今年の授業が終わりました。みなさん、良いお年をお迎えください。
1. 「いい子」といわれる子どもは、どうして成長してからつまづいてしまうのでしょうか。
答:それは、子どもの時に大人から「いい子」だと考えられる子どもと、小学校高学年以降における、大人の意図と子どもの希望とのバランスで生まれる「いい子」が異なるために、小さな時の「いい子」は、そのままでは「いい子」ではいられなくなるからだと考えられます。知的な部分での抽象的な志向への変化と同様に、社会性の発達の過程で、それまでの「いい子」から、より自発性を表現することのできる「いい子」に変化しなくてはならないのです。それがうまく行かないときに、大人から見ると、つまづいたように見えるのではないでしょうか。
2. 先生は家族の中に尊敬する人はいますか?また、その理由は何ですか?
答:私はワイフも子どもたちも尊敬しています。それは私が持っていない人間的なすばらしさを、それぞれが持っていると思えるからです。家族だけでなく、それぞれの個人が、私の持っていない部分で尊敬できると感じたときに、尊敬できる人だと感じられる気がします。
3. もうすぐクリスマスですね!先生が今までもらって一番嬉しかったプレゼントは何ですか?教えてください。
答:私は、手作りのものが好きです。今までも。手作りに、その人の独自のものをもらうと、嬉しかったです。いろいろともらったけれど、一番は手作りの刺繍の壁飾りかな。
4. 先生が思う「子育て」とは、どれくらいの期間のことを言うと考えますか?
答:そうですね、基本的には、中学校までかと、思います。
5. いじめをなくすことはできるのでしょうか。また、同質化志向はいけないことですか。
答:いじめが無くなるかどうかは、いじめの定義にもよりますが、現在のいじめの定義では、いじめは無くならないと思います。しかし、例えば、いじめられても、いじめられたと考えなければ(感じなければ)いじめられたということにはなりません。しかし、現実には、人間が他の人を暴力で言うことをきかせようと考える対人方略が無くならない限り、いじめは無くならないと思います。
同質化志向も同じように、それがよいか悪いかは、その社会のあり方によって決まります。戦前の日本のように、戦争のために同質化する必要がある社会では、良いことになりますし、イギリスのような個人主義(ステレオタイプだけど)の社会では、同質化社会にはなりません。その意味では、日本の中学校は、同じ学校の中で、みんなが同じという同質化を求める部分と、個性を伸ばすという相反する価値観が存在することが問題を引き起こしている原因の一つかもしれません。
6. 先生は、家庭の中で、役割分担等ありましたか?(料理は夫で、洗濯は妻の役割みたいな…)
答:もちろん、ありました。日曜大工が必要な部分は私の分担でした。まあ、力仕事は男の仕事みたいなことでした。洗濯は今でもワイフの仕事になっています。料理もどちらかというとワイフですが、一緒にやることや手伝うことも多いです。食事の支度が始まると一応、「何か手伝うことある?」とは、訊くことにしていますが・・・
7. 子どもが心のバランス感覚をうまく身につけられるように、親ができることはどんなことだと思いますか。
答:まず、親が心理的に安定していて、子どもが親の安定した愛情を感じられること。次に、いろいろな経験(対人関係も含めて)をさせるようにすること。周りの大人の態度と、しつけに一貫性があること・・かな。
1. 「いい子」といわれる子どもは、どうして成長してからつまづいてしまうのでしょうか。
答:それは、子どもの時に大人から「いい子」だと考えられる子どもと、小学校高学年以降における、大人の意図と子どもの希望とのバランスで生まれる「いい子」が異なるために、小さな時の「いい子」は、そのままでは「いい子」ではいられなくなるからだと考えられます。知的な部分での抽象的な志向への変化と同様に、社会性の発達の過程で、それまでの「いい子」から、より自発性を表現することのできる「いい子」に変化しなくてはならないのです。それがうまく行かないときに、大人から見ると、つまづいたように見えるのではないでしょうか。
2. 先生は家族の中に尊敬する人はいますか?また、その理由は何ですか?
答:私はワイフも子どもたちも尊敬しています。それは私が持っていない人間的なすばらしさを、それぞれが持っていると思えるからです。家族だけでなく、それぞれの個人が、私の持っていない部分で尊敬できると感じたときに、尊敬できる人だと感じられる気がします。
3. もうすぐクリスマスですね!先生が今までもらって一番嬉しかったプレゼントは何ですか?教えてください。
答:私は、手作りのものが好きです。今までも。手作りに、その人の独自のものをもらうと、嬉しかったです。いろいろともらったけれど、一番は手作りの刺繍の壁飾りかな。
4. 先生が思う「子育て」とは、どれくらいの期間のことを言うと考えますか?
答:そうですね、基本的には、中学校までかと、思います。
5. いじめをなくすことはできるのでしょうか。また、同質化志向はいけないことですか。
答:いじめが無くなるかどうかは、いじめの定義にもよりますが、現在のいじめの定義では、いじめは無くならないと思います。しかし、例えば、いじめられても、いじめられたと考えなければ(感じなければ)いじめられたということにはなりません。しかし、現実には、人間が他の人を暴力で言うことをきかせようと考える対人方略が無くならない限り、いじめは無くならないと思います。
同質化志向も同じように、それがよいか悪いかは、その社会のあり方によって決まります。戦前の日本のように、戦争のために同質化する必要がある社会では、良いことになりますし、イギリスのような個人主義(ステレオタイプだけど)の社会では、同質化社会にはなりません。その意味では、日本の中学校は、同じ学校の中で、みんなが同じという同質化を求める部分と、個性を伸ばすという相反する価値観が存在することが問題を引き起こしている原因の一つかもしれません。
6. 先生は、家庭の中で、役割分担等ありましたか?(料理は夫で、洗濯は妻の役割みたいな…)
答:もちろん、ありました。日曜大工が必要な部分は私の分担でした。まあ、力仕事は男の仕事みたいなことでした。洗濯は今でもワイフの仕事になっています。料理もどちらかというとワイフですが、一緒にやることや手伝うことも多いです。食事の支度が始まると一応、「何か手伝うことある?」とは、訊くことにしていますが・・・
7. 子どもが心のバランス感覚をうまく身につけられるように、親ができることはどんなことだと思いますか。
答:まず、親が心理的に安定していて、子どもが親の安定した愛情を感じられること。次に、いろいろな経験(対人関係も含めて)をさせるようにすること。周りの大人の態度と、しつけに一貫性があること・・かな。