かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100624 メディアに心を蝕まれる子どもたち 後半

2010年06月26日 | Weblog
いやあ、サッカー、デンマークに勝ちましたね。私は勝つと信じていました(後からなら何でも言えるわい)。

1. 先生はいつごろからパソコン(インターネット)を使うようになりましたか?その時にどう感じましたか?
  答:うーん。思い出してみよう。私のパソコン歴は年季が入っていますよ。最初のパソコンはNECのPC-8000でした(その前に基盤は買って組み立てたりしたけど)、時代は1970年代の後半だったと思います。それは、メモリーが内蔵メモリーしかなくてゲームなどをしようと思うと、そのたびにキーボードから打ち込んで、電源を切るとすべて消滅という状態でした。その後、音声でカセットテープなどにプログラムの内容を記憶するようになりました。これはフロッピーディスクの前です。インターネットは、1980年代の終わりことに、電話回線でガーピーという音でネットにつなぎ画像は一画面30分くらいかかって見えていました。始めに見たのはホワイトハウスで、画面の半分くらいが現れたところで諦めました。インターネットの前には、テキスト文字だけの画像でメールやチャットが出来るという時代がかなりありました。パソコンはあってもインターネットにつながらなかった時代が10年くらいあったということです。今のように、無線や携帯ネットでインターネットが出来るのは夢のようです。(再掲)


2. 先生はどうして、大学院へ進学しようと思ったのですか?
  答:私は、母親が幼稚園の園長だったので、子どもの発達に興味を持って大学院で発達心理学を学ぼうと思いました。そして、そのまま大学の教員になりました。

3. 先生とマダムの馴れ初めを教えてもらえませんか?
  答:えっ?マダム?ワイフのことでしょうね。ワイフとのなれそめは同じ大学の出身で大学祭の時に、私が話しかけてからつきあい始めました。まあ、学内ナンパですね。


4. 先生はメールでのコミュニケーションをしますか?
  答:もちろんしますよ。相手は、家族と学生ですね。でも、用事がないとメールはしません。

5. ネットでコピーした文章だって本当に分かるものですか?
  答:わかりますよ。私も、レポートなので関係のありそうな項目はググッていますから。

6. 現実社会のなかで、自分自身を変えることは可能だと思いますか。
  答:もちろん可能ですよ。自分を変えるためには、いつも、いままでやったのとのないことに挑戦して行くことが大切です。

7. 川島教授はメディアと子どもの関係についてどう思いますか。
  答:そうですね。今の子どもは生まれた時からメディア漬けですね。孫のわかなちゃんも、まだ2歳なのに、テレビを見て歌を憶えたり、おもちゃの携帯で遊んでいますから。


8. 川島先生は、ネット社会をどのように思いますか。
  答:別に、みんな便利なので使っているだけだと思います。問題が起こるのはネットだけじゃないですから・・

9. メールは好きですか?
  答:うーん。好きか嫌いかは特にありません。でも、便利だとは思います。

10. 同じ内容を、文章として読むことと、映像として観ることのもっとも違う影響は何だと思いますか?
  答:それは、当然、情報量が違いますね。映像を見るといかにも真実のように見えます。ですから、テレビを信じてしまうことが多いのでしょうね。しかし、実際は、映像はいくらでも誤魔化せますから、問題が生ずるのだと思います。


11. 機械に依存したコミュニケーションは改善していくことはできるのか。
  答:いやあ、無理でしょうね。みんなが便利だと思うものは、すたれないと思いますよ。もっと、便利なものが現れない限りね。

12. 子どもたち、あるいはその親に、メディアの恐さを教えるには、どのような方法があると思いますか。
  答:メディアは、映像も含めてウソをつくことが出来るということを教えるには、一つのメディアだけでなく、直接的な人間関係や本やラジオを含めていろいろなメディアを平行して使うようにして行くことがいいのではないでしょうか。

13. オウム事件に影響されるような人は特別な人なのでしょうか。
  答:いや、みんな普通の人です。宗教が問題なのはその中心となる教祖が自分の利益のために他者を利用するところに問題があります。その教祖が、自分の立場や地位を有利にするために問題を起こすことがほとんどです。それに従っている人は利用されているのです。

14. (恋愛)好かれることと好きになることどちらが大切だと思いますか?
  答:私は、好きになることが大切だと思います。というのは、まず、こっちが好きにならないと相手も好きになってくれないからです。

15. 先生の時代の子どもの遊びを教えてください。
  答:子どもの頃の遊びで印象に残っているのは、近所の幼児から中学生までがみんなで集まって遊んだことです。特に、「駆逐・水雷・軍艦」という遊びはとても楽しかったです。これは、人間がじゃんけんのグウ・チョキ・パーのどれになって行う鬼ごっこのようなものです。


16. 川島先生はラジオを聞きますか?車とかではなく、ただそれを目的として。
  答:いや、車以外ではラジオを聞くことはないです。

17. 夏ばてには何がいいですか。(食べ物)
  答:果物かな?後は、一時的に元気になるのはビールですね(それはよけいにばててしまう)。

18. 先生は1週間ネットのない生活を送ることができますか?
  答:できます。というより、外国にいる時には、ほとんどネットを使わないことがあります。でも最近は、ホテルを探すのにもついつい使ってしまっていますが・・・それと、軽井沢の家にいる時はネットがつながっていません。

19. 先生の子どもの頃、子どもの遊び場といえばどんな場所がありましたか。
  答:私は、家の裏が神社で、その境内でいつも遊んでいました。

20. 今、教員は、生徒や保護者に自分の私的な携帯のアドレスや電話番号を教えているのか?
  答:それは、ケースによります。特別支援の子ども達のような場合は、頻繁に親と連絡をとらなくてはならないので教えていることが多いと思います。また、微妙に、教員が男か女かで異なっているのが現状だと思います。これって、難しいですね。

21. 生徒の個人情報は流してはいけないという決まりがあるが、学校のホームページなどに生徒の活動について記録したい場合、書くことが許されるのはどの程度か。
  答:基本的に、個人名はすべてバツです。また、個人が特定されるようなものもだめです。許されるのは、特定されないような文章や写真で一般化できることだと思います。しかし、許可を得て、仮想の話として載せることは可能だと思います。

22. 子どもの携帯電話事情についてどう思いますか。小中学生のうちから持たせることにメリットはありますか。
  答:それはケースによりますが、便利なこともあると思います。何度か書きましたが、子どもの携帯には親が関わることが重要です。


23. サッカー日本代表はなぜオランダに惜敗できたと思いますか?オランダが本気ではなかったと思いますか?
  答:いや、そんなことはないと思います。ジャパンは、強いんですよ、きっと(笑い)


24. 毎週異なると思いますが、一週間でのパソコンの使用時間はどのくらいでしょうか。
  答:たぶん、一日2時間くらいだから、15時間くらいかな。

25. 先生はいつも何冊も同時期に本を読まれますか。
  答:そうですね。何冊か平行して、気が向いたら読むという状態になっています。でも、面白い本はすぐに読み終わります。


26. 先生の家ではメディアの制限はありますか?
  答:子どもが小さな頃は、テレビは一日一人30分の持ち時間でした。テレビゲームも30分だったと思います。

27. この本でのメディアは何を指すのでしょうか?
  答:たぶん、テレビ、インターネット、携帯のネットですね。新聞や週刊誌、ラジオはあまり問題にしていないように思います。


28. 携帯電話は今ではGPS機能などによって防犯の役割もあり、小学生から持っていたりしますが、先生は何歳くらいから持つのが適切だと思いますか?
  答:それは、その子どもの置かれている状況によると思います。


29. 先生も、このような質問に関する回答を「かわティプログ」に載せていますが、先生が質問の回答をプログでしようと思ったきっかけは何だったのですか?
  答:質問は授業中に答えた方がいいのでしょうが、時間がないのでブログにしました。始めは、質問と回答を印刷して渡していたこともあります。

30. 男女間での「言葉に張り付いた心の文脈」による厄介を解消するためには何が必要だと思いますか。
  答:こりゃ、また、文学的な表現ですね。まあ、人間関係は、男女じゃなくてもやっかいなものですよ。男女間の裏の心の基本は、男の下心と女の独占欲でしょうね。これは解消することは出来ないでしょうね。

31. 父親は自分で稼いだお金の使い道に文句は言われたくないと考えているようなのですが、先生もそう思いますか。独身ならそれで良いと思うのですが、お金があるから困らない程度に浪費するという父親の考えに納得できません。
  答:それは、いけません。男性が稼いだお金は、その妻が半分は使う権利があるという裁判の判決があります。ですから、せいぜい困らない程度と言うより、生活費を引いた残りの半分までにした欲しいと思います。


32. 相手の価値観を受け入れたいのですが、その人の価値観は自分とは正反対です。
その場合は、相手の価値観に合わせるために、自分は我慢をしていくのですか?
  答:それは、場合によります。受け入れなければ付き合えなくて、あなたが付き合いたいのであれば、受け入れるしかないでしょうね。後は、お互いに話し合いによって、価値観の違いを小さくして行くしかないと思います。

33. 先生は電車男を見たことありますか?もし見たことがありましたら、電車男がネットの住人たちに恋愛相談をしたことについて、先生のご意見を聞かせてください。
  答:見たような記憶がありますが、詳しくおぼえていません。今度見てから考えてみます。

34. 私は、生徒指導概論の授業の前にはいつもかわティプログを見ていますが、かわティプログは、一日どれくらいの閲覧数がありますか?
  答:ばらつきが大きくて、およそ100~150IPで閲覧数はその倍の200~300位です。一週間で700~800IPで閲覧数は1500~2000です。この授業の受講生数は、生徒指導概論BもCも120人位です。

35. 最近はワールドカップ鑑賞で毎日寝不足です。川島先生はサッカーは好きですか?ワールドカップは見てますか?
  答:いやあ、デンマークに勝ちましたね。それも期待していたとおりでした。パラグアイはどうなるんだろう。サッカーは好きですが、でもテレビがないので中継は見ていません。ユーチューブで後から見ました。


36. いくら教師や親が、子どもたちが有害なサイトや良くないサイトに関わらないように意識していても、子どもたちは、おもしろ半分で関わってしまうことがあると思います。どのように対処すれば、完壁に、子どもたちをメディアの危険から守ることができるでしょうか。
  答:基本は、親や教師がいつも子どもをきとんと見ていることです。特に小学生は、閲覧記録をチェックしてもいいと思います。また、中学生でも親が子どもと親密な人間関係を持っていれば、ある程度チェックできると思います。問題が起きる、ほとんどのケースは親の放任にあると思います。また親密であっても甘やかしタイプでなんでも言うことを聞く場合も問題がおきます。適度な人間会計を保つことが出来れば、子どもを信用してもいいと思います。私は、メディアの問題よりも、親子関係が問題な場合が多いと思っています。


37. 最近、時間があれば常にパソコンやケータイでネットをしている自分がいます。いわゆる「ネット依存症」なのだという自覚はあるのですが、どのように改善していけばいいのか分かりません。何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。
  答:私もネット依存症の傾向があります。出来るだけ、短時間でネットを終了し、本を読んだり、音楽を聴いたり、他の趣味をしたりするようにしています。特に、日曜日などで時間の余裕がある時はパソコンを立ち上げないようにしています。また、携帯もさわらないようにしています。


38. あなたは今までにメディアによって事件に巻き込まれたことがありますか?またその事件はどんな事件でしたか?
  答:ありません。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100623 メディアに心を蝕まれる子どもたち 後半

2010年06月23日 | Weblog
1. 先生は2チャンネルをよく利用しますか
  答:めったに見ません。たまに何か検索をしていて引っかかって見ることはあります。

2. 良いことも悪いこともすべて受け入れる大きなこころも時には必要ですか。
  答:そうですね。良いこと悪いことというのは、その場面で変わることがあります。人殺し暴力も場面によっては良いことになります。しかし、現実には普段の生活の中では、悪いことは悪いのでしょうが、「盗人にも3分の利」という言葉もあります。受け入れられるのであればいいかもしれません。でも、受け入れられないときもありますよね。

3. 先生はメールのコミュニケーションで難しいと感じることはありますか。
  答:あります。やはり、文字情報だけなので、意味をどのようにとられてしまうかを気にします。

4. 長野の湿度の高さに負けそうです。既に限界といった気分ですが、例年だと、まだまだ蒸し暑くなりますか?
  答:そうですか。私は、東京育ちなので、長野は湿気が少ないなあと感じています。梅雨の間は蒸し暑いですね。梅雨はいやですね。はやく、梅雨が明けてカラッとしませんかね。

5. この間、AKB48の総選挙がありましたが、ああいうやり方をして金もうけにはなりますが、あんなに幼い子たちにあれだけの負荷を与えていいのか疑問に思います。先生はああいったやり方をするアイドルグループは生き残れると思いますか?
  答:まあ、幼いといっても、それが好きならいいですが・・・アイドルグループは、いつの時代にもありますね。やはり、気がつかないけど本能なのかホルモンの影響なのかわかりませんが、若い第二次成長期前後の女の子は、人間にとって魅力がある世代なのでしょうね。


6. 最近、15、6歳の生徒が友達を刃物で刺すという事件が立て続けに起こった。一件目は隣の席の子を恨みから傷っけ、二件目はイライラしたという気持ちから無差別的に傷つけた。ここでも自分の気持ちをうまく表現できない子どもの実態がある。二件目は私の考えでは、一件目の事件に触発されて起こったのではないかと思う。嫌なことか何かあったので、「人を刺す」というとんでもない形で発散したストレス。大人にはあり得ないことだが、もしかしたら自分もそれですっきり出来るのではないかという期待もあったのではないかと思う。二件を通じて言えることは自分の嫌な気持ちを発散する方法を知らない子どもたちが増えているのではないかということである。しかし私は教師としてこのような子どもたちとどう関わればよいのか全く分からない。どのような方法で子どもたちを救えるのかはわからないが、子どもたちを救いたいと強く思った。
このような上に書いた二つの事件に対して先生はどう思われますか?
  答:確かにそうですね。ストレスがたまったらどのように発散するかを教える必要がありますね。ただ、暴力はいけないとか人殺しはいけないといっても、その時に、その手段に気がついてしまうと、他の手段を考えずに実行するのはどんな場面でもあることですからね。ケンカはいけないというのでなく、ケンカをしたらどのように仲直りをするか、どのように怒りを抑えるのでなく、どのように納めるかを教える必要があると思います。一番簡単な方法は、ロールプレイだと思います。


7. 私はクーラーが嫌いです。しかし、無風状態であるなど、あまりにも暑い日には具合が悪くなってしまい、酷いときには脱水状態になり、点滴を打ったときもありました。川島先生は暑さを乗り切るためにどんな工夫をしていますか。また、クーラーを使わなくても平気でしたら、是非どうやってすごしているのか教えてほしいです。
  答:確かに、クーラーは、確かにいやですね。私もクーラーはあまり好きではありません。でも、扇風機はよく使います。よく水分をとって、扇風機で過ごすのがいいかもしれません。あるいは、山や標高の高いところに避暑に行くのがいいですね。徒然草に「家の作りようは 夏をむねとすべし」とありますね。


8. 私は小さい頃から、テレビを長時間見ていました。その影響もあると思いますが、初対面の人と喋るのが苦手だったり、慣れるまでかなりの時間がかかったりして、コミュニケーション能力が欠けているような気がします。今からでも、克服できるのでしょうか?心がけた方が良いことがあったら教えてください。
  答:それは、克服できますよ。まず、あまり、うまくやろうとしたり仲良くしようとせずに、適度につきあうことがいいとおもいます。仲がいいからと言って、いつも一緒に居ようとか、嫌われるのが困るということはないのです。「人は人、自分は自分、だけど仲良く」やるという気持ちで人に接するのがいいと思います。


9. 先生に質問です。毎日お忙しいとは思いますが、先生は「告白」を映画もしくは小説でお読みになちれましたか。っい最近見た私は「ぞっとした」という感想を持ちました。クラスの子どもたちのいじめや、犯罪に至るまでの契機が別に特別なものに感じられず、こんなこと今の時代どこの学校に行ったって起こりうる事なんじゃないかという気がしてならなかったからです。実習を直前に控えた状態で見るものではなかったと反省しています。もし先生もこの作品を見たのであれば、先生なりの感想をお聞かせください。
  答:すみません。「告白」はまだ見ていません。今度見てみます。ネットであらすじを見てみました。しかし、目には目を・・は、人間の究極の課題です。それで、戦争も何度も起きてきます。暴力団の抗争もそうです。といって、見ていないので、わかりません。


10. 教育実習が近づいてきて不安です。私はずっと立っているのが得意ではないので、実習に向けて以前から自転車を使わずに歩いて体力をつけるようにしてきたのですが、それでも不安です。何か良い方法はないでしょうか…。
  答:実習は、そんなに心配しなくても平気だと思います。というのは、附属学校の先生方も、我々、大学の教員も、皆さんを応援しているからです。もし、あなたが
、ずっと立っていられなかったとしたら、そのように指導の教員に伝えてください。あるいは指導教官でもかまいません。そうしたら、立っていられないことに対する方法を考えてくれると思います。出来るだけがんばって、無理ならば、それは個人差があるのですからそれなりの対応はすると思います。附属の先生方を信頼して、困ったことがあったら、話す方がいいと思います。実習でも何でもそうですが、完璧にやりこなそうというのは無理なことが多いのです。

11. メディアに心を蝕まれること、例えば新宗教に関わってしまうこと、というのは決して特殊とは言い切れない。自分のすぐそばにそういった問題があふれているということを常に意識していなければいけない。この本を読んできて強くそう感じた。もし身の回りに不安定な人、子どもがいるようであれば、ちょっとくらい…と見過ごすのではなく、しっかり話を聞いたりできればいいと思った。
  答:その通りです。子どもをきちんと見たり、人の話をきちんと聞くことはとても難しいのです。しかし、逆の立場に立つと、人は、自分をしっかり見て欲しいと思っているのです。どんな人に対してもとはいいませんが、子どもや人の目をしっかり見てその人がどのように思っているのかを、しっかりと見つめることが大切です。その時に、適当に決めつけることで問題が起きることが多いのです。

12. ネットのできることはどこまで広がると思いますか?私はテレビが無くなって、ネットに飲み込まれると思います。
  答:私も、そう思います。というより、ネットとテレビは同じ媒体になると思います。


13. 今まで旅をされた中で一番印象深い出来事はなんですか?
  答:うーん。それは、どこへ行ったかとか、何をしたかというより、一緒に行った人とその関係とをばらすことになります。どの旅も一番とは言えません。それなりに素晴らしかったからです。

14. 先生が考えるメディアが子どもたちに与える良い影響にはどのようなものがあると思いますか?
  答:それは、メディアにもよりますが、テレビを例にとれば。動画やビデオでリアリティの高い映像を見せることで知識が高まることだと思います。その他のメディアは、災害などの時にすぐに情報がもらえたり、政治的に隠そうとしている事実を伝えてくれることがあります。しかし、実際は、メディアといっても、どんなメディアがその環境で使用できるかによって変わると思います。北朝鮮でインターネットが自由に使えたらも状況はかなり変わると思います。

15. 季節の秋がどうしても好きになれないんですが、秋のいいところってなんですか?
  答:えっ、私は秋が好きです。なんといっても、秋は、おいしい食べ物がたくさんあります。それから、紅葉がきれいです。大学もハナミズキがきれいに紅葉します。それと、夏の間に騒いだ思い出が、徐々に落ち着いて来る段階があると思います。秋のいいところ、こんなところでどうでしょうか。

16. 先生へ:先生がパソコン、特にインターネットを使い始めたのはいつごろでしたか?
  答:うーん。思い出してみよう。私のパソコン歴は年季が入っていますよ。最初のパソコンはNECのPC-8000でした(その前に基盤は買って組み立てたりしたけど)、時代は1970年代の後半だったと思います。それは、メモリーが内蔵メモリーしかなくてゲームなどをしようと思うと、そのたびにキーボードから打ち込んで、電源を切るとすべて消滅という状態でした。その後、音声でカセットテープなどにプログラムの内容を記憶するようになりました。これはフロッピーディスクの前です。インターネットは、1980年代の終わりことに、電話回線でガーピーという音でネットにつなぎ画像は一画面30分くらいかかって見えていました。始めに見たのはホワイトハウスで、画面の半分くらいが現れたところで諦めました。インターネットの前には、テキスト文字だけの画像でメールやチャットが出来るという時代がかなりありました。パソコンはあってもインターネットにつながらなかった時代が10年くらいあったということです。今のように、無線や携帯ネットでインターネットが出来るのは夢のようです。


17. 先生自身は小・中学生相手にインターネットをどう教えて行くべきだと思いますか。
  答:授業でも話しましたが、親や教師が、子ども達ときちんと向き合って関与して行くことが大切です。高校を卒業するまでは、程度によりますが、何らかの形で関わることが必要です。小学校中学年までは100%、中学校2年生くらいまでは80%、その後は、場面によって、あるいは金銭的に支払いの情雇用を納得させて関与するべきだと思います。まあ、大学生はかってにしてください(笑い)


18. 先生は、どのようなホームページを見ますか。2ちゃんねるなどを見ますか。
  答:私は、興味のあることや買い物、旅行などでネットをみます。2チャンネルはその過程で見ることがあります。でも、ネット中毒にならないように本を読んだり、運動をしたり、酒を飲んだり、人と話したりをします。

19. 川島先生がプログを始めようと思ったきっかけは何ですか?
  答:このブログは、一般的な意味ではブログとは言えません。私的なブログもありますが、それは自分のやったことを自慢して、自己評価を高めようと思っていたのだと思います。今は、自慢はしたくないので、あまりブログは書きません。でも、この「かわティブログ」は別です。皆さんの質問に答えるのは年寄りの趣味だと思ってください。

質問と回答:生徒指導概論 発達障害の子ども達 : 高橋先生から

2010年06月22日 | Weblog
高橋先生から、「自閉症」と「アスペルガー」の違いについて、お答えをいただきました。

自閉症とアスペルガーの違いとは何ですか。
 アメリカ精神医学会の診断基準 (DSM-IV) によると、自閉症の中で、興味・関心やコミュニケーションについて特異であるものの、知的障害がみられない発達障害のことをアスペルガー症候群と呼びます。「知的障害がない自閉症」として扱われることが多いです。逆に言うと、自閉症の中で、知的障害のない人のことを言います。

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 医学的診断名ではありませんが「知的障害がない自閉症」は「高機能自閉症」と言われ、「アスペルガー症候群」は「言語発達の遅れ」がなかったが、「社会性の障害」と「想像力の障害とこだわり」のところでは自閉症と同様の規準を満たしているときにつけられます。

ただ、一般的にはアスペルガー症候群と高機能自閉症の間に明確な区別はない(もしくは区別しても意味がない)という主張もあります。そういったこともあり、最近では自閉症スペクトラム障害という言い方が、よく使われるようになってきました。
                           高橋知音

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100617 メディアに心を蝕まれる子どもたち 前半

2010年06月18日 | Weblog
1. 先生がいつも見ているテレビ番組はありますか
先生の好きなテレビ番組はありますか、私はNHK教育のピタゴラスイッチと、世界の車窓からが好きです。
2. どんなテレビ番組がすきですか?
  答:私は、ほとんどテレビを見ないのですが、毎週とはいえませんが、「世界不思議発見」を見ます。その他には、スポーツの実況はリアリティが高いので見ることがあります。ピタゴラスイッチは、おもしろいですね。わかなちゃんと一緒に見たことがあります。世界の車窓からはめったに見ませんが、見てみます。これらもリアリティが高いので面白いのだとおもいます。

3. 先生は、テレビがある生活と無い生活のどちらの方が充実していると思いますか?
  答:私も、場合によります。ワールドカップなど見たい番組があるときには、テレビがある方が充実していますが、普段はない方がいい気がします。他でも書きましたが、見る番組を決めて、その番組が終わったら必ず消すことをすると、あまり無駄な時間を使うことなくテレビを見ることができると思います。


4. 先生は一日のうち何時間くらいテレビを見ますか
  答:私は、ほとんど、テレビを見ません。一週間で2時間見るか見ないかです。というのは、テレビにはリアリティがなく、脚色されているものが多いので、つまらないからです。それに比べると、人と関わることはリアリティが高いので自分の目で確かめることができるので信用できるからです。

5. 小さい頃どのような番組を一日どのくらい見ていましたか
  答:私は、小学校3年生までは、家にテレビがありませんでした。それまではラジオでした。小学校低学年の時には、「一丁目一番地」というラジオ番組を毎日楽しみに聞いていました。テレビも、近所に一件でもテレビのある家があると、近所の子どもがその家に集まってきて、みんなで一緒に見ていました。テレビのある家の子どもには、「今日、テレビ見せてね」と一応、頼むことが多かったように思いますが、断ることがないので、どこの子か知らない子どもが家に上がり込んで一緒にテレビを見ていました。

6. 先生は、どんなテレビ番組がもっともテレビの意義だと思われますか?
  答:それは、人によって違うでしょうね。私にとっては、ノンフィクションの科学番組が好きですし、ワイフは、探偵もの推理もののドラマが好きです。テレビは、だらだらと何でも見ているのがいけないのです。気に入った番組を見終わったら、スイッチを消す週間をつけましょう。


7. 先生は、お子さんに、一日テレビ・テレビゲームは何時間と決まりを作っていましたか
8. 先生のお子さんは大体どのくらいテレビを見ていますか
9. 子どもが受験の時はテレビなどを制限していましたか
先生は子育て中、しつけとして子どもにテレビを見せないようにしていましたか?
  答:もう、30年前になりますが決まりがありました。それは、家族の一人が見る権利を持っていて、それは一人30分でした。家族は4人だったので、合計2時間ということになります。このルールは、特に、受験だからということはありませんでした。

10. 先生は、テレビが欠かせなくなった世の中を、どう思いますか
12. 先生は、メディアについてどのようにお考えですか
13 . 先生だったら、どのようにメディアを使い分けていますか
  答:これは、背景には経済の問題があると思います。テレビ局が、もうけるために番組をたくさん作り、コマーシャル料をとって儲けようとしたからです。おもしろい番組を作り、それに、のせられて大衆がテレビを見るようになったのです。


14. 長野市の夏祭りは、いつありますか、どんな感じですか。
  答:夏の祭りは、ビンズルとお花市です。びんずるは、仲間で連を作って、踊る楽しみは格段です。見ているだけではつまらないかもしれません。お花市は、お盆の頃で、風情があります。


15. 先生は、子育ての中で、生死観について取り立てて何か教えましたか。
  答:うーん。教えたことがないような気がします。しかし、それなりの価値観を持っていたのはどうしてなのでしょう。

16. 先生は、催眠術に本当にかかると思いますか。先生は、テレビが子ども(特に幼少期)に与えるメリットは何があると思いますか。
  答:催眠は、本当にかかります。テレビのメリットは、子どものよって異なりますが、言語発達についてのメリットはあると思います。


16. 知識だけでなく、実際に体験を増やすにはどうすればいいですか。
  答:この授業の、目標である、「本を読む、旅をする、友達と話をする」が、一番だと思います。


17. 神戸連続児童殺傷事件について、川島先生のご意見が聞きたいです。
  答:私は、まあ、誰でも、こんなことはあるだろうなあ、と思いました。環境と、改訂状況が同じであれば子どもには、誰でも同じことが起きると思いました。

18. 疲れたと感じたときは何をしますか。
  答:酒を飲んで寝る!ですね。

19. 先生は、こういった犯罪を予防するためにテレビを切り離した方がいいと考えますか。
  答:そうは思いません。テレビは見過ぎるのがいけないので、親が関与して、適度であれば、切り離す必要はありません。

20. 「社会性のある子ども」を育てるにはどうすればよいと思いますか。
  答:これは、難しいですが、非常に複雑です。社会性ということが、社会の仕組み(人間関係の機微を含めて)を理解することが必要であることが必要であると考えると、そんなに、簡単ではありません。


21. 川島先生は、夏と冬と、どっちが好きですか。
  答:若い頃は夏が好きでしたが、就職して、長野に来てから、冬が好きになりました。

22. 川島先生は人間と関わることは好きですか。
  答:たぶん、好きだと思います。特に、若い皆さんに出会えるのは、楽しみです。

23. どのようなときに「テレビがあった方がいい、ないと不便」と感じますか。パソコンなどの機械から得た情報やものを使った犯罪もやはり増えているのでしょうか。
  答:リアリティが、ある番組なら、いいと思います。機会からの情報も、それを選択するものの判断力が必要となると思います


24. 「子どもたちの内部に破壊願望が浸透している兆候がある」とありましたが、先生は、なぜだと思いますか
  答:これは、心理学では、攻撃性の増加ということになると思いますが、それは、社会的な環境で変えることが出来ると思います。すなわち、破壊することが、自分の欲求の達成ではないということを教える環境が必要だということです。


25. 普通の新聞は漢字が多く、子どもが読むには大変だと思うのですが、子どもが読めるような新聞はあるのですか。
  答:確か、朝日小学生新聞と中学生新聞というのがあったと思います。私の家でもとっていたことがあります。


26. メディアが報道することによって、模倣犯罪などが起こっているのに、それでも報道することは本当に必要なのでしょうか。
  答:これは、難しい問題です。アメリカでは、凶悪犯罪や未成年の犯罪は模倣犯を防ぐために報道規制があると聞いています。また、イギリスでは未成年犯罪者は匿名です。日本では、ケースによって分けているために曖昧です。しかし、模倣犯は注意を引くために起こることが多いので、何度も同じものを報道する必要はないと思います。といっても、ネットでの情報は防ぎようがありません。

27. ダライ・ラマ法王14世が今週末長野に来ますが、先生は講演を聞きに行きますか。自分はチケットが高すぎて買えませんでした。
  答:そうですか、チケットがあって高いのですか。それじゃ行きません。

28. 何か重大な決断をする時や何か相談事がある時、先生の相談相手は誰ですか。
  答:それは、相談の内容によります。でも、まあ個人的な問題であるならばワイフに相談することが多いと思います。

29. 学生時代に彼女とどんなことをしましたか。
  答:学生時代の彼女か。考えてみると19歳からつきあっていますからワイフですね。。。何をしたかは、そんなことは言えませんよ。。。秘密です(笑い)

30. 最近始めたことや今から始めたいこと、やりたいことは何ですか。
  答:最近始めたこと・・なんだろう。最近ってどのくらいかなあ。そう言えば、最近始めたことなんてないなあ。歳をとるとマンネリでルーチンの出来事ばかりです。何かいいこと無いかな子猫ちゃん。


31. なぜメディアの悪影響ばかりが問題になってしまうのでしょうか。
  答:それは、この本が、メディアを批判することで悪い部分を強調して売り物にしているからです。


32. テレビや本がなくなれば少年犯罪は消えてなくなるのでしょうか。
  答:そんなわけはありません。逆に、暇になって犯罪が増えるかもしれません。犯罪は、犯罪をしようという気持ちと人がいればいつでも起こります。


33. 先生はこどもに「なんで人を殺してはいけないの?」と聞かれたらどのように答えますか?
  答:子どもって、何歳くらいでしょうか。答え方は年齢によって異なります。10歳くらいまでは、「悪いことだから」「いけないという決まりだから」といって教えます。中学生を過ぎたら、「場面によって良い場合もあるけど、日本では、いけないことになっている」「戦争状態にない、平和な社会では、犯罪として罰を受ける」と説明します。このような課題は、売春や麻薬も同じように教える必要があります。


34. 本を出版するときの大事なことを教えてください。
  答:なんだろう。それは誰にとって、どのような意味で大事かと言うことことで変わると思います。本屋さんにとって大事なのは売れること、人によっては業績になること、あるいは有名になれること、さらには、自分の主張を書くことで自己満足できること、みんなに認められた気になること・・・などでしょうか。それと、他の人が気がつかないことをみんなに知らせるという使命感のようなものもありますね。


35. 奥さんといて「制限」されてしまったことがあれば教えてください。
  答:制限ですか。まあ若い頃は貧乏だったので金銭的に制限されていました。それ以外はワイフは、あまり文句を言う人でないので、特に無かった気がします。


36. 中学生以下の携帯の学校への持ち込みは禁止されていると思うが、持ち込んだ生徒に対しなんと注意すればいいのか。(規則だから、では納得しないと思うのですが)
  答:それは、規則だからしかないような気がします。後は、親が子どもに制限をするべきです。親が携帯を買い与えているのでしょうから、親子間のルールをしっかりと作るように指導したらよいと思います。

37. 子どもがうちに閉じこもり人嫌いになるのを防ぐために学校側はどんな対策ができるでしようか。
  答:子どもの閉じこもり、人嫌いの一番の原因は家庭での親の対応だと思います。ですから、第一には親の教育が一番大切ですが・・・そんなことはできないので、まず、親とよく話し合うこと、どの子どもが学校に来たときに、先生が良く話を聞いてあげること、さらに、友達ができるようにまわりの生徒を指導したり気遣うこと・・・それと、授業でもやるような、構成的エンカウンターのような方法を取り入れることでしょうかね。


38. 先生は、メディアで大きく取り挙げられた割に、たいしたことないと思った本や映画はありますか?もしあったら、何という作品かぜひ教えてください。
  答:そんなのたくさんあった気がするけど、憶えていないなあ。まあ、ジブリの作品は前評判の割には不評なものもあったなあという気がします。本も、例えば養老猛のバカの壁は、なんであんなに売れるのかわからなかった。


39. 梅雨に入ってジメジメとした目々が続いていますが、気分が滅入っているとき先生はどのようなことをして気分転換をなさっていますか。教えてください。
  答:確かにじめじめして湿気が多くて、いやですねえ。ビールも美味しくない。気分転換は、面白い本を読むこと、部屋の中で運動することくらいしかしていないなあ。なにか、面白いことがあったら教えてください。


40. 実習に行ったとき(特に中学校で)こどもたちから付き合っている人はいるかという趣旨の質問を必ずと言っていいほどされます。そのようなとき、どうこたえるのがベストなのでしょうか?(自分も中学生のころなど実習生に尋ねていたので…今思えば申し訳ない限りです)
  答:中学生は第2次成長期にあたりますから異性への興味が強い時期です。しかし、私なら「30人ほどいるよ」というかもしれません。子どもは、そのように尋ねることで、実習生との関わりを求めているのです。それをきっかけに「ウッソー、じゃあ、どんな人?」などと話が弾めばいいのです。なんでも、まじめに受けとめる必要はありません。


41. 中学生(あるいは小学生)が携帯電話をもつことを、どのように考えますか。
子どもがケータイを持つことについてどう考えますか?
  答:別に、中学生が携帯と持ってもいいと思っています。しかし、親との間にきちんとしたルールを決めるべきです。例えば、毎日、家に帰ってきたら親に渡し、内容もチェックする・・朝に出かけるときに渡す、費用の一部を小遣いから負担させる・・などです。小さな頃から、きちんとルールを決めて、守らせることをしていないとルールがあやふやになります。子どもの多くの問題のほとんどが「親の態度に一貫性がない」、「親自身がしっかりした教育方針がない」ことに起因していると思います。携帯やテレビがすべて子どもにとって悪いと決めつけるのも、はっきりした教育方針がないので、わからないから、止めさせろというようにしか見えません。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100617 発達障害の子ども達 討論

2010年06月18日 | Weblog
1. 先生のストレス解消法は何ですか。
  答:その時によって違います。仕事が終わって飲みに行くこともありますし、一週間、気持ちを切り替えるために、日曜大工に打ち込むこともあります。また、チャリに乗ってフラフラ出かけることもあります。


2. 発達障害の一生引きずらない確率はどの程度ですか。
  答:これは、発達障害の状態にもよりますし、障害の種類にもよります。ADHDは、中学生以上になると薬の助けもあって適応が可能になることが多いようですし、自閉症スペクトラムの場合もその程度によって、問題にならないこともあります。


3. 実際の学校現場での発達障害(軽度)の子どもたちに気づくのは経験からですか
  答:そうですね。経験と知識だと思います。母親自身は、ちょっとおかしいかなという程度で気づくのが難しいでしょう。まわりの、教員は保育士、保健所などが知らせることが多いと思います。その場合は、最初の段階では、それらの人の経験と知識になります。私は、学校など経験を重視する立場の人が、もっと知識も大切にしてくれるといいと思っています。


4. 日本は、他の先進国と比べると殺人が少ないということですが、教育と関係があるのでしょうか?これは本当に学校での教育が関わっているのでしょうか。
  答:そうですね。確かに日本の犯罪率や殺人率は低いですね。しかし、それが学校教育なのか、日本という社会の土壌としての攻撃性の低さなのか、性善説のような古くからの伝統なのかは区別できません。というより、それらが絡み合っている気がします。


5. あなたは発達障害の子どもたちと接したことがありますか?
  答:あります。

6. そろそろ田植えも終わる時期です。長野県で作られているお米はほとんどコシヒカリですが、先生はお米の中でどの品種が好きですか?またどの種類を食べていますか?
  答:確かに、今は、コシヒカリ全盛ですね。20年前は、ササニシキという種類が一番売れていました。私も、今はコシヒカリです。

7. 長野県もそろそろ梅雨に入るそうですが、先生が梅雨の時期に困ることは何かありますか?
  答:あります。チャリで学校に来るのができなくなることです。それと、湿度が上がって、食べ物が腐りやすくなったり、カビが生えるのは嫌ですね。

8. 私は情報を鵜呑みにしやすく、本を読むと同意してしまうことがほとんどです。また、批判することがあっても、それはどこかから仕入れた考えによって批判しています。しっかりと自分の考えを持つことが出来るようになるためにはどうするべきだと思いますか。
  答:私も、大学生の時はそうでした。いつも、だれかの受け売りでした。しかし、歳をとるにつれて「本を読む、人と話す、旅をする」ことで自分独自の判断ができるようになりました。たぶん、皆さんもだんだんと自分の考えができてきますよ。そのためには「本を読む、人と話す、旅をする」ことがいいと思います。

9. 発達障害の子に実際に出会いましたか?またその時いっそうだと分かりましたか?
  答:何人かの発達障害の子どもと遊んだことがありますが、その時には、すでに診断されている子どもでした。もちろん、それ以外にも、発達障害かもしれないという子どもには出会ったことがありますが、判断できませんでした。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100616 メディアに心を蝕まれる子どもたち 前半

2010年06月16日 | Weblog
1. 私は地下鉄サリン事件当時の記憶があまりありません。先生は当時のことをどのように記憶していますか。
2. 川島先生は、地下鉄サリン事件をニュースで見てどう思われましたか?
  答:当時、私も時々地下鉄の丸ノ内線で通っていたりして、驚きを感じたことを憶えています。しかし、一方では人間なのだから、そのような状況になることは当然あることだと思っていました。社会から孤立した集団は、独自の価値観を持ち、人殺しも正義になるのだと言う社会心理学の理論を実感しました。


3. 先生は酒木薔薇少年の事件当時、この事件を知ってどう感じられましたか?
神戸で起きた連続殺人事件はテレビで1日中報じられていたそうです。私は7歳だったのであまり覚えていないのですが、川島先生は神戸の連続殺人事件が大きく取り上げられていたと感じましたか。
  答:私は、子どもでも、統合失調症のような状態になるのだなと考えていました。しかし、現実には、子どもだからこそ現実と妄想の間の区別がつきにくくなるのだと思います。社会が悪いと言うよりも、親が子どもに関与することの難しさを感じます。やはり、親の親としての教育を社会全体が考えなければならないのかもしれません。

4. 先生は主にどのようなテレビ番組を見ますか?やっぱりニュースが主でしょうか?
5. 先生はこの番組だけは見る!というものはありましたか?今もありますか?
6. テレビはよくご覧になりますか?
7. 先生はテレビを毎日どれくらい見てますか?
8. 先生は、毎日どれぐらいテレビを見ますか?
  答:私は、ほとんど、テレビを見ません。一週間に2時間くらいです。土曜日にワイフと一緒に「世界不思議発見」をみることと、先日のサッカーのような特別に興味のある時以外はテレビを見ません。ニュースは、ネットで見ます。若い頃は、酒を飲んで食事が終わった頃始まる「水戸黄門」が好きでした。

9. 先生が大学で教えていて、昔の生徒と今の生徒は違うなと思うことはありますか?
  答:生徒が変わったのか私が変わったのかわかりませんが、一緒に遊ぶことが少なくなりました。こんな、じいさんとは遊んでくれないのはあたりまえですが・・・

10. 犬と猫どっちが好きですか?
  答:私は、イヌ派です。たぶん、小さな頃に家にイヌがいたからだと思います。でも、今は、よく旅行に出かけるので、ワイフとの約束でペットは飼わないと決めています。

11. 長野で観光するなら、どこが一番お勧めですか?
  答:長野で一番と言われても決められません。というのは、季節と時間と一緒に行く人で変わるからです。それに長野には2つの良さがあります。一つは善光寺などの古い建物、他の一つは自然です。私は、自然が好きなので、戸隠や志賀が好きです。今なら新緑がきれいなので、須坂の米子大瀑布あたりか、八ヶ岳の更紗どうだんの群生地かな。それも、気に入った人と歩くと最高ですよ。

12. 先生は、海外旅行に行かれたことがありますか?行くとしたらおすすめの国はありますか?
  答:これも、前の質問と同じで、季節と時間と一緒に行く人で変わります。さらに、海外旅行の場合は、予算と使える期間が、大切なポイントになります。もう少し、貴方の興味がどんなことで、誰と、いつ頃、いくらくらいの予算で、何日くらい行くのかを教えてください。

13. 先生、ロマンはどこにあるのでしょう?
  答:うーん。ロマンか。スイスにロマン湖という湖があるけど・・・ロマンって何だろう。ローマ風ってことかな。ロマンティックともいう言葉もあるし、まあ、将来の夢ってことで考えると、日本から出発して、自分のキャンピングカーでロンドンまで行くことかなあ。それも、ロシア周りでなくて、アフガン周りでね。まあ、現実には無理だろうけどね。


14. 川島先生が教師として働いた期間で、メディアの影響によって変化してきた子どもたちの実態を身をもって経験したことはありましたか。
  答:すみません。私は、子どもを教えたことがありません。大学生を考えてみると、まあ、携帯でしょうね。以前は、15年前までは携帯はありませんでしたからね。


15. 朝ごはん・昼ごはんをきちんと取っているにもかかわらず最近授業中の空腹感がすさまじいです。腹もちがいい食べ物など何か無いでしょうか。
  答:私は、ダイエットのために、出来るだけ、お腹をすくことに慣れようと考えています。お腹がすいたからといって食べると太ってしまうからです。でも、腹持ちがいいというなら、水分を出来るだけとったらいいと思います。授業中でも水分くらいなら、許してくれるでしょう。腹もちがいい食べ物は、消化の悪い食べ物ということですよね。そうすると、アブラ分の多い、揚げ物とかでしょうね。

16. 心臓の拍動を聞こえやすくする方法はありますか?理科の模擬授業で使うかもしれないのですが、胸に手を当てても感じにくいです。肉付きが良いと仕方がないのでしょうか。
  答:それって、聴診器で聞く音ですよね。聴診器をどこかで手に入れればいいのでは?

17. テレビは大人用と子ども用のニュースを分けてはくれないとありましたが、子どもがニュースを見ることが悪いことだとは言い切れないと思います。大人が子どもに対してどのように働きかければ、子どもたちの心の喪失につながらないメディアとの付き合いができるのでしょうか。
  答:なるほど、子どもニュースはありますが、ほんの一部ですよね。そう考えると、結局、大人(親)が子どもの状況をチャックして、テレビを規制するのが一番だと思います。ニュースを含めて、無制限に子どもにテレビを見せることが間違いなのです。

18. 先生は、犯罪に手をそめてしまった少年が、法律によって守られることについてどう思われますか?名前を公表してしまえぱ、その子どもの社会復帰が難しくなることもわかっていますが、だからといって犯罪を減少させられるような法律や規約もないというのは、不十分だと思ってしまいます。
  答:この問題は、両方の意見があります。しかし、実際は、子どもがすべて同じ状況にいることがないということから、両方の主張を正当であると考えられます。親や周りが子どもの行動をチェックできる状態であるならば社会復帰を前提に考える方がいいでしょう。しかし、それが出来ないのであれば、罪を問う形で、子どもの更正を社会が負うのがいいと思います。ですから、このような議論は、一つにはまとまらないのです


19. 先生に質問です。私は現在三年生なのですが、もうすぐ実習が控えています。附属長野中学校に先目臨地演習で訪問して来たのですが、先生たちの熱意に少々庄倒されています。また子どもたちには2分前学習というもの義務付けられており、教室に遅れて入ってくるような生徒は一人もいませんでした。こんな言い方をしたら変かもしれませんが、軍隊の訓練校のようにさえ感じました。先生は付属の先生たちや学校の環境についてどう思いますか。
  答:私も同感です。これが、小学校なら大賛成なのですが、中学校なのですからね。中学生になったら、小学生の時に教わった基準で自分で行動を決めて欲しいと思っています。中学生になってまで、教師が強制的にやるのはどうもね。うーん。でも、確かに小学校では、「先生のいうことをききなさい」とだけ教わってきているのかもしれませんね(皮肉ですが・・笑い)。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100616 発達障害の子ども達 討論

2010年06月16日 | Weblog
1. 川島先生は15番の討論のテーマをどう考えますか?
  答:15. 虐待の子どもたちの8割が、保護をする場所がないために家庭に復帰していることどう考えますか(p. 165 )のことですね。
 私は、日本という社会が虐待に対する理解が深いとは思いません。というのは、児童相談所での虐待の対応のために、十分な予算が無いということが一番問題だからです。保護をする場所がないということは、予算的にそのような場所がないということだからです。国会議員や県知事の給料や退職金には十分な予算を組むのに、虐待の場所を確保する予算は無いのが日本です。

2. 3年生からでも、特別支援の免許は取れるのでしょうか?
  答:さあ、どうなんだろう。今でも、特別支援の免許を取りたい人は多いのだろうけど、特別支援の先生は3人しかいないので大変なのではないでしょうか。そのために、人数制限があって大変かもしれません。特に、実習は、受け入れられる学生数は限られると思います。しかし、諦めないで特別支援の先生か学務係に訊いてみてください。私も問い合わせてみます。

3. 先生は先生のお子さんにテレビをみせる時に気をつけていたことはありますか。
  答:一応、子どもが小さな頃は、家族一人の持ち時間(自分で見たい番組を決める権利)を30分としていました。時々、私の分を子どもに貸していました。

4. 回の課題は今までよりも、国語のテストの抜き出しのような質問が多めだったように感じます。もう少し自分たちの自由な意見を考えやすい問題が多いと良いかと思いました
  答:確かに、そうかもしれません。というのは、この本では、皆さんに知識を得てもらいたかったからです。しかし、もっと、基本的な問題を話し合うことの出来る討論課題が会った方が良かったかもしれません。考えてみます。


5. 夏目漱石の「くさまくら」の序文に 「山みちをのぼりながら、こうかんがえた。智にはたらけば角がたつ。情に樟させばながされる。意地をとおせば窮屈だ。兎角にひとの世はすみにくい。すみにくさが高じると、やすいところへひきこしたくなる。どこへこしてもすみにくいとさとったとき、詩がうまれて、画ができる。」とあります。先生はなんで詩や画や音楽が生まれるのだと思いますか。
  答:確かに、詩や画や音楽、さらにスポーツや遊びは、他に楽しみがない(すみにくい)と、そのすみにくさを解消しようとして、楽しくしようとして考え出されるものだと思います。しかし、私自身の人生に、詩や画や音楽、さらにスポーツなどの体芸系の出来事がなかったら、なんとつまらないことかと思います。私は、歌も音楽もスポーツもゲームも好きです。


6. 学校の先生による犯罪というのはニュースなどで、大きく取り上げられがちです。確かに、先生が不法行為を行うのはまったく怪しからんことだとは思うのですが、そういうことより、大多数の頑張っている先生のことを社会に伝えてもらえないものかと思うのですが、先生はどう思いますか。
  答:確かにその通りだと思います。しかし、マスコミというのは、特に悪いことをしたことを取り上げるのがマスコミなのです。よく、「新聞に載るようなことをして・・・」というときには、悪いことをしたと決まっているのです。何とかなるといいですね。


7. 先生は、最近のえいがで「告白」という映画を見たことがありますか?私はあの映画が中学生の話なのに、R15になっていることに驚きました。非常に衝撃的な作品でしたが、あの映画はどの年齢の人にどんなことを言いたい映画だったのでしょう?ぜひ見て、先生の意見を聞かせて下さい。私はもやもやが一週間続いています。
  答:告白、見ていません。今度見てみます。しかし、目には目を・・は、人間の究極の課題です。それで、戦争も何度も起きてきます。暴力団の抗争もそうです。しかし、江戸時代には、敵討ちは重罪で合ったように敵討ちはいつまでもつきない争いになることを理由に禁止しています。その意味では、現代でも子どもの敵討ちをすることは、間違いかもしれません。また、罪を問うということの本来の意味は予防なのです。こんなことをすると死刑になるよ、ということの抑止力その意味なのです。殉教やテロのような罰が抑止力無い状態では、罰の意味がなくなります。その間で人間の悩みが生ずるのです。すなわち、人を殺すことに正当な意味づけが生じた時、人殺しでさえ正義になるのです。


8. 6月は牛乳月間だそうです。私は牛乳が好きなのでほとんど毎日飲んでいますが、川島先生は牛乳をどのくらい飲みますか。
  答:おやおや、そうですか。私は、牛乳が苦手なのです。というのは、すぐにお腹をこわしてしまうからです。そうなので、朝と晩に、コーヒーや紅茶に入れて飲む程度です。そう言えば、イギリスでは、紅茶には必ずと言っていいくらい牛乳を入れて飲みます。


9. 5月の終わりと先週の日曜日に部活で試合があったのですが、2日とも雨が降りました。今までの修学旅行や遠足、運動会などでも結構高い確率で雨が降ります。私は雨女なのでしょうか?
  答:そりゃ、そうでしょう、貴方は雨女に違いありません。是非、「雨乞い」を商売にしてみてください。干ばつのアフリカなどでは、英雄になれますよ(笑い)。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100610 発達障害の子ども達 後半

2010年06月11日 | Weblog
1. 発達障害の子どものベストな学習環境を選ぶときの教師として大切なことは何ですか?
  答:授業でも話しましたが、他の子どもとの比較や甘い期待で考えるのではなく、その子どもにとって、ベストである環境を選ぶことが大切です。そのためには、カリキュラムも個別に作る方がいいと思います。

2. 現在の児童養護施設の問題を改善するために、具体的な対処法としてどんなことが考えられますか。
  答:このような多くの問題は、金銭的な問題が関わります。そのためには、日本での国民の意識が高まらなければ、多くの税金を使うことができません。教育の問題は、多くの場合人件費が一番の問題です。

3. 普通学校にある特別支援クラスの先生は特別支援教育の専門免許状を持っているのですか?
  答:法律では必要ないことになっているために、多くの教員は持っていません。しかし、現実には必要であると思います。なぜ、いらないことになっているのかは、たぶん、教員養成が間に合わないからだと思います。そのために、認定講習などのシステムがあります。

4. 実際にADHDの生徒にはどのように働きかければよいのでしょうか?
5. 現場でADHDの子どもがいた時教師としてはどう動けばいいのでしょうか。
  答:たぶん、みなさんが出会うADHDの子どもは、薬を飲んでいる状態が多いと思います。小学校の低学年の場合は多動という状態になりますが、高学年になると、お調子者という感じになります。働きかけの基本は、自己抑制ができるように指導するということです。


6. 私は正直自分でもADHDではないかと感じることが多々あるのですが、それを決める基準を教えてください。
  答:チェックリストをやってみてください。私も、自分ではADHDの定義にかなり当てはまります。高橋先生もそうだといっていました。しかし、多くの場合中学生以降になると、ADHDだとしても適応していれば(学校に行けていれば)問題ありません。

7. 川島先生は発達障害の子と付き合うなかでよかったと思うことは何ですか?
  答:うーん。良かったことですか。良かったかどうかわかりませんが、子どもは一人一人が、部分的にかもしれませんが、すごい能力を持っているのだなと感じました。

8. ここにあった例のように、子どもを虐待するという行為は、何らかの障害から起こるものなのでしょうか?
  答:虐待が障害と関連するのは、親がその子どもを育てている段階でストレスを持つからです。障害を持った子どもは、なかなか思いどおりにはいかないことで、ストレスがたまります。その結果に、カッとなって虐待になることが多いのです。

9. 暴力が原因で障害を持ってしまう子どもはどれくらいいるのか。
  答:虐待には、4つあります(身体的虐待、ネグレクト、性的虐待、精神的虐待)。そのうちの身体的虐待の割合は虐待全体の3分の1くらいだと思います。しかし、実際には、身体的虐待だけでなく、それらが組み合わされているので、はっきりとはわかりません。

10. より多くの人に、特別支援についての知識を身につけさせるためには、どのような方法があると思いますか。
  答:これは、難しいですね。まあ、社会運動を起こして、マスコミに働きかけることかもしれません。私の知り合いの、ADHDの子どもの親は、クラスの父兄会の時に、みんなに話をして理解をしてもらうようにしたと言っていました。

11. 先述したような「知らない怖さ」を感じた事はありますか?また、それはどんなときですか?
  答:それは、いくらでもあります。身近な例でも、知識がないためにだまされたり、占いや血液型をを信じたり、オレオレさぎにあったり、だまされても泣き寝入りしたりなどです。私は、知識は、損をしないことにつながり、お金にもつながると思っています。


12. 先生が「世間は誤解しているな~。」と思う、障害児に対する誤解はありますか?
  答:難しい質問ですね。まあ、子どもはみんな同じように育つと思っていることですかね。

13. 発達障害は治るものだと思いますか。
   答:この質問は、「治る」ということをどのように考えるかによります。障害や病気があっても、日常生活に支障がない場合は問題がないからです。発達障害児であっても、教育環境や家庭環境によって自立した生活を送ることができるようになるのであれば、問題がないということです。ですから、発達障害は治るか治らないかの問題よりも、成人してから自立した生活ができれば、それで治ったのと同じになると思います。また、ADHDの場合は、薬を飲んでいれば、適応できるのであれば、それでいいと思います。薬に対するこだわりや障害へのこだわりを持つということの方が偏見になります。

14. 最近、障害者などの障害は「障がい」と表記されていたのを見たのですが、何か意味があるのですか。
  答:「害」という字が、ネガティブな意味を持っていることから偏見を生み出すという懸念からです。

15. 教師の責任とは何だと思いますか?
  答:一人一人の子どもが、大人になって、その子の持っている力を発揮して生きてゆけるように援助すること・・・。その意味では、子どもの能力や性格を正しく把握し指導することです。

16. 発達障害の子どもは両親がいる家庭と母(父)子家庭とではどちらが多いのでしょうか。
  答:そりゃ、確率から考えて、両親がいる家庭の方が多いでしょうね。母(父)子家庭であることとは関係ないと思います。

17. 家族との関係で、大切にしていらっしゃることはありますか?
  答:家庭は、みんなで作っているものだという気持ち・・ですかね。

18. 今、就職活動を行っており、本命の会社の最終面接を控えています。何かアドバイスがあればお願いします。
  答:面接は、結局、自分を正直に出すことですね。また、話をするときにも、自分が本当に信じていることを話すことだと思います。

19. 最近課題が多くて、睡眠時間が減っています。授業で寝てしまわない良い方法はあるでしょうか。
  答:寝そうになったら、体を動かすこと、深呼吸をすること、楽しみにしていることを思い浮かべること・・・まあ、できるだけ睡眠時間をとるために、だらだらしないこと・・かな・といっても、私も、なかなかできません。

20. 先生は何歳くらいから携帯を持ち始めるべきだと思いますか?
  答:何歳でもいいと思っています。ただし、親が一緒に使うとか、時間を決めてチェックをするとか、必要なときだけ貸し出すとかなど、親が関わって管理をすることが重要だと思います。また、携帯代金を決めたり、だまされないようにチェックをしたり、だまされた例を話したりなどが大切だと思います。


21. 先生の得意料理は何ですか?
  答:ローストビーフ、ビーフシチュウ、煮豚、魚介類をさばくこと、パエリア、ミートパイなどです。お勧めなのは、煮豚ですね。いろいろな煮かたがあります。しょうゆと砂糖だけでなく、コーラで煮たり、八角をいれたり、ショウガで煮たり・・そして、切ってから冷凍にするといつでも使えます。


22. 先生の好きな小説のジャンルは何ですか?
  答:SFと古典です。

23. 学生の頃、バイトをしていましたか。また、大学生がやっておいたらいいと思うバイトは何かありますか。
  答:私は、郵便局での仕分け、酒屋の配達、トラックの運転などをしました。大学院になってからは、塾をじぶんで作って教えていました。お勧めのバイトは、家庭教師、塾教師、水泳のコーチなどの教えるバイト。教えることで自分の出来ないことがわかると思うからです。

24. 長野駅前にはたくさんのご飯屋さんがありますが、川島先生のおすすめのご飯屋さんがあれば教えてください。
  答:すみません。私は、駅前の方は、めったに行かないのでわかりません。安いご飯やさんは、やはりチェーン店の方が安心できるような気がします。

25. ペットを飼うことに伴う責任とは何だと思いますか。
  答:飼い始めたら、最後まで責任を持つということだと思います。その理由から、私は、よく旅行に出かけたりするので、ペットを飼わないと決めています。


26. 菅内閣が発足しました。先生は新内閣に何を期待しますか?それとも母体は同じ民主党なのであまり変化は期待できないと思いますか?
  答:私は、政治家に求めるのは、清貧とノーブレスオブリージュです。小鳩内閣は、自分の利益を求めていたので、それを排除できるのであれば、菅内閣には、期待したいと思います。

27. 特別支援学校は特別支援学校免許を持っていなければならないのに、どうして特別支援クラスは、免許を持っていない教員でも担当することができるのでしょうか。
  答:現実的には、特別支援学校免許を持った教員を養成することがたいへんであり、人数が足りないということ、さらに、一般に特別支援に対する認識が甘いことの両方だと思います。

28. 自閉症の症状の1つである社会性の障害が十分に分からなかったのですが、社会性とは具体的にどんなことを指すのでしょうか?それが障害ということは、どんな行動をしてしまったりするのでしょうか?できれば、この本に書いてある親を無視してどこかに行ってしまうこと以外にありますか?
  答:社会性の障害は、「コミュニケーション障害」と「こころの理論」で見られる他者意図の理解に関するものが中心です。いろいろあるので、「こころの理論」で検索してみてください。

29. 本では、人生の早期に挫折体験をさせるのは良くないと述べられています。でも、挫折をしないまま大人になってしまうのも良くないですよね?本で言う人生の早期って、何歳くらいまでを指しているのでしょうか?
  答:大きな障害として残るのは、特に、乳幼児期で5歳くらいまでだとおもいます。いわゆる、PTSDとして、残るような挫折体験が問題になります。


30. 先生は以前アイルランドに旅行に行かれたとおっしゃっていました。自分もこの前の春休みを利用して1カ月間アイルランドに行ってきました。(語学留学ではなく、一人旅です。)先生はアイルランドのどの町が一番印象に残っておられますか。自分はゴールウェイとディングルという町が非常に良かったです。アイルランドの人たちは本当に温かく接してくれました。
  答:私は2週間で、レンタカーだったので、あまり大きな町は行きませんでした。泊まるのも小さな町が多かったです。ゴールウェイ(の牡蠣はおしいい)やディングル(特にディングル半島)も良かったですが、小さな町だとクリフトンとバンラッティ、コークの近くのブラーニーが印象に残っています。また、アイルランドで印象に残っている場所は、ウィックロー山脈のヒースの草原と、カイルモア修道院、それにグレンヴェー国立公園が印象に残っています。


31. 児童の親御さんに、病院での診察(障害判定)を薦めたい場合、どのようにいったらいいのか。
  答:これは教師やカウンセラーにとって、とても大きな課題です。薦め方は、結局その親や子どもによって異なります。しかし、基本的には薦めるというだけでなく、親に子どもの状況をきちんと理解してもらうことだと思います。



32. 児童相談所等の施設に勤務している人は、どのような職業(資格なども)の方なのですか?そして、それは特別支援教育に含まれるのですか?
  答:多くの児童相談所は、都道府県や市町村の施設なので、公務員の試験を受けて合格しなければなりません。募集は、一般の「行政職」とは別に、「福祉」や「心理」という領域で採用されることもあります。一方、特別支援教育が関わる場面は、教育採用試験を基本とした教育職です。児童相談所に就職するために有利な資格としては、福祉系なら、社会福祉主事や社会福祉士、心理系なら、臨床心理士や学校心理士ですが、必ず必要というわけではありません。しかし、児童相談所に就職するのは、とても難しい試験で、例えば長野県の心理職は、昨年は、一人しか採りませんでした。他の県での競争倍率も50倍以上になります。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100609 発達障害の子ども達 後半

2010年06月10日 | Weblog
1. 逆上がりができません。本当に練習すればできるようになりますか?
  答:練習すれば出来ます。でも、やはりスモールステップの練習段階を考えたり、スケジュールを作って練習するとかを始めた方がいいかもしれません。そうすれば、子どもに逆上がりを教える方法を学ぶチャンスになります。結城先生にコーチングの方法を教わってからの方がいいかもしれません。逆上がりを教える名人になれるかも。(冗談です)。

2. 現状ではどれくらいの割合で、特別支援の免許を持たない教師が特別支援クラスを担当しているのか?
  答:文科省の調査では、約50%~70%くらいのようですが、
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/018/001.htm
長野県は、低いようですね。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/018/002.htm


3. 先生にとってやりにくい授業とはどのような状況でしょうか。
  答:一般的に、授業は、これでなければいけないと考えてしまうと、それに対する抵抗があった時にやりにくくなります。私も、同じです。

4. 発達障害の子どもについてのお勧めの本があれば教えてください
  答:そうですね。この授業でも過去にいろいろ副読本にしましたが、この本が一番いいですよ。もし、良かったら、このブログの過去に遡ってみてください。

5. 発達障害の子どもにおいて、興味の対象へ学習の関心が流れがちだという問題はどう対応していけばいいのでしょうか。
  答:発達障害の子どもの興味は、こだわりもありますが、ある意味では一時的なので、適当なタイミングで、次の指示を与えると、向かう方向が変化します。しかし、ある程度、その興味を満足させる必要もあります。

6. どうして、今日こんなにも発達障害の子どもが増えて(いままで気付かないふりをしていただけ?)きたのでしょうか?
  答:うーん。これは、いろいろな説があって、決めてはありません。私は、環境ホルモンの影響などもあると考えていますが、非常に多くの要因が考えられます。そして、それらの要因が、さらに複雑に絡み合っている気がします。


7. 発達障害に気付かないまま、親も過保護に育てて、20歳になってしまった人がいたら、先生はどう思いますか?
  答:どう思うかは別として、ある意味では、虐待やネグレクトと同じだともいえます。そう考えると、親や教師の知識と勉強が必要だと痛切します。

8. どんな花が好きですか?
  答:私は、木になる花が好きです。タイサンボクや更紗どうだん、そして、木になるように見えるノウゼンカズラが好きです。

9. 先生はもしご自分のお子さんが知的障害を持っていたら、特別支援学級に行かせますか、普通学級に行かせますか?
  答:もちろん、子どもの、知的障害の程度によりますが、基本的に特別支援学校に行かせたいと思います。少人数で教育を受けることが出来るのは、贅沢なことですし、それが、豊かな社会であるということです。。


10. 川島先生には本気でふざけあえる親友はいますか?
  答:中学、高校、大学の友達ですね。一番の親友は、51歳で亡くなりました。とても、ショックでした。

11. 先生のおすすめのアルバイトは何ですか?
  答:家庭教師、塾教師、水泳のコーチなどの教えるバイト。教えることで自分の出来ないことがわかると思うからです。

12. 親として発達障害の子どもとじっくり付き合っていかなければならないと述べたが、具体的に父親としてどういうふうに向き合えばいいと先生は思いますか?
  答:親の子どもへの態度は、発達障害であるかどうかというより、その子どもに、最適であるという環境を用意するという意味では、どのような子どもも基本的に同じです。

13. 女の人の脳は、過去の思い出は新しい思い出によって上書きされるような作りになっているという話を聞いたことがあるのですが、そういうものなのでしょうか?
  答:へええ。始めて聞きました。確かに、女性の方が、過去の思い出よりも現在の状況を重視するという傾向はあるかもしれません。


14. 先生はふだんお菓子を食べますか?また、食べるとしたらどんなお菓子が好きか教えていただきたいです。
  答:お菓子ですか?あまり、お菓子を食べませんが、食事の後のデザートしての、甘いものは好きです。和食の時はあんこ類、洋食の後は、ケーキやアイスクリーム、中華の時は杏仁ドーフ・・でも、甘いものは好きです。

15. こういった軽い発達障害の子どもは、これから社会にそういう枠で採用してもらえるようになると思いますか?
  答:それは、障害の程度と子どもの育ってきた環境によりますが、どの特別支援学校でも、目指すのは、一般就労です。

16. 発達障害を持っていても教師になることができると思いますか?
  答:知的障害を伴っていなければ、可能だと思います。。

17. この前、上高地に行こうとしてやめました。上高地の魅力ってなんですか?
  答:そうですね。途中から、車を止めて、バスかタクシーで行かなければならないので面倒ですね。20年くらい前には、自分の車で入っていったことがあります。上高地の魅力は、川と池と山の風景のバランスだとおもいます。それと登山口でもあることだと思います。そう言えば、乗鞍の頂上にある展望台からは、上高地を上から見下ろすことが出来ます。乗鞍も10年前からは、マイカーが禁止です。

18. 先生は携帯小説についてどのような考えを持っているか教えてください。
  答:すみません。携帯小説を読んだことがありません。聞いた話では、特に、何の感想もありません。ただ、作家が素人なのに、良く書けるなあという感じです。

19. 書の中で乳児との相互作用はどの形態の社会でも母親が圧倒的に大きいとあり、筆者が「たぶんこれからの父親はこれまで衣装に積極的に育児に参加するのでこんな母親独占は減るだろう(減ってほしい)」と述べているのですが、先生も筆者の言うとおりだと思いますか?
  答:私も、父親の育児参加には賛成です。というより、母親だけの子どもではありません。夫婦の子どもなのだから、子どもは一緒に育てるという意識があって当然であり、そう考えれば、自然に父親も育児に参加すると思います。

20. は、この本を読んで今までに出会った人々のことを思い出すシーンが何度もありました。川島先生が出会った発達障害の子どもについて、何かエピソードがあれば教えてください。
  答:今でも、時々、発達障害の子どもに出会います。いろいろな子どもがいたので、特にということはありませんが、みんなかわいいです。

21. は今、5人の仲間と一緒に(ミニクラートという団体として)善光寺門前の蔵(豆蔵)を借り受け、そこで学外の活をしています。活動のコンセプト・概要は、以下の通りです。MINIKURART【ミニクラート】は、2010年3月に信州大学美術科の学生5人によって結成されました。写真や映像とったメディアがあふれる中、美術作品を目にする機会は、多くなりました。また、様々なものがデパートで、さらにインターネットで簡単に購入することができるようになりました。しかし、メディアで見る芸術は「本物」ではなく、ふれるモノは作り方を知りません。そんな中、私達MINIKURARTは、生で感じる美術作品のよさを、ものづくりの楽しを、少しでも多くの人に知ってもらうことを目指し活動をしています。活動開始後、各地で開かれるアートイベントや中学校でワークショップを行ってきました。論ずるよりするが易すしという言葉のように、美術制作の体験や展示を様な場所で行っていきます。
豆蔵は、MINIKURARTが運営するギャラリーです。門前の土蔵を借り、工房兼体験ギャラリー「豆蔵」として4月に一プンしました。豆蔵は、文字通り縦横3メートル程の2階建ての小さな建物です。しかしその歴史は古く、建てられたは江戸時代、今から170年ほど前の土蔵です。善光寺門前で最も古い蔵といわれています。この蔵を信州大学工学部建築科の有志「HACILA」が改修し、MNIKURATが使用しています。土蔵独特の雰囲気を生かした展示と、展示作品にリンクしたワークショップを土日祝日に行っています。長野の人々を始め、訪れる観光客にも美術の楽しさをしってもらい、芸術によって人が集う場所になれればと考えています。門前の古い土蔵から、新しい美術文化を発信することを目します。もし興味を持っていただけたら、是非プログをご覧ください。http:〃tutinotoko.blogspot.com1
  答:わかりました。行ってみます。

22. 質問なのですが、私はこのように親や家庭の影響と言うものがとても大きな影響力を
持っていると考えています。ですので、自分が将来家庭を築いたときに良い家庭にしていけたら、と考えているのですが、先生の家庭では家族関係を良好にするためにどんなことを心がけているか、お聞きしてみたく思います。プライベートな話になってしまうかもしれませんが、何かあればぜひ教えてください。
  答:特に、心がけていたわけではありませんが、私は、子どもが生まれた時に大学院生だったので、ワイフと一緒に育てるという感じで、いろいろ試行錯誤をしました。また、子どもに対しては、あまり、他の子どもと比較をしないという方針でやって来ました。また、家庭では、家族が協力して家の仕事をするということも考えてきました。


23. 生は「自分にはもしかしたら障害があるかもしれない」と本気で考えたことはありますか。差し支えのない範囲で教えてください。ちなみに私は専攻の友達から冗談半分、半分真面目にADHDではないかと言われており、言われてみればと自覚する事もあります。
  答:私も、子どもの頃を考えると、ADHDの定義に当てはまることがたくさんあります。いまでも、とてもあわて者で、忘れっぽくて、ドジをします。


24. 近、聞こえが悪いと感じ、耳鼻科にかかったところ聴力が急激に落ちていました。体調不良などの身体的な理由が特に思いつかないのですが、精神的な理由で聴力が下がることはあるのでしょうか。先生の専門外でしたら申し訳ありません。
  答:もちろん、精神的な理由で聴力が落ちることがありますが、その場合は、また復帰します。聴力は生活環境が非常に関わります。特に、大きな音を聞いたり、薬の副作用(血圧系の薬)があったり、歳をとったりすると高音の聴力が低下します。私も左の高音が聞こえません。そうすると、大きな声で話をするようになります。難聴については、若者が大きな音で音楽を聴かないように気をつけましょういう運動もあるくらいです。そのような難聴はほとんど回復することはありませんが、最近は、高性能の補聴器で補うことが出来るようです。また、目に比べると、人口耳の研究も盛んです。

25. 最近、子どもへの虐待という問題が増えてきているように感じます。昔はそんなに多くなかったと思うのですが、何が原因なのでしょうか。自分に子どもが出来たら、両親がしてくれたように、たくさんの愛で包み込んで育てて生きたいと、虐待のニュースを見るたびに思います。
  答:虐待は、個々のケースによって理由は異なります。しかし、多くの場合、母親は、育児や父親との関係、家族との関係に疲れて、どうしようもなくなって虐待をしていいるケースが多いのです。そして虐待した後は、なぜ、こんなことをしたのかと泣いていることが多いのです。子どもに愛情を示すためには、母親だけでなく、その周りの人々の支えと、安定した環境が必要なのです。


26. 最近、というかここ数年、ひとひねりしないと読めないような名前の子どもがどんどん増えています。当て字も良いですが、読める程度の当て字にしてほしいです。変な名前だと感じてしまうような名前もあります。名前を呼び間違えてしまうことも多そうで、それは呼ぶ方も呼ばれる方も多少は嫌な気持ちになると思います。どんな名前を付けるかは親の自由ですが、何とかならないのでしょうか。今の時代の子どもの名前に違和感をもってしまうのは、考え方が古いのでしょうか。
  答:子どもの名前が、いろいろあるのは、親が、自分の子どもは特別な子どもであり、個性を持った私の子どもであるという意識から名前を付けるのです。ですから、考え方が新しいか古いかではなく、自分の子どもは特別であるという親の意識が、他の子どもとは違うのだということから、出来るだけ変わった名前を付けようとするのです。子どもが出来ると判るかもしれません。そのために、太郎など、他の子どもと違うなをつけようとする人もいます。


27. 私は、養護学校での実習や、この本を読んでいて、まだまだ勉強不足であることや特'別支援教育の大切さを感じています。そして、学校教育法が改訂されていなければ、養護学校に異動があってもやっていく気持ちは当然ありました。しかし、将来は通常学級で働きたいと思っていますし、特別支援の免許を取得しないと決めました。それは教師になる人が考えてよいことなのでしょうか。さまざまな子どもたちとふれあう教師という職業、現代の教育からしたら、恥じるべき考えなのでしょうか。
  答:いや、恥じることはありませんが、知識として、持っていることは必要です。また、特別支援の免許を取得することを通して、いろいろなことを学ぶことが出来ると思います。特別支援の子どもに出会うことで、どのような子どもに対しても、個々の対応が大切であることを学ぶことが出来ます。

28. 人生は一回きりなので、とにかく時間のある学生時代に、海外やいろんなことをしたいと思っていますが、教師になるために勉強しなければならない!などいろんな葛藤でどれもつぶれてしまいます。何か良いアドバイスありましたらよろしくお願いします。
  答:確かに、大変ですね。しかし、どんなことでも、そんなに先を考えずに、目の前の課題をこなして行くと、自然に自分のやりたいことが見えてくると思います。欲張らずに、当たって砕けろとか、案ずるより産むが易しという気持ちでいろいろ取り組んでみましょう。

29. 毎回、課題の本を読んで思うことは、もっと本に書かれていることが世間に広がればいいということです。私を含め、一般の人がこの本を手にすることはほとんど無いように思います。しかし、この本に書かれていることはどれも重要であり、実際に私の考え方も大きく変わりました。もっと正しい知識や考え方を広めるには、どうしたら、いいのか、考えていきたいと思いました。最後の文章についてですが、先生ならどうしますか?
  答:そうですね。一人一人が、自分の出来る範囲で、少しずつやって行くことが大切です。私も、自分の出来る範囲で取り組んでいます。

30. ちょっと深刻な悩みというか質問があります。中学生である従弟に関することなのですが、プライバシーに関わることですし、プログではなく直接解答くださるとありがたいです。ACSUのメールで質問してもよろしいでしょうか?


31. 自分が犠牲になるほどお人好しでいることをどう思いますか?
  答:犠牲になるほどお人好なのか、だまされているのかの微妙な違いがあります。だまされているのであれば問題です。お人好しくらいならいいのではないでしょうか。
今回読んだ「発達障害の子どもたち」の中に書かれていたように子どもが愛着を形成す


32. 愛着の8割以上が母親とであり、父親との問では母親との間ほどの愛着は形成されないそうですが、川島先生は子どもに愛着行動をされたことがありますか。上に書いた12の愛着行動の中でされたものがあれば教えて下さい。
  答:12の愛着行動とは、エインズワースのストレンジチュエーションで使用された、視覚的運動的定位、差別的発声、差別的微笑、差別的に泣く、愛着者が蔀屋から出ていくと泣き叫ぶ、追従、よじのぼる、顔を埋める、しがみつく、しばらく離れていて再開したときに腕を上げてあいさつをする・両手を打ってあいさつをする、安全なとりでからの探索ですね。私は、父親ですから、子どもとの身体接触を使った遊びを中心にしていました。特に、活動的な遊びの中での身体接触を大切にしていました。


33. ある地域での活動を開催した時のこと、ある地域の小学校から参加している子どもの中に何らかの発達障害ではあるが、親が受診を拒否しているために生きにくい生活を送っているということと、その子がYOU遊の活動になら参加できるということを聞いた。私はとてもうれしく思う反面、活動をうまく運営するため、その子の負担が起きないためにもその子についての特徴をぜひ他の学生スタッフにも知っていてほしいと思った。そのため、担当の先生から学生スタッフに説明をお願いしたのだが、一人の学生スタッフから「先入観が出来てしまうので知りたくなかった、みんなと一緒の普通の子だった」という意見が出た。きっと悪い意味で言ったのではないということはわかるが私はこの意見に反対で、今回の活動では落ち着いて行動できたかもしれないが、もし突発的な行動が出てしまったら?それでその子が怒られてしまったら?教師として、先入観で見てしまうから知りたくなかったという考えは間違っていると思う。その子に関するたくさんの情報を把握したうえで、接し方を考えていきたい。
このような本文で書いたある学生スタッフの考えがどうしても理解できません。先生はどう思われますか?
  答:私も同感です。

34. 先生は発達障害児を一般的な公立学校に入れるのと始めから特別養護学校に入れるのとでは、どちらがその子どもにとっていいことだと考えますか?
  答:もちろん、子どもによりますが、原則は始めから特別養護学校に入れるのであれば、その方がいいと思います。しかし、現実には、特別養護学校に入ることの出来る子どもの数は限られています。それは、公の予算の関係があるからです。

35. ちょっと深刻な悩みというか質問があります。中学生である従弟に関することなのですが、プライバシーに関わることですし、プログではなく直接解答くださるとありがたいです。ACSUのメールで質問してもよろしいでしょうか?
  答:いいですよ。IDは、kkawasmです。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100603 発達障害の子ども達 前半

2010年06月05日 | Weblog
高橋先生の話はどうですか。具体例が多くて発達障害の理解がすすむ気がしますね。


1. 専門用語が多用されていますが、これらは知っておかなければならないものですか。
  答:そうですね。専門用語の意味を知ると言うことは、その領域を学んだという証拠です。大学を出てから○○を学びました、という時の重要な証拠は、専門用語(テクニカルターム)とその領域の有名な人の名前を知っているかどうかで判断されます。その領域の学問を学ぶということは、専門用語を覚えるという意味が大きいのです。是非、専門用語を憶えましょう。

2. 自閉症とアスペルガーの違いとは何ですか。
   答:アメリカ精神医学会の診断基準 (DSM-IV) によると、自閉症の中で、興味・関心やコミュニケーションについて特異であるものの、知的障害がみられない発達障害のことをアスペルガー症候群と呼びます。「知的障害がない自閉症」として扱われることが多いです。逆に言うと、自閉症の中で、知的障害のない人のことを言います。


3. 発達障害というのは、日本で最初に認め始められた時は、主にどのような意見が多かったのですか?
  答:これは、歴史の中で、日本では発達障害を法律的な意味で障害として認めることは、ありませんでした。意見のほとんどが、親の教育が悪い、しつけが悪いということで片づけられていたのです。発達障害が、遺伝的な要因を含む部分的な、障害であり、適切な環境が与えられることで社会の中で適応可能な障害であるということが認められたのは、2006年の障害者自立支援法施行以降だと思います。その意味では、質問にあるように、社会の一般的な意見は、課題の本に書いてあるような誤解を含むものがほとんどであったといえます。

4. 先生にとって、「こだわり」とは肯定的・否定的のどちらのイメージがありますか。
  答:両方です。こだわりは、周りが認めてくれれば、肯定的になりますし、認められないと否定的になります。


5. 高機能自閉症の人は天才的な能力を秘めているのでしょうか?
  答:それは、決まっていません。確かに、イエオサバンのように、部分的に天才的な能力を発揮する人もいます。いっぽう、人間は、ある部分が欠けていると、他の部分で補おうとします。その意味では、欠陥をもっていると、他の部分で天才的な能力を発揮することがあります。目が見えないのに、それを補うように聴覚能力を発揮して、盲目のピアニストになる人もいるようにです。

6. 成人近くになって発達障害があらわれるということはあるのでしょうか?
  答:これは、現れると言うより、成人を過ぎてから、明らかになると言うことがあるということでしょうね。高橋先生のビデオにもありましたが、30歳を過ぎでから障害がはっきりとしてくることもあるという意味だともいます。


7. 障害のある子どもは、通常の学級で授業を受けた方がいいと思いますか。また、特別支援学級や特別支援学校で受けた方がいいと思いますか。
  答:子どもの教育の基本は、「個別指導」です。最も理想的な教育は、個別のカリキュラムに基づく個々の子どもへの指導と同時に集団での社会性を学ぶことなのです。そう考えると、障害のある子どもは、特別支援学級や特別支援学校で受けた方がいいということになります。


8. 川島先生は発達障害の子どもを特別支援学校に行かせるか、特別支援学級に行かせるか、どちらが良いと思いますか。
  答:その子どもによると思います。その子どもにとって異なります。基本的には、障害の程度にもよると思います。また、それを指導する教師の力も関係すると思います。もちろん、財政的に許すのであれば、特別支援学校の方がいいと思います。

9. 川島先生に十代前半の子どもがいたとして、もしその子が特殊学級に入るように勧められたら、素直に受け入れられますか。
10. 川島先生は自分の子どもが障害を持って生まれてきたときに養護学校へ進学させることに何らかの抵抗を感じますか。
11. もし自分の子どもが発達障害であると診断されたら、先生はどう感じますか。
  答:もちろん、受け入れます。というよりも、その子どもにとって、より良い教育を受けさせることが大切で、私の見栄などな意味がありません。さらに、一言言うと、特殊学級の方が一人の子どもに対して費やす金額が大きいのです。すなわち、特殊学級の方が贅沢な教育、子どもにとって豊かな教育を受けることが出来るのです。私は、逆に、なぜ、特殊学級をそんなに嫌がるのか疑問だと思っています。


12. 発達障害を持つ子どもたちが普通学級に所属するとき、その子に対するいじめ等があったときどのように対処すべきだと考えますか。
に接すれば良いと思いますか?
  答:基本は、他の子ども達に、その障害の内容を理解してもらうことです。そして、イジメに関しては、他のイジメに関する原則(その内授業でやります)を徹底することだと思います。


13. 先生は発達障害のある子どもに対してどのような指導をしたいと思いますか?
  答:子どもの指導は、どんな子どもでも同じです。その子どもの人格を尊重して、子どもに接することです。それについては障害があるかどうか、年齢が違うかどうかに関係ありません。


14. 普通教育中にいる発達障害を持つ子どもやその親に対して、実際に教師ならば、どのような声掛けで特別学級を進めればよいのでしょうか?
15. 川島教授は発達障害の子どもと接するときどのように接しますか?
16. 障害を持つ子どもやその親にカウンセリング等を行ったことがありますか。もしあれば、どのように対応しましたか。
17. 先生は、いままでに障害を持った子供と接したことはありますか?また、どのよう  答:以前、附属養護学校で仕事をしていたことがあるので、その時に、いろいろな子どもに出会いました。また、教育相談所でもバイトをしていたので相談を受けたことがあります。そこでの対応の基本は「個別学習カリキュラム」です。障害を持った子どもだけに限るわけではないのですが、子ども一人一人についての個別の適切なカリキュラムを作ることが出来れば、良い教育なのです。障害を持ったこともへのカウンセリングも、どのような子どもに対しても基本は同じです。


18. 発達障害の問題について、これから教師はどんなことを学んでいかなければならないのでしょうか。
  答:発達障害も、いろいろなパターンや程度、障害の種類があります。それらの違いを、心理学的に、医学的に、教育的に理解することが必要だと思います。

19. 現在境界知能のような児童を受け入れられる学校はないのですか?
  答:いや、普通学級で受け入れていますが、うまくいっていないことが多いだけだと思います。

20. 何らかの障害を持った子は1クラスにどれぐらいの割合でいるのですか?
  答:何らかというのは、難しい質問ですね。軽度発達障害を含めて、すべての障害を持った子どもの割合というと、6~7%位になると思います。40人のクラスで、3人くらいということになりますね。ちょっと、大変です。

21. 日本では、発達障害でも、社会で働いている人が何人いるのか。
  答:アスペルガーの診断を受けている人や、いろいろな事情で診断を受けていない人を含めると、かなりの数だと思います。あなたの周りにも、必ずいると思いますよ。

22. 川島先生が自分で思うところの他人よりおかしなところもしくは癖などありますか?
  答:うーん。それが、私のことを変わり者だという人がたくさんいるのですが、私にはわからないのです。この学部でも、私は変わり者だそうです。でも、私は、私が基準なので、どこが可笑しいのかわからないのです。困ったものです。私の癖は秘密です。

23. 人と話をするときに心がけていることがあれば教えてください。
  答:やはり、きちんと目を見て話すこと。話を聞く時には、うんうんと首を振ることくらいですね。

24. お子さんが小さい時川島先生はそばにいてあげられましたか?
  答:小さな時というのが何歳くらいまでかわかりませんが、子どもが幼稚園までは、大学院生だったので、時間があり、かなり一緒でした。また、子ども達が小さいときに一緒に暮らした(遊んだ)ことは、楽しかったので子どもに感謝しています。

25. 先生は日本語と英語以外の言語を学んだことはありますか?
  答:そうですね。旅行に行くために、いくつかの言語を学習しました。英語以外の言葉で、現地の言葉で旅をしたことのあるのは、フランス、スペイン、ギリシャ、イタリアなどです。実際は、英語と半々くらいでの使用でした(都会や高級ホテルは英語が通じるところが多い、田舎の安ホテルは通じないことが多い)。その他の国、例えば、クロアチア、スロベニア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアなどはあいさつ程度で、後は英語でした。今は、中国語をちょぼちょぼと始めています。私の憶え方は、CDを何度も聞いて、音から憶えようとすることです。そうすれば、文字は憶えないですみます。でも、旅行の時は覚えていても、帰ってきて1ヶ月もたつと忘れてしまいますが・・・

26. 最近忙しい上に貧乏で困っています。先生はお金と時間どちらが大切だと思いますか?
  答:それは、バランスですね。最低限のお金があって、やりたいことがあれば時間が大切になりますし、時間はあるのにお金がない人は、お金を稼いだらいいと思いますから・・

27. 私の実体験(一部ですが)では上記のような感じでしたが、特別支援学級と通常学級の行き来をどう思いますか?(上記内では通常学級の子どもに対する認識とか、立場な話しになりましたが)
  答:現実には、子どもの状況によると思います。しかし、その子どもの成長にとって、適切なカリキュラムを組むことが出来るのであれば、どちらでもいいと思います。

28. 最近ケータイやパソコンに頼りすぎているせいか、よく漢字を忘れます。心なしか字も汚くなりました。いつも思うのですが、手書きの文字が綺麗な人は得ですよね。一般的に、字が右上に傾いていると綺麗に見えると言いますが、それはなぜですか?
  答:なるほど、私も全く同じで、漢字が書けません。困っています。右上がりは、推測ですが、書きやすさときれいに見えるということだと思います。何事も、スムーズに見えることはきれいに見えるのだろうと思います・・・でも、よくわかりません。

29. 子どもの人生なので、意見を尊重することも必要だと思います。しかし、一時的な子どもの希望で決めてしまうのも危険な気がします。何を一番大事に考えればよいのでしょうか。発達障害の子どもが普通学級にいる場合、どの程度目をかければいいのか。また、他の生徒にその子についてどう説明し、どう接して話せばよいのか。
  答:私は、子どもの人生は、子どもだけの人生ではないと思っていますし、子どもが自分で決めることが一番大切だとも思っていません。それに関与するのが大人(親や教師)の役割でもあり、責任でもあると思っています。子どもの意見を尊重するといって親が自分の意見を持たないのは無責任です。多くの、スポーツ選手や芸術家は、親の影響を強く受けて小さな頃から、人生の目標を作っています。


30. 卒論で海外にフィールドワークに行きたいのですが留意することあれば教えて下さい。
   答:日本と日本以外の国の大きな違いは、「安全と水はタダではない」ことです。特に、日本以外では、都市部などに危険な地域があります(日本にも多少はありますが・・)。そこを避けて通るべきです。日本と違って、危険な場所をみくびってはいけません。


31. 発達障害は治るのでしょうか?なおればそれは障害と呼べるのでしょうか?
   答:この問題は、「治る」ということをどのように考えるかによります。障害や病気があっても、日常生活に支障がない場合は問題がないからです。発達障害児であっても、教育環境や家庭環境によって自立した生活を送ることができるようになるのであれば、問題がないということです。ですから、発達障害は治るか治らないかの問題よりも、成人してから自立した生活ができれば、それで治ったのと同じになると思います。また、ADHDの場合は、薬を飲んでいれば、適応できるのであれば、それでいいと思います。薬に対するこだわりや障害へのこだわりを持つということの方が偏見になります。


32. 大学院の試験に向けて英語を勉強しなければなりません、どのような英語の勉強が好ましいでしょうか?
   答:それは、英語の先生に聞いた方がいいのかもしれません。私は、できるだけ多くの本を読み、それも声を出して発音しながら読むことをやってきました。それと、先日も書いたのですが、覚えている単語数を増やすことだと思います。当たり前ですが、文法的には間違っていても、専門用語を覚えていると、何となく訳せることが多いのです。


33. こどものことを「発達障害なので仕方ない」みたいにわりきって教育することは本当によいことなのでしょうか?障害者みたいな、哀れみのような感情が芽生えると、そこでやはりなにか壁が生まれるような気がしてなりません。
   答:そうだと思います。問題なのは、「発達障害なので仕方ない」というのでなく、「発達障害だから、それを補って、他の部分をのばそう」と考えることが必要です。人間は障害を持っていると他の部分で補おうとして、より成長することが多いのです。


34. 鳩山総理と小沢幹事長が辞職しました。最近の総理大臣は短期間に変わりすぎだと思います。その原因が2世や3世でおぼっちゃまだから、都合が悪くなったらすぐ投げ出すと言っている人がいました。私はそれも一理あるなと思いましたが、先生はそのようなことが関係あると思いますか。
   答:そうですね。エリートの条件のところで学んだように、指導者として教育を受けていない人たちがリーダーになっている気がします。日本の政治家には、ノーブレスオブリージュどころか、私利私欲を求める人が多いのです。


35. 高校の先生を志望する者で大学院卒業の方が優遇されているのはなぜでしょうか。もちろん、知識の深さで大学卒業の者と差があるのは当然ですが、その差を大学生の問に埋めることはできないのでしょうか。
   答:それは、文科省がとっている方針が、欧米で広くとられているような、教員資格を修士以上にしようと考えているからです。多くの国では、修士をとることが教員の資格になっています。その流れから、例えば、現在でも名目的には、管理職は専修免許(修士以上でとれる)を一応義務づけています。


36. 人はどこまで自分に与えられた運命を変えることができるのでしょうか。
   答:運命なんてないですよ。人間がかってに考えて良いことがあると運が良かったと帰属するのです。また、運命という言葉は、事柄が起きた後に、つがおうが悪かったときに運が悪かった、良かったときに、運が良かったと後から理由付けするために使われる帰属の手段なのです。ですから、運命が変えられるかという質問は成り立ちません。さらに、運命を信じている人は、運命は後から、これが運命だったと考えるのですから、運命を変えることはできないということになります。


37. 先生はドラマ「スクールウォ・一ズ」を観たことがありますか。どう思いますか。
   答:すみません。見たことがありません。わかりません。こんど、見てみます。


38. 「実習中及び終了後の児童・生徒との個人的な交流(住所や電話番号の交換)は避ける」と言れますが、教師にという職業に就いたら個人的な交流はあっても良いのでしょうか
   答:実習生の時は、基本的に避けた方がいいと思います。しかし、教師になると、実際には個人的な交流が必要になります。実際、子どもだけでなく子どもに関連して親との連絡が必要になり、メルアドも含めて個人的な連絡をすることが多いと思います。


39. ある映画で「恋愛は人生の醍醐味」という言葉がありました。先生は恋愛をどう考えますか。
   答:そうですね。醍醐味とまでは行かなくても、恋愛をすることは人生を楽しくしてくれると思います。そのために失恋すると悲しいのです。そうでなくても、片思いでもいいですから、好きな人を作ると人生の楽しみが増えると思いますよ。


40. また、特別支援学級や養護学校への児童・生徒の編入をさせることも必要というようなニュアンスで本文には書かれていましたが、実際には特別支援教員の数が少ないことが問題として挙げられているということを聞きました。もし、ある程度の学習障害や発達障害の子どもたちをそうした学級へ入れるようにしたら、教員の数が足りなくて大変なことになる、ということは考えられないでしょうか。
   答:現実に、特別支援学級や養護学校の教員でありながら、特別支援の免許や勉強をしたことのない教師が多数います。附属養護の教員でも、たぶん、3分の1の教員は特別支援の免許を持っていないのではないかと思います。ですから、長野県では、夏期休暇などに免許を取るための、認定講習というのをやっています。私も今年は講義をしに行きます。たぶん、現場の教員の半数は、皆さんがこの授業で学ぶことを知らないのではないかと思います。