かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論A(木) 20130124 子ども虐待 討論

2013年01月25日 | Weblog

 これで,生徒指導概論Aの受講生も,すべての課題が終わりました.お疲れ様でした.私も,32年前に,このE504教室で,最初に発達心理学の授業をしてから,信州大学教育学部での大教室の講義は,すべて終わりました.後は,演習が残っていますが・・・・
 皆さんが,この授業で,いろいろなことを学んだのと同時に,私も,皆さんからたくさんのことを学びました.質問をされると,それに答えるために,自分の意見をはっきりと述べなければならないことから,いろいろ学ぶことができました.ありがとうございました.また,どこかでお会いできたら,声をかけてください.

 なお、このかわティブログを題材に、2月9日(土)の午後2時半から図書館の2階で最終講義を行う予定です。


1. なぜこの6冊の本を選んだのですか。また、健康のためになにか私生活で行っていることはありますか。
   答:本を選んだのは,授業でもいいましたが,みなさんの生徒指導に関する知識が深まることを目的として,順番に並べました.でも,これが一番良いというのでなく,まあ,これなら良いかという程度で選んでいます.新書版ですべての知識が学べるわけではありませんから.また,健康のために,やっていることは,朝と晩に,腹筋と腕立て伏せとスクワットをほんの少しずつ続けています.でも,つづけると,体型まで変わってきますよ.

2. 半年間ありがとうございました。最後に先生のモットーを教えてください。
   答:何年かに1回,変わるのですが,今は,「人は人,自分は自分,だけど仲良し」です.


3. 祖父(母)というのは孫に対してどういう気持ちでいるのでしょうか? 
   答:どうって,かわいいですよ.でも,あくまでも,子どもの子どもです.やはり,娘や息子もかわいいですよ.特に、2歳から3歳くらいは,見ているだけでもかわいいですね.でも、もっと大きくなって、話し相手や一緒にお酒が飲めたら、もっと嬉しいかもしれません。


4. 不登校の話で、なぜ学校に行かなければならないのか、大人が子どもに答えられないというのがありました。学校に行く意味や価値を伝えて納得したとして、じゃあ、なんで社会のために頑張らないといけない?なんで生きないといけない?という質問を投げかけてきたら、先生はどう答えるのでしょうか?
   答:これは,究極の問題ですね.結局,なぜ,生きているのかということと同じになるので,生きている価値は人によって違うと思います.特に、宗教観によって異なるのではないかと思います。でも,一つ言えるのは,自分自身も含めて,みんなが生きて行くためには,それぞれが,役割を持って生活し社会のために役に立つしかないということです.人類が滅びても良いとか,社会がどんなになってもいいという宗教であったりすると,反論のしようがありません.ですから、低年齢の子どもであるならば,お父さんやお母さんを含めた,知っている人や身近な人のために,役に立つことは,嬉しいことであると教えてもいいと思います.


5. 去年の夏ごろでありますが、夜になると毎日のように子どもの泣き声と怒る母親の声が聞こえてくることがありました。最近は窓を閉め切っているので、聞こえてくることもありませんでしたが、先日、外にいたらまた泣き声と怒声が聞こえてきました。正直、しっけなのか虐待なのか分からず、また、どこの家から聞こえてくるのかも分からないので悩んでいます。どうすべきなのでしょうか。
   答:難しい問題ですが、ぜひ、児童相談所に電話をしてみてください。話しをしてみて、児童相談所の人が判断をしてくれると思います。無駄になってしまうかも知れませんが、そのような連絡で子どもが救われるかも知れませんから・・・


以下は,生徒指導概論Aの人たちの、授業と討論の感想の一部です.みなさんお疲れ様でした.ありがとうございました.

1. 6回こうして討論をしてみて一番感じたのは、やっぱり色んな考えの人がいるんだな、という事だ。当たり前の話ではあるかもしれないが、一つの問題があったら、それに対する感想や解決法は人によって全く異なるものとなる。これしかないと思っていた考えでも、他の人の意見を聞くことで「こんな方法もあるのか」という事に気付かせられる。そのことを改めて感じさせられる討論となった。


2. 非常に為になった授業でした。討論会にしても本を読んでのレポートにしても、自分の糧に十分すぎるほどなりました。まだまだ足りないところだらけであり、人生を持ってしても埋まるとも思えませんが、学習や知識が必要だと感じられた事は大きな収穫iです。最後に間に合って良かったと感じています。ありがと

3. 【これまでの授業を振り返って】
今まで、6冊の本を読み、様々な開題にづいて考えてきた溝、このよ5な闇題に対して、今後もっと社会全体が動いていかなければいけないと感じた。日本は、個人に焦点を当てることが多いが、個人だけでなく、社会全体で問題を捉えるべきだと私は考える。また、いじめや虐待の欄題にぢいては、被害者だけでなく焔害者の視点がちも考えなけれ繧いげないと思う。1つの考えに固執しないで、世界の取り組みを参考にしながら柔軟に対応していくことが大切だと感じた。


4. 私は討論があって良かったと思う。それは、教育問題というものは、自分が義務教育と高校生活を送った経験があるので、それなりに語れてしまう、という怖さがある。自身も自分の経験から意見を作っているのだが、たまに、その意見が、さも正解のように思ってしまうことがある。しかし、この教育学部にはそれぞれの学校生活の経験があり、体験があり、それらは全く自分と違うことである。それを聞くことによって、自分の意見の狭さを知り、より広い視野で多角的に問題を見ることができる。なので、グループの仲間には充実した意見交換を積極的にできたことに関して感謝したい。又、このような機会に積極的に参加して自分の意見を深めていきたい。

5. 全6回の討論を終えてみて、専攻も学年も違った人の意見を聞くことが出来て、本当に良かったと思った。何より、「教育学部」という感じのする討論であった。すべての人が自分なりの意見を持っていて、それを堂々と発表できる、将来とても役に立つ力だと思う。何より、自分とは全く違う意見を持った人がいて、'自分が予想もつかないような意見を持っている人も多くいる、そういったことを実感できる授業だったと思う。自分の意見の浅はかさも知り、少しは自分の意見に自信が持てるようになった6回の討論であった。この経験をこれからも活かせていけたらいい。


6. 最後に、討論を通して、一番楽しかったのは男女で異なる意見、共通する意見がでた、という事です。同じものを見ていても異なる考えがある、その男女差に驚いたこともたくさんありました。フリートーク式で楽しく、ときには大爆笑をしながら語ることもあり、とても楽しいグループでした。この機会があって本当に良かったと思います。


7. この授業での今までの討論を通して、まず、自分の考えをまとめて人に伝えるという経験をすることができてよかったです。最初は自分の考えをうまく言葉にできず、伝えることが大変でしたが、回を重ねるごとにだんだんとできるようになってきたので、討論もより深い意見のやりとりが出来たのではないかと思います。そして、教育を取り巻く様々な問題について、ほかの人の考えに触れることで、自分の中に新しいものの見方や捉え方が生まれ、大変勉強になりました。

8. これまで討論をしてきて、一つの話題についても、一人で考えるのとは違い、人と話すことで様々な意見を聞けたり、自分の考えを深めることができた。自分の経験だけではわからなかったこと、しらなかったことを、グループの人の経験談で知れたことは大きかった。とくに、いじめや問題行動のことなど。私の小中高どの学校生活でも、ほとんどいじめを見ること触れることがなく、実際いじめはどのようなものなのかよく知らなかったが、他の人の経験談を聞いて、いじめは、テレビや本等で取り上げられるような大きなものだけではない、小さくてももっと身近でどこにでも起きるものなのだということを感じた。この授業での討論は、考えを広げたり深めたりすることもでき、それまで知らず、かかわりのなかった他の学科の人の繋がりも増え、楽しく有効な討論にすることができたと思う。

質問と回答:生徒指導概論B(水) 20130123 子ども虐待 討論

2013年01月23日 | Weblog

 これで,生徒指導概論Bの受講生は,すべての課題が終わりました.お疲れ様でした.
 皆さんは,これから,採用試験や面接などで,何度も討論や面接をすることになると思います.その時は,この授業での討論の内容をもう一度読み直してみるといいと思います.面接に対しても課題の本を読み直して行くと役に立つと思います。また、集団討論などでは、この授業の内容をもう一度復習することをお勧めします。


1. 好きな人に嫌われるのが怖いです。どうしたらいいですか。
   答:そうですね.私も怖かった時期もありました。でも,逆に別れてしまえば、その人のこと考えてしまうという束縛から逃れられるということにもなります.心理学の実験で,嫌われるのが怖いと考えている人は嫌われる,というのがあります.また,特定の人との関係を気にしたり,嫌われるのが嫌だと思わない人ほど,好かれる傾向があるという研究もあります.さらに,その人が,しっかりと自分のやるべきことをしていたり,楽しそうに毎日を暮らしている人は、嫌われることが少ないという研究のあります.そう考えると、嫌われたくない人は,自分のやるべき仕事をやり,楽しそうに暮らしている様子を相手に示すことが必要だということになります. 確かに,充実していて,楽しそうにしている人には近づきたくなりますよね.嫌われたら怖いのであれば、あなたが楽しい毎日を送っていることが、相手の人にわかるような生活をしましょう。そうすると、きっと向こうから近づいて来てくれますよ。


2. 初対面の人と仲良くなる方法を教えてください。
   答:初対面はあんまり大切ではないですよ.初対面でうまくいきすぎて,その後に,会ったときに,なんだ,実はこんな人だったのだとがっかりされると逆効果ですからね.初対面では,適度に自分らしい様子を見せられればそれでいいと思います.仲良くなるということを心理学で分析すると,自分のこと,プライバシーなどを話せるようになるということになります.ですから,仲良くなるためには,適度に,相手に自分のことをいやがられない程度に話をすることが大切です.でも,自己開示をしすぎると逆に嫌われます.あくまでも,適度に,自分の話をさらっとすることが大事です.


3. 直接手をあげていなくとも、体罰だといわれることをどう思いますか。
  答:虐待と同じで、心理的な体罰とも言えるものがあると思います。嫌みを言ったり、竹刀を持って脅したり、直接に身体に触れなくても十分体罰はあり得ると思います。結局、子どもを扱うのに、体罰だけでなく、脅しなどの圧力をかけるのは、間違いだと思います。何度も、、いっているように、悪いことをやめさせることは、何も教えることになっていません。悪いことをしないことが良いことだということを、褒めたり、認めたりして教えるのが正しいのです。そう考えると、体罰だけでなく、叱ったり、おこったりすることも必要ありません。

4. 川島先生は、体罰はあっていいと思いますか。また、体罰を肯定することにおいてどのように考えますか。
  答:なんで、こんな質問が何度も来るのでしょうか。授業中にも話したこととこのブログを遡ってみてください。でも、答えます。人間は、ついつい、目の前の困ったこと、悪いことをやめさせることが子どもを教育することだと考えてしまいますが、それは、教育しているのでなく、大人のいうことをきかせているにしか過ぎません。いうことをきくことが正しいかどうかは、わかりません。大人や教師が常に正しいことをしたり、言ったりしているとは思えませんから・・・


5. 先生はご自分のどんなところがお好きですか?嫌いなところもあったら聞きたいです。
  答:好きも、嫌いもありません。自分の性格や行動には、そんなに自信がありません。でも、これが自分なのだという部分は持っています。


6. 4月になったら先ずしたいことはなんでしょうか。
  答:新しい、職場での仕事のための、新しい形式での授業の準備をしたいと思っています。


7. 日本での幼児に対する性的虐待の存在を認めていくためにはそれに対する考え方の変化が必要だと思いますが、そのための手立てとしてどのような方法が有効か、先生のお考えをお聴かせ下さい。
   答:結論から言うと,子どもについての考え方が変わらないと・・・ということだと思います.一人一人の子どもが,その親のものであるという,ミーイズム(プライバタゼーション)のような,個人が勝手に子どもを教育しているのだという考え方がある以上,虐待はなくなりません.これは,性的虐待についても同じことが言えると思います.自分の欲求から出た行為を社会の宝である子どもを対象としてしていることへの罪悪感が生じないと無くならないと思います.ただ単に,子どもの将来を考えていないとか,子どもを傷つけているということに気がつかないということではなく,子どもについての価値観や偏見が無くならないと解決できないと思っています.


8. 春休みに兄の住んでいる北海道へ行こうと思っています。どうせ行くなら、と思い、1週間ほど北海道を1人旅しようと考えているのですが、もし川島先生のおすすめの場所があるのなら教えていただきたいです。
   答:いいですねえ。私も、北海道に行きたいです。北海道のどこへ行くのでしょうか。お兄さんは札幌なのでしょうか。北海道は広いですからね。一週間だと、南か北か、東か、中央かのどれかでしょうね。私は、冬なら釧路や知床半島、網走の流氷を見に行ってみたいですね。でも、春休みで3月だと、まだ、どこも雪だらけですね。そうそう、長野の人は、カニは全て冬のものだと思っているようですが、北海道の毛ガニは、3月くらいから7月くらいが旬ですよ。春の毛ガニは安くておいしいですよ。


9. 川島先生は今年で定年ということで、今後はいろんな所に旅行に行くと聞きましたが、具体的にはどんなところに行くつもりですか?
  答:それが、だめになったのですよ。と言うのは、結局、定年後の再就職をすることになってしまい、当分、今までとほとんど変わらない生活をすることになったのです。でも、大学なので休み期間があると思うので、今年は、マディラ島かアゾーラス島に生きたいと思っています。



 ●全ての討論が終わりました。お疲れ様でした。以下は、生徒指導概論Bの皆さんの感想の抜粋です。

1. 討論すべてを終えての感想としてはグループの人ほとんどが喋ったこともないような人なので初めは緊張したが徐々に慣れてきてみんないろいろな意見を出していけるようになった。このようなグループ討論は将来教採などでも役に立っと先輩から教えてもらったので実に有効的に活用できたように思う。他の人の意見が自分の身になればこの討論が本当に意味のあるものへと変わったと言えると思う。これからも努力していきたい。お疲れ様でした。


2. たった6回の討論だったが、この討論で得られたものは数多くあった。私は2年から4年生という学年を超えた形で討論をしたことが一度もなかったので最初のうちはとても緊張した。しかし先輩方の支えもあって回を重ねるごとに自分の意見を言えるようになった。また先輩方の意見の話し方、討論の進め方もとても上手で、勉強になった。例えば、「○○さんの意見に付け加えて、」など、相手の意見を:尊重しっっ、自分の意見を言うことである。私は自分の意見を言うので精いっぱいだったのもあって、相手の意見を聞いて付け加えたり、反論したり、疑問点を挙げるなどといったことがあまりできていなかったように思われる。これからの課題として、一方的に発信するのではなく、相手の話も聞き入れてそこから話を広げるような話術を身につけることを挙げたい。そのためには討論など人と話し合う機会を数多く経験することが大切だと考えられる。


3. 6冊の本を読み、6回の討論を行った中で、教育に関する諸問題にっいて今までよりも知識的に深く理解することができたように思う。また討論ということを行う中で、自分にはない考え方や見方を知ることができたのは非常に有意義であったように感じる。しかし、残念ながら私は自分の意見というものをしっかりと持ってそれを発表するようなことがあまり得意ではなく、この授業の中で行われてきた討論の中でもそこまで積極的に発言を行うことができたわけではないように思う。ただ、全く自分の意見を述べないのではなく、多少は自分なりの意見を考えて発現できたことは前進だったのではないかと感じている。これからもこのように討論やディスカッションを行うような機会は教育実習や採用試験など非常に多くあるだろうと思う。今回の経験を踏まえて、そのような活動により積極的に参加していくような姿勢を作っていきたいと思う。


4. 後期にわたり、固定化されたメンバーで討論を行ってきたが、本当に私にとってためになる機会であった、自身の実体験や育ってきた環境がそれぞれ異なるから様々な意見が出た。その意外性も感じたし、「こんな考え方もあるんだ」と驚きや感心したこともたくさんあった。最後、みんなひとり一人感想を言ったが、いろんな考えを持つ人と意見を共有できることで自分の考え方が刺激されたとされる人や、自分の意見をみんなに伝えることの難しさを痛感したといった人も言った。私も、一つの題目に対してみんなが「なるほど」と思える発言にするにはどうしたらいいかという自分の課題にもぶち当たったし、話下手だなと知ることができた。いろいろな意味ですごく価値のあった討論であったし、仲間も最高であったので、この授業をとって本当に良かったなという思いでいっぱいである。ありがとうございました.


5. 最後に、すべての討論を終えての感想を述べます。生徒指導概論の講義を受け、本を読んでみて、私は教育についてまだ知らない事だらけなのだと感じました。発達障害やいじめ、虐待、教育格差の問題など、教育の現場はそう甘くはないようです。本を読んだ後に討論をすることで、自分の中で整理しきれていなかったことを噛み砕いて理解することができ、また新しい考え方を得ることができ、一回一回の討論が新鮮でした。本の内容とは別に、違う専攻の先輩とも交流することができ、教育実習で得た経験談や柔軟な考え方など見習いたいと思うこともいくつか感じることのできる有意義な時間になりました。後期の一番初めは5冊も読んで何千字も書いて討論もするなんて私にはできないと思っていましたが、終わってみると早いものでした。この講義は今まで受けた講義の中で一番今後のためになったと感じています。同じ教育者を目指す仲間と教育について語ることができて本当に有意義な時間を過ごせました。


6. 率直、私は討論は苦手である。しかし、この講義の時間の討論はとても面白かった。なぜなら、自分の頭だけでは考えられないような意見を沢山聞くことができたからである。一人で考えていても、どうしても偏った考えしか浮かんでこない。しかし他の人の意見等を聞くことで、また違った視点から物事を捉えることが出来た。そして、自分の思ったことを言葉で相手にわかりやすいように伝える練習にもなった。とても楽しかった。


7. 長く討論をしてきて、一番思うことは様々な視点から物事を考えられるようになったことです。今までいじめ問題や数多くの教育問題について私は、人と話し合う機会がなく自分の考えのみで生きてきた。しかし、討論をしてみて「そんな考えもあるんだな」、「そういう捉え方も出来るんだ」など多くの発見がありました。この経験を大切に、これからも様々なことについてたくさんの人と話し合いたいと思いました。そして、柔軟な考えと色んな視点から物事を見っめることができる教師になりたいと思いました。


8. 本を読み、その意見を交換するのを最初はあまり賛成できなかった。別に自分の思ったことを人にいう意味がないと感じたからだ。しかし、実際に意見を交換すると、自分の違う観点から本を理解している人がほとんどでとても感動した。知識があまり無い分、少し知識のある人からの発言であったり、さまざまな体験談であったりその内容は様々であれ私にとってとても貴重な討論の場であったなと感じている。ありがとうございました。

質問と回答:生徒指導概論A(木) 20130117 子ども虐待 後半

2013年01月18日 | Weblog
生徒指導概論Aの人たちも、読書レポートが終わりましたね。お疲れ様でした。最初は長くて大変そうに考えたでしょうが、終わってみると短い期間だったのではないでしょうか。


1. 食べ物のトラウマはいつか治ると思いますか?
  答:食べ物の好き嫌いは、心理的なものと実際の食べての体験からくるものがありますが,食べての経験からくるものであれば,行動療法で治りやすいと思います.少しずつ,食べたり,似たようなものから慣れていったりすることで治ると思います.

2. どうして子どもに対して興味が無くなってしまうのか。
  答:虐待は、子どもに対する興味がなくなるというよりも、自分自身の心理的な状況の安定が優先したり、欲求の阻止によるキレが抑えられなくなるのだと思います。


3. 先生は、コーヒーだったら、ブラック派ですか。それとも微糖ですか。それとも甘党ですか。ミルクは入れますか。よかったら詳しく教えてもらいたいです。
  答:私は、どちらと決めていません。飲んで濃いなあと思ったときは、ミルクを入れます。それも朝と夜などの状況によって変わります。もちろん、薄いアメリカンの時はミルクは入れません。砂糖は基本的に入れませんが、エスプレッソは、ミルク(クリーム)も砂糖も入れます。紅茶も濃く入れて(ティーバッグを2つ使う)暖かいミルクと半々のロイヤルミルクティを飲むときもありますが、ミルクを入れずに飲むときもあります。ですので、お酒と同じで、何派とか、何党というのが、ありません。


4. 先生は、レポート用の本を選ぶ際に、どの位の量の新書を読んでいるんですか?
  答:学期の始まる前の休み期間にまとめて読むことが多いです。でも、他の仕事が多いとかまけてしまいます。量は、その時によって違います。でも、今までの蓄積が100冊以上あるので、その中から今学期はこうしようと考えるときもあります。


5. 小さなトラウマに対する克服の方法として、再体験以外にも方法はあるのですか?
  答:授業中もいいましたが、暴露法以外には、嫌悪刺激と同時により好ましいことを考えるようにしたり(脱感作技法)、それを思い出したときに、電気ショックを与える(嫌悪条件づけ)、意図的に少しずつ思い出させたり、(漸近的接近法)、それを忘れている期間を長くするために、安定した状況を作り出すなどがあります。


6. 長野市でも、虐待やDVへの対策として何か取り組んでいる事業などはありますか?
  答:もちろん、県も市も、いろいろな取り組みをしています。ネットで、調べてい見てください。

7. 付き合っている人が、4月から就職します。学生と社会人がうまく関係を続けていくには、どんなことが大切だと思いますか。
  答:たぶん、時間の問題が大きいと思います。社会人になると、仕事が優先するので、学生と時と同じように自由にあうことが出来なくなります。結局、学生の人があわせざるおえなくなりますし、時間的な問題のすれ違いで、不満が生ずると思います。ですから、会う回数が減ることを前提に、ふたりで工夫することと、一緒にいられなくても相手を信頼することが大切だと思います。


8. 教師ができる虐待を受けた子どもへのケアは、一時的なものしかできないかもしれない。継続的に教師ができるケアは存在しますか?
9. 虐待を受けた子どもが自分の担任するクラスにいた場合、どんなことに意識して子どもに関わればいいのでしょうか。
  答:やはり、子ども達の精神的な安定と、学校場面でのストレスと生じさせないような工夫だと思います。イジメの対策と似てきますね。また、虐待の可能性があることもの親と連絡をとって、子どものすばらしさをを認めさせるのも、一つの手段だと思います。自分の子どもがよい子だと思えれば、虐待は減ると思います。


10. 最近寒いですよね。部屋の中でできる、何か身体をあっためることってありますか?
  答:私は、身体を動かそうとします。最初は寒いので、厚着のまま運動をすると、暖かくなり、だんだん薄着になります。しかし、じいさんっぽい、話ですね。

11. 権堂のアーケード通りが昔に比べて非常にさびしい気がします。何か活性化する方法はないでしょうか?
  答:そうですねえ。私もさびしい気がします。駅前に比べると、人が集まらないですね。もし、本格的に考えるとすれば、広い範囲での共同開発が必要でしょうね。広い、駐車場と権堂駅周辺の再開発などが必要ですね。ちょっとしたイベントや広場程度では、遠くから人は集まらないと思います。


12. 先日、映画館で「レ・ミゼラブル」という映画を見ました。本当に良い映画で見に行って本当に良かった、と思いました。かわティ先生のおすすめする映画があったら教えてください。あと、洋画を見るときは字幕と吹き替えどっちを見ますか。
  答:そうですか、ぜひ見てみたいです。おすすめというほどではないですが、先日、学生と一緒に、レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(ホラーっぽい題名だけどコメディです)というDVDを見ました。子どもがかわいいので楽しかったです。私は、生の声が聞きたいので、字幕派です。



13. 結婚の決め手ってなんだと思いますか。
  答:結婚は、人生の仕事のうちの一つだと考えた方がいいです。たまたま出会って、一緒に協同生活をしてもいいなあ、と考える人と結婚するのです。それも始めは男性の性の統制を基礎にしてです。結婚で人生が決まるなどと考えない方がいいと思います。虐待やDVも、結婚願望が強さが、生じさせる部分を持っていると思います。自分は、お姫様で、白馬の王子様と出会うなんて考えずに、人生を一緒に楽しく過ごす、共同生活者というように考えた方がいいですよ。



14. 20歳の女性の話です。お付き合いしている男性がいながら、他の男の人とキスをしたり自宅に呼んで二人でお酒を飲んだりする女性がいます。なぜそのようなことができるのでしょうか。私にはわかりません。先生の考えを教えてください。
  答:いいんじゃないかと思います。まだ、結婚しているわけではないので・・・。もしそうでないと、新しい人を探すことが出来ず、モンシロチョウ(最初に出会ったオスと交尾する)のように、なってしまいます。きっと、あなたが疑問に思うのは、つきあっている人を裏切っているということなのでしょうが、人間は、場面によってはよく、わからないうちに人を裏切っていることがよくあると思います。私は、大学生で、つきあっている人とだけいつも一緒にいる方がおかしいと思います。

15. 先生は今年退職されるとおっしゃっていましたが、発達と教育と生徒指導概論の授業の質問コーナーの中で一番おもしろかった質問はどのようなものですか。
  答:なんだろう。考えたことがなかった、もう一度、見直してみよう。でも、おもしろいという意味は、おかしいという意味と興味深いという意味の2つがあるから・・・

16. 先生は発達のことなどに詳しいと思うのですが、自分のお孫さんをみて発達状態にっいてわかりすぎて怖いということはありますか。
  答:怖いということはないですよ。でも、教科書や本とは違うとか、この子は、この部分が早いけど、こここは遅いなどということは考えます。また、大人になったら、こういう性格(行動傾向)になるだろうな、などの予想も考えます。

17. この本にはさまざまな虐待の事例が出てきますが、先生は虐待が全くない世の中になるためには何が必要だと思いますか。
  答:これって、感想で考えてみてくださいといった答えになってしまう。まあ、いいっか。それは、子どもを育てるということが、母親だけの仕事や問題でなく、社会全体が責任を持つという意識が広まってくると、変わってくると思います。イジメや不登校も同じですが、社会で子どもを育てるという意識が広まると、子どもを比較して競争させるよりも、いろいろな職業や立場の人が必要になるということがわかります。虐待についていえば、親は、子どもを自分のものだけとしか考えていないのです。もし、親が、子どもは自分のものであると同時に社会にとって必要な人間なんだと考えることが出来れば、子どもに対してだけでなく、周りの大人に対する責任も生じてくることになり、意識するようになると思います。


18. 虐待を発見した場合、教師として子どもやその家族とどのように関わっていけばいいのでしょうか。
  答:教師が、直接、親と対応するのは、難しいと思います。児童相談所など他の機関と相談した方がいいと思います。

19. 先生は子育てをしているときに、子どもにたいしてイライラしてしまったときはありますか。暴力をふるってしまいたいと思ったときはありますか。また、暴力を実際にふるってしまったときはありますか。
   答:もちろん、イライラしたことはあると思います。でも、ほとんど、暴力はふるったことはありません。一度だけ覚えているのは、5歳くらいの時に、友達とケンカをしているときに、石を持とうとした時です。。武器を持って、ケンカをしてはいけないと考えて、ごつんとやった覚えがあります。でも、今考えたら、きちんとルールを教えた方が良かったと思っています。


20. 子どもに対してイライラして暴力を振るってしまいたいと思ってしまったときに、親はどのような対処をとったほうがいいと思いますか。もし先生が同じような状況に陥ったことがあったら、そのとき先生はどのような対処をとりましたか。
  答:年齢にもよりますが、基本的に、いらいらしている状況を子どもに、情報として伝えるのはいいと思います。ただ、怒った表情でなく、私は、これこれで、とても、いらだっているということを子どもに伝えるのです。それだけで、ほとんどの子どもは、理解をすると思います。だって、低年齢の子どもは親のいうことききたいと思っているのですから・・そうされずに、怒られたり、怒鳴られて育った子どもは、年齢が上がると嫌悪感情が先立って、反発をするのだと思います。

質問と回答:生徒指導概論B(水) 20130116 子ども虐待 後半

2013年01月17日 | Weblog
 生徒指導概論Bの受講生の人は,これで,副読本の感想文は全部終わり,後は討論の感想文が一つだけですね.お疲れ様でした.6回の討論,どうでしたか,最後のレポートに感想を書いてもらえるとありがたいです.
 それから,レポートやテストなどを,最後の授業が過ぎてから持ってくる人がいますが,一切受け取りませんので,悪しからず・・・・


1. 今年中に絶対やろうと思っていることはありますか?
   答:私は,うまくいかないときに,落ち込むのが嫌なので,絶対というのは,ほとんどありません.でも,やってみたいと思うことは,あります.今年は,他の大学に転職するので,その場所での適応のために,何か,習い事をしようと思っています(そうでないと酒ばかり飲んでしまう)

2. 先生は寒い日をどのようにお過ごしですか?
   答:寒い日は,寒いまま,過ごしています.できるだけ,早く寝るようにしています.そうでないと,朝,布団から出られない・・・・・

3. 青春18きっぷで旅をしたことがありますか?あれば、その体験談を聞かせてほしいです。
   答:いいですねえ.青春18きっぷは,使ったことがないのですよ.もちろん,私の青春の頃にはありませんでしたし.でも,老人だけど,青春18きっぷで是非,旅をしたいですね.どうも,ちょっと,お金があるようになると,人間,贅沢をしたり,楽をしたがりますが,いけませんね.


4. 虐待を受けた子どもが情緒不安定によりクラスから孤立したとすると、虐待の事実を知らない周囲の子どもたちにはどのように指導していくのがよいのでしょうか。
   答:特別な配慮というより,当たり前の配慮をすればいいと思います.というより,それしかできません.でも,教師としては,親との関係を見ながら,個人的に,愛情のようなものを感じさせるのはいいことだと思います.


5. ふと思ったのですが、「虐待の冤罪」などはあるのですか?諸犯罪と同じく、表立ってくると必ずつきまとう問題だと思います。
   答:なるほど,あるかもしれない.でも,児童相談所の人は,とても,しっかりと調べて対応するので,たぶん,ほとんど無いと思います.もちろん,逆にはっきりと証拠をとれないものはあるでしょうが・・・

6. 虐待の問題を親も子も共に克服し、再び親子の信頼関係を取り戻したケースというのは、ありえないのか。ありえるとしてもまれなケースなのか?
   答:いや,ある程度,子どもが成長したり,親の生活環境が安定して,ストレスが無くなったりすれば,信頼関係を取り戻すことは,可能だと思います.また,子どもの方がうまく成長して,自立することができるのであれば,親を許すということもあるかもしれません.


7. 川島先生が感じる幸せはなんですか。小さなことと大きなこと、両方教えてください。
   答:まるほど,大きな幸せ小さな幸せか.小さな幸せは,孫のわかなちゃんやひかりちゃんと遊ぶこと,大きな幸せは生きていることかな.

8. 第七章では、子どもに対するさまざまなアプローチ方法が挙げられていますが、先生が実際に使用したことがあるアプローチ方法はありますか。もしあれば、どうだったのか教えていただきたいです。
9. トラウマを持っている人に対して、その症状が出てしまった時に、先生でしたらどのような対処をしますか。
   答:私は,カウンセラーでないので,わかりませんが,精神科やカウンセリングの専門家の人たちは,とりあえず,薬などを使用して落ち着かせるようにするようです.その後は,そうならないように,指導しています.私が,その場面に出会ったときには,そのトラウマの状況に少しでも対応できるように,少しずつ,快の状況と合わせて体験を想起させることを考えると思います.私の立場は、行動変容のスモールステップを使う考え方です。

10. 先生は、虐待という問題について中学校や高校で扱うとしたらどのような点に注意しますか。お考えをお聴かせください。
   答:中学校や高校では,難しいですね.というのは,大学生でもそうですが,自分自身の過去をさらけ出すというのは、とても、大変なことです。ですので、子どもによっては、過剰な刺激を受けることになるかもしれません。しかし、だからといって、扱うことをやめるのが良いとも思いません。

11. 子どもが突然トラウマ記憶を思い出し暴れ出したら、どう声を掛ければよいのでしょうか。
  答:ゆっくりと、落ち着かせるために、年齢にもよりますが、スキンシップや、じっと、見ていてあげるなどの態度が良いと思います。

12. 実際の学校現場では虐待やネグレクトを受けた子どもたちにどのような対応をとっているのでしょうか。
・虐待を受けている子どもを発見したとき、教師にはどんな支援ができると思いますか。
  答:たぶん、教師によって、ケースによって異なると思います。今度、現場の先生に訊いてみよう。



13. 大学に入ってから人間関係について悩むようになりました。先生にご相談があるときはメールしてよろしいでしょうか。
  答:いいですよ。でも、深刻さによっては、カウンセラーの先生の方が良いと思います。そんな時は学生相談の先生か、保健室に問い合わせてください。もちろん、簡単なものであれば、私のところでいいですよ。

14. 先生の周りには、虐待をしてしまっている人、虐待にあってしまった人はいますか?
  答:間接的に、話を聞いたことは何度かありますが、直接にはいません。


15. 先生の子育ての中に、殴ったりして子どもにしつけをする場面はありましたか?
  答:基本的には、ありません。私は、しつけをしているという感覚はありませんでした。単に、成長や発達を助けようという気持ちでした。


16. 後期の授業ありがとうございました。本を読み「知ること」「考えること」「話すこと」、討論をすこと」の大切さを知ることができました。そこで質問です。教師になる前に読んでおくと良うような先生のおすすめの本がありましたら教えて下さい。また、春休みどこか旅行に行く予定などありますか。
  答:すみません、すぐには、思いつかないのですが、このブログを遡って、課題の本を参考にしてください。春休みは、家と研究室の引っ越しと片づけをするので、旅行は無理そうです。


17. ちょっとしたことで酷く腹を立て暴力的になる親に対して、自分なりに相手の目線になって注意したり落ち着かせたりしていたのですが、子供が口を出すなと言われてしまいました。子供の立場から、親を理解して抑止しようとしても、親としては子供にそんなことを言われたりされたりするのはかえって逆効果なんでしょうか。先生は親として、自分の子供から何か注意されたら、どういった感情を抱くのでしょうか?
  答:まあ、そうでしょうね。人間は、どんな人に対しても、自分のしたことを認められなかったり、非難されると、反発を感じるものです。もし、注意をするのであれば、いったんは、相手の気持ちを受け入れているという態度をとり、さらに、自分ならこうするけど・・という形で、相手の問題としてではなく、私ならこうするという、「私」という主語を使って、話をするのがいいと思います。

18. 成人式で花魁嵐の着物を着ている若者が報じられましたが.これは有だと思いますか?先生の子どもが着たいというならどうしますか。一生に一度の成入式なので好きな格好をして欲しいとは思いますが.花魁という職業を知ったうえで私は子どもにそんな格好をさせたいと思いません。
  答:これは、2つの考え方があるり、両方とも成り立つとと思います。一つは、職業を真剣に考える人から見れば、避難をされるでしょう。しかし、一方では、現代ではない、過去の職業であり、服装としてそのアイディアを取り入れただけのファッションであると考える人もいると思います。

19. あと、少しの大学生活で、やり残したことはありますか。
  答:うーん、あるといえば、山ほどあるけど、まあ、こんなもんでしょう。それより、これから、やりたいことがあるので、それに希望を持っています。

質問と回答:生徒指導概論A(木) 20130110 いじめとは何か 討論と子ども虐待 前半

2013年01月12日 | Weblog
あけましておめでとうございます。
 木曜日の生徒指導概論Aは、授業での参観があって、ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。


いじめとは何か 討論

1. 討論では結論をすべて出した方がよいのか、それとも多くの疑問についてどんどん考えていったほうがよいのかどちらがよいのか。
   答:どちらでも、いいですが、疑問を出して、考えて行く方がおもしろいと思います。

2. どの時代も成長するにつれて仲裁者は減っていく傾向にあったのでしょうか?
   答:証拠がないので、わかりませんが、私の子どもの頃は、もっと、仲裁者や告げ口をする子どもがいたように思います。



子ども虐待 前半

3. この本以外で、読んだ方がいいという児童虐待に関する本があればぜひ教えてください。
   答:特には、わかりませんが、虐待に関する本は、ほとんどが事例が多いと思います。

4. 今まで出会ってきた学生の中で、子どもの頃虐待を受けていた、という人はいましたか?
   答:それが本当に、虐待だったかどうかはわからなかったのですが、その可能性があるということで、児童相談所に連絡が行った、子どもには、出会ったことがあります(再掲)。


5. 先生は、「なぜ子どもを産み育てるのか」ということについてどんな考えですか。
   答:基本的には、人間が持っている動物としての本能だと思います。しかし、人間は、本能だけでなく、その社会の状況も考慮します。ここで、本能というのは、発達の中で生じてくるホルモンの影響で現れてくるものだと考えられますが、それをどのように実際の行動としてあらわすかは、社会的な影響によります。しかし、その社会というもの自体も、人間がつくっているのですから、人間の持っているホルモンから生じた本能に影響を受けます。


6. 先生の好きな寿司ネタは何ですか?私は最近びんちょうまぐろの美味しさに気がつきました。
   答:私は、青い魚が好きです。健康のことを考えて食べていたら、好きになってしまいました。いわし、あじ、サンマ、さば・・・特に、旬の時期のサンマが好きです。

7. 具体的虐待を親がしつけという場合どういった対応をすればよいか。
   答:児童相談所の人も、いつも困っている問題です。


8. 今年の抱負を聞かせてください。
   答:やってみたいことで,実現しそうもないものならたくさんあるけど,現実になると,夏休みにアゾーラス島かマディラ島にいってみたいと思っているくらいです.後は,4月から職場が変わるので,そこで,うまく適応することが目標です(再掲)


9. 子どもが言うことを聞かないとき、暴力がいけないことはわかりました。しかし、強く言っても言葉の暴力になってしまうかもしれません。どう注意すればいいと思いますか?
   答:第2章でやりましたが、困った行動を押さえようとするのでなく、困った行動を止めたときに、ほめることを基本にすれば、怒らないですみます。困ったことを止めさせるだけでは、良い行動を教えたことになりません。ですから、注意する場合も、それはいけないことだという情報を与え、それを一時的にでも止めたときに、すぐにほめるのが正しい指導です。


10. 新年早々風邪を引いてしまいました。先生は、風邪を引いたときどんなものを食べていますか?
   答:特には、ありませんが、先日は、卵のおかゆとうすいお湯割りの焼酎でした。でも、もっと、胃に負担が少なくて、元気がつくようなものの方がいいのでしょうね。私は、あまり、食べ物は気にしないで、暖かくして寝ることにつとめます。


11. 遠距離恋愛がうまくいくためにはどんなことが大切だと考えますか。
   答:適度に定期的に連絡を取ることと、あったときにマンネリ化しないようにすることかな。後は、お互いに、電話などでもいいので、話を聞いてあげることだと思います。

12. 先生は子どもが生まれた前と後とで、気持ちの変化はありましたか。
   答:うーん。忘れてしまったなあ。でもまあ、今まで以上に家事を手伝わなくてはと、考えていた気がします。

13. 実際、虚待で苦しんでいる子どもがいたら、まず初めにその子にしてあげるべきことはどんなことですか?
家庭内で起こっている虐待に対して、本当に教師ができる支援とは何ですか.また.実際にどこかの教師はこのような支援、対応を取っていたなど事例があれば教えてください.
   答:支援は難しいですね。出来るだけ早く、児童相談所と連絡をとるのがいいと思います。ケースによってというより、大人が相手ですから、パターンには当てはまりにくいですからね。


14. 心に深い蕩を負った子どもへの.教師ができるケアはどんなことでしょうか?医療や梱談所にすぐ委託するのではなく教師ができる範囲のケアにはどんなことがありますか?
   答:直接、なにかするのは、難しいと思います。

15. 子どもを虐待する親は、自分も親に虐待をされていた入が多いと思う.虐待は、いつごうから行われていたのですか。
   答:たぶん、それは、かなり昔からだと思います。日本も、昭和30年代までは、子どもを叩いて育てるのは当たり前のことでした。叱ることがしつけだと思っている人が多かったです。今のように子どもを大切にするようになったのは、昭和45年くらい以降だと思います。

16. 先生は、自分の子どもをたたいたことがありますか。
   答:それは、5歳くらいの時に、友達とケンカをしているときに、石を持とうとしたからです。武器を持って、ケンカをしてはいけないと考えて、ごつんとやった覚えがあります。でも、今考えたら、きちんとルールを教えた方が良かったと思っています。(再掲)


17. 子どもを産んでも育てることができない親は子を産む資格がないと思うのですが、先生はどう思いますか。
   答:それは、間違っていると思います。私自身もそうですが、子どもを育てるのは、始めからそんなにうまく育てることが出来る人はいないと思います。お祖父さんやお祖母さんなどの助けや、地域や社会の助けを借りたり、他の人の話を聞いて、助けてもらって育てることが出来るのです。私自身も、子どもを始めからうまく育てることが出来たとは思っていませんし、子どもを育てることで、私自身が、育てられたと思っています。虐待などが生ずるのは、社会が、子どものしつけを母親だけに任せるという風潮と、それを助けようと言う、社会のシステムが機能していないからだと思います。私は、虐待をする親だけが悪いとは思っていません。


18. .DVや児童虐待の定義は存在するのでしょうか.存在するとしたら、どんな定義なのでしようか.
   答:.DVや児童虐待を定義するのは、ケースによって異なるので、難しいと思います。結果として、被害を受けたものがどのような状態にあるのかによって、操作的に定義をしてケースによって対応するしか無いともいます。


19. 子どもに家事の手伝いをさせることは.ネグレクトや身体的虐待にならないのでしょうか
   答:これも、程度によって可能性はあります。すなわち、手伝いが強制労働のような形で行われ、その報酬や対価が相当のものが行われない場合はネグレクトになると思います。例えば、かなりきつい肉体労働をさせて、食事もろくに与えないなどです。しかし、逆に、甘やかせて子どもが手伝いをしたいと考えているのに、勉強を白といって、一切手伝いをさせないのも、ネグレクト(スポイル)になると思います・・・・・


20. 先生は子育てをしているときに.子どもにたいしてイライラしてしまったときはあ珍ますか。暴力をふるってしまいたいと思ったときはありますか.また、暴力を実際にふるってしまったときはありますか.
   答:もちろん、イライラしたときは、何度もあると思いますが、暴力をふるったことはありません。


21. 子どもに対してイライラして暴力を振るってしまいたいと思ってしまったときに.親はどのような対処をとったほうがいいと思いますか.もし先生が同じような状況に陥ったことがあったら、そのとき先生はどのような対処をとりましたか.
   答:イライラしたときは、イライラしているということを言葉で伝えました。そして、なぜ、そう思っているのかを説明しました。しかし、それ以上は、子どもの任せました。すなわち、だから、○○しろ・・というのでなく、子どもの判断をさせるようにしました。それ場面では、我慢をして待っていました。

質問と回答:生徒指導概論B(水) 20130109 いじめとは何か 討論と子ども虐待 前半

2013年01月11日 | Weblog
 あけまして、おめでとうございます。今年も、よろしくお願いします。

いじめとは何か 討論

1. 私は学校の先生が授業で脱線して違う話をするのを授業よりは聞いていました。脱線についてどう思いますか。
   答:授業中の,適度の脱線は,いいと思っています.というより話に飽きてきたときなど必要なときもあると思います.しかし,脱線すると,それまでの話の流れがとぎれてしまうので,元に戻れるように憶えていないと行けません.私も脱線して,どこから脱線したのかを忘れてしまったことがあります.


2. 教師がいじめに気づくためのポイントは何だと思いますか。
   答:授業でもやりましたが,毎日,一人一人の子どもの顔(目)をみて,様子を観察することだと思います.それは,悩んでいる子どもだけでなく,




子ども虐待 前半

3. 先生は「いのちの電話」や「いじめホットライン」の効果について、どのようにお考えでしょうか。
   答:ある程度,効果は,あるとおもいます.

4. 川島先生が思う、いじめの最高の予防策は何ですか?
   答:授業中にも話しましたが,いくつかの予防策を組み合わせることになります.その基本は,ルールを決めることと,いじめの場面を想定したいじめ防止の行動のロールプレイだと思います.いじめ防止のロールプレイは,いじめの場面を想定し,それをやめさせるための役割を傍観者や観察者がとることができるような練習ということになります.最高の防止策のような一つのものでなく,さらに,子どもたちがいくつかのグループに属すことができるような「ジグソー方式」の友人関係をつくるということも考えなくてはなりません.


5. いじめに気づいた時の対応としてはどのようなものが考えられますか。
   答:多くのいじめは,囲い込みと見てみないふりをする観察者の役割が多いことから,やはり,個別の面接が効果があると思います.


6. なぜ、性的虐待は思春期以下の子どもには行われえないという思いこみがあるのですか。
   答:それは,女性の立場や男性でも子どものいる親の立場の見方だからです.また,多くの性的虐待が,隠されて行われることが多く,被害を受ける側が,虐待であるという認識がないために発見されることが少ないからです.しかし,実際には,今までも何度か答えているように,男性(特に若い男性)の性的な欲求はちょっとしたきっかけで引き起こされ,うまくゆくと脳の報酬機能によって,持続してしまいます.

7. 先生は躾のために子どもを叩くという行為をどう思いますか。
   答:まったく,無意味です.しつけは,ルールを決めて,守ったときに強化を与えるということ以外にありません.子どもをたたくと,その場での行動は変化しますが,副作用の方が大きくなります.


8. 2013年の目標は何ですか。
   答:やってみたいことで,実現しそうもないものならたくさんあるけど,現実になると,夏休みにアゾーラス島かマディラ島にいってみたいと思っているくらいです.後は,4月から職場が変わるので,そこで,うまく適応することが目標です.


9. 子ども虐待の世代間連鎖を止める手だてにはどのようなものがあるのでしょうか。
   答:あると思います。例えば、結婚した相手が、一緒に子育てをしてくれるなど、ストレスが、たまりにくい状況を保つことが出来るのであれば、可能だと思います。


10. 先生は実際に虐待を受けた子どもの詣を直接闘く機会などは今まであったでしょうか、 もしあるようでしたら.そのときの印象や感じたことを教えてください.
・先生は、実際に虐待を受けた児童・生徒に教育現場で出会ったことはありますか?
・先生はDVや虐待を目にされたことはありますか?
   答:それが本当に、虐待だったかどうかはわからなかったのですが、その可能性があるということで、児童相談所に連絡が行った、子どもには、出会ったことがあります。


11. ・子どもが受ける担任の先生の影響(言葉遣いや愛情表現)はどのくらいあると思いますか。
   答:それは、子どもによって異なると思います。子どもが、どのような性格かとか、親が教師に対してどのような態度をとるかによっても、異なると思います。

12. 虐待やDVに気づくためのポイントは何ですか。
   答:表情や雰囲気では、どうしても推測になってしまいます。できれば、体操やプールの時間、身体測定の時に、身体の傷を見つけるのがいいと思います。また、可能性があるのであれば、児童相談所に問い合わせるのがいいと思います。

13. 先生はお酒をよく飲まれると思いますが、好きなお酒はなんですか。おすすめがあればぜひ教えていただきたいです。
   答:これは、20歳になった人が興味があるようで、何度も、きかれるのですが、その時のつまみや一緒にいる人、時間、季節によって異なるので、好きなお酒もいろいろあるのが現実です。特に、つまみによって好きなお酒は変わります。


14. 子どもに虐待に近いことをしてしまったことはありますか?
   答:幸いなことに、私は無いと思います。

15. 先生は虐待とは親が子どもを教育のために叩くことも(げんこつなど)虐待に当たると思いますか?
   答:思います。体罰や暴力は、いっさい必要ありません。もう一度、、第2章で使用した資料を、読んでみてください。

16. 夫婦生活を円満にすごすコツはなにかありますか?
   答:私は、円満かどうかわからないし、特に、コツはありません。でも、どんなことも、一緒にお互いに手伝って行うのがいいとは思います。

16. おすすめのスキー場はどこですか。
   答:真冬か春スキーか、車があるか無いか、スキーのうまさはどうか、誰と行くのか、予算はいくらか、泊まりか日帰りか、によって違います。でも、気軽にいけるのは、やはり飯縄(春ならリゾート)か戸隠でしょうね。

17. 虐待を経験した親に対する具体的な対策はありますか?自分自身あまり聞いたことがありません。
   答:やはり、カウンセリングによって、背景にあるストレスや、それを押さえる訓練をするのがいいと思います。

18. 信州大学に勤めてきた中で印象に残っている出来事が何かあれば教えてください。
   答:それは、たくさんあります。建物の建て替えによる研究室の移動、同僚の死、一緒に仕事をしていた仲間の他大学への転任、仲良くしていた学生や院生の卒業・・・毎年毎年、3月になるとさみしいなあ、という気がしていました。でも、今度、自分が卒業(退職)するに当たっては、それほど寂しくない気がします。たぶん、残される人の方が寂しいのでしょうね。出て行く人間は、未来に向かって進んで行くのですからね・・・


19. 子供が社会へ出て自分から行動できるようになる能力は親が教えるものじゃないと言われました。これは親としての育児放棄ではないかと感じます。先生はどう考えますか?
   答:それを言われた文脈がわかりませんが、確かにそうですね。今の日本は、なんでも、子どものしつけを学校に押しつけすぎる気がします。


20. 自分が教師になり、もし自分のクラスに虐待を受けている児童・生徒がいたら、教師としてどのような行動をとればいいのでしょうか。
   答:授業でも、やりましたが、児童相談所に連絡をしてください。


21. 以前川島先生は1度くらいこどもを殴ったことがある」と言ったことを記憶しているのですが,どういった場面で生じたのでしょうか?
   答:それは、5歳くらいの時に、友達とケンカをしているときに、石を持とうとしたからです。武器を持って、ケンカをしてはいけないと考えて、ごつんとやった覚えがあります。でも、今考えたら、きちんとルールを教えた方が良かったと思っています。


22. 明けましておめでとうございます。先生はお正月どのように過ごされましたか。また、お正月に家族で毎年行う恒例行事などはありますか。もしあれば教えて頂きたいです.ちなみに私は、昼前まで寝ておせちを食べ、初詣、親戚への挨拶まわりという流れです.ここで久しぶりに家族とずっと行動するような気がします。
   答:その年によって、異なりますが、娘の家族が遊びに来ているときは、元旦は午前中に、おせちやお雑煮を食べて、だらだら過ごし、2日は親戚に年始回りに行き、3日目は買い物にゆくということが多いです。