かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論A (木) 091217 不登校の解法  後半

2009年12月17日 | Weblog
★10月からの授業も早いもので、これで今年の授業が終わりました。みなさん、良いお年をお迎えください。

★なお、25日の振り替え授業は行いません。


まず、最初に前半の遅れて提出したレポートの質問から

1. 私が大学生になって、家を出て一人暮らしをしているので、家庭の環境をしっかり見ることができなくなっています。このような状況のとき、私は両親や妹に口出ししないほうがいいのでしょうか。本の中で、親戚が口出しをしてこじれた、というエピソードがあったので、不安になりました。
  答:そうですね、人に信頼されるのに一番必要なことは、「余計なことを言わない」ということです。しかし、その一方で大切なことをきちんという必要があります。ですから、口出しは必要のある時はするけれど、それ以外は聞き役に回るというのが懸命な立場です。

2. 不登校の起こる要因としては家庭の要因が大きい事はよく感じましたが、家庭や学校以外の要因で子どもが不登校になる可能性はあるのですか。
  答:基本的には、多くの場合、不登校は人間関係が原因ですので、場面としては学校と家庭が主だと思います。しかし、それ以外に、学校以外での友人や親戚、塾、などがあるかもしれません。


ここから、後半のレポートからです。

1. 私のような不登校児には、この先先生になったとき、どのように指導したらいいでしょうか。自分のことながら、何をされてもどうしようもなく思えてしまっています。何かいい手立てがあったらお願いします。
  答:それは、これという手段はないかもしれません。ただ、この本でも扱っているように、詳しくは授業で話しますが、システム論の中で使われる、システムの悪い循環を変える必要があります。「逆説的パラドクス」や論理療法で使用される「リフレーミング」が役にたつと思います。

2. 信大附属の教育についてどう思いますか。
  答:うーん、そうですね。結局、教員の研修のために、研究授業を中心とした試験的な教育を行っているといっていいと思います。医学部でも、大学病院のようなものですね。それが、子どもにとって良いか悪いかはわかりませんが・・

3. 川島先生にとって、誰かと付き合うこと、結婚することはどのようなことですか。
  答:うーん。結婚とはどのようなことといわれても、難しいです。基本的に、異性で気に入る人がいれば仲良くなりたいし、結婚適齢期で条件が合えば結婚するだろうし・・・・といって、別に誰かと赤い糸で結ばれているわけではないだろうから、誰でもいいんだろうし?・・・それに、もしかすると、僕の小指からは赤い糸が10本くらい出ているような気がするし(冗談ですが)・・・

4. 先生は離婚に関してどのように思いますか?
  答:まあ、離婚した方がいいと思えばすればいいでしょうね。しかし、結婚するより大変な気がします。しかし、どうして、女性は結婚がゴールで、男性は墓場なのだろう。結婚って始まりなんだろうけどね。

5. 「健康な家族」とはどのような状態の家族だと思いますか。
  答:授業でも、話しましたが、お互いに尊敬していること、その結果、家族の中でそれぞれの「自尊心」が適度に保たれている状態の家族だと思います。

6. 今回の本を読んだことでもっといじめや不登校について知りたいと思ったので、何か良い本があったら紹介してください。
  答:これが良いという本はありません。教員として、不登校やいじめに対応するためには、この本を読めばいいというものではなくて、心理学や教育に関する全般的な広い知識を持つことと、自分自身を高めることが必要だからです。

7. 今回この「不登校の解法 家族システムとはなにか」を選んだのはなぜですか?
  答:不登校について考える時には、これだという決め手がなく個々の児童生徒に対応する異なった対応が必要だということを知ってもらいたかったからです。また、その背景にある、家族と学校をシステムとして考えることが必要だと思っているからです。(ちょっと、あたりまえすぎる答えですね)。まあ、本当は他に不登校のいい本がなかったからです。

8. 先生の子どもがもし、登校拒否になってしまったら、それを周りの人に隠そうと思いますか?
  答:いや、隠しはしないと思いますよ。その時には、その子にとって、何が必要なのかを問い直そうとすると思います。

9. 本来なら家族の中で解決できることが望ましいことなのかなと思いますが、子どもの問題行動を解決するには、カウンセラーの力を借りないとできないことなのでしょうか?
  答:そう言う場合もあります。以前話したように、カウンセラーは鏡の役をとってくれます。どうしても、自分たちの中で解決が出来なくなった時には、カウンセラーは役に立ちます。学校場面でも、教師だけでは解決できない部分があるのと同じだと思います。

10. 先生は自分の子どもに、何をしてもらったら一番うれしいですか?
  答:家に遊びに来て、一緒にお酒を飲んで、話をしてくれること。わかなちゃんをつれて遊びに来てくれること。

11. 先生は子どもが成長していく上で、期待を持ったことはありますか?
  答:もちろん、あります。いつも、期待しています。皆さんに対しても同じですが・・・

12. 先生は家族の絆を深めるためにどのような工夫を行っていますか?
  答:今は、家族といってもワイフと二人だけれど、家事や食事の支度なども、できるだけ一緒に考え一緒にやることくらいです。

13. モンスターピアレントのような親が学校に押し寄せてきたとき、先生はどう対処するのが賢明だと思いますか。
  答:とりあえず、話を聞くしかないと思います。話を聞いているうちに冷静になってきたら、お互いの事情を話します。

14. 自分はものすごくネガティヴなのですが、ポジティヴになるにはどうしたらいいですか。
  答:ポジティブなことだけ、楽しいことだけを考えるように訓練するといいです。楽しい思い出や、大好きなもののこと、好きな人のことだけを考えるようにすると、楽しくなります。、

15. 先生はどちらか飼うなら犬と猫どちらを飼いますか?
  答:飼うなら、犬かな。子どもの頃に、家に犬がいました。

16. 川島先生はペットを飼っていますか?
17. 先生は、ペットをお持ちであれば、そのペットは、家庭ではどのような位置付けですか。お持ちでなければ、ペットと人間の家族との関わりや、ペットの位置付けはどうあるべきだとお考えですか。
  答:ペットは、飼いません。というのは、長期間旅行に行くことや家を空けることが多いからです。

18. 先生の家庭はキリスト教だとおっしゃっていましたが、やはりクリスマスは特別なものですか?ミーハーな日本人の浮かれっぷりはいらっと来たりしますか?
  答:以前は、いつも、クリスマスは教会のミサ(クリスマス=キリストのミサの意味です)に行っていて、ちょっと気に入らないと思っていました。しかし、今は、何で浮かれるんだろうという疑問はありますが、まあ、お祭りなんだからいいでしょ、という感じです。

19. 先生はよく映画を観ますか?もしあれば、オススメの映画など教えてください。
  答:それほどは見ません。年間に、5本くらいかな。オススメは、「カンナさん大成功です」(だったと思う)は、面白かったです。最近のものでは、ワイフが、「スラムドックミリオネア」を僕に見ろといっています。今度、見よう。

20. 前回の質問への返答ありがとうございました。納得しました。
  答:どういたしまして。

質問と回答:発達と教育A (水) 091216  完璧志向が子どもをつぶす 後半

2009年12月16日 | Weblog
1. 先生は叱ると怒るは違うと思いますか。
  答:確かに、違うと思います。「叱る」は子どもの行動をやめさせたり押さえるために心理学で「罰」(その行動が生起する確率が減少する)ことを与えることであり、「怒る」は、感情状態であり、自分の怒りを表現することだと思います。ですから、子どもに対しては、叱ることはあっても、怒ることはしない方がいいと思います。大人で考えるとわかりやすいのです。対等の大人同士では、怒る(怒りをぶつける)ことはあっても叱ることはないと思います。

2. 先生は、子どもに早期教育をさせたことはありますか?
  答:いわゆる早期教育はありませんが、子どもの時に始めたピアノとドリルは、高校3年生まで続けることを約束としました。

3. 先生が子育てをした際にこだわっていたことはありますか?
  答:毎日の積み重ねが大切であり、持続することが大切だと考えていたこと。

4. この本では70点の育児を推奨するとありましたが、先生は自分が子育てをしてきて、自分の育児は何点だったと思いますか。
  答:うーん。点数にはならないような気がします。というのは、じゃあ、100点ならどういう子どもになったのだろうかとか、30点だったらどういう子どもになったらというのを考えることができないからです。

5. 川島先生は子供が生まれた時、奥さんの手助けをしたいと思いましたか。具体的にこんな助けを求められた、とかこんな手助けをしたというものがあったら教えてください。
  答:どれということはありませんが、いろいろといつも手伝いをしていました。しかし、やはり子どもが小さな時は、ワイフが主任さんでした。

6. 先生は子育てを手伝ったりしましたか?手伝っていたとしたらどのようなことを手伝っていましたか?
  答:まあ、ミルクを飲ませたり、寝かせたり、おしめを替えたりでした。特に、寝かせるのは私の仕事のようになっていて、毎日、創作ものがたり(その場で適当に考える)を小学校の低学年まで続けていました。

7. 先生は子育てのために自分の何かを犠牲にしたと思ったことはありますか。「時間」以外でなにかあればお願いします。
  答:あまり、犠牲にしたというものはありません。子育てというより、子どもといるのが楽しかったし、子どもが成長すすのが楽しみだったので、何をしても犠牲にしたという気持ちにはなりませんでした。

8. 先生は洗濯や料理などの家事をしっかり自分でもやっていますか?奥さん任せですか?
  答:しっかりかどうかわかりませんが、とりあえず、やっています。料理はするのが好きなので、よくやります。一緒の時は、何を食べるか、どういう料理にするか、どこへ買い物に行くかを決めてから一緒にやります。そして、調理は分担して同時にやると早いのでやります。洗濯はシーツやタオルなどの大物は自分でやります。

9. 私立の小中学校に通う子どもたちははほとんどが教育ママというような親を持つ子が多いと思います。なぜそんなに親が子どもの学力を気にするのでしょうか?
  答:たぶん、私立の中学校に入れることで、親が自分をよくやっていると考えたいからでしょう。子育ては、子どものためというより、自分自身の子育てを通しての達成感を得るための部分が大きいと思います。それは、悪いことではないと思いますが、子どもが健全に育つためには、親の立場と子どもの状況のバランスが重要だと思います。

10. 現政権のこども手当てをどう思いますか。
  答:悪くはないと思います。少なくとも、子どもを育てることを重視するという考え方には賛成します。しかし、本当は、直接の手当でなく、子どもには、非常に多くのお金がかかっていることを知った方がいいと思います。特に、学校教育では、子ども一人に子ども手当の何倍ものお金がかかっています。

11. 先生は結婚する前と後ではどのような生活の変化がありましたか?とくに、結婚生活が始まって我慢しなければならないことがありましたか?
  答:あったのだと思いますが、当然だと考えて、あまり、気にしたことがありませんでした。

12. 調子が悪くて文章が書けない、それでも書かなくてはいけない、そんな時、先生はどう対処していますか。
  答:うーん、確かに、そういうことはありますね。たぶん、そんなときは他のことをします。本を読んだり、音楽をきいたり、運動をしたり、外へ出かけたりします。

13. 広く浅い知識をつけるためには何が一番効果的でしょうか?やはり新聞でしょうか… 先生のおすすめする新聞社を教えてください。ちなみに私は信毎と朝日を読んでいます。
  答:新聞は、あまり、知識にならないような気がします。それと、私は、新聞をじっくり読むと、他の本を読む時間が減るので、読まなければならない本があるときには読みません。広く浅い知識をつけるためには、やはり、本を読む、友達と話す、旅をするでしょうね。

14. 教採の勉強は何からすればいいでしょうか?
  答:たぶん、ここでの教採の勉強とは、一次のペーパーテストのことですよね。それなら、一年前くらいから、少しずつやるのがいいと思います。しかし、面接や小論文などの準備は、いろいろな体験をすることでしか力をつけることができないのではないかとおもいます。

15. 教育学部キャンパスには例年たくさん雪が降りますか。何センチくらい積もるのでしょうか。
  答:最近は、あまり積もらないですね。まあ、一シーズンに10cm以上の積雪が、3回くらいはあるとは思います。後は、長野で神(上)雪という、松本以南、太平洋機構の北側に降る雪があって、それは、3月の中旬以降に大雪をもたらすことがあります。

16. 夏と冬はどちらが好きですか?
  答:若い頃は夏が好きでした。その後冬がいいと思っていたのですが、今は、また、歳をとって寒がりになり、夏が好きになりました。

17. 異性の、ここにグッとくる、みたいなしぐさはありますか?
  答:あります。あります。「カクテル」という映画の中に出てきた、女性のしぐさで、首をかしげながら、手をしたから上にあげるもので、言葉では表現しにくいですが、とても、女性らしい仕草です。

18. みんなで鍋をやるとしたら、先生は何鍋がオススメですか?
  答:いま、常夜鍋をやっています。豚肉とほうれん草の鍋です。向田邦子の好きな鍋でした。簡単でとっても美味しい鍋です。

質問と回答:生徒指導概論A (木) 091210 不登校の解法 前半

2009年12月11日 | Weblog
1. 川島先生の父親はどのような父親でしたか。
  答:明治の終わり頃の生まれで、とても厳しいところがありましが、面白いところもありました。今、思うと、自分自身がだんだんと似てきたような気がします。

2. 川島先生が理想とする夫像と父親像を教えて下さい。
  答:夫だから父親だからと言うよりも、人間として、妻に対しても子どもに対しても、お互いに尊敬しあうことができる人がいいと思っています。理想の夫像は、妻をきちんと尊敬できる人、その上で一緒に家庭を運営しようとする人です。父親像は、これも、いっしょに子どもと遊んだり勉強したり生活のできる人です。

3. 家族の生活を変化させるというのは教師が助言できる範疇にあるのでしょうか。専門家でない教師に言われたら両親は少なからずムッとするのではないでしょうか。その場合専門家に任せたほうがいいのですか?
 答:確かに、教師を尊敬していればいいのですが、最近の父兄は、教師を金で雇った家庭教師のように考えて考えているところがありますね。

4. 先生は担任として立場であったら、家庭の事情で不登校になってしまった生徒への対応をどのようにしますか?
 答:不登校については、どうしても、ケースによるとしか答えられません。討論の時に、みんなで考えるといいと思います。家族システム理論でどのように対応するか考えましょう。

5. 先生の、不登校に対する対応はどんなものがありましたか?
 答:私は、不登校の対応の研究をしたときには、72種類の対応法を考えました。また、授業で話します。

6. 不登校児と接するときにまず気をつけなければならないこと何ですか。
 答:一つは、多くのカウンセラーなどが述べているように、無理矢理学校に行かせないようにすること、もう一つは、子どもの状況を常に見ていて、適切なタイミングで、登校を促すことです。

7. 川島先生は、不登校を問題だと思われますか。また、学校に行くことが必ずしも正しいと思われますか。
 答:学校に行くことが必ず正しいかどうかというような、問いかけをすることが間違いです。それは、子どもによって、親(家庭の状態や経済状態)によって、状況(年齢など)によって異なるのです。私は教育場面で、必ず正しいことなどないと思っています。

8. この本を読んで、親子の関係はとっても微妙で難しいと思いました。川島先生は、親子関係で大切にしていることはなんですか。また、何が重要だと思いますか。
 答:一緒に楽しく生活すること、お互いに尊敬しあって助け合うこと。子どもが困っていれば助けるし、親が困っていたら、子どもが助けることの出来る親子関係が望ましいのです。

9. 先生が親子間で何か決めていた決まりごとなどはありますか。
 答:私は、子ども達に、家庭のルールとして、毎日一枚のドリル、5分間のピアノ、週一回の水泳などの約束事がありました。

10. 先生は自分をどんな人間だと思っていますか?
 答:神経質だけど、なんとかそれを乗り越えようとしているタイプの人間。

11. 先生がまだ行ったことのない国で行ってみたいと思う国はどこですか?ちなみに私はたくさんありすぎて書ききれませんが、一生に一度はペルーのマチュピチュに行ってみたいです。
 答:いいですね。ペルーも是非行きたいと思っています。ただ、私は、旅は、ツアーなどで行けばいいとか見ればいいと思っていません。出来るだけ、自分の力で、運転をし、電車に乗り、ホテルを探し・・旅をすることで体験ができると思っているからです。そういう理由から、個人旅行の大変な南米は行けていません。しかし、そろそろチリまで飛行機で行き、そこから、ペールーをレンタカーで目指す旅をしようかと思っています。若いときは、出来るだけツアーでなく、自分で行くようにするとたくさん面白い経験をすることが出来ます。同じお金を使うなら、たくさんの経験が出来る旅をしたほうがいいと思っています。。

12. 自分の専攻内で新型インフルエンザが流行っています。先生は仕事上多くの人に会う機会が多いと思うのですが、何か予防の対策はしてますか?
 答:していません。時々、よく手を洗うのと、毎日、規則正しく暮らすことを基本にしています。

13. 1回目の講義のときに「アルバイトは勧めない」と言われていました。学費や生活費を工面するためにアルバイト漬けで、講義で寝てしまったり、サークルや自分のやりたいことができない友だちがいるのですが、川島先生はこのような問題をどう考えますか。
 答:まあ、生活費を稼ぐためにどうしてもというバイトはしょうがないと思います。私は、遊ぶためのとか、何か買いたいと考えるようなバイトは勧めないということです。私の研究室には、休学して、学費と生活費を稼いで、復学して卒業しようとしている学生がいます。大学の講義は、単位を取ればいいと思っていると、もったいないですよ。社会に出て、同じようなカルチャースクールのような講義を受けようとすると、3倍のお金がかかりますよ。

14. 私の周りに「人に嫌われるのが怖いから本当のことが言えない」と言う友達がけっこういるのですが、こういう人はいつか自分の子どもを育てるときも同じようなことを言って子どもを叱ることができない親になっていそうな気がしますが、先生はどう思われますか。
 答:確かに、そうだと思います。しかし、青年期は、どうしても、価値観が、対人関係を重視する傾向があります。実際、生きて行く上では、人間関係だけでなく、どのようなものを所有しているかとか、どんな経験や免許、資格を持っているかなどが、自信の基礎になりますが、そのようなものがないために、他者との人間関係だけを重視してしまう傾向があるのです。その意味では、子どもを育てる時になると、それまでの経験や所有物の自信によって変わってくる可能性があります。

15. 教師という職に就いた時、女性が子どもがある程度大きくなるまで職を辞めるという場合、復職のことを考えるとどうなのでしょうか。実際、いったん辞めてしまうと再び教師として教壇に立っことは難しいという気がするのですが…どうですか。
 答:それは心配いりません。私の知り合いでも二人の子どもの産休と育児休暇で6年間休職してから復帰した人がいますが、立派にやっていますよ。教員は、一人の子どもを産むと、産休を1年間、育休を2年間とることが出来ます。給料も最初の一年間は、何割かは出ます。

16. 不登校の原因はさまざまなものがあると思いますが、例えば長野県でならば最も一般的な不登校の理由・原因はなにが多いのでしょうか。
 答:長野県の調査では、友人関係が一番多いということになっています。しかし、不登校は、どの子どもについても、原因を一つに絞ることが出来ないと思います。また討論をして考えてください。http://www.pref.nagano.jp/kenkyoi/teireikai/837/837_06.pdf

17. 先生は今までに不登校の子どもを持つ家庭に対し、カウンセリングなどをしたことがありますか。
 答:教育相談は何度かありますが、長期のカウンセリングはしたことがありません。

18. 最近、僕を含め周りの友達の中で、パチンコが流行っています。先生も学生時にはパチンコなどいろいろ遊んでいましたか?もしそういったことをしていなかったとしたら、学生時代先生や先生の周りでどんなことが流行っていましたか?教えてください。
 答:私も、学生時代には、パチンコをしたことがあります。その頃は玉を手で入れて、バネの強弱で玉を入れるというものでした。そのために、個人の技術が、台を選ぶよりも重要でした。私の学生時代は、まだ、パソコンゲームやテレビゲーム、ゲーセンはありませんでした。麻雀は雀荘でよくやりました。いまは、出来ないかもしれません。その他に、町中には、碁会所や矢場(弓を射る)、卓球場がありました。

質問と回答:生徒指導概論A (木) 091210 発達障害の子どもたち 討論

2009年12月11日 | Weblog
●今回の課題の本が買えなかった件について
 答:来週までは、感想レポートを受け取ります。
1. 今回の課題図書は前日に行くと売り切れ状態でした。「前日なんかに買いに行く方が悪いんだ。もっと早めに買え。」と言われてしまうとそれまでですが、今回は他にも同じ状況の人がいるようです。また今回の本は9年前と新書本としては古く、本屋をいくつか回りましたが、どこも在庫切れでした。なので今後は(とはいっても自分はおそらくあと1回ですが)出来るだけ早く買いに行くようにするので、来期以降はせめて書店で買えるようなものを選んでいただきたいです。また、これが理由で、今回の本を読んだ感想レポートは提出できませんでした。
  答:すみません。結局、注文部数が足りなかったようです。「前日なんかに買いに行く方が悪いんだ」と言いたいところですが、多くの人数が買えなかったようなので、一週間遅れても、10点引きで受け取ることにします。しかし、ちょっと生協に一言いっておきます。また、新書版なので、他の書店でも基本的に買えると思います。しかし、出版社があまり大きなところでなかったことも要因の一つです。こんどから、いろいろな要因も考慮して考えます。

2. 川島先生は、教員の専門性を高めるためにできることは何があると考えますか。
  答:多くの人が言うように、いわゆる人間性を高めることだろうとおもいます。

3. 先生はこの先、発達障害児は増えると思いますか?
  答:増えるということはないと思います。その理由は、私は発達障害の一因として環境ホルモンの影響を考えているので、

4. 先生はこの「good enough」= ほどほどで良いについてこの言葉からどんなことを思い浮かべますか。(どんな人をほどほどで良い人だと思いますか?)
  答:自分自身についての主張や意識と、周りの状況や社会的状況の判断のバランスのとれた人だと思います。


5. 最近、朝の水たまりには氷が張るくらい寒くなってきました。先生は暖を取るとしたらストーブですか炬燵ですか。
  答:私は、ストーブ派です。というのは、こたつにはいると、寝てしまう。

6. カラオケでの十八番を教えてください。
  答:若い頃は、加山雄三の「君といつまでも」でしたが、その後シューベルツの「風」で、今は、アンジェラアキの「手紙~拝啓 十五の君へ」が気に入っています。

質問と回答:発達と教育A (水) 091209  完璧志向が子どもをつぶす 前半

2009年12月09日 | Weblog
1. 私は本当にたまに「完璧志向」になる傾向があります。川島先生は「完璧志向」を持っていますか?また、それはどんな場面ででることが多いですか?
  答:私は、もともとだらしがないので、完璧志向になりません。家族の中でも、ワイフと長男は完璧志向、私の娘は、不完璧志向でした。しかし、授業や研究などで、部分的には完璧志向になります。まあ、すべてを完璧にやろうとするのが完璧志向なら、私は半完璧志向という感じで、時によって異なるのが現実です。


2. 育児で大変だったことは何ですか?
3.. 先生はお子さんの乳幼児期の子育てでどんな苦労を体験しましたか。
  答:子どもを育ててきて、あまり大変だという気はしませんでした。特に単身赴任だったので、基本的に母親との接触時間が多く、育児については、ワイフの相談相手・アドバイザーだったような気がします。また、直接にはいつもいるわけでないので、いるときはいつも一緒に遊んでいました。いや、遊んでもらったのかもしれません。

4. 子育ての時に注意したことは何ですか。
5. 先生自身は子育てにどの程度関わっていましたか?
6. 先生は、子育てにどのくらい関わりましたか。
7. 先生は自分の子どもを育てるとき、幼い内から育児に携わっていましたか?
8. 先生は自分のお子さんを育てるとき、子育てには積極的に参加しましたか?また、どのような関わりをして子育てをしたのでしょうか?夫婦の足並みはそろっていましたか?
  答:子ども達が、家を出て行くまで、楽しく過ごさせてもらいました。育児には、特に、大学院の時代には積極的でした。私は、子どもと遊ぶのが好きなので、小学校低学年までは遊んでもらったという印象が強いです。また、中学生から大学生までも、結構、共通の話題を作るようにして、話をするようにしていました。同じ、本を読んだり、子どもの興味のあることをゲームなども、自分でもやるようにしていました。夫婦の足並みは、そろうと言うよりも、私はワイフの相談役、アドバイザーのような感じでした。

9.先生は自分の子どもに、いわゆる「英才教育」をしましたか。したなら、どんなことをしましたか。
  答:いわゆる「英才教育」は、しませんでした。私自身、英才教育をするための高い能力が無かったからだと思いますが・・・・。私は、親が英才教育ができるのであれば、やってみてもいいと思っています。習い事をさせるというような、他の人に任せるようなことは英才教育になりません。

10. 先生が子育てをしていて、一番うれしかった瞬間はいつですか。
11. 先生が子育てで困ったこと・うれしく思ったことは何ですか?
  答:うーん。一番というのは、わかりませんが、それぞれの段階で、子どもが成長したなあと思うときがありました。困ったことは、高校生の時に、娘の成績が悪く転校させられそうになったのと、学校をさぼって町に出ていたことがわかったときでした。

12. 先生は、子育てをした際に不安と楽しみのどちらの気持ちの方が多かったですか?
  答:子育ては、楽しかったです。というより、楽しませてもらいました。

13. 名前を付けるときに気にしたことは何かありましたか?
  答:私の両親とワイフの両親の意見も訊参考にしました。そして、夫婦で考えました。

14. 子育ては学校教育で取り上げられるべきだろうか?
  答:いいですね。義務教育ですから、子どもがみな大人になって、親になる人が多いのですから、子育てについての知識を学ぶことは、必要だと思います。しかし、今の学校は、大人になるためと言うよりも、大学受験のためにあるような気がします。本当ならば、やはり、大人になったときに役に立つ知識を教えるのが学校だと思っています。

15. 先生は結婚する前と後ではどのような生活の変化がありましたか?とくに、結婚生活が始まって我慢しなければならないことがありましたか?
  答:それは、もちろん、たくさんありました。独身の時とは異なり、一緒に家庭のことをしなければなりませんし、ワイフと親とは違うので、そんなにわがままなことも言えない(でも、言っていたかも)ようになりました

16. 先生は“できちゃった結婚”についてどう思いますか?
  答:大賛成です。というより、恋愛をして長く続けば、子どもができても当然だと思うからです。結婚というのは、周りの人への宣言ですから、宣言しなければ子どもができてははいけないという必要はないと思います。人間以外の動物を考えれば、当然ですよね。人間も、立派な動物です。また、先日も書いたように、立派に育てられないと、子どもを育ててはいけないと考える完璧志向も必要ないと思います。子どもは、母親だけのものではありません。社会のみんなで育てればいいのです。

17. 先生は20代30代の人の結婚をしない人が増えてきているということについてどう思いますか?
  答:他人と家族になって、すべてを開示するのが怖いのかもしれません。また、そうしなくても、生きてゆくのに困らないからだとも思います。さらに、人間は現在続けている、長く続けてきた生活を変えるのはめんどくさいし大変だと考えるのです。

18. 塾の指導において、70パーセントを目指すというのは使えると思いますか?
  答:使えます。それは点数でなく、一人の子どもにとって、学業は70%位できればいいのです。それ以外の部分は、遊んだり、運動したり、趣味を作ったりとする方が、最終的にバランスのとれた人間になれると思います。結局、その方が良い(楽しい)人生をおくれると思います。

19. インフルエンザが私の回りで流行ってきたのですが、どんな予防が効果的でしょうか。
  答:わかりません。私も、いま、ちょっと、頭がぼーっとしているので、風邪かもしれません。しかし、私が、大切にしていることは規則正しい生活を送ることです(でも、昨日も飲み過ぎた)。

20. 前回のレポートは書いたのですが、寝坊してしまい、提出することが出来ませんでしたので、いちお提出します。成績に関係はなくてもよいので、ぜひ目を通してください。
  答:了解しました。読ませてもらいました。

21. 現代杜会において、子どもに触れないまま親になるという人が増えてきているという状況があると指摘していますが、「子どもに触れる経験」とは、いつ頃から、そして具体的にはどんな経験を積むことが良いとされるのでしょうか。
22. この本に、小さい子どもにまったく触れたことがないままに母親になる人が半数を超えていると書いてありましたが、先生はどのようにしたらもっと多くの人たちが母親になる前に小さい子供と触れる機会ができると思いますか。
  答:そうですね、昔なら、必ず側に誰か子どもがいたのでしょうが・・・せいぜい、いろいろな場面で子どもを遊んでみることですね。具体的には、子どもが喜ぶような、興味を示すような遊びを考え出すことです。私は、今でも、子どもがいると一緒になって遊びますよ。そんなときは、子どもの立場になって遊びを考えます。

質問と回答:発達と教育A (水) 091209  アメリカ下層教育現場 討論

2009年12月09日 | Weblog
1. どうすればこの貧富の差を、この不平等な世界を改善できますか?あなたはそのために何ができますか?
  答:これは、わかる人はいないでしょうね。しかし、多くの宗教家や政治家が目指していることだと思います。また、貧富の差があるからといって、貧しいことが不幸せではあるとは決まりません。逆に、貧しいことが不幸せであると決めてしまうような考え方が問題なのかもしれません。実際、東欧やポリネシアの島で見た子ども達は、貧しそうだけれど、家族や親戚の人々と楽しそうに暮らしていました。また、アメリカでもスラムの子ども達が自分たちが不幸せであると感じているかどうかはわかりません。、

2. 日本の貧困層の人についてはあまりよくわからないのですが、教育制度の中でも配慮はありますか。
  答:日本では、あまり、貧富の差について教育場面で扱われることがありませんが、地方自治体で義務教育での給食費の免除などによって補助をしていると思います。

3. 日本の場合、どんな人たちが上流階級や中流階級や下層階級といわれているのかよく分かりません。なにかはっきりとした基準みたいなものはあるんでしょうか。
3. 川島先生は自分のことを中流階級だと思いますか?日本の下層階級とはどんな人たちだと思いますか?
  答:そうですね、たぶん、国立大学の教員は中流階級でしょうね。一般的に年間の収入額で決まると思います。貧困率の計算で行くと、たぶん日本では年収200万円以下の人くらいだと思います。新卒の教員で年収が350~400万円くらいです。

4. 柔軟な思考を持つには何をすることがよいのでしょうか?読書などは有効ですか?
  答:そうですね。やはり、「本を読む、人と話す、旅をする」ことで、世の中には、いろいろな人の考え方があるのだと知ることができます。

5. 大学の授業料を、自分の取っている授業数分だけ払うという仕組みがいいと思うのですが、川島先生はどう思いますか?
  答:いいと思います。しかし、そうすると、大学が安定した収入を得ることができず、教員の給与も安定しないことになります。一方、現実には、たくさん授業をやり授業のために時間をかけている教員とそうでない教員との不公平感はあると思います。

6. 先生は授業が生き物だと思いますか?
  答:思います。私も、毎回毎回、どのような授業になるのかは、やってみないとわかりません。それは、教師だけでなく生徒の気分のような要因も含めて、とても複雑だからです。

7. 先生が子育てをするときはどういったことに気をつけましたか。
  答:一緒に楽しく時を過ごしたいと思いました。一緒にいられるのは、せいぜい20年ですからね。

8. 物をよく無くします。自分の不注意だとは思うんですが、注意深くなるコツってありますか?
  答:私も同じです。先日も、ETCカードをなくしたと思って再発行を頼んだら、次の日に上着の胸ポケットから見つかりました。そういうことがあるので、気をつけているのですが、うまく行きません。

9. 最近語彙や思考能力が落ちてきている気がします。どうしたら良いでしょうか?先生はそう感じるときはありますか?
  答:あります。やはり、歳なので鈍くなってきているような気がします。また、ちょっと、お酒を飲み過ぎると次の日は、頭の回転が鈍ります。

質問と回答:生徒指導概論A (木) 091203 発達障害の子どもたち 後半

2009年12月04日 | Weblog
1. 発達障害について、教師の体験談や教師の対応の仕方等が載っている本があれば紹介してください。
  答:うーん。これというほどではありませんが、まあ、「発達障害かもしれない」光文社新書:磯部潮、「自閉症の子を持って」新潮新書:武部隆、「発達障害 境界に立つ若者たち」平凡社新書:山下成司などは、どうでしょうか。

2. 様々な教育方法や、治療が多く騒がれているが、先生が信じているもので、根拠がなく、漠然と信じるものはありますか。
  答:とりあえす、根拠のないものは、信じていないと自分を信じていますが・・・世の中の知識は、正しいと思っていることもひっくり返ることがありますから・・何ともいえません。

3. 先生は多動児の薬による治療をどのように思いますか?
  答:うまく、使う方がいいと思っています。特に発達障害の中でADHDについては、使い方によりますが使った方がいいと思います。

4. 発達障害の子どもがクラスにいて、周りの子どもがその子に偏見や差別をしないためには教師はどういったことを実践していけばいいですか。
  答:難しい問題ですが、ケースによると思います。学年やそのクラスの雰囲気によって変わると思いますが、いずれにしろ、子ども達にお互いに気を使うこと、いじめが起きないように教師が宣言をすることが必要でしょう。

5. 発達障害の生徒についてどのくらいの知識があれば通常の学校でもやっていけるのか疑問に思いました。
  答:この授業で受けたことをしっかり学習し、この本を読み込めば平気です。後は、現場での経験と工夫と言うことになります。知識という意味では、皆さんの方が、多くの学校の先生よりも多いと思いますよ。

6. 実際にひとクラスに多動の児童が5人もいたら、授業は成り立つのでしょうか。
  答:たぶん、無理でしょうね。

7. “障害”と聞いて、一番初めにどんなイメージを持ちますか。
  答:身近に自閉症の子どもと、ADHDの子どもがいるのでその子たちを思い浮かべます。その他にも、知的障害の子どもとも時々遊びます。

8. これから増えていくと考えられる障害は何ですか?
  答:ちょっと、わかりません。なんだろう。

9. 私は特別支援教員免許状認定講習に反対ですが、先生はこの講習に反対ですが、先生はこの講習についてどのように考えていますか。
  答:反対とも賛成とも言えません。というのは、反対の部分もあるし、役に立ちそうな部分もあるからです。気をつけなければ行けないのは、マスコミだけの知識や、少ない知識での偏見による意見をいうことだと思います。

10. 安易な質問ですが教員免許取得に必須条件として特別支援教育免許取得するということについてどう思いますか。
  答:私は賛成ですが、それを指導する教員や実習先が足りません。また、そのためにはかなりお金がかかります。

11. 川島先生は里親をするうえで何が一番大切だと思われますか。
  答:里親だからといって特別なことはないと思います。子どもを育てるための知識とお金があるということが重要です。

12. 川島先生が子どもの頃、いじめに遭遇したことはありますか。また、もしあるのであらば、その時どんな対応をとりましたか。
  答:私は、どちらかというと、ぼーっとした子どもだったので、いじめられてもあまり気がつかなかったような気がします。

13. 私は自分のことが嫌いです。でも、もっと自分に自信を持って自分のことを好きになりたいです。先生は自分に自信がない時、不安な時、落ち込んでいる時など、どのように気持ちを前向きにしますか?
  答:私も、今でも自分が嫌になることがたびたびあります。そんな時な出来るだけ早く、そのことを忘れようとします。まあ、一日寝ると忘れてしまうことが多いです。それに、好きな趣味のことを考えたり、酒を飲んで寝ると次の日は落ち込み度がかなり減ってしまいます。

14. 学校4年の男の子でいつまでも母親に甘えている子供がいるのですが、先生はそれについてどう思いますか。(どう対応したらいいですか)その子をいつまでも甘えさせていても良いと考えますか。
  答:こういう質問はむずかしいです。というのは、子どもの状況によるからです。例えば、何か障がいがあったり、乳児期に虐待があったりなども場合は、十分甘やかせてもいいからです。また、甘やかすということの定義によります。ルールや約束を守らないと言う意味での甘やかしは行けません。しかし、ルールや約束を守った上で、かわいがるというのはかまわないと思います。甘やかしているのか、かわいがっているのかの判断が難しいとことですね。

15. 同じ子供なのですが、注意をしても言い訳ばかりして口答えするうえに、最後は泣いて思い通りにしようとするのですが、どのように指導したらいいでしょうか。
  答:また、授業でも、やりますが、泣いて思い通りにしようとする子どもは、”無視”をしなければなりません。この場合の無視とは、心理学の用語としての無視で、一般的な意味ではありません。

16. 留学しそうな人がいます。とめたいのですが、どう言ったらとめられるでしょうか。
  答:面白いですね。なぜ、とめるのですか。その理由によって、とめ方が違うでしょうね。男性か女性かにもよりますし・・・

17. 川島先生は、どの旅先でも必ずすると決めていることはありますか?ちなみに、私は日本では食べられない、珍しいものを食べます。(鳥の足や豚の血のゼリー等、日本では特にゲテモノと呼ばれるもの)見た目に反して美味しいものばかりです。
  答:そうですね。私も同じです。珍しいものは食べようとしますが、ちょっとね、と言うものもありました。鶏のアシは中国や台湾ではモミジといって普通に食べられていますし、豚の血のゼリーやソーセージはヨーロッパでは一般的ですよね。その他に、日本人があまり食べないものに、ザリガニがありますね。アメリカや北欧では解禁の季節には誰でもが食べるようなものですね。まあ、このようなことも、ある意味では偏見の一つですね。それを克服するには知識と経験(本を読む、人と話す、旅をする)ですね。

18. 円高ですがどうしたらよいでしょうか。
  答:みんなで、ドルを買いましょう。日本人がみんなでドルを1万円ずつ買えば、すぐに円安になりますよ。私も、先日、10万円、ドルを買いました。

19. 来年、教員になった場合に、初めのうちは特別支援の学級や、俗に言う「荒れた学校」に赴任させられるというような話を聞いたことがあるのですが、そこらへんの事情はどのようになっているのでしょうか。
  答:それは、ありません。現在では、新任研修の担当教員のいる学校にしか配置されません。それも、人件費の関係から、新任は大規模学校への配置が一般的です。

20. 知人が何かしらの発達障害をもっているかもしれないと感じたとき,それを伝えることはその知人にとってプラスに働きますか?早期の発見が間題の解決には良いと思うのですが,実際にそのような場面では発達障害であるという確信を持てないのではないかと感じました。
  答:それは、伝え方です。とても、難しいです。また、その人との人間関係によると思います。

21. 学校給食は必要だと思いますか?給食費滞納なんて話を聞くと弁当にしてしまえばいい、と思ってしまいます。そうすると非常識な親(最近非常識が常識に変わりつつあるようですが)は菓子と清涼飲料水でももたせるからダメなんでしょうか。(昨今流行ったキャラ弁なんてのも見た目に手をかける代わりに中身は冷凍食品なんだそうですよ。)
  答:どちらでも、いいようにしたらどうなのでしょうか。その位、みんながバラバラでもいいと思うのですが。また、小学校や中学校に生協のような食堂を作ったどうでしょうか。もちろん、お子様ランチもメニュ-に入れてね。

22. この本の中で児童虐待について取り上げているところがありました。児童虐待で苦しむ子どもがたくさんいる中で、約8割もの被虐待児を再ぴ家庭に返すことを先生はどう考えますか。いくら面倒をみる場所が足りないからと言っても、もっと他に何か方法がないものでしよう力・。
  答:方法は、いろいろあると思います。しかし、どのような方法をとるにしても、この問題も、結局それを保護したり、面倒を見る人件費が必要です。寂しいことですが、財政的な問題が解決できないといくら正しいことも実行できないのです。

質問と回答:発達と教育A (水) 091202  アメリカ下層教育現場 後半

2009年12月02日 | Weblog
1. 第三章の初めの漫画の授業で、先生が一番面白いと思った回答はどれでしたか?
  答:最後のカリーナ

2. 先生が、小・中・高等学校の先生だとして、先生が担任のクラスで授業をしていて生徒たちがいきなりボイコットしたらどのような対応をしますか?
  答:私なら、授業をやめて、お互いにどんな人間かわかるための(自己開示する)ゲームや、遊びを中心にするかもしれません。

3. この BIG BROTHER & BIG SISTER のような活動は日本には合っていると思いますか。
日本にもユース・メンターリングのような取り組みはあるのでしょうか?
ユース・メンターリングのような活動は日本でも行われているのでしょうか。
  答:いいですね。あっているかどうかわかりませんが、いいと思います。長野市でもメンタルフレンドという制度があります。ぜひ、やってみてください。

4. あなたにとって、セカンドチャンスをつかむために重要なことは何だと思いますか?
  答:私は、結構、すぐにあきらめることが多いのですが、セカンドチャンスのためには、失敗したことを気にしないで、ゆっくり時間をかけてやろうと考えることが大切だと思います。

5. アメリカという国家および社会が、下層教育現場の子どもたちを「救う」ためには、まずどんな問題を解決していくべきなのでしょうか。(社会保障の充実?差別意識の排除?「セカンドチャンス」を与えられるような教育現場の体質の改善?)
  答:貧富の差を無くすことが重要であると言う方向に社会が向かないとなりません。そのための方法はいろいろあると思います。共産主義でもいいかもしれないし・・・

6. 親の状況によって、教育が受けられない子どもたちにどう教育することが最善なのか
  答:この質問の親の状況というのが、どのような意味なのかわかりませんが、日本は、義務教育は、お金はほとんどかかりません。もちろん、虐待やネグレクトの状況から救うのは何がよいかはわかりません。

7. どうして、アメリカと日本の間にはこれだけの法律の差があるのだろうか?
  答:それは、歴史の流れや、国のできた背景があります。それが理屈では超えられない、国というものなのでしょうね。

8. 先生はアメリカの教育方針についてどう思われますか。
  答:部分的には良いけれど、他の面では、おかしいと感じるところがあります。また、どんな教育方針も良いところと悪いところがあります。

9. 日本の下層教育現場はあると思いますか。もしあるとすれば、現状はどのようなものでしょういか。
  答:日本でも、やはり底辺高校と言われているところに多くいるとおもいます。私は、東京の北千住というところで実習をしましたが、とても荒れていたし、低所得者層でした。

10. 長野県は昔教育県と呼ばれていましたが、今はどうなのでしょうか?
  答:教育県の定義によりますよ。昔、有名な教育者がたくさんいたことと、県が人材育成を重視していたこと(他に産業がない)なのでしょうね。

11. 先生は、「自らを信じれば、すべては可能」と教えるとしたら、うしろめたさのようなものを感じたりしますか。それとも、平気でいえますか。
  答:言えません。

12. 子どものやる気を引き出すために、先生は何をすることが一番大切だと思いますか。
  答:ほめる!みとめる!話をきく!

13. 先生は海外へ行ったとき、差別を受けたことはありますか?
  答:あります。アメリカやヨーロッパでも差別されました。しかし旅行などでは、よく気をつけていないと差別されているかどうかはわかりません。それは日本でも、東南アジアの人に対して微妙に差別しているのに表面には表さないのと同じです。また、日本の多くの人が自分が日本人であることを誇りに思っているとともに、名誉白人だと思っている傾向があります。しかし、海外の多くの場所では、日本人も韓国人も中国人もたいして変わりません。とりあえず、外見は同じ東洋人(アジア人)です。すなわち、他の東洋人とは違うと思っていることはすでに差別感を持っているということです。私は、海外に出ると、自分を「アジア人」だと思っています。

14. 「子ども手当」をどう思いますか?
  答:いいと思います。子ども手当が、子どものために役に立つと良いですね。

15. 先生はどのようなボランティアの経験がありますか?
  答:あります。大学時代にボランティアのサークルに属していました。その後、やらなくなりました。というのは、日本のボランティアは、特定の個人の為に、自分を役立たせることで自分の満足感を得るということが多いからです。もともと、キリスト教のボランティアやチャリティの概念は、特定の人の役に立つというのではなく、神様のためや国のためという社会全体や集団への奉仕と言う概念から生まれています。そのために、日本では、ボランティアということの意味が異なってしまっていると思います。まあ、日本人の宗教観は自分自身のご利益中心ですからね。

16. 欧米では大学や高校が奨学金を学生に給付する例が少なくないと聞きます。どうして日本の奨学金は給付のものが少なく、貸与ばかりなのでしょうか。
  答:前項と奨学金のような形で、社会のためにお金を使うことになれていないような気がします。

17. 先日行われたボクシングの内藤vs亀田戦の双方の戦い方についてどう考えますか?
  答:よく見ていなかったけど、亀田(兄)は、強いですねえ。でも、口が悪いの好きではありません。

18. 先生の座右の銘を教えてください。
  答:あんうむ(案ずるより、産むが易し)と、「明日のことを思い煩うなかれ。明日のことは明日思い煩え。今日一日の労苦は一日にて足れり」(マタイ伝6章)

19. お持ちのおいしい季節になりました。おもちの珍しいおいしい食べ方などありましたら、教えてください。
  答:お餅は、あんこ餅、きなこ餅、安倍川餅、からみ餅、しょうゆ餅・・・いっぱいあるけど、僕は、お雑煮にするのが好きです。出汁は鶏がいいですね。その他には、どんな、汁の中に入れてもいいので、松茸のお吸い物の中に入れるとか、薄く切ってしゃぶしゃぶにするとか。そのままフライパンでカリカリに揚げるとか。その上にアイスクリームをのせて食べるとか、餅にみそをつけて食べるとか。そうそう、塩バター餅はうまいですよ。

20. 食欲が止まりません。でもどうしても痩せたい。ダイエットの方法でいいもの知っていますか?
  答:せっかく、長野に居るので、リンゴダイエットはどうでしょうか。うまくいったという人もいます。

21. 毎日寒くなってきましたが、先生は、寒い日に布団から出たくない時、どうやって出るようにしていますか?
  答:そんな時は、おまじないを唱えます。「寒いの寒いの飛んでゆけー」「えい、やっ」といって起きます(笑い)。

22. 先生のお気に入りの長野の方言はなんですか?
  答:あまり、長野の方言は、ズク、どべ、○○かや?くらいしかしらないけど、ドベかな。

23. この本の見出しが、「アメリカの現在の教育の現状が、目本の未来の姿ではないか」でした。しかし、アメリカと目本は教育制度も文化も違うので、将来アメリカのようになるのではと言われてもピンと来ません。先生は、もしアメリカの教育現場のどの部分が、日本の教育制度に影響している、もしくは影響するだろうと思われますか?
  答:貧富の差が広がってきている点

24. 先にも書いたとおり、私は初対面の人とうまくコミュニケーションをとることができません。何を話したらよいのか全然考えられず、お互いに黙ったままになってしまい、気まずい空気になってしまうことがよくあります。どのようなことに気をつけてしゃべればよいでしょうか?
  答:コミュニケーションは、言葉だけではありません。うまく話はできなくても、黙ってお互いにうなずいているだけでも心が通じ合うこともあります。ですから、気まずい空気にならないためには、相手を受け入れているのだという態度を示すことができるかどうかが大切です。黙っていても、気まずくならないでいられるように練習をすることもできます。

25. 先生の好きな歴史上の人物は誰ですか。私は、戦国時代の武田信玄のファンです。
  答:私は、歴史上ではないのですが、諸葛亮孔明が好きです。