★10月からの授業も早いもので、これで今年の授業が終わりました。みなさん、良いお年をお迎えください。
★なお、25日の振り替え授業は行いません。
まず、最初に前半の遅れて提出したレポートの質問から
1. 私が大学生になって、家を出て一人暮らしをしているので、家庭の環境をしっかり見ることができなくなっています。このような状況のとき、私は両親や妹に口出ししないほうがいいのでしょうか。本の中で、親戚が口出しをしてこじれた、というエピソードがあったので、不安になりました。
答:そうですね、人に信頼されるのに一番必要なことは、「余計なことを言わない」ということです。しかし、その一方で大切なことをきちんという必要があります。ですから、口出しは必要のある時はするけれど、それ以外は聞き役に回るというのが懸命な立場です。
2. 不登校の起こる要因としては家庭の要因が大きい事はよく感じましたが、家庭や学校以外の要因で子どもが不登校になる可能性はあるのですか。
答:基本的には、多くの場合、不登校は人間関係が原因ですので、場面としては学校と家庭が主だと思います。しかし、それ以外に、学校以外での友人や親戚、塾、などがあるかもしれません。
ここから、後半のレポートからです。
1. 私のような不登校児には、この先先生になったとき、どのように指導したらいいでしょうか。自分のことながら、何をされてもどうしようもなく思えてしまっています。何かいい手立てがあったらお願いします。
答:それは、これという手段はないかもしれません。ただ、この本でも扱っているように、詳しくは授業で話しますが、システム論の中で使われる、システムの悪い循環を変える必要があります。「逆説的パラドクス」や論理療法で使用される「リフレーミング」が役にたつと思います。
2. 信大附属の教育についてどう思いますか。
答:うーん、そうですね。結局、教員の研修のために、研究授業を中心とした試験的な教育を行っているといっていいと思います。医学部でも、大学病院のようなものですね。それが、子どもにとって良いか悪いかはわかりませんが・・
3. 川島先生にとって、誰かと付き合うこと、結婚することはどのようなことですか。
答:うーん。結婚とはどのようなことといわれても、難しいです。基本的に、異性で気に入る人がいれば仲良くなりたいし、結婚適齢期で条件が合えば結婚するだろうし・・・・といって、別に誰かと赤い糸で結ばれているわけではないだろうから、誰でもいいんだろうし?・・・それに、もしかすると、僕の小指からは赤い糸が10本くらい出ているような気がするし(冗談ですが)・・・
4. 先生は離婚に関してどのように思いますか?
答:まあ、離婚した方がいいと思えばすればいいでしょうね。しかし、結婚するより大変な気がします。しかし、どうして、女性は結婚がゴールで、男性は墓場なのだろう。結婚って始まりなんだろうけどね。
5. 「健康な家族」とはどのような状態の家族だと思いますか。
答:授業でも、話しましたが、お互いに尊敬していること、その結果、家族の中でそれぞれの「自尊心」が適度に保たれている状態の家族だと思います。
6. 今回の本を読んだことでもっといじめや不登校について知りたいと思ったので、何か良い本があったら紹介してください。
答:これが良いという本はありません。教員として、不登校やいじめに対応するためには、この本を読めばいいというものではなくて、心理学や教育に関する全般的な広い知識を持つことと、自分自身を高めることが必要だからです。
7. 今回この「不登校の解法 家族システムとはなにか」を選んだのはなぜですか?
答:不登校について考える時には、これだという決め手がなく個々の児童生徒に対応する異なった対応が必要だということを知ってもらいたかったからです。また、その背景にある、家族と学校をシステムとして考えることが必要だと思っているからです。(ちょっと、あたりまえすぎる答えですね)。まあ、本当は他に不登校のいい本がなかったからです。
8. 先生の子どもがもし、登校拒否になってしまったら、それを周りの人に隠そうと思いますか?
答:いや、隠しはしないと思いますよ。その時には、その子にとって、何が必要なのかを問い直そうとすると思います。
9. 本来なら家族の中で解決できることが望ましいことなのかなと思いますが、子どもの問題行動を解決するには、カウンセラーの力を借りないとできないことなのでしょうか?
答:そう言う場合もあります。以前話したように、カウンセラーは鏡の役をとってくれます。どうしても、自分たちの中で解決が出来なくなった時には、カウンセラーは役に立ちます。学校場面でも、教師だけでは解決できない部分があるのと同じだと思います。
10. 先生は自分の子どもに、何をしてもらったら一番うれしいですか?
答:家に遊びに来て、一緒にお酒を飲んで、話をしてくれること。わかなちゃんをつれて遊びに来てくれること。
11. 先生は子どもが成長していく上で、期待を持ったことはありますか?
答:もちろん、あります。いつも、期待しています。皆さんに対しても同じですが・・・
12. 先生は家族の絆を深めるためにどのような工夫を行っていますか?
答:今は、家族といってもワイフと二人だけれど、家事や食事の支度なども、できるだけ一緒に考え一緒にやることくらいです。
13. モンスターピアレントのような親が学校に押し寄せてきたとき、先生はどう対処するのが賢明だと思いますか。
答:とりあえず、話を聞くしかないと思います。話を聞いているうちに冷静になってきたら、お互いの事情を話します。
14. 自分はものすごくネガティヴなのですが、ポジティヴになるにはどうしたらいいですか。
答:ポジティブなことだけ、楽しいことだけを考えるように訓練するといいです。楽しい思い出や、大好きなもののこと、好きな人のことだけを考えるようにすると、楽しくなります。、
15. 先生はどちらか飼うなら犬と猫どちらを飼いますか?
答:飼うなら、犬かな。子どもの頃に、家に犬がいました。
16. 川島先生はペットを飼っていますか?
17. 先生は、ペットをお持ちであれば、そのペットは、家庭ではどのような位置付けですか。お持ちでなければ、ペットと人間の家族との関わりや、ペットの位置付けはどうあるべきだとお考えですか。
答:ペットは、飼いません。というのは、長期間旅行に行くことや家を空けることが多いからです。
18. 先生の家庭はキリスト教だとおっしゃっていましたが、やはりクリスマスは特別なものですか?ミーハーな日本人の浮かれっぷりはいらっと来たりしますか?
答:以前は、いつも、クリスマスは教会のミサ(クリスマス=キリストのミサの意味です)に行っていて、ちょっと気に入らないと思っていました。しかし、今は、何で浮かれるんだろうという疑問はありますが、まあ、お祭りなんだからいいでしょ、という感じです。
19. 先生はよく映画を観ますか?もしあれば、オススメの映画など教えてください。
答:それほどは見ません。年間に、5本くらいかな。オススメは、「カンナさん大成功です」(だったと思う)は、面白かったです。最近のものでは、ワイフが、「スラムドックミリオネア」を僕に見ろといっています。今度、見よう。
20. 前回の質問への返答ありがとうございました。納得しました。
答:どういたしまして。
★なお、25日の振り替え授業は行いません。
まず、最初に前半の遅れて提出したレポートの質問から
1. 私が大学生になって、家を出て一人暮らしをしているので、家庭の環境をしっかり見ることができなくなっています。このような状況のとき、私は両親や妹に口出ししないほうがいいのでしょうか。本の中で、親戚が口出しをしてこじれた、というエピソードがあったので、不安になりました。
答:そうですね、人に信頼されるのに一番必要なことは、「余計なことを言わない」ということです。しかし、その一方で大切なことをきちんという必要があります。ですから、口出しは必要のある時はするけれど、それ以外は聞き役に回るというのが懸命な立場です。
2. 不登校の起こる要因としては家庭の要因が大きい事はよく感じましたが、家庭や学校以外の要因で子どもが不登校になる可能性はあるのですか。
答:基本的には、多くの場合、不登校は人間関係が原因ですので、場面としては学校と家庭が主だと思います。しかし、それ以外に、学校以外での友人や親戚、塾、などがあるかもしれません。
ここから、後半のレポートからです。
1. 私のような不登校児には、この先先生になったとき、どのように指導したらいいでしょうか。自分のことながら、何をされてもどうしようもなく思えてしまっています。何かいい手立てがあったらお願いします。
答:それは、これという手段はないかもしれません。ただ、この本でも扱っているように、詳しくは授業で話しますが、システム論の中で使われる、システムの悪い循環を変える必要があります。「逆説的パラドクス」や論理療法で使用される「リフレーミング」が役にたつと思います。
2. 信大附属の教育についてどう思いますか。
答:うーん、そうですね。結局、教員の研修のために、研究授業を中心とした試験的な教育を行っているといっていいと思います。医学部でも、大学病院のようなものですね。それが、子どもにとって良いか悪いかはわかりませんが・・
3. 川島先生にとって、誰かと付き合うこと、結婚することはどのようなことですか。
答:うーん。結婚とはどのようなことといわれても、難しいです。基本的に、異性で気に入る人がいれば仲良くなりたいし、結婚適齢期で条件が合えば結婚するだろうし・・・・といって、別に誰かと赤い糸で結ばれているわけではないだろうから、誰でもいいんだろうし?・・・それに、もしかすると、僕の小指からは赤い糸が10本くらい出ているような気がするし(冗談ですが)・・・
4. 先生は離婚に関してどのように思いますか?
答:まあ、離婚した方がいいと思えばすればいいでしょうね。しかし、結婚するより大変な気がします。しかし、どうして、女性は結婚がゴールで、男性は墓場なのだろう。結婚って始まりなんだろうけどね。
5. 「健康な家族」とはどのような状態の家族だと思いますか。
答:授業でも、話しましたが、お互いに尊敬していること、その結果、家族の中でそれぞれの「自尊心」が適度に保たれている状態の家族だと思います。
6. 今回の本を読んだことでもっといじめや不登校について知りたいと思ったので、何か良い本があったら紹介してください。
答:これが良いという本はありません。教員として、不登校やいじめに対応するためには、この本を読めばいいというものではなくて、心理学や教育に関する全般的な広い知識を持つことと、自分自身を高めることが必要だからです。
7. 今回この「不登校の解法 家族システムとはなにか」を選んだのはなぜですか?
答:不登校について考える時には、これだという決め手がなく個々の児童生徒に対応する異なった対応が必要だということを知ってもらいたかったからです。また、その背景にある、家族と学校をシステムとして考えることが必要だと思っているからです。(ちょっと、あたりまえすぎる答えですね)。まあ、本当は他に不登校のいい本がなかったからです。
8. 先生の子どもがもし、登校拒否になってしまったら、それを周りの人に隠そうと思いますか?
答:いや、隠しはしないと思いますよ。その時には、その子にとって、何が必要なのかを問い直そうとすると思います。
9. 本来なら家族の中で解決できることが望ましいことなのかなと思いますが、子どもの問題行動を解決するには、カウンセラーの力を借りないとできないことなのでしょうか?
答:そう言う場合もあります。以前話したように、カウンセラーは鏡の役をとってくれます。どうしても、自分たちの中で解決が出来なくなった時には、カウンセラーは役に立ちます。学校場面でも、教師だけでは解決できない部分があるのと同じだと思います。
10. 先生は自分の子どもに、何をしてもらったら一番うれしいですか?
答:家に遊びに来て、一緒にお酒を飲んで、話をしてくれること。わかなちゃんをつれて遊びに来てくれること。
11. 先生は子どもが成長していく上で、期待を持ったことはありますか?
答:もちろん、あります。いつも、期待しています。皆さんに対しても同じですが・・・
12. 先生は家族の絆を深めるためにどのような工夫を行っていますか?
答:今は、家族といってもワイフと二人だけれど、家事や食事の支度なども、できるだけ一緒に考え一緒にやることくらいです。
13. モンスターピアレントのような親が学校に押し寄せてきたとき、先生はどう対処するのが賢明だと思いますか。
答:とりあえず、話を聞くしかないと思います。話を聞いているうちに冷静になってきたら、お互いの事情を話します。
14. 自分はものすごくネガティヴなのですが、ポジティヴになるにはどうしたらいいですか。
答:ポジティブなことだけ、楽しいことだけを考えるように訓練するといいです。楽しい思い出や、大好きなもののこと、好きな人のことだけを考えるようにすると、楽しくなります。、
15. 先生はどちらか飼うなら犬と猫どちらを飼いますか?
答:飼うなら、犬かな。子どもの頃に、家に犬がいました。
16. 川島先生はペットを飼っていますか?
17. 先生は、ペットをお持ちであれば、そのペットは、家庭ではどのような位置付けですか。お持ちでなければ、ペットと人間の家族との関わりや、ペットの位置付けはどうあるべきだとお考えですか。
答:ペットは、飼いません。というのは、長期間旅行に行くことや家を空けることが多いからです。
18. 先生の家庭はキリスト教だとおっしゃっていましたが、やはりクリスマスは特別なものですか?ミーハーな日本人の浮かれっぷりはいらっと来たりしますか?
答:以前は、いつも、クリスマスは教会のミサ(クリスマス=キリストのミサの意味です)に行っていて、ちょっと気に入らないと思っていました。しかし、今は、何で浮かれるんだろうという疑問はありますが、まあ、お祭りなんだからいいでしょ、という感じです。
19. 先生はよく映画を観ますか?もしあれば、オススメの映画など教えてください。
答:それほどは見ません。年間に、5本くらいかな。オススメは、「カンナさん大成功です」(だったと思う)は、面白かったです。最近のものでは、ワイフが、「スラムドックミリオネア」を僕に見ろといっています。今度、見よう。
20. 前回の質問への返答ありがとうございました。納得しました。
答:どういたしまして。