大の仕事は、一人一人の子どもが「より良い大人」になることを助けるとことだと思います。みなさんが、社会に出て、皆さんの力を十分に発揮して社会に役立つことができるように応援したいという気持ちで教師をやっています。

12. 先生は今の教師たちは「教えること」を放棄していると思いますか。それはどのような場面からそう思われますか。
  答:放棄しているのではなくて、教師自身が「教えること」とは何かが曖昧なのだと思います。親も同じで、子どもをどのように育てたらよいかわからないためにどうでも良いやとい、ことから・、子どもの自発性という隠れ蓑に隠れてしまっている気がします。

13. 先生は教師としての目標を立てるなら何が大切だと思いますか?(漠然とした質問ですみません)
  答:自分自身が、よき社会人として生活することと、自分の関わる一人一人の子どもが「より良い大人」になることを助けるとこと、だと思います。

14. 先生はどうして教師になろうと思ったのですか?
  答:私は教師になろうと思ってわけではなく、大学で研究がしたかったのです。しかし、いま、与えられている大学教員としての仕事もきちんと果たしたいと思っています。目の前にある仕事を果たすことが生きてゆくことだと思っていますから。

15. 先生は、何故子供に教える必要があるのだと思いますか?
  答:これも、教師の仕事と同じで、子どもをよき社会人、良い大人にするためです。その結果、未来の社会を作ることになるのです。

16. 子どもを「かわいい」と思わずに教師がつとまるものなのでしょうか。
  答:私は、子どもも皆さんも含めて若者をとても「かわいい」と思っています。この本の中では、かわいいと思わないというよりも、かわいいだけではだめだと言っているのだと思います。

17. 先生は、新学習指導要領で、小学生のうちから国語の授業に古典を教えなければならないと記述されていることを、どう考えられますか。もしくは、先生は古典を学ぶ意義はなんだとお考えでしょうか。
  答:大人になって、楽しい豊かな人生を過ごすために必要だと考えているのだと思います。それはどんな授業でも同じで、音楽でも、体育でも、文学でも人生を豊かにしてくれますよ。例えば、大人になって、古典をよく知っていて、スキーや水泳が上手で、外国語に堪能で、楽器も上手な人を見たらうらやましいと思いませんか。

18. 教員免許取得のシステムについて気に入らない点などがありましたら教えてください
  答:うーん。システムとしてですか。基本的には、教員養成大学で行うことを考えると、一番問題なのは、大学教員の教育や授業に対する態度かな。研究者を育てるのか、授業だけをうまい教師を育ているのか、教師としてだけでなく、よき社会人としての教師を育てるのか・・・あいまいな気がします。

19. 国語の中でもいくつかに分野に分かれていますよね。私は小説を読むことは好きですが小論文を読むことが大嫌いでした。先生はどちらが好きですか?
  答:私は、小説よりも、ノンフィクションが好きです。今でも、科学系の読み物を読むことが多いです。

20. 教師を目指すうえで、新聞を読むと何か良い力はつくと思いますか?
  答:まあ、だめとはいいませんが、私は新聞を読みません。新聞を読む時間があったら、他の本を読みたいと思うからです。なんとなく、一日に読める文字の量が減るような気がするのでそうしています。

21. 川島先生から見て、ゆとり教育を受けた生徒は足りないところがあると思いますか?
  答:そうですね。発達的な観点が足りないと思います。小学生のゆとり教育には反対ですが、中学生のゆとり教育には賛成です。それをうまく出来ていないと問題が生じやすいのです。

22. 自分の職業のプライドをどるか、自分の保身をとるかという状況に至った場合先生だったらどのように考え、どっちを優先的にかんがえますか。教えてください。
  答:場合によると思います。また、その保身の価値の度合いと、プライドの度合いにもよります。

23. 大勢の前で話したり発表をする時、誰でも緊張するものだと思いますが、その際、先生が心がけていらっしゃることは何かありますか。
  答:私は早口になってしまうので、なるべくゆっくりと太い声で話すようにと思って努力いますが、忘れてしまうこともよくあります。

24. 以前先生は旅に出ることを勧められていましたが、桜を見るとしたらどちらに行かれますか?一人で歩くことが大好きなのですが、あまり知られていない桜の名所を探しています。
  答:私はドライブ派なのでいろいろ行きます。人には教えないきれいな場所もあります。あまり人がいなくて、桜で好きなのは、浅川の長野市霊園が好きです。

25. 先生は今度の連休どこかに行かれますか。
  答:連休は、はじめの部分で、娘と孫のわかなちゃんに会いに札幌に行く予定です。

26. 私は長期休業になると、必ず県外へ友達と旅行に行くのですが、先生のお勧めの場所はどこですか?
  答:この答えは人によって答え方が違います。友達といっても異性なのかとか予算や日程によるからです。何日くらいなのかな。

27. 大学生のうちに海外に1人で行こうと考えています。おすすめの場所はどこですか?アジア以外でお願いします。
  答:これも、人によって異なります。性別や日程と予算、季節、国際状況、その人の語学力、性格などによっても変わります。

28 北欧に行ったことがありますか?ちなみに私はノルウェーに行ってみたいです。そしてこの目でオーロラが見たいです。
  答:北欧には行ったことがありますが、オーロラは見たことがないです。どうせオーロラをみるなら、オーロラを見るツアーで何が何でも見に行くというのでなく、北欧をゆっくり旅をしているうちに、たまたま「おっ、あれを見てオーロラだよ」といって見てみたいです。

29. 先生は旅行がお好きだそうですが、学生時代に行った旅行で思い出深いのは何処ですか?
  答:学生時代には、国内しか行ったことがありません。友人と四国、中国地方、北海道、東北を旅しました。大学院の時に結婚して子どもができてからは、キャンピングカーを作り、北海道、東北、山陰、九州を旅しました。大学院の最後の方で、イギリスでキャンピングカーを借りて、ノーフォークから、ランズエンド(イングランドの南の端)に行きました。

30. 川島先生は、どんなスポーツが好きで、何かスポーツはしていましたか?
  答:高校の時は陸上部でした。その他に遊びで、テニスや卓球をしました。長野に来てからはスキーをするようになりました。

31. 先生は競馬はやりますか?
  答:やったことはありますが、賭け事は基本的にやりません。

32. 先生は、mixiについてどう思いますか?私は、離れている友達との連絡が複数人同時に取れていいと思います。
  答:いいと思います。私も入っていましたが、ほとんど開きません。

33. この本を読んで、ますます教師になりたいというモチベーションが上がりました。ところで先生はどうにもやる気が起きないときは、どうやってモチベーションをあげていますか?
  答:仲の良い人と話をしたり、体を動かすスポーツなどをします。

34. 苦手なことに取り組む時、どうしても継続することができず三日坊主になってしまいます。先生はそのような時どうしていますか?
  答:そうですね。そんな時は、レベルを下げて(目標を下げて)挑戦します。

35. 川島先生は、教育学部にいる教師志望の人について、どのように思われていますか?
  答:まじめな人が多いという印象です。

36. この本は私に強い影響を与えてくれました。もっと様々な本を読みたいのですが、お勧めの本などはありますか?
  答:そうですね。特にこれというものはないので、このブログの過去のさかのぼって、課題図書を見てください。

37. 川島先生のおススメの小説家(和洋問わず)を教えてください。
  答:最近は、小説は読まないのですがSF小説が好きです。栗本薫の「グインサーガ」シリーズは、子どもと一緒に読んでいて面白かったです。また、光瀬龍や小松左京などの早川SF小説が好きでした。それに、古典も好きです。源氏物語は何人かの作家の現代訳を読みました。

38. 政権交代や、総理大臣、県知事。学校現場に関わるものだと、学部長、校長など、大きな組織の上層部の変動によって、その組織の方針がころころ変わってしまうことは少なくありませんが、もし私がそんな団体の一員だったら戸惑ってしょうがないと思います。このような事態にも戸惑わずにいるためにはどんなことが必要だと思いますか。社会では、戸惑わず「仕方ない」と受け入れるしかないのでしょうか。
  答:私も同じ気持ちです。でも、そんな時は、黙っていないで、とりあえず何らかの意見を言うようにしています。

39. この前、鶏そぼろを作ってそれを男友達に言ったら、「そんなの簡単じゃん。誰でも作れるじゃん」と言われてカチンときたんですけど、どこまでの料理をしたらレベルが高いとみなされるんですか?
  答:そうですねえ、料理のレベルは、難しいものが作れるのが高いとは言えません。塩だけでも作るお椀でも人によって味が変わるといいます。また、材料の質によっても変わります。大切なのは、実際に作ってみることと、美味しく(楽しく)食べることです。たぶん、鶏そぼろも確かに誰でも作れるかもしれませんが、何度も作るとおいしさが変わってきますよ。

40. 多忙な教師たちが、もっと授業に力を入れるようにするにはやはり社会の学校の見方を変えていかなければならないのでしょうか?身近な方法でこの問題の解決方法はあると思いますか?
私は、将来教員になって大村先生のような授業をやりたいと思っています。しかし時間的に厳しいのではないかと思っています。教師の雑務を減らして、教師が授業にかけられる時間が増えるようにする取り組みは国レベルでないのですか?
  答:教育をよくするためには、基本的に人件費が必要です。教師の多忙さも人件費の節約から来ているところが多分にあります。

41. 川島先生は学生にバイトを薦めていませんが、川島先生の中で「これなら許せる」というバイトはありますか?ちなみに私は聖歌隊(結婚式のBGMとして歌を歌う)と塾講師をしています。私にとつては自分の専門分野のためにも人生経験のためにも、とてもためになるバイトだと思つています。
  答:いいですね。聖歌隊と塾講師なら、いいとおもいます。私が薦めないのは、やりすぎたり、のめり込んだり、逃げたり(大学の課題から)することを懸念しているからです。

42. 私の住んでいた地域には、ブラジル人の人々がたくさんいました。やはり言葉の壁でお互いいざこざが多く、ポルトガル語を勉強したいと考えていたのですが、大学に入ってから、第二か国語にポルトガル語がないのに驚きました。昔から繋がりのあるブラジルの母国語がないことに違和感を覚えました。このことについて先生の意見をお伺いしたいです。
  答:私もそう思います。どうも、日本では英語やフランス語、ドイツ語といった、強い国、先進国にばかり目が行く傾向があります。しかし、ポルトガル語だけでなく、タガログ語などの日本にいる人の多い言語はもっと重視されるべきだと思います。これからの日本の社会でいろいろな国の言葉が出来る人を増やすことはとても必要なことだと思います。

43. 自分のなかに誰かに伝えたい何か、例えばメッセージのようなものがあって、それを表現しようとする手段として作品(特に絵画や立体、音楽といった芸術作品)を作るのではなくて、その逆。逆というのは正しくないかもしれないですが。作品自体を最初に作り、その出来上がった作品にあとからそれらしい意味をつける、ということをどう考えますか。単純に良いか悪いかでは言えないと思いますが、できれば回答をお願いします。
 答:結論として、どちらでもよいと思います。というのは、人間は普段の生活の中でも、同じような場面に出会っているのです。何かをやってから、後から理由づけたり、何か思いつきで考えてから行動を起こしたりするのです。ですから、作品についても面白いものが出来てから名前をつけたり意味づけをしてもいいし、始めから決めてもいいのです。結果として、他の人に意図が伝わりやすいことが重要です。

44. 信州大学付属松本中学ではあそこまで生徒に考えさせるのでしょうか?確かに自ら考えることは大事です。しかし、生徒が授業中に騒いでいるのに注意しないのは自主性に任せていることになるのでしょうか?
 答:そうですね。正しいとも間違っているともいえます。というのは、小学校の段階では、騒いでいたら注意しなければなりません。しかし、中学生になれば、教師が黙って立っているだけで話しをやめるようにならなければなりません。しかし、附属小学校で、それを教えずに自ら考えさえているので、生徒は身についていないのではないでしょうか。鉄は熱いうちに打たないといい形にはなりません。

45. 先生は、この大村はま先生のような教科書を使わない授業はこれからの学校教育で展開させることが現実的に可能だと思いますか?教科書の手引きをわかりやすく教師自身が作ることのほうが現実的だとわたしは思いますがどうでしょうか。
 答:確かにそうですね。実際には、自分なりの授業をやろうとしても、準備に時間がかかって現実的ではありません。そのために、自分なりのマニュアルを作るのはよい方法だと思います。私も時間ごとにメモをとり、自分なりの手引きを作っています。

46. 川島先生は旅行がお好きだとおっしゃいました。また、ツアーは使わないともおっしゃいました。しかし、海外旅行では困ることがいくつもあると思います。たとえば言語の問題です。どうなさっているのですか。
 答:言葉が通じない所に行くときは、とりあえず1~2ヶ月くらい現地語の日常会話を練習して行きます。例えば、いくらですかとか、今晩一晩泊まれますかとか、こんにちはとかです。そして、基本的には通じれば英語を使うのですが通じないときには、現地の言葉やフランス語、ドイツ語、スペイン語などの片言を使います。まあ、3ヶ月あると、旅をするくらいの言葉は出来ますよ。ハングルやアラビア文字はなかなか読めるようになりませんが、「音」で聞いて憶えるのであれば、何語でも同じ難しさです。アッサーラムアレイコム、アンニョンハセヨとカタカナで言えばいいのですから。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100421 教えることの復権 前半

2010年04月21日 | Weblog
1 先生は現場での経験はどのくらいですか?どうして大学の教授になられようと思ったのですか?
  答:私の現場での経験は実習の他には幼稚園で1ヶ月ほど臨採をやったことがあるだけで、無いといった方がいいです。また、いつも大学の教員になった理由を聞かれるのですが、大学の教員は「教員」というよりも「研究者」です。私も、研究者になりたかったので大学に就職したので、教員になろうとしたわけではありません。

2 川島先生は教師としてどんなこだわりを持っていますか?
  答:自分で教師だと思っていないので、あまり教師としてのこだわりはないのですが、大人として社会人の先輩として若者に「より良い社会人」になって欲しいと思っています。実は、私は教えることは苦手です。また、教師とは子どもと一緒に何かを考え一緒にその子どもの成長を考えるのが基本だと思っています

3 先生にとって印象に残った教師とはどのようなひとですか。
  答:高校時代の先生と大学院の時の指導教官は、決して怒るわけでないのに厳しい人でした。私も、優しいけど厳しい教員になりたいと思いました。

4 私は、児童・生徒に人気のある教師になりたい、と思っていました。しかし、よい教師というのは、児童・生徒に人気のある教師なのでしょうか?児童・生徒からの人気がなくても、よい教師もいるのでしょうか?
  答:あると思います。児童・生徒の成長の過程に役立つことのできる教師です。それは、極端な場合反面教師であるかもしれませんが・・・

5 最近の大学生の授業中の態度は川島先生としてはどう思いますか?
  答:この学部で30年教えていますが、特に、感じたことはありません。もちろん、服装や言葉遣いは変わってきたような気がしますが・・・

6 「教師の質の低下」ということが言われていますが、先生もそうであると思われますか。
  答:いや、私は、30年前の教師と比べて、質が上がっていると感じています。この10年くらいの間に教師になった人の方が、よくやっていると思っています。

7 「特別な環境で成果をあげても特別な例になってしまう」とありますが、附属中、小で行う研究授業はどうなのでしょうか?
  答:そうでしょうね。しかし、附属中、小という範囲での成果ということはあると思います。

8 国内で旅行するならどこがオススメですか。
  答:お金と時間と季節によって異なると思います。春の連休なら、京都や奈良がいいかなあ、夏なら北海道、冬なら沖縄がいいかな。

9 先生の座右の銘はなんですか?
  答:座右の銘も、その時によって変わってきます(そんなの座右の銘じゃないって?)。最近好きなのは、「野良犬のように生き、野良猫のように逝きたい」です。まあ、何も考えずに一生懸命生きて、コロリと死にたいということです。以前は、あんうむ(案ずるより、産むが易し)と、「明日のことを思い煩うなかれ。明日のことは明日思い煩え。今日一日の労苦は一日にて足れり」(マタイ伝6章)、

10 先生は、自分の事が好きですか。また、自分の長所を聞かれた時すぐに答えることができますか。
  答:好きなときと嫌いなときがあります。長所は、「とりあえずやってみる」です。

11 川島先生は、学生時代に勉強以外には、何をよくされていましたか?
  答:読書、麻雀、友達と酒を飲む、デートをする、クルマの整備をする、キャンピングカーを作るでした。

12 大学生のうちに読むべき本はありますか?
  答:人によると思います。読むべきというよりも、自分で面白いと思う本を探したらいいのだと思います。

13 引用をするときはほとんど読んだ本からになると思います。それでも毎回引用文献として記すべきですか。
  答:必要ありません。

14 毎週提出するレポートは裏紙を使ってもいいのでしょうか?
  答:もちろん、いいですよ。両面印刷もオッケーです。

15 上記のように、「静かにしなさい」の一言は効力が強すぎるのかもしれません。しかし、第…回目の授業時(どんな人物かこどもたちが認識していない時点)や、言わなければ場がどうしても収拾されないときなど、その言葉を使ってしまう気がします。川島先生は、教室を落ち着かせたいときにとる方法などがありますか。
  答:少しの間、黙っていて静かになるまで待っています。

16 先ほども書きましたが、本書前半の中盤に述べられている「単元学習の本質」とは、わかりやすく言えばなんなのでしょうか?どこまで本書を理解できるかわからないが、この調子で後半も読み進めて、できる限り理解を深めていきたいと思う。私にはこの本は難しいなと痛感したので、正直自分の理解不足を恥じている。
答:単元学習は、一つのテーマの下に、単元を構成して教えてゆくものです。それは、一つの教科の中だけで行う場合と、教科を超えて、一つのテーマで学習と行う場合とがあります。例えば,国語科では、話すこと聞くことと言うような大きなテーマで何時間かを構成する場合や、算数、社会、理科などの教科にわたり、買い物というテーマで授業を構成する場合などがあります。後者のようなものを生活単元学習ともいいっています。

17 今、教育学部も6年制になろうとしていますが、大学で学ぶ期間が長くなることで、この先「教えることのできる教師」が増えていくと思いますか?
  答:そうですね。しかし、どんなに教科を教えるのがじょうずでも、良い先生になれるとは思いません。子ども達が、授業を通してどのように成長するか、大人になるかという視点を持たなければなりません。大村さんが、すばらしく見えるのは、教え方がすばらしいだけでなく、子どもへの思いがすばらしいのだと思います。

18 なぜ、国全体として「こういう教師、こういう教育を」という方針がばしっと決まっていないのですか?大学によって、全く違った教員養成が行われることのメリット、デメリットはありますか?
  答:だぶん、国全体として「こういう教師、こういう教育を」という方針をばしっと決めることはできないと思います。また、そのようにすることが良いとは思いません。戦前の教育はそれを目指していましたが・・・

19 今まで寮でしかも二人部屋だったので、一人暮らしになって一人の時間が一気に生まれました。一人の時間を楽しんでいますが、やはり少しさみしい気持ちも出てきた今日この頃です。最近雑誌で、一人でいる時間こそ自分を育てるという記事がありました。先生は、この意見をどうとらえますか。また、学生の時は一人の時はどのようにして過ごしていましたか。お返事よろしくお願いします。
  答:私は、今でも、一人でいることが多いです。一人でいる時間こそ自分を育てるということは、一人でいた方が本を読みたいときに読み仕事をしたいときにできるということのように思えるので・・・。

20 島先生に質問です。私は一般企業に就職しようか、教職に進もうか迷っています。そもそも就きたい職業というのが、(やりたいことは浮かぶのですが)これというものがありません。ゴールを定めたほうがいいと思いながらも行動しないまま迷い、焦ってばかりいます。川島先生が就活をする際はどのようなことを考え、進路を決めていきましたか。
  答:私もモラトリアムで、やはり就職は迷いました。結局、大学院に行って研究者になることにしたのですが、すごく時間がかかりました。

21 新しい教材を発見するためには普段どのような事柄に注意していればよいでしょうか?
  答:本を読む、人と話す、旅をするのと同じような意識で生活することだと思います。

22 この授業でも"話し合い"が行われますが、川島先生も大村先生のように工夫を凝らしていらっしゃるのでしょうか?心がけていることがありましたら教えてください。
  答:工夫といえばそうも言えるかもしれませんが、毎学期反省して、改善?しています。また、気をつけていることは、できるだけ早く、この質問に答えるとか、みんなのレポートを読むとか、授業には学生より早く教室に行くとか、適当な副読本を探すために本を読むとか・・・かな。

23 前半、後半を通しての質問なのですが、219ページの「練習の場としての学校」とはいったいどのような意味なのでしょうか。私は学校や生徒を実験台のように扱ってしまっていいのかと疑問に思います。これからこの講義でまだまだいくつか文献を読むのですが、だんだんと自分の考えをもっと明確に述べられるようにしていきたいと思う。
  答:「練習の場としての学校」とは、「大人になるために訓練をする場所」だと思います。

24 最後に川島先生に質問なのですが、私は中学や高校の頃よく先生が持っていた解説入りの教科書さえあれば、先生なんていなくても勉強は自分でできるものなのじ・やないかなと考えていました。川島先生にはそういう経験はありましたか。今回のはま先生のような方は教える側の人間としてすごく存在感があったし、はま先生の教室の授業では絶対に必要で、先生がいなければ成り立たない実践だったろうなと感じました。
  答:確かに解説入りの教科書さえあれば先生なんていなくても最低限の勉強は自分でできると思います。しかし、勉強というのは、試験ができればいいというものではないと思います。試験の点数以外に教師から学ぶことは多いと考えています。この本の魅力も底にあると思うのですが・・・

25 今回初めてレポートを書いたのですが、どうしても不安です。本を読んで自分の考えを書いているっもりでも、自分の体験から主観的になってしまい、客観的なレポートが書けていないように思ってしまいます。どうしたらもっと自分が読んでいて納得できるようなレポートが書けるようになるのでしょうか。
  答:いえいえ、それでいいのです。体験や主観を書くことが大切なのです。それが、次第にあなた自身の考え方になると思っています。

26 大村先生のように授業で教科書をあまり主体として使わなくとも大丈夫なんですか?
  答:大丈夫と言えば、大丈夫です。ただ他のクラスとの関係でクレームがついたりします。最終的に学ばなければならないことになっている内容をすべて含んでいるのであればかまわないと思います。

27 大村先生のような人の講演会もしくは話を聞くというものに、現役の教師の方々が参加できるような機会はあるのでしょうか?(個人的にというよりは行事のようなものとして)
  答:以前、教え子の教師から聞いたことがありますが、大村先生も公開研究授業をしていたようです。

28 単元学習について取り上げられていましたが、学習の方向性として教科書通りに進めていかなくてもよいということなのでしょうか。単元学習というものがまだよくわかりません。

29 川島先生は大村氏のような授業がこれからどの学校の授業でも実行できると思いますか?大村氏の語る点で同感できる点とそうでない点を教えて下さい。
  答:同感できることは、教師が自分のアイディアを生かして授業をすることのすばらしさです。一方、この本で鼻につくところは、ちょっと自慢が多いかな?という気がします。

30 川島先生は、国語の授業を通してどのようなことを身につけることができたと思いますか?
  答:私は、授業のことはほとんど憶えていません。しかし、小学校の頃から本を読むことが好きでした。

31 先生が今まで一番おもしろかった国語の授業ってどんな授業でしたか?
  答:すみません、ほとんど憶えていません。

32 先生は国語の授業はお好きですか?もしお好きならば、先生にとって国語の魅力とは何でしょうか?
  答:あまり好きではありませんでした。理科や社会、数学の方が好きでした。

33 「理科室」「音楽室」のように、できるだけ全部の教科に「教科室」があったら、子どもの関心は高まるような機がするのですが、どう思われますか。
  答:いいですねえ。きっと、図書館がその代わりになると考えているのかもしれませんが、いいアイディアだと思います

34 先生がもし中学校で単元学習をするとしたら、例えば何をやりたいですか?教科は問わないです。
  答:うーん。世界の学校かな。3冊目の本を読むとそんな気になるかも。関係する教科は地理、歴史の社会科系になるでしょうね。でも、いろいろな国の言葉も教えたいから国語や英語にもなるかもしれません。

35 先生が教師をやっているのは元々やりたいと思っていたことでしょうか??将来やりたいと思っていたことが叶ったということなのでしょうか??
  答:わたし?私は、教師でなく研究者になりたかったのです。というより、今でも、あまり自分のことを「教師」だとは思っていません。小学校か中学校の教師ならやってみたいと思っていた時期がありましたが・・・大学の教師はねえ、あまりおもしろくないですよ。

36 小説と漫画では、どうしてこんなにもとらえられ方が違うのでしょうか。
  答:わたしは、あまり、違うようには考えていません。アニメや漫画もそれなりのおもしろいところと教わるところがあります。

37 なせ、信州大学では保育氏の資格が取れないのでしょうか?
  答:保育士の免許は厚労省管轄で、この大学は文科省の管轄だからです。

38 私は話し合いがうまくできないと自分で思っているのですが、先生はどうですか。
  答:私は、歳をとることで、話し合いをするのが上手くなってきた気がします。まあ、経験を通して反省して上手くなるのだと思います。

39・常に新しいことを行っていくためには何が必要なのでしょうか?
  答:いつも、何かいいことないかな?(子猫ちゃん)と探すことです。

40 先生の中で、「ボランティア」とはなんだと思いますか?
  答:うーん。私はボランティアは日本と欧米(か?)では、違うと思います。日本のボランティアは特定の人々を思い浮かべて助ける・・というイメージです。キリスト教でのボランティアやチャリティは、社会のため神様のために自分の力や能力、金を差し出すことです。そう思っているので、日本のボランティアはお金を出してやればいいような内容が多いと感じます。

41 片親の子どもは問題がある、という考えについてどう思いますか?
  答:そりゃ、問題のある子どもも、問題のない子どももいますよ。片親がない子が必ず問題を起こすわけではありません。私の知っている母子家庭の子どもは東大を出て公務員をやっています。

42 本文とは全く関係のないことなのですが、性格上なのか、1つのことをいつまでも悩みすぎてしまいます。どうすれば良いでしょうか。
  答:いいんじゃないですか。結局、あまりやることがなくて悩む時間があるのでしょうね。他にやりたいことがあると、忘れることが出来ますが・・・解決策は、何か新しいことを、おもしろい、希望や願望を持つことの出来ることを考えることでしょうね。

43 三月に、私の母校の中学校が閉校になりました。数年後には母校の高校も閉校になってしまい、言葉にできない悲しさでいっぱいです。先生の母校は今もまだありますか?
  答:そりゃ、残念ですね。私の母校はまだあります。でも、高校の時に入っていた寮がなくなったといっていました。ちょっと寂しいです。

44 先生のストレス解消法はなんですか?
  答:なんだろう。酒を飲む、ワイフと話す、音楽を聴く、本を読む、チャリにのる、プールに行く、ドライブをする、ギターを弾く、日曜大工をする、パソコンをいじる、クルマをいじる、囲碁をする、将棋をする・・・その時によって違うけど、一生懸命やっていると、次に何か仕事をしようという気力が沸いてくる。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100415 教えることの復権 前半

2010年04月15日 | Weblog
1. 男子フィギアスケート・織田信成選手が学生結婚をし、またできちゃった婚であることが分かり、報道されています。川島先生は学生結婚やできちゃった婚についてどのようにお考えですか?
  答:私は、できちゃった婚の大賛成派です。というのは、その方が、自然だからです。恋人が出来て、子どもが出来るのは、自然なことです。ちなみにフランスでは、結婚をしないで子どもが出来る人は9割です。なぜ、できちゃった婚がいけないのでしょうか。ただ、法律的に届けを出していなかっただけに過ぎません。お互いに一緒に子どもを育てていこうという責任感があればどうでもいいことだと思いますが、ちょっと、過激かな。

2. 川島先生は、授業を行う際、レジュメや資料などを繰り返し使いますか。繰り返し使うとしたら、授業をする自分のモチベーションを高めるために、工夫していることはありますか。
  答:あります。例えば、読書感想に使う副読本は6冊のうち半期に2冊は新しいものにします。また、新書の教育や発達に関するものはいつもチェックして読んでみることにしています。その他に、新しいアイディアが思いつくと授業の中で話すことが良くあります。その他の部分は同じものを使います。それと、気に入った教材は何度も使います。

3. 単元学習というものがどういうものなのかが、いまいちよくわかりません。教科書以外の物ばかりで授業をしていると、親から「うちのクラスは教科書を使っていないけど試験の時にほかのクラスよりできが悪くなったり、差がついてしまうのではないか」というような苦情がきそうな気がするけど…どうなんでしょうか。
  答:そうでしょうね。ですから、最近は、あまりやらなくなってきているのだと思います。教師の力量がはっきりと出てくるからだと思います。

4. 私は教採の勉強と並行して、今就職活動をしています。就職氷河期と言われるように、就職活動はとても難航しています。就職活動をすすめていくなかで、私は白分自身本当に何がしたいのか、という疑問を抱くようになりました。立ち止まって考えている暇がないのが現実ですが、この疑問が頭から離れません。どうしたらいいでしょうか?
  答:確かにそうですね。悩みはわかります。私自身も同じでした。そんな時は、直接役に立たない本を読んだり、友達と話をしたり、旅をしたりしてみると何となく手がかりが見えてくることがあります。私も、関係のない本を読んだり旅をしました。

5. 先生は国語が好きですか。
  答:本を読むのは好きですが、国語の時間は余り好きでありませんでした。でも、古文は好きでした。今でも古典文学は好きです。特に、徒然草や源氏物語、伊勢物語が好きです。

6. 他に好きな教科はありますか。
  答:社会は歴史や地理が好きでした。理科では、生物が好きでした。

7. 教師以外にやりたい職業はありますか。
  答:もう今更だけど、大工さん(宮大工)はやってみたかったです。自分の手で何かを作ることは今でも好きです。

8. 先生は教えるということをどのように捉えていますか?
  答:私は、教えることは苦手です。教育とは、一緒に何かを考え、一緒にその子どもの成長を考えるのが基本だと思っています

9. 良い教材作りに必要なのはやはり知識なのでしょうか?
  答:そうですね。やはり知識は必要です。そして、子どもの成長のために何が必要かを考えることと、さらに大切なことは自分自身が「おもしろい」と感じることを教えることだとおもいます。

10. 先生は大学のとき何をしていましたか?
  答:友達を一緒に遊ぶこと。本を読むこと。彼女と一緒にいること。

11. 私は高校までの経験からたとえ自分が分からない内容が含まれていたとしても、先生には教えてほしいと思っていた。まだ習っていないような内容に関して子どもが質問してきた場合、どのあたりまで対応するべきなのだろうか?
  答:その場合によります。子どもが援助すれば自分で理解できるのであれば、そのやり方と教えます。理解できそうでないのであれば、その前の段階の基礎を教えようとすると思います。

12. 生徒指導概論と名のつく授業ですが、国語の授業のことよりも、前半で書いたような、
教室づくり、教師の姿勢というような点に着目して読むべきなのでしょうか。
  答:確かに、それができればその方がいいと思います。もちろん、私は、それを望んでいますが・・・・そうでなくてもいいですよ。

13. 私は塾の経験を通して国語の指導方法に疑問を持ったのですが、問題演習において大村先生のような国語の面白さを伝えるということは、可能なことなのでしょうか.
  答:可能だと思います。子どもの興味はいろいろな方法で引き出すことが可能です。それはどんなきっかけでもいいのです。いろいろな教材やいろいろな教え方があります。例えば、一部だけしか教えないとか、特別に教えてあげようというのもそんな方法です。

14. 単元学習ということがとりあげられていたが、内容がいまいちつかめなかったので、教えてほしい。
14. 単元学習について、もう少しくわしく知りたいです。
14. 単元学習という言葉が沢山出てきたが、その言葉自体が初耳でよく分かりませんでした。広辞苑によると『教科別の単元学習と、教科の枠にとらわれない総合的な単元学習とがある。一般には教科単元ではなく、経験単元による教育方法を言う』という事でした。なんとなく意味は分かるんですが、雲を追いかけているような感じです。
  答:単元学習は、一つのテーマの下に、単元を構成して、教えてゆくものです。それは、一つの教科の中だけで行う場合と、教科を超えて、一つのテーマで学習と行う場合とがあります。例えば,国語科では、話すこと,聞くことと言うような大きなテーマで何時間かを構成する場合や、算数、社会、理科などの教科にわたり、買い物というテーマで授業を構成する場合などがあります。校舎のようなものを生活単元学習ともいいっています。

15. 新書以外のおすすめの本を教えてください。
  答:私が、最近好きなのは、脳と感情に関するものです。その中で割と簡単に読めるものでは、「記憶と情動の脳科学」 (ブルーバックス)L.J. マッガウ, 久保田 競 訳や、「脳を支配する前頭葉」(ブルーバックス)エルコノン・ゴ-ルドバ-グ 沼尻 由起子訳、それに、「エモーショナル・ブレイン―情動の脳科学」ジョセフ ルドゥー ,松本 元は、いかがでしょうか。それから、「脳のなかの幽霊」(角川21世紀叢書)V.S. ラマチャンドラン, サンドラ ブレイクスリー 、山下 篤子訳 はとてもおもしろいですよ。

16. 川島先生が子どもだったころ、良くも悪くも印象に残った先生っていましたか?
  答:私は、子どもの頃、少年少女世界文学全集や少年少女日本文学全集というのがあって、毎月本屋さんが届けてくれました。その中で、三国志や15少年漂流記、シャーロックホームズ、山月記などを今でも憶えています。

17. 川島先生が心理学または教育について学ぼうとしたきっかけは何ですか?
  答:教師になるのに、心理学を勉強しておいた方がいいのかと考え大学院に入りました。

18. 川島先生はガイダンスの時、旅行をよくなさるとおっしゃっていましたが、学生時代に旅をして一番印象に残っている行き先を、海外、日本両方教えてください。
  答:学生時代には、それほど旅をしていません。国内で四国、北海道などです。私の大学生時代には、海外旅行はとても大変でした。金額的に今の3倍くらいはかかったともいます。1ドルが360円でしたし、沖縄もパスポートが必要でした。なので、沖縄に行きたかったのですが、徳之島までしか行けませんでした。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100414 教えることの復権 前半

2010年04月14日 | Weblog
1. 先生が教師になろうと思ったきっかけはなんですか
  答:一般的ですが、子どもに接することが好きだったからです。それと、父親が幼稚園をやっていたので将来的には後を次ごうと思っていたこともあり、教員免許をとりました。その後、大学院に行き、心理学を勉強し大学の教員になりました。

2.今の国語の試験、入学試験の形式について川島先生はどう考えますか。国語力が計れている試験だと思いますか
  答:短時間で多数の人間の国語の力を計ろうとすると、今のようにならざるを得ないと思います。もちろん、それが良いかどうかはわかりませんが・・

3. 先生は人前で、話すときに心がけている点はありますか?あと、人前で話すときに緊張してしまったときはどうしますか
  答:私は、時々自分の授業を録音します。そして、いつも反省するのは話すのが早すぎるということです。ですので、ゆっくり話すようにとは思っていますが、すぐに忘れてしまいます。今日も、早かったですね。

4. 感想レポートは、ですます調の分でも大丈夫ですか。
  答:感想なので、どちらでもいいです。文章は、相手に内容を伝えるのに都合が良いと思う方でいいと思っています。

5. 本の中に出てくる人物は○○氏より○○さんの方がいいのでしょうか
  答:前と同じですが、感想なので、どちらでもいいと思います。相手に、自分の考えている内容を伝えるのに都合が良いと思う方でいいと思います。

6. 戦争に利点はあると思いますか、あるとすれば、それは何でしょうか。そしてその利点は戦争以外の手段で行えるでしょうか。
  答:これは利点とは何かということによると思います。ある国やある人にとって利点であることが、他の国や人には困ることになることが多いのです。ですから、利点であることが欠点にもなります。例えば、戦争をすることでしか、あるイデオロギーが守られないとしても他の立場からは違うでしょう。また、意見や主張の違う国があったとしても、戦争以外には話し合いしかないでしょう。それは、一方が暴力をふるったときに他方が我慢して非暴力で対抗できるとすれば可能になります。そう考えてガンジーの非暴力、不服従が認められているのでしょう。。

7. 私は、教育のついての本を買うときに、いつもどれを買って良いのか迷ってしまいます。川島先生は本を選ぶポイントはどのようなものがありますか。
  答:同感です。私も同じように悩みます。でもアマゾンコムの批評や口コミを見たりもします。しかし、買ってから、読み始めて嫌になってゴミ箱に捨てることもあります。ポイントは、気に入った作者の本を続けて読むことと他の本の中で取り上げられている本を読むくらいだと思います。

8. 先生は、ミュージカルや演劇に興味がありますか
  答:ミュージカルや演劇に興味があります。しかし、なかなか見に行くチャンスがありません。でも、映画はよく見ます。

9. 本とは関係ありませんが、春休みに小豆島まで一人旅に行ってきました。期間は6日間で移動は電車とフェリーです。先生は一人旅によく出ますか。
  答:いいですね。私も、3年前に小豆島に仕事で行き一泊しました。食べ物は美味しいし、暖かいし、のんびりしているし・・・

10. 教育自習の時に朝早く起きられるか不安です。早起きのコツってありますか。
  答:早起きのためには早く寝られればいいのだけれど、寝られないのであれば、睡眠時間を約1時間半の単位で目が覚めるようにするといいのです。というのは、レム睡眠とノンレム睡眠の組み合わせが約1時間半だからです。その組み合わせが何回かあって、その切れ目で目が覚めると目覚め感がいいのです。

平成22年度前期 生徒指導概論C (木曜日2限)のシラバスです

2010年04月07日 | Weblog
新年度がはじまりました。
 新しい受講生のみなさん、今日は。
 かわティブログでは、みなさんのレポートの中の質問に答えてゆきます。また、このブログのコメントを通して直接質問も受け付けます。ここでのコメントはすぐには繁栄されません。他の人にわからないように質問することも可能です。それでは半期一緒に勉強しましょう。

生徒指導概論 C
(臨床心理学からみた、「生徒指導・教育相談」)
2010年度(川島・高橋:前期 木曜日2時限目)
「本を読む」「旅をする」「人と話す」この授業は「生徒指導」について,3つの方法で学びます。1)授業を聞いてテストをすることで知識を身につける。2)本を読み,レポートを書くことで自分の考えをはっきりさせる。3)他の人と話をすることで,いろいろな意見があることを知り,さらに考えを深めるです。 出席は討論の時間についてグループごとに用紙を回して出欠をとります。その他の時間は小テストを行います。すべてのレポートの提出期限は指定した授業時までです。遅れたレポートは、受け取りません。 また,レポートの最後には質問を書くようにしてください。回答は授業中にも行いますが,かわティブログ http://blog.goo.ne.jp/kawa_tee/ で答えます。
読書レポートと討論の為の対象文献
① 教えることの復権              ちくま新書    大村 はま 他
② 公立学校の底力               ちくま新書 志水 宏吉
③ エリートの条件               学研新書      河添恵子
④ 発達障害の子どもたち             講談社現代新書   杉山 登志郎
⑤ メディアに心を蝕まれる子どもたち      角川SSC新書 有田 芳生
⑥ 学力低下論争                ちくま新書 市川伸一

教科書 臨床心理学からみた、「生徒指導・教育相談」 おうふう出版

予定表(木 2限) 授業内容 レポートは、2000字程度、(★余った所は、質問を書いてください):
討論をした次の週に感想を1200字程度 の感想文を書いてください。
1 4月 8日 オリエンテーション 
2    15日 第1章 小テスト1      ①教えることの復権   前半
3     22日 討論1(質問の回答)    ①教えることの復権   後半
4 5月  6日 第2章 小テスト2      ②公立学校の底力 前半
5     13日  討論2(質問の回答)    ②公立学校の底力  後半
6  20日 第3章 小テスト3      ③エリートの条件  前半
7    27日  討論3(質問の回答)     ③エリートの条件 後半
8 6月  3日  第5章 高橋知音先生の授業1 ④発達障害の子どもたち 前半
9  10日  討論4(質問の回答)      ④発達障害の子どもたち 後半
10  17日  第6章 高橋知音先生の授業2  ⑤メディアに心を 前半
11    24日  討論5(質問の回答)      ⑤メディアに心を 後半
12 7月 8日  第4・12章 小テスト    ⑥学力低下論争     前半
13 16日 討論6(質問の回答)     ⑥学力低下論争     後半
14    22日  第9・10・11章 小テスト
注意事項   
読後レポートは、2000字 (原稿用紙5枚程度)を基準とします。2)討論感想レポートは、1200字 (原稿用紙3枚)を基準とします。3)できるだけレポ-トの最後の部分に「質問」を書いて下さい。成績はレポートA(2000字)=50点、レポートB(1200字)=30点で、小テスト=60点で、討論の出席=20点で、すべてのレポートの提出期限は指定した授業時までで、遅れたレポートは、受け取りません。総計点の90%でS,80%でA,70%でB,60%以上でCとなります。レポートは基本的にワープロで提出してください。この予定表は変更になる可能性があります。
※ 但し第1回目のレポートについては、4月22日に前半・後半の2つのレポートを別々に提出してかまいません)

平成22年度前期 生徒指導概論B (水曜日2限)のシラバスです

2010年04月07日 | Weblog
新年度がはじまりました。
 新しい受講生のみなさん、今日は。
 かわティブログでは、みなさんのレポートの中の質問に答えてゆきます。また、このブログのコメントを通して直接質問も受け付けます。ここでのコメントはすぐには繁栄されません。他の人にわからないように質問することも可能です。それでは半期一緒に勉強しましょう。


生徒指導概論 B
(臨床心理学からみた、「生徒指導・教育相談」)
2010年度(川島・高橋:前期 水曜日2時限目)
「本を読む」「旅をする」「人と話す」この授業は「生徒指導」について,3つの方法で学びます。1)授業を聞いてテストをすることで知識を身につける。2)本を読み,レポートを書くことで自分の考えをはっきりさせる。3)他の人と話をすることで,いろいろな意見があることを知り,さらに考えを深めることです。出席は討論の時間についてグループごとに用紙を回して出欠をとります。その他の時間は小テストを行います。すべてのレポートの提出期限は指定した授業時までです。遅れたレポートは、受け取りません。 また,レポートの最後には質問を書くようにしてください。回答は授業中にも行いますが,
                かわティブログ http://blog.goo.ne.jp/kawa_tee/ で答えます。
読書レポートと討論の為の対象文献
① 教えることの復権              ちくま新書    大村 はま 他     
② 公立学校の底力               ちくま新書 志水 宏吉
③ エリートの条件               学研新書      河添恵子
④ 発達障害の子どもたち             講談社現代新書   杉山 登志郎
⑤ メディアに心を蝕まれる子どもたち      角川SSC新書 有田 芳生
⑥ 学力低下論争                ちくま新書 市川伸一

教科書 臨床心理学からみた、「生徒指導・教育相談」 ブレーン出版

予定表(水 2限) 授業内容 レポートは、2000字程度、(★余った所は、質問を書いてください):
討論をした次の週に感想を1200字程度 の感想文を書いてください。
1 4月 7日 オリエンテーション 
2    14日 第1章 小テスト1      ①教えることの復権   前半
3    21日 討論1(質問の回答)     ①教えることの復権   後半
4    28日 第2章 小テスト2       ②公立学校の底力 前半
5 5月 12日  討論2(質問の回答)     ②公立学校の底力  後半
6  19日 第3章 小テスト3      ③エリートの条件  前半
7    26日  討論3(質問の回答)     ③エリートの条件  後半
8 6月 2日  第5章 高橋知音先生の授業1  ④発達障害の子どもたち 前半
9  9日  討論4(質問の回答)      ④発達障害の子どもたち 後半
10  16日  第6章 高橋知音先生の授業2  ⑤メディアに心を 前半
11    23日  討論5(質問の回答)      ⑤メディアに心を 後半
12 7月 7日  第4・12章 小テスト     ⑥学力低下論争      前半
13 14日 討論6(質問の回答)      ⑥学力低下論争      後半
14    21日  第9・10・11章 小テスト
注意事項   
読後レポートは、2000字 (原稿用紙5枚程度)を基準とします。2)討論感想レポートは、1200字 (原稿用紙3枚)を基準とします。3)できるだけレポ-トの最後の部分に「質問」を書いて下さい。かわティブログで答えます。成績はレポートA(2000字)=50点、レポートB(1200字)=30点で、小テスト=60点で、討論の出席=20点で、すべてのレポートの提出期限は指定した授業時までで、遅れたレポートは、受け取りません。総計点の90%でS,80%でA,70%でB,60%以上でCとなります。レポートは基本的にワープロで提出してください。この予定表は変更になる可能性があります。
※但し、第1回目のレポートについては、(4月21日に前半・後半の2つのレポートを別々に提出してかまいません)。