かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:発達と教育A (水) 101222  「完璧志向が子どもをつぶす」 後半

2010年12月23日 | Weblog
今年の授業が終わりました。みなさん、良いお年をお迎えください。

1. 「いい子」といわれる子どもは、どうして成長してからつまづいてしまうのでしょうか。
  答:それは、子どもの時に大人から「いい子」だと考えられる子どもと、小学校高学年以降における、大人の意図と子どもの希望とのバランスで生まれる「いい子」が異なるために、小さな時の「いい子」は、そのままでは「いい子」ではいられなくなるからだと考えられます。知的な部分での抽象的な志向への変化と同様に、社会性の発達の過程で、それまでの「いい子」から、より自発性を表現することのできる「いい子」に変化しなくてはならないのです。それがうまく行かないときに、大人から見ると、つまづいたように見えるのではないでしょうか。


2. 先生は家族の中に尊敬する人はいますか?また、その理由は何ですか?
  答:私はワイフも子どもたちも尊敬しています。それは私が持っていない人間的なすばらしさを、それぞれが持っていると思えるからです。家族だけでなく、それぞれの個人が、私の持っていない部分で尊敬できると感じたときに、尊敬できる人だと感じられる気がします。


3. もうすぐクリスマスですね!先生が今までもらって一番嬉しかったプレゼントは何ですか?教えてください。
  答:私は、手作りのものが好きです。今までも。手作りに、その人の独自のものをもらうと、嬉しかったです。いろいろともらったけれど、一番は手作りの刺繍の壁飾りかな。

4. 先生が思う「子育て」とは、どれくらいの期間のことを言うと考えますか?
  答:そうですね、基本的には、中学校までかと、思います。


5. いじめをなくすことはできるのでしょうか。また、同質化志向はいけないことですか。
  答:いじめが無くなるかどうかは、いじめの定義にもよりますが、現在のいじめの定義では、いじめは無くならないと思います。しかし、例えば、いじめられても、いじめられたと考えなければ(感じなければ)いじめられたということにはなりません。しかし、現実には、人間が他の人を暴力で言うことをきかせようと考える対人方略が無くならない限り、いじめは無くならないと思います。
 同質化志向も同じように、それがよいか悪いかは、その社会のあり方によって決まります。戦前の日本のように、戦争のために同質化する必要がある社会では、良いことになりますし、イギリスのような個人主義(ステレオタイプだけど)の社会では、同質化社会にはなりません。その意味では、日本の中学校は、同じ学校の中で、みんなが同じという同質化を求める部分と、個性を伸ばすという相反する価値観が存在することが問題を引き起こしている原因の一つかもしれません。

6. 先生は、家庭の中で、役割分担等ありましたか?(料理は夫で、洗濯は妻の役割みたいな…)
  答:もちろん、ありました。日曜大工が必要な部分は私の分担でした。まあ、力仕事は男の仕事みたいなことでした。洗濯は今でもワイフの仕事になっています。料理もどちらかというとワイフですが、一緒にやることや手伝うことも多いです。食事の支度が始まると一応、「何か手伝うことある?」とは、訊くことにしていますが・・・


7. 子どもが心のバランス感覚をうまく身につけられるように、親ができることはどんなことだと思いますか。
  答:まず、親が心理的に安定していて、子どもが親の安定した愛情を感じられること。次に、いろいろな経験(対人関係も含めて)をさせるようにすること。周りの大人の態度と、しつけに一貫性があること・・かな。


質問と回答:生徒指導概論A(木)101216 友だち地獄 土井隆義 後半

2010年12月16日 | Weblog
生徒指導Aの皆さんは、これで、今年の授業が終わりですね。
良いお年をお迎えください。


1. 私は結構人間関係を気にする方なのですが、先生は人間関係で悩んだことはありますか?
  答:もちろん、いつものように悩んでいますよ。でも、一つは、それを出来るだけ早く解消するように努力していることと、それを解決する方向で、がんばって行動することをしているので、何とかやって来ています。そのためには、コーピング(6章で出てきます)や、帰属の錯誤、自己意識についての知識があると役に立ちます。客観的な科学的知識は、うまく生きて行くために役に立つと思いますよ(本を読みましょう)。

2. 川島先生は、優しい関係で苦しんでいる子どもたちを解放する方法として何かアイディアを持っていらっしゃりますか?
  答:私は、また授業でも話しますが、子どもは、いくつかの準拠集団(心を許せる仲間集団)を持つことが必要だと思っています。それも、出来れば年齢の違う子どものいる集団や学校ではなく地域を同一とする集団、趣味を同一にする集団、習慣(宗教)を同一にする集団があるといいと思います。それらの一つだけが毎日の生きて行く生活をすべてと統制してしまうという人間関係が問題が起きる原因だと考えています。


3. 川島先生は携帯電話・パソコンのメールは、即レスしますか?
  答:できるだけ、即レスしようと思っていますが、出来なくても、いいと思ってもいますが・・。しかし、遅れた時に怒ったり問題にするようでは、こちらの事情がわからないとか立場がわからないような人だとと思うので、その程度の関係(お互いに分かり合える関係でない)であると、考えればいいと思って、気にしません。

4. 先生の携帯電話の機種は何ですか?
  答:ジェイフォン??いや、ボーダフォンです。携帯メールのアドレスは。k○○.t.vodafone.ne.jpです。でも、今はソフトバンクというらしい??


5. 引きこもりの子どもに対して親はどのような対応をとるべきですか?
  答:これは難しい、というのは、親が、そのような態度をとっていたから引きこもりになったと考えられるからです。すなわち、引きこもりの原因の一番は親だと思っています。逆にいうと親が変わらないと引きこもりは解消できません。もちろん年齢が上になると、もう遅いという部分もあります。一言で言えば、親が自立を望まなかったり、心配したりという部分があります。親が、子どもを尊敬し、徐々に自立を望むのであれば、そして、いつ親を捨てて家を出て行っても、かまわないのですよ・・という気持ちを持っていれば引きこもりは、起こらないと思っています。そうすると、子どもは、家以外の場所で生きて行くこと考えるからです。・・こんなことを言ったからと行って、あなたも今更、親の責任にしないでくださいね(笑い)

6. 先生のアドレス帳は何人くらい登録されていますか?
  答:うーん。何人くらいだろう。見てみよう。数えてみたら、通じないかもしれないものを含めて350位でした。これって、多い方?少ない方?でも、10年以上前のものもある・・・

7. 自殺という言葉が広がることで逆に死について楽観的に考えてしまわないのか。
  答:それは、とても大きな意味を持っています。それについて、アメリカでは、子どもの自殺は報道しないという自主規制があります。でも日本ではありません。基本的に、人間はイヌと同じように、毎日を何とか一生懸命、生き延びて行こうとしていれば充実して生きてゆけるのにも関わらず、もっと上手く行きようとか、将来の不安を考えたりして、自殺を考えるような部分があります。ですから、今日一日をどのように、充実して生きて行くかと言うことを考えるようにすると上手く生きてゆけるのですが・・・「今日一日の苦労は、今日一日で足れり、明日のことを思い煩うな」という、句がありますよ。

8. 自殺を考える者同士のコミュニケーションとは。
  答:この本に書いてあるように、自分自身の生きる基準を持っていないと他の人に基準を併せようとします。それが、自殺をするという基準に当てはまった時には、自殺が生きることの目的になるのだと思います。

9. 先生はブログをやっていて困ったことや不便に感じたことは今までにありますか。
  答:このブログは、見ている人が皆さんのような学生なので、なにも問題がありません。もちろん、変なジャンクメールやジャンクトラックバックは入ってきますが、即消しです。

10. 先生はグループ化についてどうお考えですか?仕方のないことだと思いますか?
  答:授業でも、話しましたが、子どもの発達段階は、ギャンググループ(一緒に面白いことをする少年グループ)から、チャムグループ(相互の信頼関係があるように保とうとする仲良し中学生グループ)、そしてピアーグループ(本当に友人となるような信頼関係のあるグループ)とうように発達すると言われていました。その意味では、大人になるまでチャムグループから抜けられない高校生、大学生がいると言うことになります。???もしかしたら、大人になっても抜けられない人(大学教員)もいるような気がします(冗談です)。

11. 川島先生はメールと電話どちらの方が多く使いますか。
  答:もちろん。メールの方が多いです。でも、PCメールと半々で、親しい人としかケータイメールはしません。

12. 質問です。もうすぐ2011年ですが、先生の家では正,月にブリと鮭のどちらを食べますか?ちなみに私は鮭です。また来年もよろしくお願いします。
  答:どちらかというと鮭です。でも、小さな頃、私の家の雑煮は鶏でした。さらに、今は、雑煮は鯛になりました。というのは、ワイフが鶏が嫌いなので、似たような味の濃い材料を探して鯛になったのです。

13. 最近は、色々と危険なことが多いので早い時期から子どもに携帯を持たせる親が増えていますが、同時に子どもが携帯に依存する環境を早くから作ることにもなりかねないような気もします。先生はどう思いますか?
  答:以前も、話しましたが、高校生までは(親が、子どもに何があってもいいかと考える年齢まで)、親が子どもケータイをチェックするべきだと思っています。基本的には、学校から帰ってきたら、親に渡すという野がいいと思っています。子どもがケータイに依存する前に、人間関係の基本は、目と目をあわせて、相手の顔を見て話をすることで多くの情報を得ることを練習させなければならないと考えるからです。逆に言うと、ケータイに依存することで、他者との微妙ふれあいを学ぶことが出来るのです。特に、恋愛は、相手をしっかり見て、相手の気持ちをくみ取ることが出来ないと成立しません。あなたは、彼氏、彼女の顔をしっかり見て話をしていますか?


14. 先生は海外旅行によく行かれるそうですが、国内旅行はどうですか?私はまだ九州地方に行ったことがないので、春休みに旅行しようかと考えています。何かおすすめなどがあったら教えてください。
  答:いいですね。私は、3年前のクリスマスに、熊本と長崎を旅しました。長崎は、島原などでクリスマスイルミネーションが、至る所にあってなかなか良かったです。でも、クリスマスイブに、長崎で洋風の食事をしようと思ったら、長崎は和風の店が多くて困りました。熊本と長崎を比べると、実はレストランは熊本の方が肉があって洋風でした。その他には、鹿児島は、豚肉が最高ですね。・・食事ばっかりになってしまったけれど、九州は、各県がそれぞれ違う味を持っています。福岡では屋台やショッピング、大分は温泉、熊本は阿蘇、宮崎は海岸、鹿児島は指宿温泉と桜島ですね。でも、いずれにしろ、九州は物価が安いですね。宿泊費も食費も本州の2割くらいは安い気がします。学生が旅をするにはいいところかもしれません。長野から九州ってバスがあったっけ?

15. 川島先生に質問いつもためになるお話をありがとうございます.人間関係は今の子供たちにとっても息苦しいものであるように思います.しかし,人と人が関わるということは同時に大きなパワーが生まれると思うのですが,人と関わりたくないと思ってしまう子供に対して無理に関わらせることは良くないと思いますが,完全に人と引き離すのは間違いだと私は思います.川島先生はどのように考えるか良かったら教えてください。
  答:私は、人間関係は、3つのレベルがあって①仕事上やクラスの仲間などの上手くやった方がいいレベル(20人以上いる)、②次にクラスの中でも、仲の悪くない友達(中学生なら5人以上、高校生以上なら3人以上)のレベル、そして、③ピアグループとしての、本当に信頼できる友人や家族(本当のことをはなせる人で3人程度)があると思います。どうしても、青年期には、すべての人と上手くやろうと思ったり、すべての人に嫌われたくないと思ったりすることで、これらのレベルを同じように対応しようとする傾向があります。私はワイフと数人の本当に信頼の出来る人間関係を持っています。でも、他の人より、その信頼できる人の数が多いかも知れないという自信がありますが・・・・

質問と回答:発達と教育A (水) 101215  「早期教育と脳」 討論 と 「完璧志向が子どもをつぶす」 前半

2010年12月15日 | Weblog
「早期教育と脳」 光文社新書 小西行郎  討論から
1. 知り合いのお医者さんが、「最近はお母さん達が、子育てをするときに子どもの目を見てないから、目を合わせない子どもが増えているんだ」という意見を出していました。私は、母親が目を合わせないからではなくて、母親の関わりが少ないからではないのかな、と思いました。先生はどう感じられますか?
  答:確かに、目を見ていないという傾向がある気がしますが、結果として目を合わさない子どもが増えるとは思いません。しかし、お互いに、目を見ると言うことは、その子どもの表情や考えていることをしっかりと受けとめるということだと思っています。これは幼児期だけでなく中学生や高校生、さらには大人同士でも、きちんと相手の目を見て、その人がどのように考えているか、どのような状態にあるのかを受けとめることは、人間関係の中で一番大切なことだと思っています。目をよく見ていないと、夫婦や恋人同士で毎日を一緒にいても、相手の気持ちの変化に気がつかないことがよくあります。

2. 先生は、お孫さんをバイリンガル、もしくはマルチリンガルに育てたいと娘さんに相談されたらどのように答えますか。
  答:もし、本気でそう言うのであれば、親が一緒に日本以外の国に行って育てるようにとアドバイスすると思います。それも、できれば、中学までは日本にいて普通に日本語で教育を受け、高校から他の言語を学び、その言語を使う学校に行くのがよいと思います。


   
「完璧志向が子どもをつぶす」  ちくま新書    原田 正文 前半感想文から

3. 先生は体罰がしつけの中で必要であると感じますか。また、効果的なのでしょうか。
  答:体罰は、必要かどうか出なくて、どうしても使わなくてはならないときに使うものだと思っています。ですから、もし、体罰を行うとしても、自分の子どもを育てるのに、一生に一度くらいのものでなければならないと思っています。一般的に、体罰を使うというと、それを毎日のように行うことを指しますが、一年間に1回くらいであれば、そして親が真剣にそれを行うのであれば許されるのではないかと考えています。


4. 生まれ変わるとしたら女に・それともまた男に生まれたいですか?また、なぜそう思いますか?
  答:生まれ変わるということ自体がどういうことなのかが理解できないので、難しい質問です。というのは、生まれ変わって、また同じ親の子どもになったとしても、相互に影響するので、同じ人間にはなれない(お互いに)と考えるからです。でも、まあ、答えてみると、今度は、女の子になって、ピンクのワンピースを着てみたいかな(冗談です)。


5. 先生は、わが子に手を挙げたことはありますか。また、その時の気持ちを教えてください。
  答:ほとんど、憶えていないのですが、長男には、幼稚園くらいの時に友達とケンカをして石を持っていたので、それを取り上げて、こぶしで殴ったことがあります。まあ、殴るときは、どうしてもカッとなって殴るという部分があるとおもいますが、暴力を使うときにも、始めからルールを決めて、このようなことをしたら、1回殴られる・・というように決めて行う場合は、殴られた方も納得して甘んじるということになります。ですから、もし体罰を使いたいのであればルールを決めて行うのがいいと思います。しかし、基本的に自分よりも弱いものを殴るのは間違いだと思っています。暴力的、体力的に弱いものは殴らなくても、教えることができます。


6. 先生が、これは死ぬまでに一度は見ておいた方が良いと思う歴史的な建造物(国内・海外問わず)は何かありますか?
  答:どこだろう。私は、日本人なら姫路城かな。その他に、いま、私が見てみたいのは、イースター島のモアイとサマルカンドのラピスラズリの建物かな。

7. 子どもが生まれてしばらくは育児に専念すると思いますが、だいたい子どもが何歳くらいになったら母親も仕事に復帰して良いと思いますか。
  答:それは、その人によると思うけど、子どもの側からは、半年もあればいいと思います。それには、夫(子どもの父親)の協力が必要です。いつも、いうように、子どもを産むのは女性ですが、育てるのは、男性でも可能だと思っています。そして、子育ては、夫婦が協力して(さらには、祖母や祖父、地域も)行うものだとおもっています。


8. 先生は沢山の子どもと接した経験が有ると思いますが、いま子育てをしているお母さん達が、子どもと楽しく関わるためには、どんな気持ちで接する事が大切だと思われますか?
  答:一番は、子どもを尊敬すること。しつけを行うことと尊敬することは、別のことです。教えたり褒めたりする場合でも上下関係で褒めるというのでなく、それは良いこと、悪いことであるという情報として、褒めることが必要だと思っています。



質問と回答:生徒指導概論A(木)101209 友だち地獄 土井隆義 前半

2010年12月10日 | Weblog
1. 大学の教員をやっているなかで、学生を見たときに、「優しい関係」を感じることはありますか?それは以前と比べて強くなっていますか?
  答:確かに、あるとおもいます。特に、授業に関連して、教員の方は、授業のノルマをこなしてくれたら単位を出したいと思っているのに、その最低限のノルマでさえ、自分は出来ないと思いこんで、授業にも出てこない学生がいます。以前は、単位が欲しいのであれば、何とかしてくださいと言ってきたものです。言ってきてもらえれば、私も何とか考える余地はあります。四年生の人は特に、学期が終わる前に相談に来てくださいね・・・ということが、優しい関係なのかもしれませんが・・


2. 友人と話をしている時に、たまに空気を読み違えると、怒られてしまう事があるのですが、今の時代はどうして「空気を読む」ことを重要視しているのでしょうか?
  答:それは、友達の中で、出来るだけ上手くやりたいと思うからです。逆に考えれば、嫌われてもいいと考えることができる人にとっては、空気を読む必要はなくなります。そう言う人を天然と呼ぶようです。でも、私は、天然が好きです。その意味では、私は、意図的に、まわりから天然と呼ばれるようにしてきましたが・・・うまくいっているかなあ・・・


3. この授業で、これまで扱ってきた本や今回の本について他の学生がどう感じているか、討論のメンバー以外の方の考えも知りたいと思うのですが、先生がおもしろいと感じたものなど、可能であれば授業で聞かせて頂けませんでしょうか?
  答:確かに、そうですが、どうでしょう。時々は、討論後の話の中で感想を呼んでいますが、こんど、このブログでも紹介したいと思いますが、本人の承諾を得ないとならないので、難しいところがあります。


4. 本の記述の中に「なれ合い型」の学級の方が、教師が厳しく指導する「管理型」よりもいじめが起きやすいと書いてありました。自分はどちらかというと管理型の学級は嫌だと思っています。かといってなれ合い型も…という感じはするのですが…。よくPM理論ではPM型が一番いいということですが、やはりそうなのでしょうか?川島先生はどのような学級がよいと考えていらっしゃいますか?
  答:私は、その2つに分けたときにどちらになるのか分からないのですが、クラスのルールを決めて、ルールを守ることについては指導しますが、それ以外はなれ合い型に近い方がいいと思います。ですから、なれ合いの関係の中にも、決まりは守るということと教師としての一貫性が必要だと思います。


5. 本書の41pに「今日の教師には、教師らしく演じることよりも、裸の人間として生徒と対等の目線で向き合うことが求められてる」と記述されていたが、タテの関係より、こういった関係を重視すべきなのでしょうか、先生はどう思いますか
  答:私も、同じように考えています。裸の人間として生徒と対等の目線で向き合うということは、裏表のない態度で接すると言うことであり、対等の目線ということは、お互いに人格を尊敬するという気持ちが大切だと思います。


質問と回答:生徒指導概論A(木)101209 発達障害の子どもたち  杉山 登志郎 討論

2010年12月10日 | Weblog
1. 失礼でありますが、ブログでたびたび話が出ます先生のワイフについて質問です。とても気になるのですが芸能人に例えるとどんな人に似ていますか?
  答:私は、最近の芸能人のことを、よく知らないのでむずかしい質問ですが、昔、八千草薫という人がいましたが、その人に似ていると思ったことがあります。ワイフは、おとなしい女性なので、芸能人にはあまりいないタイプだと思います。

2. 川島先生が、今までで一番悪いことをしたな~と思うことは何ですか?
  答:なんだろう。たくさんあって忘れてしまった。でも、小さな頃に弟を怪我させてしまったことは覚えています。その他にも悪いことをしたなあとか悪いことを言ってしまったと思うことは、よくあります。そして、何とか償おうとします。でも、償いが、うまくいったときは、晴れ晴れとした気持ちになります。


3. 発達障害の子どもたちのことを正しく理解するためには、どんな形で知識を増やすのが良いのでしょうか?
  答:やはり多少は本を読むのが、まず最初だと思います。それから、ボランティアなどで発達障害の子どもたちと接するのがいいと思います。そうすると、さらに知識が欲しくなると思います。私も誰かに教えられたというよりも、本を読むことで知識がふえました。知識は一生の財産になります。

4. 発達障害の子がクラスにいたとしたら周りの子どもに障害のことを話した方がいいのでしょうか?
  答:基本的に、話した方がいいと思います。しかし、低学年では親の承認が必要になると思います。また、小学校の高学年以上では、両親の承諾と本人にも承諾を得ることが必要だと思います。教師としては、できるだけクラス全体に発達障害のことを理解してもらうことがいいと思います。


5. 川島先生は、虐待の子どもたちの8割が、保護する場所がないために家庭に復帰していることをどう考えますか。という質問に対して何か意見がありますか。先生の意見が聞きたいと思うので良ければ、教えてください。
  答:難しい質問ですね。もちろん、公的な予算が無いために受け入れが無理だと言うことが一番可能性のあることだと思います。現実には、一つの児童相談所の一時預かりで対応できる人数は30人程度が限度だと思います。しかし、虐待の対象となる子どもは、毎週50人を超えているのです。また、例えば母親が父親よりも好ましい男性がいたとして、子どもをどのように対応するかという問題も生まれます。そのように子どもの立場だけでは理解できないことが多いのです。子どもの問題は、大人の個人とそれぞれの社会全体の問題と関わってくるのです。虐待のの問題は、個々の対応の問題と言うよりも社会全体がどのくらい注目し、税金を払うように働きかけるかに関わっていると思います。

質問と回答:発達と教育A (水) 101208  「早期教育と脳」 後半

2010年12月08日 | Weblog
1. 若いうちに親になった人たちは、どのような苦労をすると思いますか。親を経験している先生から見た考えを聞かせてください。
  答:どうも、親になるには完全に自分で子どもの責任がとれないといけないと考えているようですが、子どもは親だけのものではありません。私は、若くて親になることに賛成です。というのは、何でも自分で責任をとって子どもを育てようと考える傾向が少ないからです。子育ては、社会(国)や祖父母、近所の人たちの力を借りて行うものだと思っています。ですから、若くて親になると、どうしても自分以外の人を頼りにすることで、子育てがスムーズに行くと考えるからです。私も、両親や近所の人たちに助けられること多かったです。他の人の助けを素直に受け入れることが出来ない若い人たちが、結局、一人で悩みを抱えてしまうのです。現在の子どもの教育が、どうも、自立とか自発性を大切にしすぎるあまり、何でも自分一人で責任を負おうとしすぎる傾向があり、育児にもそれがみられます。もっと、子育ても、気楽に、いろいろな人に迷惑をかけて(たぶん、親や近所の人は面倒を見ることを喜ぶと思いますが)、素直に助けを求めましょう。そして、歳をとったら、あなたも孫の面倒を見ることが好きな年寄りになることのできるのが良い社会だと思っています。ちょっと、長くなってしまった・・・ということで、みなさん、早く子どもをつくりましょう(笑い)。


2. 最近、いろいろなことに対しててネガティブなことばかり考えて落ち込んでしまいます。このようなことを起こさないために、何か良い方法はないでしょうか。
  答:世の中なんて、始めからそんなに、うまくいきませんよ。私も、就職したのは32歳だし、何度も女性にふられているし、受験だって何度も失敗していますよ。そんなに、スムーズに人生を歩んでいる人なんて、どこにもいませんよ。あなた一人だけが、悩んでいるのではなくて、みんな悩んでいるのですよ。悩みにない人はいませんよ。
そうそう、ついでに恋愛は幻想と妄想から出来ているのですよ。愛なんて自分が妄想しているかってな愛以外には探してもどこにもありませんよ。ですから、実は、みんな誰でもが自分のことを好きなのだという妄想を持ちましょう。そうすれば悩みません(笑い)。


3. 先生は今年のクリスマスや年末年始は何をして過ごしますか。
  答:そりゃ、もちろん、彼女とイブに、高級ホテルディナーに行って・・・なんていうのは、ありえないけどうらやましい?。私は、わかなちゃんが、その前日から来るので一緒に過ごす予定です。いいでしょう(笑い)。


4. 普通の家庭と比べ少し環境が違う子どもに対し、特別な感情を抱いてしまったことはありませんか。
  答:少し違う環境とはどのようなものかよくわかりませんが、特別な感情は持つかもしれませんが・・・しょうがないと思います。私も中学生の頃に父親のいない女の子のことが、かわいそうという感情から、とても好きになりましたが・・・

5. 日本では、早期教育の流れが年々加速しているように感じますがどうしたらこの流れが変わるのでしょうか。
  答:確かに、それは感じますね。子どもを育てるのは、みんなで育てるのだと言う意識と、人と比べない社会にならないと無理でしょうね。みんな違ってそれでいい・・・と言いながら比較する社会ですからね。「人は人、自分は自分、だけど仲良し」です。


6. 母親が必死に子どもを矯正しようとすればするほど父親は傍観者とならないためにはどうすればいいと思いますか?
  答:それは、夫婦の関係の問題ですが、まず、話し合いをすることが大切だと思います。そして、夫婦は、お互いに、よく相手の様子と仕事と顔を見て、話を聞くことだと思います。


7. 先生のお孫さんには早期教育をなさっていますか。
  答:してみたいけど、娘(孫の母親)の許可は得られないでしょうね(笑い)。それどころか、娘は教育の話をするだけで嫌がられますよ(私が専門家ぶるからと言って・・)。まあ、おじいさんは孫と一緒に遊んであげればいいと思っています。何しろ、私は、私と遊ぶこと自体が早期教育だと思っていますから(なんて、ずうずうしいじじいだ<娘より)

8. ①先生が今まで生活された中で、印象的な建物がありましたら教えてください。
  答:うーん。印象的な建物では生活していないなあ。でもログハウスを持っています。半分は自分で作りました。その他には、印象に残っているという建物だったら、姫路城、アテネの神殿(とアテネの神殿を真似たドイツの神殿)、スエーデンの500年前のログハウス、台湾の孔子廟などかな。

9. ②「奥さんのためには死ねないけど、子ども(娘)のためなら死ねる」という言葉に共感できますか。
  答:共感しません。私はワイフのために死ねますよ。もちろん子どものため以上にね。

10. ③先生の好きなもの・ことを教えてください!!(③はアクティブメールに回答お願いします!)楽しみにしています(^^)
  答:????アクティブメールじゃなくてもいいですか。好きなものはパソコンとクルマ、好きなことは秘密・・・


11. 「可哀そう」「大変そう」と言われて、腹が立ったりしたという話が出ているが、看護師さんや医師がそのような発言をするのもわかる気がする。なぜなら、同じような境遇をしなければ、そのような言葉以外に何と声をかければいいかなかなか思いっかないからである。
質問:(上記の看護師や医師の発言に似ていると思うのですが)明らかに大丈夫そうではない人に対して、「大丈夫?」と聞くのは、どうなのかなあといつも私は思います。かといって、何か言葉をかけてあげたくても、ほかにいい言葉が見当たりません。このような時、何と声をかければいいと思いますか。
  答:確かにそうですね。でも、黙って笑っているというのはどうでしょうか。一般的に沈黙をしながらコミュニケーションをとるのは苦手な人が多いですよね。でも、沈黙の中に受容しているという気持ちを、あらわすのは難しいですが大切なことです。特に、子どもに対しては、黙っていてもわかってくれる・・・という態度を持って接するのは、とても大切だと思っています。でも、練習をすると出来るようになりますよ。カウンセラーは、それが出来るようにならないと続きません。

高橋先生の回答:生徒指導概論A(木)101202 発達障害の子どもたち  杉山 登志郎 後半

2010年12月05日 | Weblog

高橋知音先生からの回答です。



1. 高橋先生の授業でも少し触れられていましたが、音痴や方向音痴、運動音痴といわれるものは、認知機能障害ととらえる、またはそう疑っても良いのでしょうか?
  答:高橋先生:方向感覚も音感も認知機能の一つと考えられます。その機能が一般的な基準に比べて大きく劣っていれば音痴、方向音痴ということになります。「障害」と言うかどうかは、その機能の低さがやらなければならないこと、やりたいことを実現するための大きなカベとなっていれば、「障害」と言えるかもしれません。「障害」かどうかは環境(やらなければならないこと、もとめられていること)とその人の特性の相互作用で決まります。運動音痴も、身体機能に大きな障害がない場合、運動をコントロールする脳の機能の低さによる場合もあります。
質問の答としては、「認知機能の低さに関連している可能性が高い」とはいえますが、「『障害』かどうかはその状況による」という感じかなと思います。


2. こども(小学生の高学年)に見せてもいいテレビを5つ教えてください。見せてもいいテレビなんて ない!という場合は、「見せてはいけないと思うテレビに属しているが、そのなかでもまだマシなもの」 を教えてください。ここでいう「見せてもいいテレご」とは、子どもにとってなんらかのプラス要素 があるもののことを言います。
  答:高橋先生:テレビをあまりみないので具体的に言えません(これは川島先生も同じ?)。視聴率のためだけに、他人をおとしめるような意図を持って作られた番組は見せたくないですね。事実をありのままに伝えるような姿勢を持って作られた番組は好感がもてます。


3. 発達障害のある子どもたちが通常のクラスでうまく適応していくためには、どのような支援が必要でしょうか?
  答:高橋先生: 小学校では教師の関わり方が重要です。「発達障害児」ではなく「発達障害の特徴が部分的にある子」ととらえ、よい部分を認めながら、その子の良さを尊重した関わりを心がけましょう。子ども達は先生の関わり方をモデルにします。中学校も含め、できないこと、うまくいかないことをからかうような態度を示す子どもには、き然とした対応をすべきです。発達障害だからからかってはいけないということではなく、誰でもうまくいかないこと、苦手なことについてバカにしたりからかったりするのはよくないとうことをはっきりと示すことが重要です。


質問と回答:生徒指導概論A(木)101202 発達障害の子どもたち  杉山 登志郎 後半

2010年12月02日 | Weblog
1. 発達障害のある子どもたちが通常のクラスでうまく適応していくためには、どのような支援が必要でしょうか?
  答:難しいので、高橋先生に聞いてみよう。


2. 虐待を受けていない子でも、「接近行動」をしてくる子供は、愛着性障害とされるのでしょうか
  答:障がいという言葉は、その社会で不適応行動を伴っているかどうかと言うことになります。ですので、その子どもの接近行動が、特に問題がなければ、愛着性障がいと言うことにななら無いと思います。


3. 川島先生はどんなクラス作りが良いと思いますか?
  答:この質問って、障害児がいるクラスと言うことですよね。単にどんなクラスと聞かれても、いろいろな意味での良いクラスがあるので答えにくいです。障害児がいるクラスでと言う意味なら、2つポイントがあって、一つは、二次障がいを引き起こさないようなクラス、もう一つは、個別の対応が可能なクラスだと思います。これは、子ども全員を「個性のある子どもたち」という意識で接することだとおもいます。

4. 先生が日常生活や勉強・仕事などで「これは苦手だなぁ」と思うことがありましたらお答えください
  答:なんだろう。やはり、いろいろな意味で対人関係で難しい問題を持った人に接することかな。なにか逆恨みややっかみがあるように感じてしまうときには、どうも苦手です。

5. 障害のある生徒が部活参加する際顧問としてどんな対応をしてあげるのがいいですか。
  答:高橋先生も答えていましたが、障がいを個性として見てあげて、それを部員の生徒にも知らせることができるといいなあと思います。


6. 今回の質問は、なぜ先生は心理学の道に進んだのですかというものです。
  答:私は、心理学と言うよりも、子どもの発達について研究したかったので、発達心理学から入りました。その背景は、父母が幼稚園教育に関係していたからです。


7. 先生がクラスの生徒に発達障害の疑いがあるのではないかと思ったらどう対策をとりますか?その生徒、親には伝えますか?
  答:まず、伝えると思います。その場合も、その子どもの発達に応じた対応が大切であり、他の子どもと比較をする必要のないことを話すと思います。

8. 子ども虐待が起こっている家庭との関わり
  答:これは、家庭によって要因が異なるので一言では答えられません。例えば、母親のストレスが、夫婦間のものなのか、義理の親との関係なのか、会社や他の人間関係なのかなど、虐待のケースによって大きく異なると思います。


9. 最近読んだ本は何ですか?〈質問です〉
  答:最近、おもしろかったのは、夏休みに読んだ、Lise Eliot の What's Going on in There? : How the Brain and Mind Develop in the First Five Years of Lifeです。まだ、読んでいない章もあります。誰か翻訳書を出して欲しいです。その他に、本ではないけど、今、気に入っているDVDビデオで、Lie to me (嘘の瞬間)という、アメリカのテレビドラマがあります。すごく、おもしろいですよ。


10. この春休みに、生まれて初めての海外旅行をしてみようと考えています。本当に初めてなので旅行会社を利用しての旅にしようと考えているのですが、おすすめの旅行会社などがあれば教えていただきたいです。
  答:そうですね。やはり、大手の旅行会社の方がいいのではないでしょうか。でも、HISほど、大きくなくてもいいと思います。私が利用したのことのある(航空旅券だけですが)旅行会社は、IACEトラベル:エイチ・アイ・エス:旅工房などです。最近は、飛行機会社のホームページから直接、切符を買うことが多いです。


11. 前回の授業で、30歳まで発達障害に気付くことができずに過ごしてきた女性のビデオを見て、もし身近にもしかしたらと思う人がいた場合、どう伝えて診断を促せばよいのでしょうか。実際にいるわけではないのですが、本人にとってもしかしたらとても大なショックかもしれないと思うとどういい出したらいいのか分かりません。
  答:そうですね。でも、言うときのタイミングと、あなたの態度にかかっている部分が多いと思います。その人自身が悩んでいるのであれば、相談にのるという形で話をするのがいいと思います。ですから、伝えるという意識でなく、困っていることがあったら、一緒に考えてあげるという態度が必要だと思います。


12. 川島先生が選ぶ、こども(小学生の高学年)に見せてもいいテレビを5つ教えてください。見せてもいいテレビなんてない!という場合は、「見せてはいけないと思うテレビに属しているが、そのなかでもまだマシなもの」を教えてください。ここでいう「見せてもいいテレご」とは、子どもにとってなんらかのプラス要素があるもののことを言います。
  答:すみません。私はほとんどテレビを見ないので、このようなことはなにもわかりません。高橋先生に聞いてみようかな。


13. 前回の高橋先生の授業で漢字の書き順を、パソコンのソフトを使って発達障害の子にもわかりやすいように工夫するという話がありました。自分は社会科なのですが、トヨタやホンダといったwebサイトでキッズ用のコーナーと言った子どもにもわかるような工夫があり、社会で利用できると考えています。川島先生は子ども向け用のパソコンのソフト等でオススメなものはありますか?
  答:すみません。これも、よく知りません。しかし、特別に子ども用のソフトでなくても、利用の仕方を考えると使える気がしますがどうでしょうか。でも、むずかしいのかな。

14. 高橋先生の授業でも少し触れられていましたが、音痴や方向音痴、運動音痴といわれるものは、認知機能障害ととらえる、またはそう疑っても良いのでしょうか?
  答:そうだと思いますが、高橋先生に聞いてみようかな。


15. 川島先生は、自閉症の子どもに対してこれだけは覚えてもらいたい、できるようになってほしいということは何かありますか。良ければ教えてください。
  答:もちろん、その障がいの程度にもよると思いますが、やはり、できるならば、いわゆる基本的生活習慣を身につけるようにして欲しいと思います。基本的生活習慣とは、食事、睡眠、排泄、清潔感、衣類の着脱、片付、あいさつなどです。

質問と回答:発達と教育A (水) 101201「世界一の子ども教育モンテッソーリ」討論と「早期教育と脳」前半

2010年12月01日 | Weblog

※「世界一の子ども教育モンテッソーリ」 の討論後の感想から

1. 先生は「暴走トロッコのジレンマ」について、どのような選択をしますか
2. 34の暴走トロッコジレン々では、全員一致でAでもBでも、自分では何も手を加えない。つまり、見て見ぬふり、自然に任せる、という結論になりました。これは聞違っていますか?
3. もし、先生だったら、34の問い(トロッコのジレンマ)にどのように答えますか。
  答:これは、質問されると思っていました。この質問に、正解はありません。私自身も、回答できないと思います。回答しなければ、罪になると言われたら、B にするかもしれませんが・・。人間は、原爆のボタンを押すことはできても、目の前にいる人の血て殺すことは、かなり強い怒りの情動がなければ殺せません。漫画や小説に出てくるように冷静に人を殺すためには、かなり訓練が必要だと思います。

4. クリスマスは、どう過ごされますか
  答:今年は、どうなるか分かりませんが、予定としては、結婚している娘と孫が家に来るようなので家にいると思います。若い頃(30歳くらいまでは教会に行っていました)。私も、若い頃はクリスマスを誰と過ごすかで悩んだものです(笑い)




※ここからは、「早期教育と脳」の前半を読んでの感想から

1. 先生は、子どものころから変わらない、好きなことはありますか。
  答:なんだろう。変わらないのは、やはり、本読むことかな。でも、子どもの頃の方が本を読むことが好きだった気がします。

2. 先生はこどもが何人いますか?子どもにこれをやらせたい、できるようになってほしいという思いというのは、ありましたか?
  答:子どもは、長男と長女の二人です。子どもには、勉強だけでなくて、音楽や運動、芸術系にも興味のある子どもになって欲しかったです。今思うと、まあまあかな。大学の時に、二人とも音楽系のサークルに入っていましたから・・


3. 好きな日本人アーティストは誰ですか?
  答:あまり、日本の音楽を聴かないけど、歌手じゃないけど、喜多郎 、久石譲、坂本龍一、宗次郎の曲は、好きです。


4. 先生は、先生の子どもに早期教育をしましたか?また、早期教育をしたとしたら、望んでいた効果はありましたか?
  答:早期教育といえるかどうか分かりませんが、一生続けることを前提に、子どもにはピアノと水泳を習わせていました。それは、一生を通して、音楽やスポーツが好きな人間になって欲しかったからです。


5. 先生は何か動物を飼っていますか?
  答:私が飼っているのは、ワイフだけです(おっと、これを見られたら大変だ)。

6. 私は自分の家族が大好きなのですが(ペットを含め)、先生は、自分の家族に対してどのような感情を抱いていますか?本の中に、家では英語しか使わせないという家が出てきたのにはとてもびっくりしました。
  答:私も、家族が大好きです。英語は家族でそれで意志の疎通ができるというのであれば問題無いと思います。しかし、子どもは、学校に行けば日本語になるので(アメリカンスクールにでも通わない限り)日本語の方がうまくなります。

7. 本の親はいつから、こんなに英語教育にカを入れるようになったのでしょうか?
  答:いつからでしょう。以前は、私も日本人なのに外国に憧れて・・・とあまり賛成できなかったのですが、今は、英語を外国語というより、世界の共通語であると思い、日本語以外に、英語で意思の疎通ができるといいなあと思っています。でも、そんなにうまい英語を話す必要はないと思っています。通じればいいのですが、複雑な内容を通じさせようとすると、やはり、うまく話せる方がいいなあと思います。しかし、幼児期から英語を学んでも、どのくらいできるようなるか分かりません。やはり、学校での友人との会話で主要な言葉が一番じょうずになります。


8. 先生は、子どもの将来を見据えた学校選択(将来的に有望)をするか子どもの意志(それが将来的に不安であるかもしれない)による学校選択ではどちらを選びますか?
  答:結局、どちらでもいいような気がします。それは、例えば親がプロのスポーツ選手にしたいと思っても、兄弟で、同じように親が希望したにもかかわらず、片方しかうまく行かないケースも多々あります。学校についても、同じで、将来それが、どのように人生にプラスやマイナスに関わってくるかはわかりません。人間は、一度しか人生がないので比較にしようがありません。でも、まあ、生きて生活できればそれでいいのではないでしょうか。