かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答(080627) 実習などで遅れて提出したレポートの質問から

2008年06月29日 | Weblog
実習などで遅れて提出したレポートの質問から
★「メディアに心を蝕まれる子どもたち」(前半)
1. 川島先生はお子さんにテレビの視聴時間等どのようなことを言っていますか?
 答:スケジュール表を見て印を付け、その番組の時間が始まるときにテレビをつけて、終わったらすぐに消す習慣を身につけるように言っていました。

★「メディアに心を蝕まれる子どもたち」(後半)
2. 先生は、メディアの進歩についてどうお考えになりますか。
 答:当分は、インターネットが中心になると思います。

3. そもそも、子どもにインターネットは必要だと思いますか?
 答:場面と使い方によると思います。インターネットがテレビの代わりになるかもしれません。

4. ネットに依存する子どもたちに対する有効な手立てはどんなことだと思いますか。
 答:大人が関わって、いつも監視していると思わせる。

5. 先生は2ちゃんねるをよくご覧になりますか?
 答:たまに、裏情報を得ようとして、見ることがあります。

★「学歴社会の法則」(前半)
6.かわてぃは、能力は遺伝するものだと思いますか?
 答:能力によりますが、身体能力などは遺伝すると思います。この本では遺伝が少ないという音楽、美術の能力も遺伝すると思っています。私の父も母も私も絵がとても下手です。


7.学歴は現代ではそんなに大事なものなのでしょうか。
 答:結局、人間の総合的な能力はすぐにはわからないものであるために、他に総合能力を見分ける手段がないのでしょうね。ですから、それを認めてもらいたい人にとっては大事だと思います。

8.貧困者にとって、その状況を抜け出すために国はどのような対策をしていけばいいと考えますか。
 答:社会主義的な部分と自由主義の部分を使い分けるしかないと思います。

9. 先生は、ここに書かれているいじめの解決法はどう思いますか?
 答:基本的には賛成です。結局、ある程度、大人が関与していることを子どもに知らせる必要があると思います。

10. 川島先生の奥さんは働く主婦ですか?専業主婦ですか?
 答:働いていたときもありますが、今は専業主婦です。母は50年間幼稚園の園長でしたが・・

質問と回答(080626)⑤学歴社会の法則 教育を経済学から見直す 光文社新書 荒井一博 後半

2008年06月28日 | Weblog
1. 川島先生は、「学歴社会」のシステムについてどのようなお考えをお持ちですか?
 答:そんなに悪いシステムではなく、社会が安定してゆくために必要なものだと考えています。

2. どうして先生はこの本を選んだのですか?教育と経済学の関係についてどう思いますか?
 答:一つは、少し変わった側面から教育を見ることが必要だと思ったこと、そして、書かれていることが、いくつか私と同じ意見だからです。

3. 教育と経済学は結びつけることができると思いますか?
先生は教育問題を経済学から解決することができると思いますか?
 答:確かに、教育というのは、結びつければ、何でも結びつくような気がします


4. すぐに実行できる教育現場の改善方法として有効なものはあるでしょうか。回答よろしくお願いします。
 答:子どもを、子どものして扱うのでなく、一人の人間として尊敬すること。特に中学生以降はね。

5. 川島先生は英語の小学校導入についてどのような考えをお持ちですか?
・先生は小学校への英語教育の導入についてどう思われますか?
・私は小学校からの英語教育について賛成ですが、先生は小学校からの英語教育についてどう思いますか?
 答:きちんと、日本語の教育と併存できるのであれば、どっちでもいいと思います。

6. 日本語もろくにしゃべれない小学生に英語を教えるというのは効果的なのか?
 答:たぶん、だめでしょうが、英語コンプレックスは多少は無くなるかもしれません。

7. 先生は日本の英語教育をもっと実践的なものにするためにどのように改善することが有意であると考えますか。
 答:子どもによって、会話中心にするのか、読む力、あるいは書く力を中心にするのかを分けた方がいいと思います。みんな同じなのはむだな部分が多くなります。

8. 将来、優れた自動翻訳機は実現するのでしょうか。
 答:期待してますが、あと20年かな。私はこの世にいないかも。

9. 先生の英語勉強法を教えてください。
 答:特に英語を勉強していないので、わかりません。フランス語は、はじめから文字を見ずに3時間分のテープを憶えてみました。会話にはこの方がいいかもしれませんが、始めは無意味つづりでいた。

10. 先生は英語をどれくらい使いこなせますか。
 答:自信がありません。せいぜい、どこかで出会った人と話す程度です。

11. 川島先生は、ご自身は英語で大学の授業を行えると思いますか?
 答:私の英語力ではとうてい、無理だと思います。

12. 日本語、英語の他に知っておくと便利な言語はどんな言語でしょうか?
 答:そうですねえ。中国語とロシア語とアラビア語ができるとたくさんの人と話ができますよね。最近はヨーロッパの人は英語ができる人が多いですからね。

13. 先生は「いじめのネットワーク」という考え方についてどう思いますか?
 答:私も同じような考え方を持っています。ただし、閉じられたネットワークです。

14. このみっつ(いじめネットワーク理論のいじめ解決方法)の解決方法について、先生はどうお考えですか?
 答:いいと思います。教育現場からも、同じような意見がたくさんあります。

15. いじめは「経済学」を用いることによって本当に解決されると思いますか?
著者が言う経済学の考え方からいじめが解決すると思いますか?
 答:ここでは経済学と言っていますが、教育関係や心理関係の本も同じようなことを違う言い方で言っています。

16. クラス単位のいじめ(クラスのみんなが一人を無視、など)を解消するのにいい方法はありますか?
 答:教師の厳然たる、いじめはいけないという態度ですね。

17. いじめは、どうやってもなくすことは出来ないと思うのですが、無くすことは出来ると思いますか。
 答:確かに無くならないでしょうね。人間が持って生まれた攻撃性が無くならない限りね。と言って、人間の攻撃性は、科学や社会の発展の基礎にもなっているので大切です。

18. 両親が高学歴で、小さいときから周りに期待されて育ったこどもの成績はどう変化すると先生は考えますか?また、「期待される」ことと「道を踏み外す」こと(グレることなど)は関係があるのでしょうか?
 答:ケースによると思いますが、適度な期待と適切な親の対応は、良い効果があると思います。しかし、無責任な期待(放任に近い)や過度な期待は、両者とも、甘えや反発を生みだし、「道を踏み外す」こと(グレることなど)が出てくると思います。

19. 少人数の教室と大人数の教室ではどちらの方が小中学生にとっていいと思います
か?また、男女で別れた教室ができてきたらどうなると思いますか?人間関係の面や学習の面でもちがいがでてくると思いますか?
・先生は少人数学級についてどうお考えですか?
 答:科目と内容によると思います。例えば、競争させたいような暗記科目では、同性の子ども同士の方が効果が高くなります。

21. この本の中に、すべての日本人が英語力をあげるのではなく、大卒者の二割ほど
のみの英語力をあげるような教育をすべきであるとありますが、私たちが受けてきた中学、高校の英語教育は無駄な投資だと思いますか?
 答:そうですね。実際、むだな部分がかなり多いと思います。私は、英語は会話だけは全員が必修で、英語の読み書きは選択制にしたり、第2外国語(中国語、フランス語、ロシア語など)を入れられたらいいなあと思います。

22. 子どもにはその一瞬一瞬が教育であり、そこがすべてである。それを「実験」だからといって、簡単にその子どもの一瞬を無駄にしてほしくないと思った。その学カはどのようにしたら保証できるのか。でも、そんなことを言ったら教育実習も同じではないかといわれれば返す言葉もない。しかし、一番不満だったのが、実験の例が少ないという一文である。子どもをそんな簡単に実験の道具に使わないでほしい。筆者は子どものことを何だと思っているんだ!と思った。少ないことは果たして間題なのだろうか…先生はこの」文、もしくは前後関係を読んでどのように思われましたか?意見をお聞かせください。
 答:私は、心理学者ですので、子どもを実験に使うことは良くあることです。たぶん、「実験」という言葉のニュアンスが悪いのではないでしょうか。「調査」と言っても同じなのですが、印象が異なるような気がします。しかし、例えば、何か教育の効果を判断するときに、グループに分けて、どちらの方が効果があるかは良くあることではないでしょうか。実験という言葉(どうも化学や医学の実験を思い浮かべやすいのですが)は、科学では、2つ以上の条件を比較する時に使われる一般的な言葉なのです。

23. 先生は少人数制の授業をどのような場合に活用していますか?
 答:ゼミは少人数ですね。少人数だと、一人一人の発表や問題点について話ができます。それに雑談ができるのが楽しいです。。

24. 私たち日本人は英語に対して一線を引いていると言われます(例えば「25mなら泳げるよ」という・・一方で、「日常会話くらいなら英語で話せるよ」とは決して言わない)が、そういうのは白分の英語力に自信がないからでしょうか?それとも慎ましい方がいいと思っているからでしょうか?先生はどう思いますか?
 答:うーん。たぶん、両方でしょうね。また、できると言っても、どのくらいできるかですよね。バイエルが弾ければピアノができるといえるのか、人の話が聞ければカウンセラーといえるのか・・・ちょっと違うかな

25. 最近、全県一区が増えているようですが、なぜ今になってこの制度が適応されるようになったのですか?
 答:選挙費用が安上がりになるからかもしれません

26. 学校選択制に利点はあると思いますか?
 答:学校は制度でなく、中身だと思っています。

27. もし自分が小中学生のときに学校選択制が導入されていたら、学校を選択したいと思いますか。また、自分の子供に学校を選択させたいと思いますか。
 答:だれでも、すでに格差があるのであれば、良い方を選びますよね。しかし、大した違いがなければ近い方がいいですね。学校選択制は、必ず格差を作り出しますから・・

28. 先生は大人数と少人数のクラスではどちらの方が学習の効率が良いと考えていますか?申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
・少人数学級や能力別クラスについてどう思いますか?これからもっと取り入れていくべきだと思いますか?
 答:教科や内容によります。でも、この授業は多すぎる・・・でも、楽しそうにしている学生もいるし・・数学でも時間がかかる問題や英会話などは少人数制の方がいいと思います。でも、計算力などは多人数でもいいと思います。

29. 能力別クラスについて先生はどう思いますか。小学校からやるべきだと思いますか。
能力別にクラスを分ける必要があると思いますか?やはり、わけない方がいいと思いますか?
 答:私は、能力別クラスに賛成です。しかし、能力別をいやがるのは、なぜなのでしょうか。

30. 先生は働く母親と専業主婦との間に、学力が上がりやすいということが存在すると思いますか?
 答:親と子どもの関係によります。また、親の職業にもよります。

31. 先生は作者の最後の一日四時間の普通科目の授業についてどう思われますか?
 答:賛成と言うより、一日3時間でいいと思っています。

32. 先生は授業評価はいると思いますか?
 答:私は、毎年、皆さんに授業評価をしてもらい、直すべき所を直してきました。そして今のような授業形式ができあがってきました。例えば毎年、レポートが多すぎると言う意見が出ます。しかし、私は一冊で原稿用紙10枚(4000)というのは考えて書く力を付けるには最低限の量だ考えています。そのように、私の主張と皆さんの意見を取り入れて、授業を組み立てています。

33. 信大でも行われている授業評価の先生の意見を聞かせてください。
 答:ほとんど、授業評価の結果がフィードバックされていない(意見が取り入れられていない)。授業評価は、段階評定でなく、自由記述が中心でなければなりません。それが、あまり取り入れられず、評価点ばかりが先に立っています。授業評価では、点数化は意味がありません。

34. 先生は、いままでに教わってよかったという先生に出会いましたか?
 答:大学院の時の清純和尚

35. グローバル・スタンダード=アメリカン・スタンダードに反論する国はないのか。
 答:いや、フランスは時々アメリカに反対しますし、中国は、賛成したことがありません。

36. 先生は常に考える癖をつけることはできますか?
 答:癖と言うより、なんでも考えることが好きです。

37. 先生は、いつも自分が専門とする分野について四六時中考えていますか?またふとしたときに閃くことはありますか?それは、どんなときですか?(私は、1年前に受けた授業をふと思い出して今の課題と関連して、課題が用意に解決できるような方向性を持った考え方を思いつくことがあります。意外と考えようとしていないときが多いです。)
 答:四六時中は考えていません。しかし、ふとしたときに閃くことはあります。特に、三上(馬上、厠上、寝上)ではね。

38. 学問を学ぶことは大変なことです。なので、学問を学ぶことから逃げようとする人もいます。なぜ、人は、楽な方に逃げようとするのでしょうか。
 答:もっと楽しいと思っているものがあるのでしょうね。しかし、学問もやってみると面白いのですがね。

39. 川島先生が外国へ行ったときの、珍事件なんかがあれば教えてください。よろしくお願いします。
 答:いろいろありますが、しかし、昨年ブルガリアとルーマニアで、道を訊いて、何度も反対方向やウソを教えられたのは、ちょっと、ショックでした。

40. 今さっき、寮のトイレにゲジゲジ虫が出ました。が、なんとか退治できました。先生は、虫は平気ですか?ゴキブリやゲジゲジ虫が出ても平気で退治できますか?
 答:あまり好きではありませんが平気です。でも、ゴキブリやゲジゲジにとっては、あなたの方が怖いでしょうね。しかし、寮はいいですね。ゴキブリやゲジゲジがいると言うことは自然がいっぱいと言うことですよね。

質問と回答(080625)アメリカ下層教育現場 林 壮一前半 (子どもの脳の発達討論を含む)

2008年06月27日 | Weblog
1. 日本には下層教育といった表現が使われるような教育現場はあるのですか?
・このような高校は日本にもあるのでしょうか?
・アメリカのように、日本にも下層教育現場があるのではないかと考えたのですが、日本の場合はどのようなものだと考えられますか?アメリカのように、當裕層との差はやはりとても大きいものなのですか?
 答:たぶん、ないとおもいます。しかし、東京の山谷、横浜の寿町、大阪の釜ヶ崎(あいりん地区)の学校は、結構荒れています。ちなみに私は、南千住中学校で実習をしました。

2. やはりアメリカの教育の格差は大きいのでしょうか。日本の教育の格差はまだ小さい方なのですか。
 答:そう思います。人口が多いということも、格差がはっきりと見えると言うことになります。

3. アメリカの教育で日本が見習うべきことって何かありますか。
 答:もちろん、お互いにたくさんあると思います。これまでの授業で副読本として使った、「アメリカ 最強のエリート教育」 釣島 平三郎 講談社+α や 社会で子どもを育てる―子育て支援都市トロントの発想 武田信子 平凡社新書、「判断力はどうすれば身につくのか―アメリカの有権者教育レポート」 横江 公美 などを読んでみてください。

4. 義務教育中の学力別の授業編成について何か先生の意見みたいなものがあったら教えてください。私はどちらかというと賛成派なのですが。
・学力別編成クラスは必要だと思いますか?
 答:科目によって、また、内容によっては賛成です。

5. アメリカの人種差別は学校の教育現場以外ではどのような場所で行われているのですか?
 答:人種差別は、はっきりとは見えない部分が多いと思います。私の経験では、差別と言うより、区別がなされている気がします。黒人と白人は住んでいるところが違います。また、大学でも、黒人と白人はあまりつきあうことはありません。もちろん、教室で授業は一緒に受けてはいますが・・・

6. 今でもアメリカでは、人種差別が残っているのでしょうか。日本人は黄色人種なので、そういった目で見られたりしますか。
本書においては何回か差別に関する話がありましたが、今でも人種差別はあるのでしょうか?(アメリカ、日本問わず)
 答:もちろんです。しかし、日本人は、大学などでは名誉白人のような所がありますが、個人的なつきあい(友達や恋人など)はあっても、集団でいっしょに付き合うことはありません。

7. 先生は教師間での差別が、現在の日本でもあると考えますか。
 答:いや、日本は人種に関しては、ないと思います。30年くらい前までは、韓国の人に対して差別があった気が来ます。しかし、韓国ブーム以来なくなりました。きっと、黒人に対しても、オバマが大統領になると、かなり減ると思います。また、フィリッピンやタイ、ベトナム等を同じように見ていますが、それぞれに国の間で、日本人には気がつかない、区別(差別)があるようです。


8. 先生はこういうことをしたら授業が楽しくなるだろうと思うことはありますか?
 答:もちろん、皆さんに楽しみながら、勉強になり、大人になれるように気をつかっていますよ。討論もその一つです。

9. いじめがなくなる事はないという人がいますが、人間がいたら絶対いじめは起きてしまうのでしょうか?
 答:そう思います。というのは、人間は遺伝的に攻撃的な要素を持っています。

10. 先生がこのような学校に赴任することになったら、どのような授業を行いたいと思いますか?(レインシャドウ・コミュニティー・チャーター・ハイスクール?)
・かわTなら、このような子ども達と触れ合う時にどのように接するべきだと考えますか?
 答:うーん。この人の特徴は、やはり、ボクサーだったから、腕力に自信があるのでしょうね。それがないと、余裕のある授業はできないかもしれません。私は、暴力では勝てないから、おもしろさで勝負しますね。3枚目になって面白さをねらうかもしれませんね。私は、中学校の時には、喜劇役者になりたかったと作文に書いています。

11. 先生は最近のいわゆるおバカブームというものについてどのように考えますか?子どもにあまりいい影響を与えないと思いますか?私はあれがテレビの中のことで自分たちとは違った世界の話だと区別して見ることができているので、単純におもしろいと思いながら見ています。少し本内容とはずれてしまいました。
 答:あれは、社会的比較理論にあてはまっていて、他者のおバカ加減を見て、自分は、違うと言うことで、安心し、自分はそんなにバカではないぞと満足をするのです。

12. 質問なのですが川島先生は現場でこの生徒には困ったという経験はありましたか。上のような生徒を扱った経験はおありですか。そのときの対処も含めて教えていただけたらと思います
 答:ほとんどありません。実習の時に、タバコを吸ったり、教室を勝手に出入りする生徒に会いましたが、あまり、気になりませんでいた。と言うより、しょうがないと思っていました。

13. 先生は、この本を読んでアメリカの教育環境についてどのような印象を持たれましたか。
 答:そうですね、ステレオタイプかもしれないが、やはりアメリカは大きな国で、人口は多いし地域による差が大きいし、いろいろな人種のいる国ですね。

14. アメリカの教育の特徴は何ですか?また日本の教育の特徴は何だと思いますか?
 答:やはり、ステレオタイプですが、アメリカは、ミックスサラダ、メルティングポット。 日本は、統一的、管理的。

15. 先生は海外でのいい話や不思議な話をよくしますが、身の危険を感じた体験はありますか。海外で身の安全を守るために注意すべきことはなんですか
 答:身の危険は、まだ、東ドイツがあった頃に、西ドイツから東ドイツを通って車でベルリンに行ったときに国境で銃を突きつけられたことがあります。また、海外で身を守るためにするべきことは、「危険な地域に近づかない」ことです。日本とは違って、「危ない場所は危ない」のです。

16. 海外にもっていったもののなかで以外に役に立ったものはありますか。
 答:うーん、何だろう。「ひも(ロープ)」かな。洗濯干しにも使えるし、その他、何かと使えます。


17. 先生は、子どもの頃の思い出の中で、どのようなことが印象に残っていますか。
 答:私は、子どもの頃の記憶があまりありません。あとから、写真で見たり、話を聞いたりしたものが多いので、本当の記憶はどれなのかわかっていません。まあ、あるとすれば、近所の本屋さんでいつも立ち読みをしていました。それを本屋さんが親に言いつけて怒られたことが記憶にあります。

18. 現在の日本の教育について、(あるとすれば)どのような間題があると思いますか。
 答:教育というのは、子どもを大人にすることなのに、親も教師も、大人全体が子どもが子どものままでいることを喜んでいるような気がします。ここで一言、「教育とは大人をつくること」なのです。しかし、日本には大人が少ない?からしょうがないかも。

19. シャボン玉の死というテーマについて子供たちが反応を示したとありますが、子どもたちが考える『死』のイメージは自分たちが思っているような一般的な死とは少し違っているように思います。なんとなく変わりたいという思いの表れであるように思いますが、どうなんでしょう
 答:そうですね。たぶん、はかない運命を賛美するというような発想はアメリカにはないと思います。「はかなさ」に関する美的な観念は、儒教的な、厭世的な日本独特の考え方だと思います。

20. 最近朝起きれませんそして朝ごはんが作れませんし弁当も作れません、月末にこれでは死活問題なのですが、すっきり目覚めるのはどうしたらよいでしょうか
 答:早く寝ること。一生懸命勉強したり、運動でもして疲れて、早く寝る。難しい本でも読みながら、早く寝るのもいいですよ。

21. この本では子どもがダメになってしまう原因は環境、家庭にあるとしています。両親の離婚、失職、経済状況などです。しかし、その両親もまた子どもだったころは、落ちこぼれであり、親や家庭の環境が悪かったのでしょうか。このように落ちこぼれが生まれてしまうことは、家系的な面もあるのでしょうか?
 答:遺伝的ではないけれど、どうしても、貧困から、家庭全体が抜け出るのは難しいことなのでしょう。


22. 先生は自分を変えてくれるような人物に出会ったことはありますか?もしあるなら、その人物について詳しく聞かせていただきたいです。
 答:どのような意味で、自分を変えてくれたかということによります。ある意味では、父親、そして、他の意味では、仲の良かった友人、その他の意味では、大学院の時の先生ですね。

23. 最近ストレスがたまることが増えました。何か良い発散方法があったら教えてください。
 答:酒を飲む・・と言いたいところなのですが、私は、今年の健康診断で、肝臓の機能が、C判定となってしまいました(ショック)。なので、酒はだめです。しょうがないので、運動です。できるだけチャリに乗り、階段を駆け上がることをしています。その他には、音楽を聴いたり、趣味の日曜大工をしたり、車の掃除をしたり等、体を動かすことで、ストレスを解消しています。そうそう、このみんなの答えを書くのもストレス解消になっています。

24. 最近レポートが多いです。特に実験のレポートを書くときは一日中パソコンとにらめっこしてしまいます。眼がとても疲れるのですが、疲れをとるいい方法はありませんか。
 答:早く寝る。

25. 最近、人間関係は難しいとつくづくよく考えます。「大人の対応」というのは、先生はどんなものだと考えますか??
 答:大人の対応とは、「余計なことを言わない」、「大切なことは相手に悪いと思っても必ず言う」です。また、「大人とは、自分のやること、やりたいことを自分で決めて、そのやり方も自分で判断することのできる人」です。

26. 心理学の学術論文などが載っている雑誌で定期購読できるものとかありますか?
 答:日本心理学会や日本教育心理学会学、発達心理学会などでは学生会員になると雑誌が送られてきます。

27. 先生は中学時代、高校時代はなにか部活に入っていましたか?また、今もそれに関係することはやっていますか?
 答:高校の時は、陸上で長距離でした。今は、何もしていません。時々チャリに乗るくらいです(そんなのやっていることになるか?)。

28. 自分はたばこが嫌いです。たばこも麻薬の一種だと考えています。なぜ、たばこは禁止にならないのでしょうか。
 答:同感です。私も同じように思います。しかし、吸いたい人の権利も考える必要があるのでしょう。

29. 他の人に認めてもらうための努力にはどんなものがあると思いますか。
 答:他人のことを、あまり気にしない。でも、他人が好きななること。友達などに嫌われることを気にすると大きなストレスになります。でも好きになるのはかってに好きになれます。私は、みんなが好きです。

30. 先生は英国などヨーロッパの方にも旅行に行かれたことがあるのですか?もし宜しければ少しそのときのエピソードなどをお聞かせ下さい。
 答:最初に外国に行ったのが、イギリスでした。やはり、とても印象に残っています。始めて、ロンドンについて飛行機の中から、レンガ造りの町並みを見たときには、「これが外国か、素晴らしい、レンガ造りの町並みはかっこいいなあ」と思いました。しかし、半年くらいたって、また、ロンドンに来たときには「なんて汚らしい、レンガ造りの町並みだろう」と思いました。どうしてだろう。

31. 先生が子どもにやらせていたドリルはどのような内容ですか?(市販のものとか)
 答:はじめは、手作りでした。そして、市販のものから、最後には、公文式のドリルの教材を本部から取り寄せ、特別に回答ももらい、家庭でやり、ワイフが採点していました。中学校以降は子どもが、自分で採点もしていました。




子どもの脳の発達 臨界期・敏感期 討論からの質問
32. 生まれたときの記憶はみんな持っているのですか?また、先生の記憶は何歳からありますか?
答:私は、子どもの頃の記憶があまりありません。あとから、写真で見たり、話を聞いたりしたものが多いので、本当の記憶はどれなのかわかっていません。まあ、あるとすれば、近所の本屋さんでいつも立ち読みをしていました。それを本屋さんが親に言いつけて怒られたことが記憶にあります。
 また、生まれたときの記憶は、脳が完全にできあがっていないので、あるはずがないと考えています。ニューロンのネットワークができるのが早くても2歳くらいですから、生まれたときの記憶があるはずがありません。まあ、ぼんやりとした記憶が残る可能性は無くは無いですが・・・

33. デジャヴと生まれた時の記憶を持っているということとは何か関係があると考えられますか?
 答:私たちの小さな時の記憶は後から教えられたものが多いのです。と言うより、記憶は正確に記憶されることは無いのです。何らかの形で抽象化され変形されたものが結びあわされて、思い出すときに、脳が記憶を作り出しているのです。

33. 先生のおっしゃっていた5分間のドリルで、英語はどんなことをしましたか。文法問題と読みどちらですか。
 答:できるだけ、長文の読解と、作文でした。

34. 忘れられないディベートはありますか?
 答:討論はしたことがありますが、ディベートはあまりしたことがありません。

35. 先生は家庭菜園をしていますか?
 答:残念ながら、ありません。

36. 早期教育を考えるうえで、特に小学生よりも幼い子どもの場合、意欲というものはあるのでしょうか。『熱中する」ということは出来るのでしょうか。そこまでしっかりした考えや意思を持つことは難しいのではないかと思いました。
 答:いや、そのように大人が接して、教育をすれば可能だと思います。なんでも言うことを聞くのが、いい子どもだと思わないことが大切です。

37. 夏休みにたくさん旅行をするつもりだったのですが、バイトを休ませてもらえそうにないです。先生だったらバイトをやめますか?それとも旅行をあきらめますか?
 答:こりゃ、難しい。でも、少なくとも半分は旅行に行きたいですね。


シラバス訂正 発達と教育A (水)3.4 

2008年06月21日 | Weblog
すみません。シラバスの予定表がが間違っていたので訂正します。

7月の最初の部分が違っていました。
12 7月 2日 講6:知能は動機づけ +[小テスト] ⑤アメリカ下層教育現場 後半
13   9日 討5:レポートと質問の話 討論  ⑥「子どもという価値」 前半
14 7月16日 討6:レポートと質問の話 討論 ⑥「子どもという価値」 後半
15  23日 講7:性役割と道徳性 +[小テスト]

☆また、実習の学生は、終わってから、川島の所に言ってきてください。
実習に関連して提出が遅れたものは、減点しません。



1 4月 9日 授業の説明と受講カード提出(討論の次の週に、討論レポートを提出)
2   16日 ビデオ「子どもの発達」 +[小テスト] 
3   23日 講1:発達心理学の基礎の話+[小テスト] ①子どもの脳を守る  前半
4   30日 討1:グル-プ分けとレポート 討論 ①子どもの脳を守る  後半
5 5月14日 講2:児童期の認知発達 +[小テスト] ②子供の「脳」は肌  前半
6   21日 討2:レポートと質問の話 討論 ②子供の「脳」は肌  後半
7  28日 講3:青年期の認知発達 +[小テスト] ③「頭のよさ」は遺伝子 前半
8 6月 4日 討3:レポートと質問の話 討論 ③「頭のよさ」は遺伝子 後半
9  11日 講4:友人、親子関係 +[小テスト] ④子どもの脳の発達  前半
10  18日 討4:レポートと質問の話 討論 ④子どもの脳の発達  後半
11  25日 講5: 言語の発達  +[小テスト]  ⑤アメリカ下層教育現場 前半

12 7月 2日 講6:知能は動機づけ +[小テスト] ⑤アメリカ下層教育現場 後半
13   9日 討5:レポートと質問の話 討論  ⑥「子どもという価値」 前半
14 7月16日 討6:レポートと質問の話 討論 ⑥「子どもという価値」 後半
15  23日 講7:性役割と道徳性 +[小テスト]

質問と回答(080619) メディアに心を蝕まれる子どもたち  討論感想から

2008年06月21日 | Weblog
少しだけど、討論の感想にも質問がありました。

1. 先生はブログに書き込む内容を誰かに見てほしいと思っていますか?たとえば、質間への解答を誰も見ていないとしたら、やめようという気持ちにはなりませんか?
 答:そりゃ、そうですね。自分のためなら、きっと、やめると思いますよ。その意味では、これはブログとはいえないかもしれない。


2. 今の今まで、川島先生と川島先生のワイフとが一緒に生活を共にしてきた一番の理由は何ですか。なんで一緒にいるのか、その一番の理由を教えてください。失礼で変な質問ではありますがよろしくお願いします。
 答:はじめは一緒にいて楽しかったから、子どもができてからは、協力して家庭を作っていた協力者だったから、今は、これまで一緒にいたから・・・かな

3. 先生はノーテレビデー、ノーケータイデー、ノーネットデーの中で出来ないものはありますか?
先生はブログをやっていますが、ノーネットデーやノーケータイデーなど、できると思いますか?
 答:ノーネットデーは仕事上メールを見ないと困るかもしれないけど、見なくても自分は平気なので、どれもできると思います。実際、外国などに行くと2週間くらいノーテレビ、ノーケータイ、ノーネットです。


4. インターネットの掲示板によるいじめはいつごろか多くなってきたのですか?
 答:いじめはいつもあるだろうから、ネットにだれでもが書き込みができるようになった、2000年前後だと思います。


5. もし、何らかの形で、宗教などに騙されて深入りしてしまった場合、どうしたらよいのでしょうか。抜けたい場合は、どうしたら抜けられるのでしょうか。
 答:統一教会や、オームなどの宗教を抜け出るのを助けている、団体や人々がいます。そのような団体はNPOにもなっているので、ネットで探してもわかると思います。


6. 先生は宗教に勧誘されたことがありますか?また、もし勧誘されたとしたらどのように断れば一番いいですか?
 答:きっぱりと、興味がないとか他の宗教を信じているといいましょう。その時に、少しでも、相手に悪いなあ等の優しい気持ちを持つとつけ入られます。


7. 新興宗教やカルトに入ってしまった人は、なにかしらの会費のようなものを払わされたりするのでしょうか。
 答:もちろん、お布施をたくさんとられます。宗教を始める人の目的の一部は金儲けが基本です。統一教会のように、もの売りをさせて、そのもうけを巻き上げる団体もあります。


8. 先生は霊にあったという経験はありますか?
 答:すみません。霊を信じていないし、霊なんてものはあるはずがないと思っているので、わかりません。


質問と回答(080619)⑤学歴社会の法則 教育を経済学から見直す 光文社新書 荒井一博 前半

2008年06月21日 | Weblog
1. 討論後のレポートは討論の感想を書けばいいのですか?
 答:討論後のレポートは基本的に、どんな討論をして何を考えたかを、段落ごとに書くのがいいと思います。ですから、読後の感想文とは形式が異なる方が書きやすいかもしれません。しかし、そうでなければいけないとは考えませんが・・もう一言書くと本の感想文は、起承転結のある小論文風の感想文が、討論の感想は、パラグラフライティングの形式の、パラグラフごとにまとまりのある文章(起承転結ではなくて、結論を書き、さらに詳しく説明する)形式が書きやすいと思います。


2.なぜ夏になると、恋人を欲しがるひとが多く出てくるのですか?(心理学的に)
 答:決まった答えはないので考えてみます。まず、長い休みがあるのでとか、一緒に過ごす人が欲しいとか、女性が薄着になるので刺激されるとか、気温が高くなると性ホルモンが多くなる・・・なんて理由はどうでしょう。

3. 先生は以前、息子さんについてドリルをやらせたと言っていましたが、やはりそれはいい大学に進学させていい企業に就職させるためですか?
 答:それに近いけど、大学受験に役立つようと考えていました。


4. 先生は、学生にお金の管理を全部自分でさせることについてどう思いますか?
 答:それって、生活費のことですか、それとも寮費。生活費なら当然自分でやってみてください。失敗するのも人生勉強ですよ。若いときの苦労は金で買ってでもしろといいます。また、失敗しても、死なない限りなんとか立ち直れますよ。


5. 現在、格差が広がっています。今の政治のことを考えると制度が変わることは、まずないでしょう。所得の低い家庭の子どもは塾などに行くことができません。そうすると学歴も低くなってしまいます。やはり、格差をなくすためには、所得の低い家庭の子どもが努力をしなくてはならないのでしょうか。
 答:現在の日本では、しょうがない・・と言わざるを得ないでしょう。それが、良いか悪いかは別にして。


6. 質問、この本にはあまりメリットが書いていないように思える教育バウチャー制度ですが、なぜ目本はこれを取り入れようとしているのですか?この制度を取り入れて成功した国はあるのですか?
 答:アメリカの多くの州や町で取り入れています。でも、日本はアメリカのように、「子どもは社会の宝」という考え方がないので、個人に与えられた金券にしか過ぎないような気がします。・・何でもアメリカですからね。大体、バウチャーなんて、カタカナを使うところからおかしい??(でも、僕は右翼じゃないよ)

7. 今まで、学歴や資格、成績というものが人生を決めると思っていました。しかし必ずしもそうではないと課題図書を読み気づきました。他にも、人間性や、数字に表された表現力の読み取りも大事だと感じました。これらのことを鍛えるためにはどのようなことをすればよいと思いますか、旅、読書、友達と話すこと以外で教えて、ください。
 答:基本的には、旅、読書、友達と話すことですが、その他にも、長期にアルバイトをする、修道院に入る(私は高校生の時1週間入りました)、牧場で働く、遠海漁船に乗る(そう言う先輩がいました)、恋人をつくって別れてみる?、誰かの死に目にあう・・・など、イヌも歩けば棒にあたるように、積極的に出歩いてみるといいかもしれません。


8. 最近、大学に行くことがつらくなってきました。行こうとすると熱が出たり、大学に行こうとすると吐き気がしたりして、困っています。先生からも何かアドバイスを頂くことはできませんか。
 答:行動変容的に言うと、大学へ行くことの強化が無いことになりますね。しかし、私はカウンセラーでないので良くわかりませんが、個人的に相談にのりますよ。

9. 教育の費用の説明のところで、大学に進学しなくても発生するという理由で子どもの食費・光熱費・住屠費は、教育の費用に含まれないと書かれていました。住居費は含まれても良いのではと感じるのですがどうなのでしょうか。
 答:確かに、この著者は、東京の私立の自宅通学を念頭においているようですね。大都市に住んでいる人は、そう発想することがが多いようです。

10. 私は日本の教育費について、他の国と比べてとても高い気がします。もっと多くの人がお金について考えずに学べる環境がほしいです。先生は、目本の教育費についてどうお考えですか?
 答:いろいろな国がありますから、高いとも安いとも思いません。しかし、日本でも、高校まではほとんど無料(授業料は)で教育を受けることが可能です。親の教育費の一番多くのものは、必要のない塾や習い事の費用です。最近は、大学も特待生制度を復活させようとしています。こう考えると、日本の教育費は安いと思います。私の子どもたちは、あまりお金がかかりませんでした(かけませんでした)。小学校から大学院までほとんど国公立で自宅通学でした。小遣いも最低限にしましたから・・・

11. 「父親と母親のどちらの学歴が重要か」という間題について、先生はどう考えますか?
 答:これって、実際には、父親と母親のどちらか、高い方の学歴を目指すような気がするのですが・・・一般的には父親の方が学歴が高いのかもしれませんが、逆もあると思います。


12. 私大の方が研究費などの融通がきくと聞きますが、先生はなぜ国立行政法人信州大学で教鞭をとり続けていらっしゃるのですか?資金援助は無いよりあった方がいいと思うのですが…理由があったら教えてください。
 答:一度勉めてしまい居心地が良いので、ずるずると居ます。大学の教員は研究費だけではありません。また、融通が利くといっても、研究費は科研費など外部のものをもらうことが可能です。私の子どもは私大ですが、授業数の負担が多いようです。

13. もう大学4年生となってしまいました。大学生活最後の1年にやっておいた方がいいというような川島先生オススメの事は何かありますか。あったら教えてください。よろしくお願いします。
 答:恋人をつくって旅をする??できたらいいですね。無理かもね。しょうがないので、友達と旅をするのはどうですか。

14. 79ぺ一ジで進一くんが心に決めたように、「結婚するんだったら、高学歴でバリバリ働く自立した女の人にするぞ」ということにっいて、川島先生は賛成だと思われますか。それとも、反対だと思われますか。また、先生や先生の奥様の学歴がお子さんに影響を与えていると感じたことはおりますか。
先生の子どもは、自分の学歴に影響を受けていると思いますか?
 答:バリバリより、気に入った、好きになった人ならどっちでも良くなってしまうのではないかと思います。私は、自分の学歴から子どもには大学院に行くように勧めましたが・・

15. シグナルは、本の中でいわれていたものの例の他に、その人の行動やしぐさからその人の性格が分かるような場合は、行動やしぐさはシグナルになるのでしょうか。
 答:行動やしぐさはシグナルになりますが、そこにいる、文化や社会習慣が大きく影響します。

16. また、先生自身は自分の学歴についてどのように考えていますか?
 答:大学の教員なので、博士課程はしょうがないでしょう。というより、大学院に行ったので大学の教員になるしかなかったというのが本当です。


17. 学歴優位社会がなくなることはあると思いますか。
実際のところ、就職において学歴はどの程度重視されているのでしょうか?
先生は、学歴社会についてどのようなお考えをお持ちですか?
 答:今のところ無いでしょうね。しかし、大学までは就職に役に立つけど、大学院はあまり、役に立っていない気がします。例えば、公務員の就職試験では、大卒か大学院卒かは区別されません。

18. 学歴が重んじられる社会に賛成できますか。反対ですか。
先生は学歴が必要だと思いますか?
先生は、学歴は就職に必要というか重要だと思いますか?
 答:その会社や職業によると思います。研究施設なら、大学院を出ていて欲しいですし、伝統工芸などの技術職の人は早くから弟子入りした方が良いと思います。ですから、重んじたい人は重んじればいいと思います。

19. 信州大学出身ということは高学歴になるのでしょうか?
 答:教員としては、高学歴というより必要最低限ですね。

20. 先生は、子供の学力が親の学歴に関係すると考えますか?
先生は親の高学歴イコール子どもの高学歴に即決すると思いますか。解答よろしくお願いします。
 答:即決?すると思います。

21. 子どもが学力を上げやすい環境とは、親の所得のほかにどんなことが考えられると思いますか。
 答:親が教育熱心で、子どもに口だけでなく、一緒に勉強する気持を持っていること。

22.貧困者にとって、その状況を抜け出すために国はどのような対策をしていけばよいと考えますか。
 答:国という制度のあり方と関係するし、色々要因がありすぎて簡単には答えられませんね。

23. 先生は大学進学者は高能力でそうでない人は低能力だという考え方についてどう考えますか?
 答:それはないでしょう。また、高能力とは何かということに関係しますよね。

24. 大卒で得をしたことが実際にあったら教えてください。
 答:大学院に入ることができたこと。

25. 高校を卒業してすぐに就職することのメリット、デメリットは何か。
 答:職業によると思います。手に技術を身につけるようなものは、学歴はあまり必要ないかもしれません。専門学校のような教育があれば、それもいいでしょう。


26. 短期大学卒と、国公立・私立大学卒では、将来的な年収にどれぐらいの差が出るのですか?
・先生は高学歴イコール高収入についてどのような考えをお持ちですか?
 答:人によるし、職業によると思います。

27. 先生は国公立大学の学費の安さについてどのように考えていますか。
 答:良いと思っています。たいして安いとも思っていません。

28. 先生は人的資本論とシグナリング論、どちらがより今の日本にとって正しいと思いますか
 答:次の課題の本を読んで、考えましょう。「日本の行く道 」

29. 先生は、習熟度別授業は必要だと思いますか。
 答:大賛成です。教育の基本ですと思っていますが、この本のような見方もあると思います。そして、発達の年齢と、教科の内容によります。勉強には、一人でやる方がはかどる熟慮が必要なものと、友達と一緒にやる方が効率が上がる記憶を中心とした教科があります。


30. より総合的、一般的な「ものさし」とは何だと考えますか?
 答:マスコミの影響で決まるものになったしまっているけど、一方では、政治として、政府が決めるものもあります。また、じわじわと評判が上がってくるような内容もあります。その意味では、その社会での常識・・は、文化、社会で異なるのです。

31. 筆者は少なくとも生後1年は一緒に過ごすことが好ましいと述べていますが、先生は母親の就業についてどう思いますか。
 答:これも、その人の状況によります。自営業の人と、夜勤のある職業を比較することはできません。また、生後一年は一緒に過ごすと良いという根拠はどこにもありません。

32. 母親の就業による子どもへの学力の影響として川島先生はどうお考えですか?
 答:これも、母親の学歴など、人によります。私の母親は働いていました。

33. 子育てに関して、父親の役割として何か大切にしてきたことはありますか?
 答:できるだけ、一緒にいて遊ぶ。できるだけ、勉強も含めて一緒に考える。

34. 親として、子どもに必ず必要なものはなにだと思いますか?
 答:大人になるときのモデルとなること。また、困ったときに相談に乗れる人間関係を保つこと。

35. 先生が良いと思う本はどのような点を考慮していますか。
 答:うーん。良いといっても、いろいろな面があります。この授業で使うのに、ちょうど良い本と、大学院のゼミで使うのに良い本は違います。また、夜寝るときに読みやすい本と、退屈しのぎに読む良い本も違うと考えています。

質問と回答(0806020) ④子どもの脳の発達臨界期・敏感期 講談社α新書 榊原洋一 後半

2008年06月20日 | Weblog
言い訳:ちょっと仕事が詰まっていて、回答、遅れてすみません。

1. 質間です。母親が音楽を聴いている時、胎児もその音楽を聴いているという話を聞いたことあるのですが、本当でしょうか?本当だとすれば、それは胎児にどんな影響を与えるのでしょうか?
  答:当然、聴覚ができあがっている段階では、聞いているということになります。しかし、胎児にどんな影響があるかは、はっきりしていません。この影響という場合、身体的にも心理的にもということになりますが、それを聞いていない胎児と比較しても測定する方法があいまいなので、比べるのは難しいと思います。


2. 私は休日の過ごし方や暇な時間の使い方が上手ではありません。買い物に行っても飽きてすぐに帰ってきて、家の中にいる、といった感じです。家の中にいても充実感が得られなくてせっか<の休日も楽しめません。何かおすすめの過ごし方があったら教えてください。
  答:私のお薦めは、なにか身体を動かすことです。チャリにのる、水泳をする、スキーをする、バスケをする、歩く・・・でも、音楽を聴きながら本を読むのも好きですし、映画(DVD)を見ることもあります。いずれにしろ、何もしないでだらだらするのではなく、今日一日●○をしたという言語化のできることをすると、充実した気持ちになります。

3. ここで少し疑問があります。これまで誤った考え方が世間では一般的とされていたみたいですが、なぜここまで間違った理解が広まったのでしょうか?この本の著者が取り上げた実験はそこまで新しいものではないと思うので、もっと前に正しい理解が浸透してもよかったと思うのですが…。
  答:この例ばかりでなく、まず、知識や知見自身がはっきりした結果でないこと、次に、それが広まるまでに時間がかかること、さらに、人間は、それが間違っていたとしても、単純でわかりやすいこと方を信じてしまうことがあります。

4. 第三章で筆者は、語彙獲得には臨界期が無く、成人になってからでも臨界期の扉が開くと表現していましたが、白分の中では「臨界期」を何らかの能力を身につけるのに最適な時期、ととらえています。幼児期であれぱ簡単に覚えられる言語は成人してからでは筆者の言う「学習方法を工夫」しなけれぱ覚えられません。臨界期の扉が開くと言うのは何か違うように感じられます。臨界期=最適期という考え方はどうなのでしょうか。
  答:私は、多くのことが臨界期を過ぎてからでも時間をかければ可能なことが多いと思っています。もちろん、無理なこともあるのですが、人間は場合によっては、無理だと思うことが可能になること(霊魂や前世は無理だけど)もあるという事例が時々見られるのです。

5. 早期教育という風潮に便乗して、幼児教育の場に利益を追求する企業がたくさん入り込み、そしてそこにこぞって子どもを通わしたり預けたりしている状況は、わたしに不気味な恐怖を与えます。親自信が満足するために子どもをそういうところに通わせているのではないかと思ってしまうことがあります。子どもをある種、世間体を彩るための商品として見ているのではないか。もちろんそうではなく、子どものために、将来杜会に出て脱落しないようにと通わしている人が大半であるとは思いますが、前者のような親もいるのではないかとどうしても思ってしまい、どうしようもなく不気味な恐怖を感じるのです。先生におきましても判断がつかないことだとは思いますが、どうなのでしょう、そのような価値観を持つ親もいるものなのでしょうか?
 答:無気味に感じるまでもなく、ほとんどの親がそういう傾向があると思っています。日本は自由経済ですから。それにしても、無気味に感じるという気持ちが、私にはとても純粋で素晴らしく感じます。若さはいいですね。大人の世界は、欺瞞と、自己満足と、やっかみと・・大変なんですよ。私も若者に戻りたい(と言いつつ、あまり、若いときから変わっていない、かわティですが)

6. 失恋から立ち直る方法を教えてください。「好き」っていう気持ちを消したいです。
 答:「好き」の気持ちを消すには、あきらめと、相手が大したことのない人であると思いこむことです。よく考えてみると、別れたと言うことは、大した人ではなかったということになるのです。すっぱいブドウは、いらないですからね。

7. 脳科学や医学を積極的に障害児教育に応用している研究を盛んに行っている有名な大学院はありますか。
 答:東大の医学部は障害児医療の研究が盛んです。あとは、金沢大学も研究が盛んです。しかし、脳科学の興味は、発達的には、子どもよりも老人の治療に興味があるようです。

8. 質間:夏休みに友人と北欧に行こうと思っていたのですが、ユー口が高いということでイスタンブール・トルコあたりもいいかなあと考えています。先生はこの辺の国に行ったことはありますか?
 答:トルコには行ったことがありません。去年、ブルガリアの方からイスタンブールの近くまで行きました。あの辺りは、ユーロではないので、直接はユーロ高の影響は無いと思います。それに、トルコ航空は安いので、いいのですが・・・ツアーの方がいいかもしれません。というのは足(国内の交通機関)が良くないかもしれません。

9. 先生に質問です。私は何事もそれを身をもって体験したことがある人が、その立場に立っている人の気持ちが一番分かると思います。だから、いじめられたり、無視されたりという様々な辛い経験をしてきた人のほうが、真面目に守られて育ってきた人よりも人の気持ちが分かる人になれると思います。ですから、そういった人のほうが先生という職業にむいているように思います。私はそういった経験がほとんどないので、本当にいじめられている子の気持ちを分かってあげられるのかが分からず、とても不安に感じる部分です。先生は学生のころいじめられたりしたことはありますか?
 答:確かにそうかもしれません。いじめられることで、自分では判らない他者の気持がわかるようになるのでしょう。教育委員会の人も同じことを言っていました。しかし、だからといって、いじめられてみろと言われてもできないですよね。結局、たくさんの事例や本を読み、討論をし、旅をするなどの経験を積むしかないと思います。それによって、いじめられて経験以上の広い視野を持つことができると思います。


10. 著書中にあった「母親の感受期」についてですが、似たようなことがこれまでに読んだ「子供の脳を守る」の中にも書かれていたと記憶しています。私は、実際に親は産まれたばかりの胎児と触れることによって親としての愛情・責任感をより深く刻むことになると思っていますが、科学的に言えることなのでしょうか?それとも精神論なのでしょうか?
 答:うーん。現在の心理学の知見では、クラウスの研究以来、いかにも、産まれたばかりの胎児と触れることによって親としての愛情・責任感をより深く刻むことになるという風潮があります。しかし、これも、何年後かにどう変わるかわから無いような気がします

11. カマラとアマラは保護されてから、実際にどのようにして言葉を教えられたのかが気になりました。幼児の場合とはまったく違ってくるのではないかと思います。
 答:そうですね。幼児の場合は、教えると言うよりも、子どもが自分から、マネをして学んで行きます。その意味では、イヌや猫をしつけるのと似ていると思います。

12. 先生は動物が人間の乳児を育てるということについてどう考えますか?
 答:基本的に、無理だと思っています。試しに猿の子どもをオオカミに育てさせてみればわかると思うのですが。

13. 結局幼児期の学習がどのようなものであるかは科学的にはほとんどわかっていないと理解してよいのでしょうか
 答:いいえ、わかっている部分はわかっています。少なくとも、脳の機能も行動と同じように、学習理論の考え方に沿って、好みのもの(強化、報酬)に近づくように、形成されて行くのです。

14. P67のヘスの実験において、インプリンティングが成立するのは生後5時間から24時間だとありましたが、24時間以上たって、インプリンティングが起こらなかった時は、どうなるのですか?
 答:これは、おもしろい質問ですね。しかし、インプリンティングが起こらないと、起こらないままです。結局、自動的に動くものについて行くという反応(反射)が生じないことになります。

15. 早期教育が効果があるのかそれともないのか、将来の脳科学の分野ではっきりすると思いますか。
・先生は早期教育についてどうお考えですか。
・先生は早期教育には賛成ですか反対ですか?申し訳ないんですがよろしくお願いします。
 答:先日、受業でも話しましたが、効果があるかどうかと言うよりも、良い(効果のある)早期教育と、そうでない早期教育があると思っています。と言うより、早期教育とは何かということになるのでしょう。しかし、早期教育を英才教育や天才教育と考えたとしても、同じことが言えると思います。

16. 先生は自分の子供に対して早期教育を行っていましたか?
・先生は子どもに何か早期教育をさせていましたか?
 答:小学生から大学受験を、少しずつするのを早期教育と考えればやっていたことになります。また、大人になったときに、音楽好きにするためにピアノを習わせるのが、早期教育だとすればやっていました。

17. 人間を科学の分野から完全に分析することが可能だと思いますか?
 答:完全にと言うのは、どんなことでも、無理だと思います。理解できたとか分析できたと考える時点で、その先が出てきます。だって、なぜ、地球や宇宙が存在するかを考えても無理でしょう。しかし、それを何らかの意味づけや納得できる方向に考えることはできます。・・神様が作ったとかね。ところで、私はクリスチャンです。

18. 先生は臨界期というものをどのように捉え、この時期に子どもに何をさせたいと考えますか?
 答:もう、子どもは大きいので無理だけど、孫ができたら、反射を試してみたいですね。

19. 小学校下の英語の導入は臨界期が意識されてのことなのですか?
 答:いや、そんな、深い意味はないでしょう。審議委員会の人が勝手なことを言って、結局、アメリカにしか、目を向けない日本は、これしか方法がないと思っているのでしょう。

20. 先生は「英語の早期教育」についてどのようにお考えですか?幼稚園、小学校からの英語教育は必要、また有効だと思いますか?
 答:全く、必要ないと思っています。れより、中学校以降の英語教育を会話を主にして、教師は全員ネイティブにして欲しいと思います。多くの国の外国語教育のほとんどは、その言葉を母語にしている人が行っていますから・・うーん、でも、日本のフランス料理は日本人が作っていることが多いけど、・・・フランスでは日本料理は日本人が作っていることが多い・・のは、なぜだろう。

21. もし、今結婚するなら、仕事・家事・育児など完璧な女性、それとも欠点のある女性どちらがいいですか。自分は、男・女を問わず、不完全な人の方が好感が持てます。
 答:うーん。たぶん、そんなの関係ない、オッパッピーで・・・好きになったら、どっちでもいいですね。でも、不完全に好感が持てるのであれば、そう言うことになりますね。

22. 最近すっかり夜型の生活になってしまっているのですが、生活のリズムを正しくするのに何か有効な方法はありませんか?
 答:私も、時々、そうなります。そう言うときは、一時間、時計を進めて、11時の時に、今12時、今12時、と思いこむようにしましょう。これって、どうですか?

23. 国内で先生オススメの夏旅スポットはどこですか?
 答:ホタルの見えるところがいいかな。そう考えると、長野にいるってことは、いつも旅しているっていうこと?かも。でも、夏は、北海道もいいなあ、娘もいるし・・・

24. 学生の内に海外を旅したいのですが、どこがお勧めですか。
 答:とりあえずアメリカかオーストラリア、英語だしね。イギリスもいいけどポンドが高すぎる。ヨーロッパもユーロが高いし。冬ならニュージーランドも夏だから、いいね。

25. 6月です。ビワが届きました。でも足が速いです。痛んできたらジャムにしようかと考え中ですが、水分も多いのでどうやってジャムにしたらよいでしょうか。
 答:いや、ジャムは、煮詰めれば水分は少なくなりますから、作れるのじゃないかなあ。ビワのジャム美味しそうじゃないですか。

26. 最近駅前に行くと必ず平安堂に入り浸ってしまいます。3時間くらいなら平気な顔して過ごせます。先生は本屋に最長どのくらいいたことがありますか。
 答:若い頃は、本屋で立ち読みをしたけど、今は、欲しいと思うとすぐにネットで買ってしまうので、あんまり、本屋にいることがなくなりました。

27. 前期と後期で授業の課題の本は変わるのですか。
 答:たぶん、半分(3冊)くらい代わる予定ですが・・・

28. 川島先生はどんな基準で学生に読ませる本を選んでいるんですか。
 答:よく訊かれる質問なのですが、いろいろなことを考えるので、これといった基準はありません。例えば、討論がしやすい、学生が影響されやすいor批判できる、他にその知識を上手に述べている本がない、作家が好き、個人的な趣味等々、・・うーん、結局、適当に選んでいます。

29. 心理科の先生方は英語に始まり中国語やフランス語まで扱われています。先生は日本語以外に得意とする言語はありますか?
 答:なんとか旅行できるくらいの程度なら、フランス語、ドイツ語、スペイン語かな。でも、必要になるたびに、2ヶ月前くらいから勉強し直さないと使えるとはいえません。

30. ロバスト  :あるレポートから、
「最後に私が一番好きな部分がある。ヒトの子ども全てに「自分で育っていくカ」は備わっている。どんな国のどんな環境の子でも発達には同一性があり、子どもたちの発達は早期教育をやろうがやるまいが、それによって大きく進路を狂わせることがなく、人として生きていくための知識とスキルを獲得するように調節されている・・・」

質問と回答(080612) メディアに心を蝕まれる子どもたち  角川SSC新書 有田 芳生 後半

2008年06月12日 | Weblog
まだ、答えていないところもありますが、とりあえず

1. 先生に質間です。子どもが安全にネットと付き合っていくにはどういった対応が必要だと思いますか。解答よろしくお願いいたします。
 答:小学校の低学年までに、ネットでのルールを教えましょう。そして、子どもの使い方に関心を持って、一緒に使うようにしましょう。そうすると、高学年以降も、間違った使い方をしなくなります。ネットを禁止すると、結局、使い始めた時にあまり良くない使い方をします。一般に、親は小学生中学年になると、成績や行動だけは気にするのですが、自分の子どもが何に興味を持っているのか、普段何をしているのかに関心を持たなくなります。いわゆる親子の断絶の始まりです。それを防ぐためにも、大人が子どもの興味を持っていることを同じように興味を持つと、一緒に何かをする時間も多くなります。結局、子どもにきちんと関心を持っていないといけないということになりますね。成績や学校の進路だけに興味があるのは、子どもに関心があるのではなく、自分の立場に関心があるにすぎません。親は、もっと子どもをしっかりと見なければいけないと思います。しかし、これが結構、難しい・・・


2. 男女間の頭の良さの差、について話をしていたときに、女性は何か考えている時に「波がある気がする」という女性からの意見が出ました。私はこのことがよくわからなかったのですが、このようなことはあるのでしょうか。
 答:ありますよ。私も、ちょっと、前の晩、酒を飲み過ぎると、頭が悪くなります。ついでにろれつも回らなくなります。それに、起きてから2時間以上たたないと頭が回転しません。毎日の中でも週単位でも、頭が良くなったり悪くなったりします。


3. ☆質間…でなくつぶやき?
先生は『百匹目の猿』というお話をご存じですか?宮崎県の幸島という島で1匹の猿が土のついた芋を洗って食べました。それを見ていた他の猿たちもまねするようになりました。すると、幸島から遠く離れた晶でも同じよ引こ芋を洗う猿が出てきたのです。どういう原理かはわからないけど、同じ行動(考え)をしている者が一定の数以上になると、他の場所でもその行動(考え)がみられるようになるそうです。教育や今の日本を何とかしなきゃ~という気持ちも、たくさんの人の同じ気持ちで実現されるといいなと思いました。
 答:質問でないので答えませんが、私もその話を聞いたことがあります。


4. 先生は2ちゃんねるの掲示板に書き込まれたことはありますか?もし書き込まれた場合、それを消すことは出来るのでしょうか?
  答:私は、2チャンネルは見たことはありますが、書き込みはしたことがありません。自分の発言は削除することが可能だと思います。人の発言を削除するのは無理でしょうね。

5. 最近、学校の裏サイトというものが小中学校などで流行っているということですが、匿名制にもかかわらず、そのサイトを立ち上げた人物を特定できるのはなぜなのでしょうか?
  答:それは、IPアドレスからだと思います。また、プロキシーを使っても、時間をかければ発言先を見つけるのは、それほど大変ではないと思います。実際に、ネットは匿名だと思っていても、匿名ではないのです。警察などの捜査の場合で、プロバイダーも協力すればどのコンピュータからつないでいるかはわかりますよ。


6. 教師が自分の学校の裏サイトを見っけた場合、どのように対処するべきなのでしょうか?やはり犯人を捜すようなことをするよりも、自分もその掲示板に匿名で書き込み、そのような書き込みをなくさせるべきなのでしょうか?いい方法があれば教えてください。
  答:内容によると思います。危険度がどのくらいかで決まります。子どもの争いを大人が止めてしまうのではなく、見守ることも必要です。しかし、身体的な危険が及ぶ可能性がある場合は、止めなくてはなりませんが・・・


7. なぜ、ネットなどで、匿名になると平気で人を傷つけるような人が出てくるのでしょか。やはり、現実世界のストレスも原因の一つでしょうか。先生は、どのように考えますか。
  答:心理学の研究でも、匿名性の研究は多々あります。その殆どが攻撃性が高くなるという結果です。それは、結局、反撃を受ける可能性が低いという予測によるものです。また、攻撃性について、人間の持つ攻撃性は人類の発展に寄与すると共に、人を傷つけることとなるのです。人間の特性としての攻撃性は、利点も欠点もあるのです。恋愛なども多少の攻撃性がないと成り立ちませんからね・・・

8. 現在では、学校の授業にコンピュータを利用しているところがあると聞いたことがある。今後、コンピュータ利用教育は増えていくと思いますが、それは良いことだと思いますか。
この本で、IT授業について少し触れていましたが、先生は小学生からのIT授業への取り組みついて、どうお考えですか?
学校の授業でパソコン、インターネットを活用した授業が注目されていますが、こういった授業についてはどう思いますか?
  答:コンピュータ利用教育は、増えないと困ると思います。コンピュータの利用は、良いことというより、もう止まらないでしょう。これまでも電気や自動車など、始めはなかったものが利用されるようになったのと同じです。そして、欠点も時間をかけて、次第に改良されてゆくものと思います。


9. 今年の夏は、スキューバダイビングのライセンスを取ってみたいと考えていますが、先生もライセンスを持っていたりしますか?もし、お勧めの海などがあればぜひ教えてください!
  答:残念ながら、スキューバダイビングのライセンスは持っていません。理由は左耳が良くなくて耳抜きがうまくいかないからです。しかし、これまで何人かの教え子がとっているので様子はわかります。確実で安いのは、合宿で3日間でとるコースだと思います。海はやっぱり、沖縄かなあ。沖縄の合宿ライセンス取得なんていいなあ。

10. 私は自分の考えと違うからといって宗教勧誘を断ったことがあります。かなり勇気が必要だったのですが、他に宗教勧誘のいい断り方があったら教えてください。
  答:私は、他の宗教団体に属しているからといいます。しかし、その場合、本当にその宗教に通じていないと論破されてしまいます。保険の勧誘の時は、親戚の叔父が勧誘員であるというのは効き目があります。

11. 川島先生もブログを運営されていますが、小中学生がブログをやる事についてどう思いますか?主観的でいいので教えてください。
  答:このブログ運営というほどではないと思います。授業の続きをネットでやっているようなものだと思っています。コメントの書き込みは、無いですし・・・・

12. 子どもの発達という点で、本来インターネットは何歳くらいから利用した方が良いという考えはありますか?
  答:それは、利用の仕方で、何歳でも良いと思っています。しかし、他にも書いたように、親が一緒に使ったり、また、子どもの関心をチェックしたりすることが大切です。親は、子どもを見ているようで、自分の都合でしか見ていないことが多いのです。

13. 現在のスピリアチュアルプームを先生は何が原因だと考えますか
・非科学的なスピリチュアルを扱ったテレビ番組についてどう思いますか?
・先生は、スピリチュアルに関心がありますか?そういった話を個人的に聴いたことがありますか?
  答:日本人の知的レベルの低下?だと思っています。学校で教えることよりおもしろいでしょうしね。というより、人間は、わからないことがあると、何らかの方法で納得しようとするのです。その納得の仕方が、運であったり、スピリチュアルであったり、鰯の頭であったり、宗教であったりするのだと思います。


14. 先生は小学生のうちから子どもたちにパソコンを触れさせることに抵抗はありませんか。
・小学生がネットを利用することについてどのように考えますか?
・もし自分の子供が小学生の時にネットを使っていたらどうしますか?
  答:まったく、抵抗はありません。例えば、ナイフや包丁を殺人に使わない人もいます。エロ雑誌があっても買わない人のたくさんいます。タバコも吸わない人もいます。パソコンやインターネットの悪い部分に触れない人もいます。親や周りの大人が、しっかりとした考え方を持っていれば、子どもも危なくないと思っています。いろいろな子どもの事件の背景には、周りの大人の無関心があるような気がします。


15. 現在、パソコンや携帯電話といった情報機器が当たり前になってきていますが、心を蝕まれるこどもたちという表現について、どう感じますか。
  答:ちょっと、大げさな表現だと思います。でも、タイトルは本を売るためなのでしょう。そして、蝕まれるような環境にいる子どもは蝕まれると言えるかもしれません。


16. 第7章の文脈と匿名のところの意味がよくわかりませんでした。どういうことが書かれているんですか?
  答:

17. メディアが普及しているのは日本だけではないと思うが、日本で起こるような事件は、他の国でも起こっているのだろうか。
  答:もちろん、どこでも、同じだと思います。しかし、メディアによる殺傷事件などは取り締まりがもっと厳しい国が多いような気がします。先日の秋葉原の事件も他の国ならすぐに射殺されるでしょうね。

18. 川島先生にはメディア関係に携わる知り合いはいらっしゃいますか?
  答:知り合いというか、新聞記者やテレビのホームページを作っている人は知り合いにいます。


19. 今の小学校ではどのような情報の授業をしているのですか。インターネットを利用した授業も行われているのですか。
  答:もちろん、かなり多くの先生方が、自分の興味に任せてやっているようですよ。

20. 川島先生は、学校現場でメディアについての教育を行うことについてどう考えますか?
  答:メディア教育は、マスコミを簡単に信じてはいけないという教育につながると思います。その方向でなら行う必要があると思います。クリティカルシンキングは必要です。

21. メディアの危険性について、川島先生でしたら子どもたちにどのように指導されますか?
  答:メディアの危険性を教えることは、人間にとって信じられるものは何かという、自分の思想を持つことになるのです。ですから、子どもにはクリティカルシンキングが必要です。

22. 先生は、インターネットは有益な部分が勝っているか、有害な部分が勝っているかどちらだと思いますか?
  答:人によるでしょうね。私にとって、とても有益な道具です。このブログのように、皆さんに話が出来るのですからね。有害な部分は、あまり感じられません。

23. 先生はネットを利用されるとき、どのようなことに気をつけていますか?
  答:あまり、気をつけていません。せいぜい、ものをかうときにだまされないようにしようということです。また、コンピュータウィルスも入ってきてもデータさえバックアップをとっておけば、ハード的に壊れるわけではないので、すぐに直せます。しかし、他のコンピュータに迷惑がかからないようには気をつけています。ネットは、必要のない時は物理的にケーブルとはずしています。


24. 川島先生は「かわティブログ」を書かれていますが、今までで印象に残った書き込みはどのようなものですか?
  答:その場限りで答えているので、よく憶えていませんが、食べ物のことやお酒のことは印象に残っています。

25. 先生はブログを荒らされたことはありますか?
  答:ありません。というより、コメントは表には出ないようにして、削除しています。

26. 子どもがホームページを作ることによって得られる利益はどのようなことだと思いますか。
  答:なにか、興味を持ってそれを調べて発表するということはいいと思います。しかし、殆どのホームページやブログは、自慢と欺瞞と、見てもらえている、注目されている、といった満足感のために存在しています。その意味では、それ以外にも自尊心を高めることの出来るものを持っている場合はいいですが、無い場合は、そのホームページに失敗すると危険になります。

27. 先生は携帯メールで絵文字を使用するんですか?
  答:しません。でも、今度使ってみようかな。

28. 先生はメールをよく使いますか。使うときに気をつけていることはどんなことでしょうか。
  答:インターネットのメールが殆どです。99パーセント内容は仕事です。

29. 現在の日本の小学生はどれくらいの割合で携帯電話を持っているのですか?
  答:どこかで見たことがあるけど、わかりません。調べてみてください。

30. 先生は、もし自分の子供が小さいときに携帯電話が普及していたら、携帯電話を持たせますか、持たせませんか?
・先生は携帯電話を子どもに持たすことについてどのような考えでしょうか。
・小学生や中学生が携帯電話を持つことについてどう思いますか。
・小学生が携帯電話を持つことについてどう思いますか?身の安全を守ることや、塾の帰りなど迎えに行くことなどを考えれば仕方がないと思いますか?
  答:状況によります。必要なら持たせます。必要でない時間(学校に行く時や家にいる時)には預かっておくかもしれませんが・・・

31. 先生は知らない人とメールしたことがありますか?
  答:そりゃ、ありませんよ。そんなのどうやってするんですか。してみたいですね。

32. 先生はテレビを一日にどのくらい見ますか
  答:ほとんど見ません。実家でワイフにつきあって時々見ますが。普段はテレビの無い生活です。授業中にテレビがないといったのは下宿のことです。実家にはあります。

33. 秋葉原の事件で殺人予告を掲示板でしていましたが、それを見た人が殺人を止めることができたと思いますか?
  答:できないでしょうね。そんな、殺人予告は、毎日どこかで誰かがしていると思いますよ。

34. 最近、「誰でもよかった」という無差別殺人事件が多い気がしますが、どうしてでしょうか。
  答:ほとんどが、対人関係で不満感を持っているのだと思います。また、自尊心について、ネットなどで簡単に高めることが出来る(ブログや書き込みで)割には、うまくいかなくなった時にフォローするシステムがないのだと思います。

35. 先生は大学デビュー(高校→大学でガラリと髪型や服装、性格を変えること)をどう思いますか?
  答:おもしろいですね。人間は、みんな違う自分を演じてみたいという欲求がありますからね。まあ、旅をしてみたいというのと似ていますね。というより、人生は旅であり、演技ですからね。

36. 先生はカルト集団に入団してしまう人の気持ちは理解できますか?
  答:もちろん、気持ちは理解できます。私も、状況によっては、入ると思いますよ。

37. 先生は、公明党は政教分離の原則に反していると思いますか?
  答:すみません。個別の政治に関する話題は答えられません。

38. 先生は、傷ついている時にやさしくされて、その人のことを好きになるのは恋だと思いますか?それともただの錯覚だと思いますか?
  答:恋は、もともと錯覚から生じると思っています。ですから、傷ついている時でも元気な時でも恋だと感じれば恋なのです。また、女性にとって本当の恋とは結婚するということが前提になります。逆に言うと、女性にとって、結婚に結びつかない恋であるならば、どんなきっかけで始まっても錯覚の恋になるのかもしれません。私は、男なので好きになればすべて恋だと思っています。

質問と回答(0806011) ④子どもの脳の発達臨界期・敏感期 講談社α新書 榊原洋一 前半

2008年06月12日 | Weblog
1. 言語の臨界期を過ぎた大人がバイリンガルになれるのは、臨界期内に身につけておいた母国語というべ一スがあるからでしょうか?それとも言語の臨界期を過ぎたら外国語を完全に身につけることはできないのでしょうか?自分の身を持って証明してみればよいのかもしれませんが、それほどの根性はありません。教えてください。
 答:可能性としては、いつでもなれます。例えば、私の知り合いで、大学からアメリカの大学を出て、結婚して子どもができて何年も日本に帰ってきていない人で日本語よりも英語の方が上手な人がいます。というより、日本語はとても下手です。また、学生時代はまったくできなかったのですが、仕事で5年間イギリスにいた人で、声だけ聞いているとイギリス人の英語だと思える人もいます。バイリンガルといった場合、言葉がしゃべれるというのではなく、その言葉で考えるということですから・・・ヨーロッパの人たちは、5カ国語くらいしゃべれる人はたくさんいますよね。

2. 今回の臨界期の解釈において、送り手(科学者)と受けて(引用者あるいは親)の理解のずれが問題であると自分は思いますが。このようなことを送り手として回避するにはどうしたらよいのでしょうか、理解できる知識を持ってもらうというのも一つの方法ですがそれはいささか酷なように思います。
 答:そうですね。しかし、ある程度の知識を持ってもらうしか方法が無いような気がします。

3. 僕は小学校の給食で出た鯖が口に合わなくてそれ以来鯖が嫌いになりました。先生は鯖は食べられますか?またどの魚が好き・嫌いですか?
 答:鯖は以前、じんましんが出たことがあります。でも、鯖は料理の仕方でずいぶん変わりますよね。少し焦がし気味の塩焼きにすると美味しいですよ。私の好きな魚は、ハマチやぶりです。いつも寿司屋でハマチばかり食べるので、ハマチマ先生と呼ばれたこともあります。

4. 親からの電話より、中学校で特別支援学級の生徒に、「僕ら障害があるからこのクラスなんだよ、知ってた?」とさらりといわれた時。先生はどう答えますか?自分はとりあえず自分の持っているものを知ったととらえ、「そうだね」と言う、と答えました。軽い学習障害の子だそうです。
 答:それで、いいとおもいます。また、このような問題は、あまり深く考えずに軽く対応した方がいいと思います。

5. お弁当に入れるご飯の水加減に四苦八苦しています。いい方法があるでしょうか。
 答:確かに、お弁当をあたためないで食べるのであれば、水加減は難しいですね。でも、柔らかめにして、おにぎりにするのもいいですよね。

6. もし、先生がお子さんから名前に君づけや呼び捨てで呼ばれたらどんな風に思います
か?また、先生は奥さんのことをお子さんの前でなんと呼びますか?
 答:うちの長男は、私のことを「かずおさん」と呼びます。たぶん、アメリカでは名前で呼ぶということから呼んでいるのだと思います。娘からは「パパ」と呼ばれることもあります。パパの方がうれしいですね。ワイフを呼ぶ時は、「チー」(千佳子なので)と呼びます。学生時代から同じ呼び方です。

7. ①川島先生がしつけは3歳までに杜会のルールを教えるとおっしゃったのは、臨界期と関係があるのですか。②早期教育は必要だと思いますか。もしくは、どのような早期教育が必要だと思いますか。
 答:ある意味では、臨界期といえるかもしれません。それは、社会的な価値観の内在化が起こる、10歳までに社会のルールを教えるというのと同じです。

8. 地元の友達が大学の登山部に入り、筋肉ムキムキになっていそうです。今度会ったとき、並んで恥ずかしくないように鍛えておきたいのですが、何かいい方法はありませんか。
 答:それは、君も鍛えるしかないですねえ。腕立て伏せを毎日50回くらいやれば何とかなるかもしれません。あるいは、筋肉増強剤をネットで手に入れるかですね。

9. 最近夜中にふと目が覚めてしまいます。栄養不足と不眠症ではないとは思うのですが、精神的な不安からくるものでしょうか。目を開けたとき何か見えたら怖いのでどうにかしたいです
 答:それは、眠りに入る時の状態でかなり改善できます。例えば、静かな音楽をきいて本を読みながら寝付くとか、徹底的にお酒を飲んで酔っぱらってねるとか(少量のお酒は眠りを妨げます)、誰かに子守歌を歌ってもらって寝るとか。誰かと手をつないで寝るとか・・・僕もやってみよう。

10. 赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいた時に、「お腹を蹴る」ということはよくあるように感じますが、これは幼少期、生まれる前の記憶ということに近いものなのでしょうか。
 答:いや、おなかを蹴るのは、ただ、足を動かしているだけです。生まれたばかりの赤ちゃんも手足をバラバラに動かしますよね。足を動かしている記憶はないでしょうね。


11. 先生も多分「幼稚園からでは遅すぎる」に目を通したと思いますが、その感想をお聞かせ願いたいです。
 答:その当時は、あまり知識もなかったので、確かにそうだと思っていたと思います。しかし、だんだんと知識が増えると、子どもの発達はそんな単純なものではないと思うようになりました。

12. ネット規制案が通りましたが子どもにはネットを規制するべきでしょうか
 答:子どものネットを規制するというよりも、子どものネット環境について大人がどのくらい関心を持つかということだと思っています。その意味では、ネット規制案もいいのかもしれません。

13. 夏休みに旅行に行こうと思いました。今まで行ったところのないところに行こうと思って友人と計画しているのですが、予箪の関係で日本国内になりそうです。北陸に行ってみたいと思うのですが、おすすめの場所とかありますか?
 答:いいですねえ。北陸なら、どこでもいいですね。能登半島もいいし、富山、石川の山沿いもきれいですね。夏ならキャンプもいいですよね。15年くらい前に行った利賀村の国際キャンプ場は、行ったことのあるキャンプ場の中で一番良かった印象があります。

14. 早期教育について先生はどのようにお考えですか?
・早期教育は必要だと思いますか?先生の意見を教えてください。
・先生は早期教育をしたいと思いますか?
 答:なんの早期教育をするのかによります。親も興味があり、ある程度できて、体育、芸術系なら早期教育もいいですね。でも、お勉強などの知的なものは、その後の興味や環境の方が影響しますよね。

15. 先生は、お子さんに早期教育を施しましたか?
・先生は自身のお子さんに対して早期教育のようなことをしましたか?
・先生はお子さんに何かしらの「早期教育」を施されたりしたのでしょうか?
・先生は自分の子供に早期教育をしたいと思いますか?それはなぜですか?(2人)
 答:早期教育はしていません。したいとも思いませんでした。しかし、小学校に入った時から、大学受験に向けて、ドリルをはじめましたが・・それって、早期教育?


16 .・先生は何か習い事をした、という経験はありますか。
・先生は小さい頃、何か習い事をしましたか?
・先生は、子供のときにやっておけば良かった、習っておけば良かったと思うものはありますか?
・先生は幼い頃に何か習い事やお稽古事はしていましたか?また、自分の子供に何か早期教育のようなことはさせましたか?
答:親が幼稚園をやっていて、そこでピアノ教室が開かれていたのでピアノを習いました。小学校5年生くらいでやめました。でも、そのおかげで音楽や楽器が好きです。


17. 先生は動物を使って実験をしたことはありますか?
 答:ありません。動物のような子どもを使ったことはあります。

18. 面白い本と面白くない本はどのように違うところがあると思いますか?
 答:その人によります。興味と関連する知識と・・・しかし、同じ内容でも、おもしろい文章とおもしろうない文章はありますね。

19. オオカミ少女カマラの話がありましたが、先生は本当にカマラとアマラが狼に育てられたと思いますか。それともネグレクトだと思いますか。
・今現在でもアマラとカマラのような事例は世界で発見されているのですか?
 答:私は、あの話は知的障害者へのネグレクトだと思っています。良く、分かりませんが、時々、そんな話を聞きます。

20. 「早期教育」の中に、「第二言語教育」があると思うのですが、母国語の教育に支障が出るということはないのでしょうか?
 答:でます。やはり、言語能力は落ちるようです。しかし、大人になると、それほど影響が無くなります。

21. 言語教育の臨界期と関連して、小学校からの英語教育について先生はどう考えますか?
 答: あまり意味がないと思うけど、子どもが英語に興味を持つという意味ではおもしろいと思っています。

22. 自らの過小評価ともとれる国民感情が勤勉さと結びついたとあるのですが、過小評価と勤勉さは関係があるのでしょうか。
 答:あるかもしれませんね。どんなことでも相対的に判断する傾向がある気がします。

23. 不登校になった子の家庭教師をした場合、どんなことに気をつけたらいいですか?
 答:仲良くなること。楽しい遊びを教えること。

24. 一時、恋には目力が必要とのキャッチフレーズが世をにぎわしたが、心理学的に言って、恋(特に、告白の時)に目力は必要なのか?
 答:告白の時に限りませんが、恋は目でするものです。特に、はじめて会った時に目と目が合うことが恋の始まりです。そんな恋がしてみたかったですね。みなさんが羨ましいなあ。

25. 先生が学生のときに作っていたオススメの料理レシピはありますか。安くて、早くて、安いものがあったら是非教えてください。
 答:いろんなチャーハン。いろんなスパゲティー、いろんな焼きそば

26. 聞き上手になるためにはどうしたらよいですか?
 答:うなずく。上手な質問をする。

27. いつかヨーロッパの国々に行ってみたいと思っているのですが、旅費はどのくらいあれば十分だと思いますか?
 答:いまは、ユーロが高いので、私もヨーロッパにはあまり行きません。日数と旅に仕方や一緒に行く人数にもよります。飛行機代金は10万から20万円くらいです。

28. 苦手な人と上手く接するにはどうしら良いでしょうか。
 答:苦手の人のタイプにもよります。しかし、苦手の人とは、なるべく2人にならないようなつきあい方がいいと思います。

29. 私は自分がとてもマイナス思考だと思っています。何かあると物事をすぐマイナスに感じてしまうし、自分にも自信がありません。それに、周りが気になります。よく、人から嫌われているのではないか?と思い悩むことがあります。こんな風に考えて悩む自分も好きではありません。なぜ、そんな風に考えてしまうのか?? どうしたら、周りがそこまで気にならなくなるのでしょうか?どうしたら自分に少しでも自信が持てるのでしょうか?答えていただけるとありがたいです。
 答:まず、人間は、すべての人から好かれることはあり得ないということを認識します。私は、50%以上の人に好かれていればいいと思っています。そして、嫌われる可能性のある人でなく、必ず、好いてくれる人のことを考えます。例えば、親や兄弟、恋人です。さらに、嫌われるかもしれないと考えるのでなく、少なくとも、こちらは好きなのだと考えましょう。



以下は、「頭のよさ」は遺伝で決まる!? 討論の感想レポートからです。

30 先生は自分で自分をほめたことはありますか?また、ほめる時は何をした後で、どのようなことをして自分をほめますか?
 答:いつも、自分で「かずお良くやった、今日も一日がんばった。ご褒美に美味しいものを食べよう、酒を飲もう!」と考えながら飲んでいます。そうすると、毎日が充実しますよ。

31. 夏休みに友達と北欧へ旅行に行きたいと思っています。でも、二人とも海外へ行くのは初めてです。・・・いきなり北欧に行くのは無謀でしょうか?
 答:いや、どの国でも同じですよ。でも、北欧は物価が高いですよ。というより、税金がとても高いです。消費税が50%の国もあります。今行くなら、アメリカの方が安くてすみます。

32. 塾や予備校などでは、一つの勉強法を全員に強制することがよくあると思います。それについて、どのように思いますか?
 答:まあ、勉強法もどれが正しいということのない宗教みたいなものですから、そのような傾向があるのでしょうね。曖昧なものやはっきりとした方法のないことは、信念のようなものが必要になるのでしょう。


質問と回答(080604) メディアに心を蝕まれる子どもたち  角川SSC新書 有田 芳生 前半

2008年06月06日 | Weblog
1. 私たちの身の回りには、情報があふれています。メディアを遠ざけることはおそらく不可能に近いでしょう。なので、白分の判断でメディアと付き合っていく必要があります。先生なら、子どもにどのようにメディアとつき合わせていきますか。
 答:原則をつくり守らせたいと思います。例えば、テレビは一日1時間以内、食事時は避ける、ゲームも1日1時間以内、携帯電話は高校生以上で小遣いの範囲内の料金を決める等です。

2. 日本やアメリカのような国での少年による凶悪犯罪は、ニュースでもよく放送されているので分かるが、まだテレビ等が普及していない発展途上国などでの少年による凶悪犯罪は起こっているのだろうか。
 答:アメリカでは、少年の犯罪や自殺は、報道自主規制がかかることがあります。また、発展途上国でも、少年の犯罪は起こると思いますが、日本より人間関係が密接なために起こりにくい部分もあるのではないかと思います。

3. 自らの経験で獲得していく納得ではなく、経験なき知識ばかりが肥大化していくとありますが、経験を通して知識を得ていくために学校で何か対応は出来ますか。
 答:確かに、その傾向はありますね。結局、学校では、それぞれの授業に対応して、できるだけ具体的な内容を使って授業を行ったり、あるいは、旅や討論、関連する本を読むなどのことをして行く必要があると思います。本を読ませる場合も、ターゲットとなる知識を理解させるためには、それに関連する広い知識が必要であると考えます。ですから、知識を教える場合でも、学校では教科書のようなものだけでなく、関連する本を読ませることが必要なのです。ここで言っている、経験なき知識というのは、かなり狭い範囲での丸暗記のような知識だと思います。ですから、経験といっても、関連する本を読むことは経験に匹敵すると思います。逆に、何でも経験すればいいと言うのは間違っています。熱いヤカンにさわることでやけどすることを経験させるわけにはいきません。

4. テレビが与える子どもへの影響について、どう考えられますか。本では悪い形響について多く書かれていますが、いい影響を与える場合もあるのでしょうか。
テレビは子どもにとって悪影響でしかないのでしょうか?
5. 先生はTVについて教育の面でどうお考えですか?やはりTVは子どもはあまり見てはいけないと思いますか?
6 先生は、メディアと人間が上手に共存していくためには何が必要だと思いますか?
7. テレビゲームが子どもに悪影響を与えると思いますか。
 答:もちろん、良い影響もありますよ。番組表で前もって、見る番組を決めて、映画やドキュメンタリーを見るのは、大賛成です。私は、一日、1時間くらいのテレビの視聴はいいと考えています。テレビを絶対いけないというのも、また困ることになると思います(でも、私は、一週間に2時間くらいですが)


8. 先日、運転免許の更新をしました。新しい顔写真を、前の免許の顔写真と見比べると、若干顔に肉がついていました。顔まわりの肉をすっきりさせるのにいい方法はありますか。
 答:いつも、いい質問ですね。毎朝、ポリバケツといいながら3回あごを上下にして運動しましょう。あごのあたりがすっきりしてきますよ。私もやっています。でも、やっていても、この程度ですが・・・


9. 川島先生が子どもの頃や学生時代によく見ていたテレビ番組は何ですか?またどんな番組が流行っていましたか?よかったら教えて下さい。
先生が子どもの頃、メディアというのはどんな感じだったんですか。
 答:私の子どもの頃を聞いて何が面白いのか判りませんが、小学校のはじめの頃までは、ラジオでした。一丁目一番地という放送を毎日楽しみに聞いていました。そして、私は家にTVが入ったのは、小学校3年生の時でした。家が幼稚園をやっていたので、幼稚園のホールに近所の子どもたちがたくさん見に来ました。少年ジェットやローンレンジャーなど、アニメではなく、実際の人間が活劇をするものが多かったと思います。私は、♪♪8823、謎の人♪♪という歌をまだ覚えていますが、どんな番組だったかは良く憶えていません???

10. 最近学校の裏サイトと呼ばれる掲示板の間題がよく取り上げられていますが、それに対して学校や教師側はどう対処したらいいと思いますか?
 答:すみません。裏サイトは良くわかりません。子ども版の2チャンネル?のようなものですか。

11. オウム真理教は、なんのためにつくられたのでしょうか?はじめからテロ行為が目的だったのですか?多くの人々を殺すことで何を得ようとしたのか、数々の事件に何の意味があったのかが理解できません。
先生はサリン事件についてどう思いますか?
 答:そのような、大きな目的があったとは思えません。教祖が自分の都合のいいように組織を作っていって、最後には、その組織をよりカリスマ性の高いものにするために、テロ行為に及んだと考えるのがいいと思います。私は、個人が高いカリスマ性を持つこと自体、危険だと考えています。カリスマは、必ず、独裁に繋がります。そして、独裁は必ず、都合の悪い人間に対するテロや粛正に繋がると思います。良い独裁者はいないという考えが、間違っていても多数決がいい・・・という考え方につながるのです。もし、良い独裁者がいるのであれば、それはすばらしい社会ができると思います。

12. テレビやゲーム、インターネットが子どもに悪影響があることはよく言われていますが、対策として、学校側はどうすればよいと思いますか?
 答:

13. 先週の討論で発達障害児がクラスにいた場合、他の生徒に障害のことについて説明したらどうかという意見が出ましたが、先生はどう思いますか?子どもたちに発達障害という障害は理解できるのでしょうか?
 答:いいとおもいます。基本的には、子どもたちは(大人たちも)、いろいろな人間がいる社会で、一緒に協力して生きて行くことを学ばなくてはなりません。

14. 失恋を楽しむことはできそうにありません。しかし、人生を楽しむための一つの要素として捉えることはできそうです。話は変わりますが、川島先生の思う「男らしさ」とはどのようなものですか。教えてください。
 答:うーん、男らしさか。男は黙って酒を飲む・・というのはどうですか。私の若い頃、「酒と女と男と涙」という歌がありました。仲のよい親友が好きでよく歌っていました。その友人はもう亡くなりましたが・・・

15. 川島先生は、お子さんとメディアとの関わりについてどのような教育をされましたか?
16. 先生はお子さんに対して、テレビやゲームの制限はしましたか。
17. 先生は子どもにどのくらいテレビを見せていましたか。
18. 先生のご家庭ではテレビについて視聴制限などの決まりごとはありましたか。(食事中はテレビを消すなど。)
19. 先生は、実際にテレビに関して何か子どもの教育において対策したことはありますか。
 答:子どもには、テレビもゲームも一日1時間までと決めていました。その範囲内で番組を選択して見ることは自由でした。しかし、食事中は必ず消していました。

20. 「子どもに携帯電話を持たせない」という国の動きについてどう思われますか。
21. 先生は子どもにいつ携帯を持たせるべきだと思いますか。
22. 先生は小学校から携帯電話を持つということについてどのように考えますか?
23. 先生は防犯目的で小学生に携帯電話を持たせることについてどう思いますか。
 答:ここで子どもとは、何歳なのでしょうか。現在では、高校生かもしれませんが、私は、社会全体が、高校生は、もう少し大人として扱った方がいいと思っています。防犯目的なら、防犯ベルやポケベルでもいいのかも・・

24. 神戸の事件についてどう思いますか?
 答:やはり、特別な状況であると思いたいですね。しかし、どのような子どもも同じ状況になれば、そうなる可能性はあると思います。

25. スポーツにおいてもメディアという存在はメリット・デメリットがあるのですが、先生はどんな扱い方が一番良いと思いますか?
 答:メディアにおける、スポーツ番組は、一番好きです。というのは、リアリティが高いからです。他の番組は脚色したり、都合の悪いところは放送しない(ニュースも含めて)ことがおこります。しかし、スポーツ番組はそのようなことが起こりにくいと考えられるからです。

26. 先生は子どもの頃にニュースを見て、寝れないほど、恐怖を感じたことがありますか。
 答:そうですね。神戸の事件や9.11などは、怖かったですね。やはり寝付かなかったような記憶があります。

27. 幼児が教育テレビを一日中見ていることはいいことだと思いますか?
 答:いけません。

28. ケータイはいまや日常不可欠なものですが「ノーケータイデー」「ノーインターネットデー」は実行すべきだと思いますか?
 答:いや、持っていても、必要なこと以外に使わなければ、いいとおもいます。実際、意味もないメールが多すぎるのではないでしょうか。人間は余計なことを言う人は信用されなくなります。

29. 先生は一家に一台テレビは必要だと思いますか?理由も教えてください。
 答:良くわからないでと、一家に一台くらいいいかもしれませんね。

30. 先生はテレビをよく見ますか?
 答:見ません。一週間に2時間くらいです。

31.「3歳児神話」というのはどういう背景で始まった説なのでしょうか?
 答:色々な研究者が言っています。確かに、なんとなくもっともらしいですよね。

32. 川島先生は今の状況からメディアの数、量を減らすことはできると思いますか?
 答:共産主義にでもならないと無理でしょうね。商業ベースなのですから。

33. 子どもとテレビを見るなら、どんな番組を見ますか?
 答:映画かなあ。ジブリは好きです。

34. 先生がテレビっていい加減だなと思うときはどんなときですか。
 答:無理矢理、ニュースを作っているところ。ニュースがないときは、ないと放送すればいいのに・・・

35. 少年非行において、メディアの影響は大きいと思いますか?
メディアが子どもに及ぼす影響は、殺人事件などに関係してくると思うのですが、他にどのような影響があるのでしょうか。
 答:前回も答えましたが、ニュースによって、伝染病のように伝わります。例えば、自殺も、こんな方法で、こんなに簡単に自殺ができるのだと言うことを教えてしまいます。

36. 「人間を好きになるような育て方(P79)」という表現が気になりました。具体的にはどのような育て方なのでしょうか。
 答:たぶん、生(なま)の人間関係の中で、親密な人間関係を持つことで、人間が好きになる・・・基本的に他者を信頼する関係ができると考えているのだと思います。

37. 私はここでいう子どもには私たち自身も入ると思うのですが、先生はどうお考えでしょうか?
 答:入りません。子どもというのは、経済的な自立よりも、自分で自分のことを決めることのできる判断力があるかどうかで決まります。


38. 先生は、赤ちゃんにはやはりテレビから遠ざけた生活を送らしてあげるべきだと考えますか?
 答:そうですね。周りの大人や兄弟が相手をする以上のものはありません。発達心理学の研究でも6ヶ月を過ぎた子どもはかなり高い、リアリティを持っています。

39. 「みのさん症候群」について先生はどのようなことを思いますか。
 答:確かにテレビで言っていることの方が信頼性が高いという錯覚に陥るというのは判ります。テレビで言っていた・・・ということが正しいことになってしまうのが、マスコミの一番危険な部分になると思います。

40. 先生が考える「子どもに見せたいテレビ番組」と「子どもに見せたくないテレビ番組」はなんですか?
 答:すみません。テレビをよく見ていないので判りません。

41. 大人になってからも身体的にテレビによる影響はあるのですか?
 答:体に影響あるかどうか判りませんが、心には影響があると思います。まさか、この授業をとっている人は、前世とか背後霊を信じていないですよね。