かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論 C(木) 100527 エリートの条件 後半

2010年05月28日 | Weblog
風邪の熱で、ぼけていてタイトルを間違えた、これが5月27日の木曜日の分です。

重要:実習や他の授業の学外授業で休む学生への連絡です。
 実習や他の授業の学外授業で休む人は、①2000文字のレポートは、出来るだけ遅れないように友達などに頼んで提出してください。遅れる場合は、その理由をレポートの一枚目の上に書いておいてください。②小テストがある週は、小テストの用紙を研究室まで取りに来てください。それを教科書を見て回答してください。その場合は点数は減りますが何らかの得点になります。③討論のレポートについては、基本的には、討論をしていないので得点になりません。どうしても、討論をしてみたい人は友達を見つけて討論をし、その感想を書いて、提出してください。その場合も、一枚目の上のところにその理由を書いておいてください。


1.おそらく知らないほうがいい内容の時、うそをつかずに正直に伝えることと、うそをついたままでいること、どちらのほうがいいと思いますか?
  答:それは、ケースバイケースです。原則は、ウソをつかない方が、うまく行くことの方が多いと思います。しかし、どうしても嘘をつかざるを得ないこともあります。その場合は、その方針を変えない方がいいと思います。また、決して、ばれないようにしなければなりません。


2. 教員になるにあたって今しなければならないことって何だと川島先生は考えられますか?
  答:まず、皆さんは教員になるというよりも、良い社会人になるためにこの大学で勉強しているのだと思います。すなわち、教員は、教員である前に良い社会人である必要があるのです。そう考えると、「視野を広げる」、「良き友人を作る」、「いろいろな知識を持つ」「興味のあること(趣味)を見つける」など、毎日の活動することで身につくことをすればいいと思います。


3. 川島先生が考えるエリートとは、いったいどのようなエリートですか?
4. エリートになる条件とは???
  答:いろいろな分野でのトップを行く人でリーダーとなれるひと。さらに、自分の名誉やお金のためではなく、その分野の発展のために自分の力や財産を使ってでも尽くすことのできる人・・かな。


5. 先生が思われる、エリート小学生はどのようなイメージですか。
  答:小学生にはエリートはいないと思います。エリートは、社会人になってから使われる言葉だと思います。

6. さまざまな世界の学校について紹介されていましたが、授業を受けてみたい学校はありましたか。
  答:授業というより、寮などに入っていろいろな人と話してみたい気がします。

7. 小学校のうちから、郎読書を取り入れている学校は、日本にもあるのか。また、あるなら、その時間に身につけてほしい能力とは何なのか。
  答:具体的にはわかりませんが、朝の10分間読書など、かなりあると思います。身につけてほしいのは、本を読むことだと思います。本を読む力は一生の宝です。

8. 小学生で外国語を学ぶことについて、賛成ですか、反対ですか?理由も教えてください。
 答:小学生で習った英語がそのまま役に立つとは思えませんが、基本的な知識になると思います。何らかの形で、英語に対する興味を持続させることができるのであればそれもいいと思います。結局は、他の習い事と同じですが、それがいつまで続くか。とその後の関連する学習とどれくらい関係があるとということになるとおもいます。


9. なぜ英語が世界の公用語として位置づいていると思いますか。
   答:難しいです質問ですが、やはり、アメリカとイギリスのの影響力は大きいと思います。特に、日本は、一時的であれ、アメリカの占領下にあったのですから、当然だと思います。これが、ソ連の占領下にあったら、ロシア語になっていたかもしれません。


10. 先生は日本語以外に扱える言語はありますか。
   答:扱えるとどのくらいになるのでしょうか。日常生活をできるというと、やはり日本語と英語です。旅行ができるとなるとフランス語やスペイン語やドイツ語くらいになります。何とか、旅ができるというと、もっと多くなりますが・・旅行会話ぐらいなら、1ヶ月あれば皆さんならすぐにできるようになしますよ。


11. 先生はもしまた言葉を習うことができると言われたらどの国の言葉を学びますか。
   答:うーん、どうしよう。それって、日本語はできることを前提ですか、それとも母国語として選べるならということでしょうか。母国語なら日本人なので日本語です。中学生から、外国語として何語を選ぶかということなら、スペイン語か中国語を選ぶかもしれません。

12. 百点知識型の中国も最近ではスポーツ国となっていますが、それはなぜですか?
   答:たぶん、中国は、人口が多いので、百点知識型の人もいれば、スポーツの英才教育を望む人もいるのでしょうね。

13. 先生は百点知識型とゼロ思考型の優劣はあると思いますか。
 答:私は、10歳までは百点知識型、10歳以降はゼロ指向型でいったらいいと思っています。その、10歳という部分も、子どもによって変更したらよいと思っています。


14. 川島先生は日本は他の国を見習うべきだとおもいますか。
   答:もちろん、学ぶべきところは多いと思いますが、日本には独自の将来の日本を考えた教育があっていいと思います。そして内容は別としても、「10歳までは教えること、10歳以降は考えさせること」を基本にするといいと思っています。


15. 川島先生の学生時代の夢はなんですか?
   答:なんだろう、あまり、何も考えないで生きていたような気がします。毎日、忙しくて、楽しくて、夢など考える暇がなかったような気がしますが・・どうったったのかは、本当のところは忘れてしまいました。


16. 先生は何かスポーツをやられていましたか?もしくは、好きなスポーツはなんですか?
17. 先生は何かスポーツをやりますか?
   答:高校の時は陸上部でした。その他に遊びでテニスや卓球をしました。長野に来てからはスキーをするようになりました。


18. 先生は自分の子どもに習い事をさせていましたか?もしさせていたなら、それは子どもたちがやりたいと言ったものですか?
   答:子ども達には、幼稚園の時から二人とも、ピアノと水泳を習っていました。その理由は、大人になった時に、水泳が出来るといろいろと水を使ったスポーツが楽しめるだろうと思ったことと、音楽は人生を楽しくさせてくれると考えたからです。実際、大学のサークルは二人とも音楽関係でした。


19. 結婚っていいものですか?
   答:そりゃ、いいですよ(笑い)。子ども達を一緒に暮らせて楽しかったし、ワイフと一緒にいられるし・・・我慢しなければならないこともあるけど、それ以上のものだとおもいますよ。

20. 一夫多妻制では男性が余ることはないのですか?
   答:それは、もちろん余ります。イスラムでは一生独身の男性がたくさんいます。そのような背景から一夫一婦制が発展してきたのだと思います。


21. 長野県には残念ながら海がありませんよね。泳げない人って多いのでしょうか?
   答:どうでしょうか。海はないけど、プールはたくさんあるし、プールの入場料金は東京の3分の1です。長野では、冬にスキーをした帰りにプールで泳ぐことができます。私も何度か経験しました。雪山を見ながらの温水プールもなかなかいいですよ。


22. 長野市の夏って暑いですか?
   答:暑いときは暑いです。特に、最近、暑くなったような気がします。軽井沢に家があるのですが、その周りで10年前には、あまり見られなかった、ヒメジオンやタンポポが急に増えてきました。やはり、温暖化の影響なのでしょうか。それと、30年住んでいる下宿に、昨年からエアコンをつけました。もちろん、お金の余裕とも関連するのですが、寝苦しい夜が増えたような気がします。


23. 海外旅行でおススメの国はどこですか!
  答:いつも、聞かれるのですが、お勧めはその人によって違います。それに、季節や予算、一緒に行く人によっても異なります。


24. 毎回のレポートの度に、どんな質問をしようか迷ってしまいます。先生はどんな質問に答えるのが好きですか?次回からの質問の参考のために教えてください。
   答:基本的に何でもいいですよ。私が好きかどうかは、今まで答えたことが無くて、おもしろい質問がいいなあ。本の内容でもそれ以外かも何でもかまいませんが、若者が質問して、年寄りが答えるのに、おもしろい質問がいいのではないでしょうか。


25. もし魔法が使えたら何をしたいですか。
   答:何にしよう。やはり一般的だけど不老長寿かなあ。そのような質問には、男性のほとんどが、美女を集めたハーレムを望むそうですが・・・


26. 善光寺をより楽しむためには、どのように参拝したらいいですか。
   答:やはり、「お戒壇めぐり」と朝早いけど「お数珠頂戴」かな。私は、「お数珠頂戴」はいったことがないです。


27. 先生が思う、エリートとはどのような人物ですか。
  答:いろいろな分野でのトップを行く人でリーダーとなれるひと。さらに、自分の名誉やお金のためではなく、その分野の発展のために尽くすことのできる人・・。


28. 先生はギャンブルをやりますか。
   答:ギャンブルは基本的にやりません。ギャンブルは、勝つ人がいれば必ず負ける人がいるからです。両方が、勝つようなことだけをするようにしています。


29. マクドナルドのマスコットキャラクターである「ドナルド」に対してアメリカのある団体が「世界中の子どもたちを肥満に導く笛吹き男だ」と、ドナルドに対して引退勧告をしていることについて先生はどう思いますか。
   答:うーん。確かにそうでですね。30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるかを記録した、「スーパーサイズ・ミー」という映画を見たことがあります。私は、それ以来、マクドナルドをほとんど食べなくなりました。


30. 先生は岡田JAPANについてどう思いますか。
   答:まあ、サッカーは実力と運が半々なので、何ともいえません。これから、たまたま勝ち続けたら、評価が変わるのでしょうね。


31. 同じ文宇を何度か書いているうちに「こんな形だったかなあ」と、書いている文字が違う形(文字)に見えてくる現象があります。何という名の現象か、分かりますか。
   答:たぶん、「文字のゲシュタルト崩壊」だとおもいます。文字以外でも、よくあることです。ゲシュタルト心理学を調べて見てください。


32. インド旅行に行った友人が、インドの砂漠のおじさんに「リアル・ジャパニーズ」という称号をもらったそうですご先生は「リアル・ジャパニーズ」とはどのようなものだと思いますか。
   答:たぶん、そのインドの砂漠のおじさんのステレオタイプの日本人だったのでしょうね。サムライ、ゲイシャ、スモウ、マンガ、スシの他に、クルマとオートバイとロボットとコンピュータの国ですからね。どれに、当てはまったのだろう。


33. 先生の人生で大事なものは何ですか。
   答:長く生きてきているので大事なものをいくつかに絞ることはできません。人だけ考えてみても親や兄弟、ワイフに子ども達、友人や教え子などすべて大事です。思い出や経験や知識もどれも大切な気がします。選ぶのは大変です。


34. 先生は大学を決めるに当たり(大学進学を決めるに当たり)なにが決め手になりましたか?自分は、家を出たかったこと、寮があること、教育と心理学を学べる環壇があったこと、涼しいことを主な理由に信州大学に入学を希望していました。
   答:いいですねえ。うらやましいです。私は、中学校から大学までの一貫教育だったので、選ぶ範囲が狭かったです。結局、その範囲での興味から選びました。


35. 「公立学校の底力」と違い「エリートの条件」では、私立校の重要さみたいなものを述べていると思うのですが、川島先生は公立学校とエリートを生み出すための私立学校ではどちらのがよいと思いますか?
   答:そうですね。私立は、是非、その学校なりの考え方で、エリート教育を行ってほしいと思います。


36. 虐待を受けていた子どもたちに勉強を教えるときに注意しなければならないことはどういったことでしょうか。一見、他の子と変わらないようにみえるからこそ気をつけなければならないことがあると思うのですが…。そういったことを学べる本もあれば紹介していただけますでしょうか。
   答:私は虐待を受けていた子どもに勉強を教えたことがないのですが、気をつけることは、子どもによって違うので大変に複雑です。基本的には、時間をかけて話ができるようにしてゆくことと、その傷にふれないようにすることだと思います。すみません、関連する本はわかりませんが、文科省が、教師のための虐待防止の教材を作っています。それを参考にしてください。

文科省の教師のための虐待防止の教材
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1280054.htm



37. この間テレビで、最近中国では幼い子どもの遺伝子を解析して、潜在的に伸びる可能性が高い分野を見っけ、それを重点的に学ばせるということが上流階級で流行っていると言っていました。子どもたちに近道をさせてやることができるし効率的ということでしたが・先生はこのようなやり方、どう思いますか?
   答:意味がないと思います。私の娘の知り合いで、東大の医学部に最優秀の成績で入った学生は、途中で自殺をしてしまいました。とても残念です。


38. お金を持っていないと味わえない幸せがあると、友達が言い出しましたが、そんなもの、そんな程度のもの、僕はお望みじゃないね!と、そんな風に僕は思うのです。川島先生はどう思われますか?なぜ、かというと、そればかり追い求めすぎて、お金が無くても感じられるような幸せを見逃してしまうと思うからです。外食ばかりで、手料理を作る、作って、そして食べるという良さを軽視しがちになると思うからです。
   答:二人とも一理ありますよ。お金がないとおいしい手料理を作る材料も買えません。でも、お金が無くても一人で食べるより仲の良い人と食べる方が楽しいです。私は、人間の楽しさは、お金よりも人だと思っています。お金では友情は買えませんが、お金が原因で友情を失うこともあります。ある程度のお金は必要だと思いますが、ありすぎると、兄弟で遺産を争うこともよくあります。無ければ、争わないでしょうがね。。


39. 親や教師は、子どもたちが将来エリートになってくれることを望んでいるのですか?
   答:それは、人によって違うでしょうね。しかし、親や教師が適度に子どもに期待することは必要だと思います・・しかし、期待が大きすぎると、逆効果になります。


40. 実際教育現場にいる教師たちは、どんな大人に成長してほしいと考え教育活動にあたられているのですか?
   答:実際は、そんなことはほとんど考えていないでしょうね。それが問題なのだと思いますが・・・


41. レベルの高い教育を受けるためにはやはり親の経済力があるのが条件、と私も思ってします。いいところに就職したいからたくさん稼げるようになりたいと、貧乏人の方がたくさん勉強したいと望んでいるはずです。なのに、その機会さえ得る権利がないというのはおかしいと思うのですが、先生どうお考えですか?
   答:確かに、ハングリー精神という言葉があるように、下にいると考えると勉強しようと思うのかもしれません。その一方で、あきらめてしまう人もいます。確かに、能力のある人がお金が無くても勉強ができるシステムがあるといいと思います。私も、学校はすべて無料になっていいと思っています。


42. 先生は、小学校英語教育についてどう思いますか?私は単に英語に触れる(歌やゲームなど)という意味では良いと思うのですが、この本の中にも紹介されていたように、英語で授業というのは、小学校の段階ではするべきではないと思っています。
   答:私も、同じですが、小学校時代の英語の勉強が、それ以降の学習と結びつくのであれば意味があると思います。現在の状況では、小学校の英語と中学校、高校の英語の学習が関連しているように見えないので意味がないと考えてしまうのでしょう。勉強は、子どもの方は連続しているのに、学校はとぎれとぎれなのです。極端にいえば、一人の子どものカリキュラムは、小学校の段階で大学までのカリキュラムが作られるのが理想だと思っています。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100526 エリートの条件 後半

2010年05月27日 | Weblog
すみません。風邪を引いて熱を出してしまい質問回答も遅れています。まだ熱があって具合悪いです。早く元気になりたいなあ。

重要:実習や他の授業の学外授業で休む学生への連絡です。
 実習や他の授業の学外授業で休む人は、①2000文字のレポートは、出来るだけ遅れないように友達などに頼んで提出してください。遅れる場合は、その理由をレポートの一枚目の上に書いておいてください。②小テストがある週は、小テストの用紙を研究室まで取りに来てください。それを教科書を見て回答してください。その場合は点数は減りますが何らかの得点になります。③討論のレポートについては、基本的には、討論をしていないので得点になりません。どうしても、討論をしてみたい人は友達を見つけて討論をし、その感想を書いて、提出してください。その場合も、一枚目の上のところにその理由を書いておいてください。



1.先生の考えるエリートの条件とは何ですか?
2.エリートとはなんですか。
  答:いろいろな分野でのトップを行く人でリーダーとなれるひと。さらに、自分の名誉やお金のためではなく、その分野の発展のために尽くすことのできる人・・かな。


3. このようなエリートを輩出できるようにするための学習環境の整備として、公立学校と私立学校はやはり違ってくるものなのですか。
  答:やはり、教育理念ではないでしょうか。受験をめざし、自己利益を追求することが良い学校であり、そのための学習環境が良いものであるという同じ理念で学校が経営させるのであれば、私立でも公立でもかわらないと思います。

4. この本の中にも、ボランティアについてかかれていましたが、大学生がすべきボランティア活動とはなんですか。
  答:大学生がすべきと言われても、私はボランティアよりも学生は勉強することが大切だと思っています。もちろん、やるべきこと意外に余裕があればかまいませんが、私の知っている学生で、授業をおろそかにしてボランティアに逃げてしまっている学生がいました。


5. 各国のエリート教育のレベルの高さには驚きました。先生が気になる教育はどの国のものですか?
  答:特に、国というわけではないのですが、リーダーになる人とそうでない人を分けて教育した方がいいのではないかと思います。誰でもが、えらくなった方がいいとか、誰でもがリーダになる教育を受ける必要はないと思います。そして、リーダーにならなくても、その個人のレベルにあった生き方が出来る社会がいいと思っているからです。

6. 先生は、上をさらに引き伸ばす教育と、下のレベルを引き上げる教育のどちらが良いとお考えですか?
  答:両方必要です。どちらに力点を置くかでなく、両方が無いといけません。その子どもにとって、そのレベルでは、物足りないのであれば上に引き上げる必要があるし、その子どもが無理しているのであれば、レベルを下げる必要があると思います。

7. 小さい時から子どもを勉強漬けにすることについてどう思いますか?
  答:小さい頃から、10歳くらいまでは、いいと思っています。それ以降は、子どもにも自分で考えるチャンスを与えて、アドバイスをして行きたいと思います。

8. 日本も小さな島国であるにも関わらず、英語を教えること、習うことをあまり徹底していないのはなぜでしょうか。
日本の英語教育はどう思いますか。
また、日本の英語教育は何を目的としたものだと思いますか。
  答:まあ、みんな真剣に、英語が必要ではないと思っているからでしょうね。せいぜい、受験のために英語が必要だと思っているだけで、英語を習うことで視野を広げようとか、英語を使うレベルでの職業に興味をもついう気持ちがないからでしょう。

9. 第4章ではクラブの話が出てきたりしていましたが、先生が学生時代にはどのようなクラブ、または部活動に参加していましたか。
  答:私は、高校時代は陸上部でしたがあまり熱心ではありませんでした。大学は、男子だけの肉体労働のキリスト教系のボランティアサークルにいました。


10. 先生は、小学校英語の導入に関して何か思うところはありますか。
  答:悪いとは思いませんが、それが、いつまで続くかと、中学、高校での英語の学習との連続性があるかどうかだと思います。

11. 先生は英語は得意ですか?実技以外で、苦手だと思った教科はありますか?
  答:英語は、あまり、得意ではありません。心理学関係の図書を読むことは不自由しませんが、英語で授業をしたり、英語で他の領域の本を読むと言うことについては自信がありません。特に、苦手という教科はありません。

12. 川島先生は、今でも覚えている、学生時代の先生の言葉ありますか?
  答:うーん、とくにはないなあ。色紙などをもらったりしたけど・・・


13. 先生の尊敬する人は誰かいますか?
  答:そうですね。今思えば、3人いて、父親と高校の時の寮長の先生と大学院時代の恩師です。

14. 大学生の今しかできないこと、将来のために今やった方が良いこと、先生はどちらを優先すべきだと思いますか?
  答:両方と言いたいところですが、将来なんてわからないので、今しかできないことをした方がいいのかもしれません。


15. 最近課題に追われていて毎日に余裕がありません。かわティーはどうやって時間を上手く使っていますか。心がけていることがあったら教えてください。
  答:私は、基本的に土日は休むことにしているのですが、時間が足りなくなると、土日が集中して時間がとれるので仕事になります。それ以上は無理なので、手抜きになります。

16. 先生は普段どんなジャンルの音楽を聞きますか?
  答:私は、普段は、オムニバスのピュアー、イマージュを聴いています。曲は、どちらかというと、アメリカ系よりヨーロッパのロックが好きです。好きなアーティストは、ディープフォレスト、エニグマです。ヘイリーなどの女性歌手も好きです。若い頃は、ビートルズやビリー・ジョエル、スティービー・ワンダーが好きでした。


17. 私は家にテレビがないので、ラジオを聴いています。先生はラジオを聴きますか?
  答:時々、クルマの中で、聞くことがあります。よく聞くのは、FM(J-wave))です。

18. これからどんどん暑くなっていきますが、水泳は好きですか?泳ぐならプールと海どちらがいいですか?
  答:泳ぐのは大好きです。出来れば、水かきれいで安全なら海で泳ぎたいです。それが無理なら、プールでもいいです。

19. どの季節が好きですか?
  答:若い時は夏でした。その後、スキーをするようになって冬が好きになりましたが、今は歳をとったせいか、春と秋が好きです。

20. 先生はツンデレをどう思いますか。ちなみに僕は好きです。
  答:いいんじゃないでしょうか。男性に対して、メリハリがあるってことですよね。

21. 中学高校で学んだ英語は実際に海外にでて使える英語だと思いますか。
  答:そのまま使えるわけではありませんが、基本的な知識になります。海外でということは会話なのでしょうが、英会話の基本は英作文です。もちろん、聞き取りに関しては慣れしかないと思いますが・・

22. 質問は、海外での日本語・日本文化教育についてです。先生は海外でどのように日本語、あるいは日本文化が教えられているか、ご覧になったことはあるでしょうか、もしご存知でしたら教えてください。
  答:そうですねえ。あまりしりません。しかし、実際に海外に出ると、例えば、囲碁やカラテなど、日本の文化なのか中国の文化なのか韓国の文化なのかわからないような部分が多くあります。もちろん独自のスモウやテコンドーなどもありますが・・・また、教育場面以外でも、いろいろと日本の文化が見られます。


23. 筆者は外国の様々なエリート校を見てきて、その中にはとても素晴らしいものがあった。しかし、それをそのまま輸入しては文化・考え方の違いから、決して成功はしないだろうと私は思う。先生は、この外国の素晴らしいエリート教育を、どのように口本人向けにアレンジして導入すべきと思いますか。
  答:もちろん、そのまま、同じようにやって上手く行くとは思えません。しかし、基本的な考え方の違いと知り、それを参考にすることは可能だと思います。

24. 涙もろいのを治す方法ってあると思いますか?我慢しようと思っても涙が出てきてしまうことがよくあり、困っています。
  答:涙は、練習をすれば我慢が出来るようになります。でも、我慢する必要はないのかもしれません。特に、女性は・・・

25. 日本人は思いやりとさっしを大切にする民族だと思います。だから、ディベート力や自己PR能力が欠けていてもしょうがないと思うのですが…これでは世界でやっていけませんかね?
  答:私は、やっていけないことはないと思います。もちろん、文化によっては、はっきりと言語化しないと相手にしてくれない文化もあります。しかし、多分ですが、人間というのは、そんな文化の場所に行くと、きちんとそれ場所に適応して、言語化するようになります。日本では、思いやりとさっしをみんなが使うので、それを使っているのだと思います。試しに、どこかの国へ行ってみたらわかりますよ。

26. 早期教育と言われていますが、中学校に入ってから勉強しても爆発的に伸びる子はいると思うのですが、その子どものやる気次第で学力は伸び続けるものなのでしょうか?
  答:そう言うケースはあると思います。実際には、現在の状態がアンダーアチーバーの子どもの場合は、環境が適切になると、伸びたように見える子どももいるのではないかと思います。


27. 5月23日に私がマネージャーとして所属しているアメフトの試合があったのですが、残念ながら負けてしまいました。試合に勝てるようにするにはどうしたらいいと思いますか?それと、その部活内で会計係を担当しているのですが、部費の集まりが悪くてたまにお金が足りなくなってしまいそうになります。どのような呼びかけをしたらきちんと期日の出してくれると思いますか?何か良いアイディァがあったら教えてください。お願いします。
  答:そのチームの状況がわからないので、アドバイスは出来ませんが、お金に関しては、赤字になったら支出を減らすしかないでしょうね。お金を集めるためには、根気よく、部活にはお金が必要であることを呼びかけるのが一番でしょう。


28. 日本の文科省は世界の効率のよい教育方法を真似ているだけで、本質に目を向けていないのではないかと思います。今の学習指導要領や教育方針は日本の子どもたちに適しているのでしょうか?先生はどう思われますか?
  答:その通りだと思います。文科省がマスコミや世論を気にしているとそうなるのです。教育は専門家が集まって検討する必要があるのですが、その場合も、必ず、その意見の反対者の意見も聞くことが大切です。これまでの文科省は、専門家を集めて検討はしているのですが、どんな意見であるとしても、反対意見を持つ人を排除する傾向があるように思います。


29. 私ぱ今月末、松本市で行われるクラフトフェアに参加する予定です、仕あげと・完成に向けて最近は毎日制作をしていて、家にいる時間より学校にいろ時問の方が長く、睡眠時間がほとんどありません.痩れから爆睡してしまい、金曜の授業を2回も寝坊でサボってしまいました…こ。高校までぱ寝坊で学佼を休むことが.一回もなかった私にとってかなりショックなことなのですが、川島先生は何か失敗した経験はありますか?本とは関係ない質問ですみません。
  答:そりゃ、私は、いつもドジばかりしています。年のせいか最近はとても失敗が多いです。いつも、ショックをうけていますよ。そのたびに落ち込むのですが、何とかして立ち直っています。


30. リリーフランキーさんが、「今の子どもは夢がない。将来の夢は何だいと幼稚園の子どもに聞くと大抵職業の名前が返ってきて、そうじゃないだうと思った」とどこかで言っていましたが、先生はどう思いますか?私は、子どもがかっこいい大人に憧れて言っているだけだろうから、そんなに深刻な問題ではないと思いました。
  答:たしかに、子どもの将来の夢は、あまり、現実とは関係ありません。有名になった人が子ども時代からの夢だったといっている場合、いくつかの夢の中の一つであり、人間は過去を肯定するために美化する傾向があるからです。


31. 相手が傷つくから言わないほうがいいと思ったことを隠していたら、それが結局相手に伝わって、「騙そうとした」などと責められました。相手のことを思ったからなのに、結局、ちょっとした言い合いになり、相手も自分も傷ついてしまいました。先生はどんな場合であっても隠し事をしてはいけないと思いますか。
  答:そうですね。人生は、できるだけ隠し事をしない方が上手く行くこと多いです。そして、隠し事をするのであれば徹底して隠さないと(バレルようでは)意味がないと思います。こんなこと、みんなに教えていいのかな?

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100520 エリートの条件 前半

2010年05月21日 | Weblog
1. 心理学に英語はつきものだと思いますが、どのように英語を勉強されてきましたか?
  答:私は基本的には心理学の英語は大学院の受験の勉強から始まりました。とりあえず当時の英語の心理学概論を読んでいました。また、専門領域(発達心理学)についての概論書なども1日何頁と決めて読みました。その他に私の大学院受験の時には、まだ第2外国語があったのでドイツ語の本も読んでいました。

2. 先生の趣味や、最近はまっていることは何ですか?
  答:最近は、孫のわかなちゃんのために、アンパンマンマーチとアンパンマン体操をギターで練習しています。その他にはノートパソコンの修理かな。部品を集めて交換して直しています。でも、何台もたまってしまって知り合いにあげたりする羽目になります。

3. 川島先生は多くの本を読まれているイメージがありますが、漫画は読まれますか?また、一番好きな漫画は何ですか?
  答:そんなにたくさん読んでいるとは思いませんが、適度に読みます。漫画は、最近は読んでいませんが好きです。おもしろい、漫画があったら教えてください。

4. もらった誕生日プレゼントで一番うれしかったものはなんですか?
  答:なんだろう。最近は、誰もくれないし・・・若い頃で考えると、パズルの本やジグソーパズル、ルービックキューブなどのゲーム類がうれしかった気がします。

5. 朝すぐに起きられる秘訣を知っていますか?
  答:それは、早く寝ること、たくさん寝ることですね。寝ることで長期記憶も安定します。寝ることは学習の上でも大切ですから・・

6. 私は朝が苦手です。先生は朝、気持ちよくパッと目覚めるために何か工夫されていることはありますか。
  答:一番はできるだけ早く寝ることかな。目覚ましをかけないで自然に目が覚めると気持ちよく起きられます。目覚ましで、レム睡眠の時に目を覚ますと一日中眠い気がします。

7. 電車(車)でいく手軽な場所はありますか。
  答:電車なら、軽井沢と別所温泉、湯田中や小布施、クルマなら戸隠や妙高、上越、白馬、志賀高原、秋山郷・・などはどうでしょうか。

8. 私は、エリートという言葉に対して、悪いイメージを持ってしまいがちです。なぜなら、その言葉がエリートとは対照的となる人々のことをけなしているように感じてしまうからです。
9. 先生ご自身は、“エリート”というとどのようなイメージを持たれますか。
  答:確かにそうですね。エリートというのは、その社会でのリーダーという意味も含んでいますが、現在の日本のリーダーと言われている人々が、あまり良い印象を与えていないからだと思います。また、日本では全員がリーダーになることが良いことのように考えられていますが、フォロアーが、あってのリーダーなのです。そして、フォロアーになることで他の人の下になる印象があるので、けなしているように感じられるのでしょうね。さらに、一言言わせてもらえば、エリートは、リーダーだけでなく、良きフォロアーにもなれる人だと思います。
 例えば、ウィアーザワールド・アフリカで、アメリカ中の有名な歌手が同じ歌を一緒に歌っているのですが、そこでは、決して、自分だけが、目立とうとするのでなく、超有名な歌手が自分の分を守って、みんなに合わせながらも、自分の個性を出しているのです。一度、youtubeで、USA for Africa - We are the World を検索してみてください。


10. 先生は、エリートとはどういう人たちのことを言うと思いますか?
11. 先生のエリートのイメージはどのようなものですか。
12. あなたにとってエリートとはどのような人ですか?
13. そもそもエリートとは何でしょうか?
  答:「エリート」とは、その社会でのリーダーとしての素質を持っていて、その社会をリードする立場にある人です。それも、自分の利益だけでなく、社会全体の利益のために自分の財産や時間を使って社会のために役立ってくれる人だと思っています。

14. もう5月も終盤ですが、周りが5月病だ、5月病だというので自分もなんとなくだけどこれって5月病かなと思う時があります。第一、5月病とはなんですか?先生はどのようにお考えですか。
  答:五月病とは、4月になって環境が新しくなったことで生ずるストレスに対応できなくなることで、五月頃に生じてくる心理的な不適応症状のことです。簡単に言うと、4月になってから始まった、いろいろな新しい状況に適応できなくて、嫌になってくる頃が5月だということです。しかし、最近は、5月の始めに連休があり、逆に一度適応し始めたことが、また、初めからやり直しのような部分があるような気がします。

15. エリート予備軍が集まる学校に通うために、小さい頃から親元を離れて寮で生活する子どもたちについて、私は家族と一緒に生活出来ないことが少しかわいそうだと思うのですが、先生はどう思いますか?
  答:私は、それほど、家族と暮らさなければならないと思っていません。それよりも、家族の一人一人が、自分の生きる道をきちんと進む方がいいと思っています。テレビドラマなどで家族だけを精神的な頼りにして生きてゆくことを良しとしていることがあります。しかし、教育的な側面からは良いことばかりとは言えません。例えば、外国での寮生活をすることで、その子どもが将来、その子どもの能力を十分に生かして、生きてゆくことが可能になるのであれば、その方がいいと思うからです。逆に、家族と一緒にいることで、マイナスの状況にある子どもの方が、かわいそうであるという考え方もできますから・・


16. 先生は英語にどれほどの重要性があると思いますか。日本で普通に活きていくぶんには全
くといって必要のないような気がします。
  答:確かにそうですね。私もそう思っていました。しかし、外国旅行をすると、いつももっと外国語ができるといいなあ。と思います。というのは、日本にいるのとは異なる、視野の広さを持つことができるからです。その意味で、英語を勉強することが、直接、その言葉を使用してコミュニケーションをとる場面は少ないとしても、日本以外の国に興味を持ち、その国の文化を知ることで視野が広がる可能性を持っています。もちろん、日本語でも知ることができますが、範囲が限られてしまいます。最近では、私自身、外国で芝居を見ようとしたり、フェリーに乗ろうとした時に、現地の言葉がわからなくても、多くの場合、英語で説明が書かれていることが多く助かりました。


17. 先生はこどもをバイリンガルにしたいと思ったことはありますか?そのとき子どもに何か問題は生じないでしょうか?
  答:私は、あまり、子どもをバイリンガルにはしたいと思っていませんでした。というのは、大学までしっかりと日本語を中心に勉強しておけば、それから外国語会話を学んだとしても何とかなると思っていたからです。また、バイリンガルやトライリンガルの人で、自分のアイデンティティがわからなくなっている人を知っているからです。すなわち、語学ができればいいと言うのでなく、この本の中でもかかれているように、母国語だけでは勉強できない部分にまで到達するために外国語が必要なのです。また、母国語だけでは到達することのできない世界や社会で活躍するために必要なのです。私の勉強している心理学でも、日本語だけでは、とうていすべての知識を知ることができません。最低でも英語で文献を読まないと、日本で学ぶ以上のことを学ぶことができないと思います。

18. 英語の効率のよい勉強の仕方を教えてください。卒論のための英語です。
  答:本を読むために、一番必要なのは単語力です。日本で、受験で使われる英語の単語は東大受験クラスで、せいぜい5000語で、日本の大学生の平均英単語数は、たぶん3500位でしょう。しかし、英語が母国の人の単語数は、25000~30000語と言われています。ですから、どうしても、知らない単語が多くなり、そうすると読むのが大変になると思います。


19. エリートなんて世界の一握りでしかないと思いますが、なぜ筆者はこのような本を出したのでしょうか?
  答:まあ、私が、この本を選んだのと同じ理由になるかもしれませんが、日本では、エリート教育が行われていないと考えたからではないでしょうか。日本の教育では、日本の中で日本語を使って生活し自分の力を発揮するしかありません。しかし、もし適切なエリート教育が行われるのであれば、もっと、多くの子どもが、より高いレベルで、その子どもの可能性を生かすことができるようになるのではないかと考えられます。平等であっても、能力を押さえられている子どもにとっては、不幸なのかもしれません。

20. 日本にも外国のような変わった学校はありますか。
21. 日本にも、「エリート予備軍」のような学校はあるのですか?
  答:多くの私立学校は、初めはいろいろと目指すかもしれませんが、結局、受験がうまく行かない学校には、生徒が集まらないために先細りになってしまっています。


22. 第三世界ではエリートと呼ばれる存在の定義も変わってくるように思いますが、先生はどうお考えでしょうか。
  答:そうですね。エリートにもレベルがあって、村のエリート、町レベルでのエリート、県レベルでのエリート、国レベルでのエリート、国を超えて活躍できるエリートがあると思います。


23. エリートに教育するのは良いことですか?
  答:いいと思います。能力のある子どもを、その子どもの能力を精一杯伸ばしてやるためには、必要だと思います。


24. 川島先生は、自分がエリートだと思いますか?また、自分の教え子や子供にはエリートになってほしいと思いますか?
  答:どうだろう、私自身は、せいぜい村レベルでのエリートですね。教え子や子どもに、誰でもエリートになって欲しいというのは間違いです。しかし、エリートになる能力や素質のある子どもには、エリートになって欲しいです。エリートの素質のない人がエリートやリーダーになると悲劇です。

25. 百点知識型とゼロ指向型では育つ子どもの能力にどのような違いが出てくるのですか?
  答:これも、実は、子どもによると思います。また、私は、10歳までは百点知識型、10歳以降はゼロ指向型でいったらいいと思っています。

26. 日本の小学校で留年、とび級という制度を採用した場合のデメリットは何か。またそれを改善するための方法はあるのか。
  答:これも、子どもによって異なるので、一言では言えません。

27. 先生は普通教育を捨てての英才教育をどう思いますか。
  答:それは、意味がありません。エリートの素質のある子どもにだけ、エリート教育をしないと、無理が出てきます。まあ、知能で言えば、普通学級には、IQが80の子どもから160の子どももいるのですから・・・

28. 先生はグランゼコールについてどう思っているのか教えてください。
  答:学校は、いろいろは学校があってもいいと思っているので、グランゼコールのようなものもいいと思います。

29. 小学校から英語教育がしっかりと導入される点について、私は賛成なのですが、先生はどう考えますか?
  答:基本的に、中途半端なのはやめた方がいいと思います。やるなら、例えば、英単語なら英単語だけを毎日、10問だけ中学までの9年間必ず続けるというように部分的でもいいので、徹底したらいいのではないかと思います。

30. 川島先生は、保護者の所得に応じて学費を変えることについて、どうお考えですか。
・どうせ平等にするなら給食費も無償にすればいいと思うんですが、先生はどう思いますか。
  答:私は、反対です。私は公立学校は、すべてを無料にした方がいいと思っています。それが、社会の責任だと思います。子どもを育てることは、社会にとって最も大切なことなのです。もちろん、給食費も無料でいいです。


31. 川島先生は休暇を長くとることについてどう思われますか?
  答:いいですね。私は、5月の連休などはない方がいいと思っています。その代わり、夏休みを長くして欲しいですね。でも、教員は、実際は、なかなか休めないのですよ。まあ、9月はちょっと、時間があります。

32. 日本で愛国心を高める授業をするなら、どんなふうになるのでしょう?学校で、何かの式典以外の時、毎週の朝礼の時などにも国家を歌うのでしょうか?歴史(日本史)の時間が増えるのでしょうか?
  答:愛国心を育てるのは、国家や国旗だけの問題ではありません。愛国心を育てるには外敵を作ったり戦争状態になれば、愛国心が高まります。愛国心は大切ですが、日本では、どうも日本という社会のために・・というよりも、天皇のためというような具体的な象徴がないとまとまりにくいところに、ファッショ的な部分がどうしても出てきてしまいます。その意味では、危険な方向に走りやすいと思います。


33. 先生は日本の教育に足りていないのは何だと思いますか?
  答:子どもが社会の宝であるという意識。

34. 先生はこの本から、日本の公立学校に取り入れてもいいと思う取り組みはありますか?
35. 先生が思う、すばらしい教育を行う国はどこですか。
  答:それぞれが、それなりに、意味があると思います。というより、その国の、その立場だから意味があるのです。そのまま、日本で取り入れるには、日本の中でも、同じような状況にあり、同じような家庭や環境がなければ意味がないと思います。

36. よく外国へ行かれる川島先生は、実際に現場の学校を訪れたことはありますか?
  答:30年前に、イギリスで公立の小学校と中学校を見学したことがあるだけです。


質問と回答:生徒指導概論C (木) 100520 公立学校の底力 討論感想

2010年05月20日 | Weblog
1. 討論のグループはずっと同じですか?
  答:今学期は最後までメンバーは変わりません。以前は3回で変えたりもしたのですが、何度か終わってからの皆さんの意見を聞くと、最後まで続けた方が良いという意見が多かったので、そのようにしています(再掲)。

2. 川島先生は現在国立大学の先生をなさってますが、私立大学に惹かれる点はありますか?
  答:あります。というのは、私は私立大学出身なので、その良さも知っているからです。私立には、公立にない華やかさがある気がします。

3. 私立か公立という選択肢で、先生の立場と子ども・保護者の立場でそれぞれ、川島先生はどういう理由でどちらのほうがいいと思いますか。
  答:一般的には、教師の立場では、より偏差値の高い学校を薦めると思います。保護者も同じ傾向がありますずが、その他に、経済的に有利な、授業料の安い学校を薦めると思います。その意味では、公立を薦めるでしょうね。私も同じように、子ども達に、授業料の安い国立を勧めました。

4. 私立学校で本書のような公立学校のような努力を行っているところはあるのでしょうか?先生が知っていたら教えてください。
  答:すみません。わかりません。でも、どの学校でもそれなりに努力はしていると思います。

5. 公立学校の利点と私立学校の利点を足したような学校は、すでに日本には存在しますか。
  答:私立も公立も、それぞれ学校によって異なると考えられるので、わかりません。しかし、文科省の教育特区のように、部分的であるかもしれませんが、公立でも私立並みに自由な内容でやっている学校もあります。

6. 笑いのある授業と面白い授業は、別ですよね?(同じ場合もありますが)
  答:違うと思います。「おもしろい」の定義には、「興味がある」と「可笑しいという両方が含まれるので、笑いだけではないと思います。

7. あなたにとって最も居心地のいい場所はどこでしたか?
  答:家族のいる家かな。

8. 二日酔いの効果的な解決方法は何ですか?
  答:なんだろう。教えて欲しいです。やはり水分をとることと寝ることじゃないのかなあ。たぶん、頭が痛くて、寝たくなると思います。

9. 長野市から日帰りで楽しめる観光スポットはどこですか。
  答:これは、けっこうたくさんありますよ。上越もいいし、志賀高原、小布施、上田の別所温泉、湯の丸高原、もちろん、戸隠や飯縄などですね。


10. 今までに自分は死ぬんだと思った時はいつですか?
  答:たぶん、ありません。私は、死に対しては楽観的です。死ぬ時は死ぬだろうと思っています。でも、なかなか死なないだろうなとも思っています。人は、自殺をしてビルから飛び降りても、本当に死ぬまでは、生きるかもしれないと考えるそうです。

11. 先生が今まで行った授業で、これが一番笑いをとった、と思える出来事がありましたら、教えてください。
  答:授業では、あまり、笑いをとろうと思ったことがないので憶えていません。

12. 川島先生は授業場面で笑いがあった授業はありましたか?
  答:まあ、たまには、笑ってもらえますが、あまり考えたことがありません。

13. この前の日曜日から風邪をひいています。私は薬が嫌いなので薬を飲まずに頑張っています。先生は風邪をひいたら薬を飲みますか。
  答:そうですね。私も、出来れば薬を飲みたくないのですが、飲んだ方が決定的に効果がある場合は飲みたいと考えています。風邪を引いた時は、酒を飲んで暖かくして、早く寝ようと思います。でも、ちょっとした風邪の時は、いつもと同じようにしています。

14. 塾講師のバイト先で、小学生・中学生に教える時には語尾を強めたり下げたりせず、質問口調のように上げるようにと教わりました。先生はどう思われますか?
  答:なるほど、こんどやってみよう。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100519 エリートの条件 前半

2010年05月20日 | Weblog
1. 川島先生が今回この本を対象文献にした理由は何ですか?
  答:皆さんに、いろいろな学校があることを知ってもらいたかったからです。どうしても、教師になっても、自分が経験した学校と実習に行った学校を基本にして考えてしまいがちだからです。

2. 先生はエリートとは何だと考えますか?
3. 先生にとって「エリート」とはどのようなものですか。
4. 先生が考える良き指導者、「トップ」「リーダー」とはどういった存在ですか?
  答:「エリート」とは、リーダーとしての素質、その社会をリードする立場にある人です。それも、自分の利益だけでなく、社会全体の利益のために自分の財産や時間を使って社会のために役立ってくれる人だと思います。

5. 先生の考えるエリート教育とは何ですか?
  答:上で答えたような人を育てることを目標とする教育ですかね。

6. 日本にはエリート養成学校みたいな物はあるんですか?
  答:30年くらい前には、イギリスのパブリックスクールを目指した学校がいくつかありましたが、今では、結局、受験でいい学校に入れないということでほとんど無くなりました。


7. 今徐々に問題になっているネット依存についてどう思いますか。
  答:うーん。私もそうかも。どうしよう。

8. 川島先生は野球派ですか、サッカー派ですか?
  答:どっちだろう。学生時代までは、サッカーはまだ、そんなに盛んで無かったので野球だったけど、今は、サッカー派かなあ。でも、相撲を見るのも好きです。

9. 先生は目玉焼きに何をかける派ですか?私は醤油です。
  答:なるほど、醤油か。私は、パン食が多いので塩胡椒が多いです。

10. 先生の好きなお酒って何ですか?
  答:何でも好きです。というより、つまみや食事によってお酒を決めるからです。塩からにワインはちょっとね。といって、ミートパイに日本酒も避けたいです(今、ビールで、ミートパイを食べています)。

11. 最近くしゃみがとまらないのですが、この時期は何の花粉が飛んでいるのでしょうか?もう辛くて辛くてたまりません。こんなの初めてです。
  答:同じです。もう、花粉が飛んでいないだろうと思って、薬を飲むのをやめると、やっぱりくしゃみと鼻水が出ます。しょうがないので、また、薬を飲むというのが2回ありました。今日は薬を飲んでいます。

12. 先生は、海外に出かけることはありますか。海外の中で、よく出かける国、おすすめの国があったら教えていただけるとうれしいです。
  答:良く出かけるのは、やはりアメリカが多いのかなあ。去年は、アイルランドとニュージーランドに行って、英語の国は行きやすいと感じました。オススメは、人によって、旅の仕方によって異なるのでわかりません。私は、レンタカーを借りて、当日の宿はその日に決めるというスタイルなので、そのような旅が出来る(レンタカーが借りられる)国しか行ったことがありません。いや、リゾートは違うなあ。ハワイやフィジー、マヨルカ島では、同じところにとどまっていました。でも、レンタカーは借りていましたが・・

13. 今、先生が注目している国を教えてください。
  答:今行きたいと思っている国は、バルト3国です。まあ、ワルシャワから、ポーランドを縦断して、リトアニア、ラトビア、リトアニアを旅することを考えています。

14. エリートになることだけが幸せじゃない!なんてことは、もう綺麗事にしかならなくなってしまったのでしょうか。
  答:いや、いつでもきれい事だと思います。実際、それぞれの人が、それぞれの人生を生きる方が自然です。


15. 先生は「百点知識型」と「ゼロ指向型」のどちらが自分に合っていると思いますか。
  答:私は、私立の一貫校だったので、入学試験はほとんど受けていません。なので、たぶん、「ゼロ指向型」だと思っています。

16. どんな人にもハングリー精神は必要ですか?
  答:それは、方向や領域が違っても、求めるものがあるという意味で、ハングリー精神は必要だと思います。

17. 日本では何だかんだ言っても学歴はどても大事なものだと思いますか?社会的には学歴で判断されると思いますか?
  答:学歴は、大事ですが、学歴だけではなく、学歴が無くても上手くやっている人もいます。学歴は、その人の生きている状況によって異なります。良くいわれることは、無いと劣等感になるけれど、あっても、あまり実力以上には役に立たないということです。

18. 先生がもし入学できるなら入学してみたい大学(国内でも国外でも)はありますか?その理由も教えてください。
  答:そうですね。カナダの大学には行ってみたかったです。それも、トロントかモントリオールあたりがいいかなあ。

19. 先生は愛国心を育てる国の方針についてどう思われますか?またその長所と短所は何だと思いますか?
  答:愛国心は、必要だといえば必要です。しかし、私は自分を、日本人というよりも「アジア人」として見ています。愛国心は、あまり強くなりすぎると、他の国に対して排他的になります。しかし、適度な愛国心は、その人が生きている社会への貢献を促すことのになると思います。

20. 本文で書いたように、(制度的に難しい如何は置いておいて)留年なしで子どもを上へあがらせることは教師としてとても無責任だと思います。先生はどう思われますか?
  答:それは、難しい問題を含んでいます。公平感と平等感の違いの問題です。そして、それぞれの社会が、異なった平等感と公平感を持っているので、どれが正しいかはわかりません。ですから、ある社会では、教師としてとても無責任ですが、他の社会ではそうでないということです。

21. 先生は障害児教育の意味ってなんだと思いますか?
これは、とても大切な質問です。障害のある子どもを、なぜ、援助し助ける必要があるのかという問題と関わってきます。答えは、同じ世代に生きる、同じ社会に生きる人間として共に生きることが必要だと言うことです。極端な言い方をすれば、障害を持った子どもは、たまたま、その時代に生まれた人間として障害を持って生まれてきたのです。それが誰かは確率の問題なのです。ですから、障害を持った人たちと共に生きることは人間として、その時代に生きてきた者の責任だと思っています。

22. それに絡めて、先生は笑いが起こる授業とはどのような授業であるか、ということをどのように表現しますか?
  答:笑いは、自分が期待していたことと極端に一致していない場合に生じます。その他に、他の人の笑いにつられることもあります。そう考えると、突然の冗談や、授業の中で期待していない結論を話すことで生じます。しかし、現実的には私が授業中に突飛なことを言っても、全体の雰囲気によっては、笑いがおきません。その意味では、授業中の笑いは他の場面との笑いとは異なり、明らかにおかしな(突飛な)ことをしないと笑いをとることは出来ません。あるいは、教師が笑顔で笑いながら授業を行うことが必要でしょう。

23. 先生が今まで行った授業で、これが一番笑いをとった、と思える出来事がありましたら、教えてください。
・川島先生は授業場面で笑いがあった授業はありましたか?
  答:うーん。あまり無いなあ。憶えていませんが、時々、えっ、こんなことで笑ってくれるの・・ということはあります。

24. 障害のある生徒・児童が居るクラスの場合、どのような対処をとっていきますか?
  答:これは、とても大切な質問です。障害のある子どもを、なぜ、援助し助ける必要があるのかという問題と関わってきます。答えは、同じ世代に生きる、同じ社会に生きる人間として共に生きることが必要だと言うことです。極端な言い方をすれば、障害を持った子どもは、たまたま、その時代に生まれた人間として障害を持って生まれてきたのです。それが、誰かは確率の問題なのです。ですから、障害を持った人たちと共に生きることは人間として、その時代に生きてきた者の責任だと思っています。

25. この前の日曜日から風邪をひいています。私は薬が嫌いなので薬を飲まずに頑張っています。先生は風邪をひいたら薬を飲みますか。
  答:確かに、薬は飲みたくないのですが、それが、飲むことでより早く正常な状態になるのであれば、飲んだ方がいいと思います。というより、それが薬の役割なのだと思います。薬で、問題なことが多いのは副作用です。薬は副作用を確かめて飲みたいと思います。

26. 週末だけで旅行に行くとしたら、先生ならどこに行きますか?
  答:うーん。誰と行くかですね。私がワイフと行くのであれば、予算が許すのであれば、美味しいものを食べたいので、富山か金沢がいいかと覆います。でも、予算がない時には、軽井沢くらいにします。

27. 今一番したいことを教えてください。
  答:時間とお金に制限がないのであれば、自由に外国旅行をしてみたいです。また、現実的にしてみたいことはと聞かれたら、1ヶ月間、軽井沢の別荘で過ごしたいです。

28. 私自身は知りませんでしたが、先生は国内にある文武両道校(本文の意味での)を知っているでしょうか。また、日本がこのように文武両道校を増やして行くためには、どのようにすればいいと思いますか。
  答:確かに、30年くらい前までは、文武両道を目指しているという学校を聞きましたが、最近は、すっかり、私立は受験のためだけになっているような気がします。と言うより、私自身も有名校は受験に有利だという印象しかありません。

29. もしも、どらエモンがいたとして、もう一度人生をやり直せるよ、と言い、本当にそんなことが可能だとしたら、先生は、この本にあったような、エリート教育を受けたいと思いますか。
  答:ぜひ、受けたいですね。できれば、イギリスのパブリックスクールのようなところで育ってみたいです。


30. 学校というのは次世代を担っていく子ども達を教育する場であり、つまりは国力を向上させるために必要不可欠な場であると思います。もし「エリート教育」というものが形式化され一般化されたら、国内の学校すべてでそれを一律に行うべきだと思いますか。また、そのような教育を国内すべての学校で行う事は可能であると思いますか。
  答:もし、可能なら、行ってみたらいいと思います。しかし、現実は、すべての学校では無理です。子どもにもいろいろなタイプがいて、同じようなエリート教育をすると、できない子どもがいて、結局、いまと同じになるような気がします。


31. かわティプログ読みました。朝ご飯をしっかり食べてお昼を抜くというダイエット方法が気になりました。朝しっかり食べれば、夕ご飯までもつものですか?お相撲さんは1日2食だから、1日2食にするとかえって太ると聞いたことがありますが、そんなことはありませんか?
  答:結局、ダイエットは、一日に摂取するカロリーの量が少なければ、それが長く続けば次第に体重は減ってきます。私も、3年前から、昼をぬいて夜も食べ過ぎないようにしていたら、半年で5kgくらい減りました。その後、現在でも、およそそのままです。

32. もし日本がフランスのような平等精神を持ち始めたら、日本の教育現場はどうなってしまうのでしょうか。私の考えは、モンスターペアレントの暴動が加速し、さらに混沌とした世界になってしまうと思います。
  答:そうですね。平等についての考え方が異なるので、うまくは行かないと思います。特に、平等と公平の意味を取り違えているような気がします。

33. 日本の伝統芸能の伝承は大変細々としたもので翻、(とくに梨園などは)「うちの家で独占したい」というのが感じられ外部のものが入っていきづらい世界だと思うのですが、私は伝統芸能伝承のために担い手を養成する国立学校があってもいいのではないかと思います。先生はどのようにお考えですか。
  答:よくは知りませんが、かなり、伝統芸能を伝承するために国の予算が使われていると聞いています。また、歌舞伎俳優の養成所もあります。その他にも、伝統芸能のための補助金もあると思います。しかし、マイナーな伝統芸能は後を次ぐ人がいないので滅びてゆきつつあるのでしょう。
http://www.ntj.jac.go.jp/training/training1.html

34. 先生は、「エリート」ということばにどのような印象をお持ちですか。
  答:私は、私立の一貫校の出身なので、受験でなく、出自が良く、何をやってもできるような人をエリートだと思っていました。ですから、東大や高級官僚と言うより貴族でノーブレスオブリージュを持っているような人がエリートだという印象があります。


35. 仮に全ての国のこどもが、全く同じ教育を受けたら、考え方や価値観はある程度似通ってくるのでしょうか。その場合、戦争などが起こらなくなるというとこはあり得るでしょうか。
  答:全く、同じような教育ができたとしても、親やまわりの環境まで同じでないと無理だと思います。親の文化的な環境まで統制できればかなり似てくるでしょうね。それでも、残念ながら、地域での権力争うなどはおきると思いますし戦争も起きると思います。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100519 公立学校の底力 討論感想

2010年05月19日 | Weblog
1. 先生は笑いが起こる授業とはどのような授業であるか、ということをどのように表現しますか?
  答:笑いは、自分が期待していたことと極端に一致していない場合に生じます。その他に、他の人の笑いにつられることもあります。そう考えると、突然の冗談や、授業の中で期待していない結論を話すことで生じます。しかし、現実的には、私が授業中に突飛なことを言っても、全体の雰囲気によっては、笑いがおきません。その意味では、授業中の笑いは他の場面の笑いとは異なり、明らかにおかしな(突飛な)ことをしないと笑いをとることは出来ません。あるいは、教師が笑顔で笑いながら授業を行うことが必要でしょう。

2. 先生が今まで行った授業で、これが一番笑いをとった、と思える出来事がありましたら、教えてください。
3. 川島先生は授業場面で笑いがあった授業はありましたか?
  答:うーん。あまり無いなあ。憶えていませんが、でも、時々、えっ、こんなことで笑ってくれるの・・ということはあります。

3. 障害のある生徒・児童が居るクラスの場合、どのような対処をとっていきますか?
  答:これは、とても大切な質問です。障害のある子どもを、なぜ、援助し助ける必要があるのかという問題と関わってきます。答えは、同じ世代に生きる、同じ社会に生きる人間として共に生きることが必要だと言うことです。極端な言い方をすれば、障害を持った子どもは、たまたま、その時代に生まれた人間として障害を持って生まれてきたのです。それが誰かは確率の問題なのです。ですから、障害を持った人たちと共に生きることは人間として、その時代に生きてきた者の責任だと思っています。

4. この前の日曜日から風邪をひいています。私は薬が嫌いなので薬を飲まずに頑張っています。先生は風邪をひいたら薬を飲みますか。
  答:確かに、薬は飲みたくないのですが、それが、飲むことでより早く正常な状態になるのであれば、飲んだ方がいいと思います。というより、それが薬の役割なのだと思います。薬で、問題なことが多いのは副作用です。なので、薬は副作用を確かめて飲みたいと思います。

5. 週末だけで旅行に行くとしたら、先生ならどこに行きますか?
  答:うーん。誰と行くかですね。私がワイフと行くのであれば、予算が許すのであれば、美味しいものを食べたいので、富山か金沢がいいかと思います。でも、予算がない時には、軽井沢でゆっくり過ごしたいです。

・今一番したいことを教えてください。
  答:時間とお金に制限がないのであれば、自由に外国旅行をしてみたいです。また、現実的に、お金が無いのであれば、1ヶ月間、軽井沢の別荘で、ネットやメール無しに過ごしてみたいです。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100513 公立学校の底力 後半

2010年05月13日 | Weblog
1. 先生の血液型は何ですか。
  答:それは、秘密です。

2. 子どもにどうして学校に行くのか聞かれたらどう答えますか。
  答:「大人になった時、楽しく生きて行く方法を教えてくれるから」・・

3. 結婚して良かったことは何ですか。
  答:子どもが出来て一緒に暮らせたこと。ワイフと一緒に旅が出来ること。

4. 私は、私立学校の現状を全く知らないのですが、私立学校でも地域の人々との交流はあるのですか?交流がある場合、公立学校と大きく異なる点はありますか?
  答:地域との関係は、私立か公立かというよりも学校によって違うと思います。例えば、私立でもPL学園や天理高校など、地域と密着している高校もあると思います。また、公立でも附属学校はあまり地域と関連していないことが多いと思います。

5. 今回の本から公立学校の様々な取り組みについて学んだのですが、全国的にどこの公立学校でも紹介されていたような取り組みをすることが可能なのでしょうか。
  答:それは、あると思います。というより、外の人が知らないだけで、それぞれの学校がいろいろな取り組みをしていると思います。

6. わたしは海外旅行の経験がないのですが、卒業旅行はぜひ海外に行きたいと思って
います。かわティが今まで行ったことのある地域・国で、リーズナブルかつ素敵だったオススメの行き先を教えてください。お願いします。
  答:ふーむ、リーズナブルかつ素敵だった国ですか。どこがいいかなあ。やはり、アメリカ西海岸かカナダかな。というのは、飛行機代金が、わりと安いし、宿も予約しないで出かけても泊まりやすいからです。ただ、問題なのは、その国での移動手段があまり無いのです。レンタカーを借りられれば簡単なのですが、そうでないと旅がしにくいかもしれません。そう考えると、台湾や韓国が安くて安全のような気がします。ヨーロッパは、飛行機代金が高いし宿の値段も高い気がします。

7. 「しんどい子」という言葉の多用をどう思いますか?子どもの為に本当に頑張っている方々の言葉だし、事実でもあると思うので否定はしませんが、勢いよく肯定もできません。文字列に少しだけもやっとします。言葉に縛られすぎでしょうか?
  答:いや、「しんどい」という言葉は曖昧だと思います。でも、心理学に、アンダーアチーバーとオーバーアチーバーという言葉があります。それは、それぞれ実力が出し切れない子どもと実力以上にがんばっている子どもを指します。そう考えると、その子どもがどのように「しんどい」のかを適切に判断する必要があり、そのような判定が出来なければ、子どもに無理がかかる場合が出てくるのです。

8. 私はもともと教員志望ではなかったため、教員一筋で考えている人ほど教員になる熱意はないと思います。そのため、職場環境が本書に載っていたような学校であれば私も公立小学校教員もいいな、と思うのですが、その程度の考えであれば他の職業の方が向いているのでしょうか?
  答:それは難しいですね。職業についての「適材適所」という考え方は、以前は支持されていましたが、今は、あまり重視されません。というのは、ある人にとって適切な職業があるというよりも、ある人にとって、適切である可能性のある職業があると考えられるようになったからです。そのために、どの職業についても上手く行く人は上手く行く可能性があるということになるのです。すなわち、ある人は、どんな職業でも上手く行く可能性があるということになり、適材適所だけがいいとは言えないことになるのです。まあ、仕事は、始めて、10年くらいたたないと良かったかどうかわからないのではないでしょうか。


9. 川島先生は、教師になりたいと思ったことはありますか?自分は教師になりたいと考えていましたが、心理学への関心が諦めきれず、両方のことを学べる信大に来ました。一年が経った今でも、最終的にどちらの道に進むかの決心はぐらぐらと揺れてしまっています。
  答:どちらでもいいと思います。就職は、その時の運のような部分が大きいのです。私も、教員になりたかったのですが、心理学を勉強して、良かったのかどうかはわかりませんでしたが、今は、これで良かったと思っています。

10. 先生のプログを読んでいて、私の質問に対する答えを読みとてもうれしくなりました。私は誰かが見ていてくれていると思うことで、嬉しさや安心感を得ることができます。実際の学校現場でも子どもたちを見つめるということは大切だと思うのですが、先生はどう思いますか?またどんな風に子どもたちを見つめるべきだと思いますか?
  答:それは、どうもありがとうございます。私は、見つめるというよりも、子どもの話を真剣に聞くということが大切だと思っています。ちょうど、あなたが私の答えを見て安心するといっているように・・・


11. 私は父親を尊敬できる存在だと思ったことが正直ありません。確かに家計を支えてくれているし、大学に通えるのも父親のおかげだと感謝はしていますが、仕事人間すぎて尊敬したり父親のようになりたいとは思うことができません。いつか尊敬できるようになるのでしょうか。難しい質問ですみません。
  答:確かに、今はそうかもしれません。しかし、次第に、父親は直接に関わってくれなかったとしても、子どものことを考えてくれていたことがわかるようになると思います。私自身もそうでした。

12. 最近花でも育ててみようかと思いはじめたのですが、よく考えてみたら後で食べられるミニトマトの方がいいかな、と考えが変わってきました。先生は花や野菜を育てるのは好きですか?
  答:うーん。花や野菜を育てるのは好きなのですが、どうも、旅行に行ったりなどで、長期間、家を空けることが多いので、ほとんど枯らしてしまいます。

13. 谷亮子選手が参議院選選挙に比例代表として出馬することを表明しました。私は現役を続行しながら選挙に挑み、議員をすることは並大抵なことではないし、難しいことだと思います。先生は、このニュースをどのようにお考えですか。
  答:これに関しては、谷さんが、自分から望んだことなのか、民主党の小沢さんに利用されているのかの判断がつきかねます。利用されているような気がするので、あまり、いい気がしません。

14. 川島先生は公立学校のよさについてどのようにお考えですか?
  答:小学校では地域性、中学校では平等性、高校では多様性があるのがいいところだと思います。

15. 私立学校と公立学校の一番大きな違いは何か。
  答:私立学校が公立学校と違うところは、まず、宗教などの独自の教育についての独自に考え方を持っていること。逆にいうと公立では宗教などの独自の考え方を持ってはいけないことになります。また、経営の母体が学校法人あるいは宗教法人であるか、県や市などの公共団体であるかによります。そのようなことから、公立学校の範囲にありながらどこまで独自な教育を行うことができるかということなのだと思います(再掲)。

16. 先生は公立学校に通っていましたか。
  答:私は、小学校だけが公立で、中学校から大学までの私立の一貫校でした。でも、大学院は国立に行きました。

17. 先生は公立学校、私立学校のどちらに子どもを通わせていましたか?またその理由が知りたいです。
  答:私は、父親も含めて家族・親戚中がある私立でした。しかし、国立大学に勤めたために公立志向になり、子どもは公立、国立に行くように勧めました。

18. 先生は子どもを総合学科に入れたいと思いますか?偏差値とこどもの自発性どっちを尊重しますか?
  答:両方とも必要だと思います。

19. このように独自のシステムを持つ公立学校は日本にどれくらいあるのですか。
・西日本では学校独自の活動をしているところが多いということが分かったが、東日本でもこのような活動をしている学校が多いのか知りたい。
  答:うーん。どのくらいあるのだろう。どこまでが独自なのかわからないので、わかりません。しかし、独自といえばほとんどの学校がそうかもしれません。

20. 聖籠中を見学することは可能ですか。
  答:おもしろいですね。私にはわかりませんが、見学している人がいると聞いているので、問い合わせてみたらどうでしょうか。

21. 長野県にも長吉高校のような単位制高校はありますか。
  答:今は、形式的には、ほとんどの高校が単位制をとっていると思いますが、本来の意味での単位制になっているかどうかはわかりません。まあ、この大学も、授業の幅はそれほど大きくないですね。

22. あなた自身にとって、子どもたちをエンパワーするとはどういうことだと思いますか?
  答:子どもと一緒に遊ぶことだと思います。大学生の皆さんとも、授業を通してエンパワーしていると思っていますが・・・どうでしょうか(無理かな)。。

23. 教科センター方式のデメリットとして、教室移動以外に何が考えられますか?
  答:デメリットかどうかはその立場によりますが、親密な対人関係を持つ時間が減るということですかね。

24. 今まで不登校というものに無縁の生活をしてきたのですが、世の中にはそんなにもたくさんの不登校の子どもがいるのですか?
  答:そりゃ、たくさんいますよ。ネットで調べてみてください。たぶん、大学であなたの周りにも大勢いますよ。私に研究室にも不登校だったという学生が、これまで何人かいました。

25. 児童、生徒自身から積極的に学ぼうとする姿勢をもたすためにはどうしたらよいと思いますか。
  答:おもしろい知識をたくさん与えることですね。知識は、好奇心や興味をもたらしますから。

26. 先生は高校のあり方について、どのように思われますか。
  答:質問が広すぎてよくわかりませんが、現在の高校というシステムは、確かにあまりにも受験のために時間をかけすぎていると思います。また、受験に価値をおきすぎているとも思います。

27. 信州大学付属の教育は生徒たちにとって受験以外の力がつく教育なのでしょうか。
  答:どうでしょう。受験以外の力がついていればいいのですが・・子どもに力をつける教育と言うより、先生が力をつけたいと思ってやっている教育のような気がしますが・・

28. 先生は、信州大学がどうなればさらに良い学校になると思いますか?(学習環境など)
  答:教員が自分の研究や自分の立場でなく、学生に奉仕するという気持ちを持つことだと思いますが(これも無理かな)。

29. 先生は今までずっと大学の教師をしてきたのですか?もし、中学校や高校での教員経験があるならお話を聞いてみたいです。
  答:すみません。ありません。

30. 先生は他県の学校の授業を参観したことはありますか。
  答:すみません。ありません。

31. これまで読んだ中でぜひ僕達が読むべきだというおススメの本BEST3は何ですか?
  答:これは、難しい。皆さんの学年や知識によると思います。全員にとってオススメというものはないような気がします。とりあえず、授業で取り上げている過去の本を遡ってみてください。この授業で取り上げているそれぞれの本は、結構お薦めです。

32. 心理学を生かせる職業で、外国人と触れ合う職業はありますか?
  答:まず、最初が翻訳家、次が研究者。心理学を直接生かすことの出来る職業はあまり無いですね。

33. ふと思ったのですが大学教授という仕事は忙しいのですか?よければ川島先生の一日のスケジュールを教えてください。
  答:私の一日のスケジュールは、週日の典型的な例として、朝7:30頃に起きて、顔を洗うのとトイレとちょっと体操で30分、それから朝食を作ります。朝食は、卵とソーセージなどと野菜、それに食パンを2枚です。なぜ、そんなにしっかり食べるのかというと、昼ご飯をぬくためです。お昼をぬくのがダイエットになると考えていることと昼休みの余裕ができるのが気に入っているからです。それから、大学に出かけます。時間のあるときは本を読んだりメールのチェックをします。大学では、授業と会議とその他諸々をして、6時頃には帰ります。それから、近所の西友に出かけ買い物をします。その日の夕食だけでなく、時間のあるときは次の日の夕食の買い物もします。夕食はまあ必ずお酒を飲みます。酒は、日本酒、ビール、ワイン、焼酎をその時の食事に合わせて飲みます。それから、この質問の回答をしたり、本を読んだりして、11:00頃に風呂に入り寝ます。寝られないときは、寝床で本を読みます。また、一週間の基本は月火は研究と自分の勉強を、水木金は授業を中心にやっています。でも忙しい時は、どうしても土日も仕事をすることになってしまいます。それに大学外での研究会も出ています。忙しいといえば忙しいけど、週に一回はどこかへ飲みに行くくらいの余裕はありますよ。大学の教員は研究をしなければ暇です。まあ、大学教授が忙しいかどうかは、その先生によるということですね。


34. 先生は子ども・学生などを含む他人の言葉によって自分に自身が持てなくなって落ち込んだことはありますか。そんなときはどのように持ち直しますか。
  答:わたしも、時々、落ち込みます。そんな時は、帰属理論に従って、自分のせいじゃないと言い聞かせます。そう言えば、「アンパンマン体操」って知っていますか、その歌詞が、「もし、自信をなくしてくじけそうになったら、いいことだけ、いいことだけ思い出せ」・・・で始まります。

35. ストレス解消法はなんですか。
36. 最近時間がなくてストレス解消が出来ていません。先生のストレス解消法はどのようなものですか?
  答:音楽を聴いたり、映画を見たり、ワイフと買い物やドライブに出かけたり、酒を飲んだり、日曜大工やクルマいじりをしたり、パソコンの修理をしたり、スキーや水泳にいったり、囲碁や将棋をしたり、ギターを弾いたり・・その時の気が向いたもの、時間があるものをしています。私は、どちらかというと、その日のストレスをその日に解消する方です。というより、次の日になると忘れてしまう??・・・

37. 眠くなったときの対処法などはありますか。
  答:私には無いです。でも、クルマを運転している時は、窓を開けて風を入れます。

38. 先生は睡眠をしっかりとりますか。
  答:はい、出来るだけ、8時間寝るようにしています。

39. 先生はどんな音楽を聴きますか?
  答:私は、普段は、オムニバスのピュアー、イマージュを聴いています。曲は、どちらかというと、アメリカ系よりヨーロッパのロックが好きです。好きなアーティストは、ディープフォレスト、エニグマです。ヘイリーなどの女性歌手も好きです。若い頃は、ビートルズやビリー・ジョエル、スティービー・ワンダーが好きでした。

40. サッカーの日本代表のメンバーが決まりましたが、先生はこの代表選考について異議はありますか?異論はありますか?選ばれてほしかった選手はいますか?
  答:すみません。サッカーは見るのは好きなのですが、普段は、テレビも見ないし新聞も読まないので、選手の名前を知りません。

質問と回答:生徒指導概論B (水) 100512 公立学校の底力 後半

2010年05月12日 | Weblog
1. 最近気分の浮き沈みが激しいです。かわTの気分転換の方法を教えてください。
  答:私は、毎日お酒を飲んで寝ると、その日の嫌なことを忘れてしまう方です。後は、好きなことや趣味のことに没頭することは気分転換になります。特に、日曜大工やクルマいじりをすると気分が一新します。

2. 浮気ってどこからだと思いますか?
  答:それって、結婚してからですよね。結婚をする前の恋人は、他の人と何があっても法律的には浮気とはいわないと思います。それに、浮気は本気の始まりかもしれないので、わかりません。おっと、質問からずれました。どこから浮気かは、男女によって異なるようです。男性は、Hをしたかどうかを問題にしますが、女性は、相対的に恋人よりも深い愛情を持つことを問題にするようですね。まあ、男性の方が単純ですね。これは、かなり、昔から同じようなことが言われています。。

3. 先生は、公立学校の底力とは何だと思いますか?
3. 川島先生は「公立学校の底力」と聞いて、何を思い浮かべますか?
  答:公立学校は、小学校では地域性、高校は多様性がその特徴となると思います。その言う意味では、公立学校は、社会全体の縮図のような部分を持っていると思います。

4. 「公立学校の底力」p150.10の「佐藤理論を積極的に読み替える~」の部分はどう捉えればいいのでしょうか?少しややこしいです。
  答:確かに、ややこしいですが、それほど意味のあるわけでなく、単に佐藤学さんの言っている、日常生活と異なる4人以下の学習グループに意味があるという点と異なっているということだと思います。


5. 「公立学校の底力」第三章のなかにあった卒業式での将来の希望を託した短歌に思わず感動してしまったのですが,先生がご自身で経験されたなかでの一番印象に残った卒業式はなんですか?
  答:いいですよね。短歌を作ると凝縮した思い出が残る気がします。私は、いつも涙もろくてすぐに感激してしまうので卒業式はどんな卒業式でも同じように印象に残っています。でも、もちろん、いまでも特に仲の良かった学生が卒業すると心にぽっかり穴の空いたようになることがよくあります。

6. 「公立学校の底力」で紹介されている学校の中に先生が行ったことのある学校はありますか。
  答:すみません。ひとつもありません。私は、教育学者とか教育関係の研究をしていないのでいろいろな学校を回ることはないのです。

7. 先生は都会の公立中学・公立高校が人気の無い理由は何でだと思いますか?
  答:それは、都会では、私立の方が大学受験に有利であるという信仰のようなものがあるからだと思います。

8. 先生は、子どもにとって学校はどのような場であるべきだと考えますか。
  答:本来なら、社会に出て行く前に社会での問題解決や人間関係を訓練し練習するところだと思います。

9. 公立学校の「荒れる」きっかけのようなものは、学校の「学力低下」以外に何があるのでしょうか。
  答:そうですね。学力の問題がきっかけであるのは一番多いと思います。実際、学校というところは、学力で人間の価値まで測ってしまうのですから・・その結果、学力のない子どもは、自分が価値のない人間だと思いこまされているのです。ですから、もし、学力以外に子どもの価値を見つけてあげることが出来れば、荒れることはないと思います。

10. 先生はこの本に出てくる「しんどい」という言葉をどのように捉えていますか。
  答:「しんどい」というのは、結局その子どもの能力が、平均的な勉強について行くことが難しいということだと思います。

11. 1日だけ外国の子どもに教えることができるとしたら、先生は何を教えますか?
  答:歌か、ゲームか、何かものを作ること。結局、音美体の芸術系の内容になると思います。

12. よく「職員室には派閥がある」と聞きます。現状は本当にそうなのでしょうか。
  答:もちろん、学校によって違うとは思いますが、たぶん、多くの学校であるでしょうね。この学部にもありますよ(笑い)。

13. 小・中に比べ、高校は公立の教師の募集・採用が極端に少ないと思いますが、どうにか増やす方法は無いのでしょうか。
  答:それは、生徒や児童数に比べて、学生の人数に比較して、教員の数が少なくて良いと法律で決まっているからです。

14. 大学では同和教育についての授業はあまりありませんが、また学びなおすための良い本がありましたら紹介してください。
  答:すみません。最近、この関係の本を読んでいないので古いものしかわからないのですが、おもしろかったのは、「利権の真相」という本?だった思います。同和問題って、そうだったのかと考えさせられる本です。


15. 教師になるためには、完璧な人間である必要はあると思いますか?
  答:それは必要ありません。というより、完璧な人間なんて、いないですよ。歳をとってえらそうに見える人たちも、一皮むけば、私自身も含めて、子どもみたいな人が多いのですよ。特に大学の教員はそう人が多い気がします・・・とキッパリ?

16. 教師間で、子どもが話してくれた秘密を話すべきだと思いますか。
  答:原則は、教師間で共有する方がいいと思いますが、ケースバイケースです。

17. 私はこれまで、すべて公立学校を卒業してきましたが、とくに公立学校に否定的な気持ちをもったことはありません。先生はどうですか。
  答:私も否定的な気持ちはありません。しかし、世の中には、公立学校の教員はほとんどが、公務員的でだめだと言い切る人もいます。長野県出身で有名な元高校の校長さんは公務員教師をとても批判していることで有名です。

18. 学生時代に留学に行くことについてどう思いますか。また、行くことに目的があった方がいいですか。留学するならどこがおすすめなのでしょうか。
  答:行くこと自体に意味があるとは思います。しかし、それがより効果的であるかは人によると思います。また、どこへ行くのがよいかも、その人によると思います。、特に、どこでもいいというのでなく、その国に興味をもって知りたいとか、その国の言葉が出来るようになりたいという国があるとどんな国への留学も面白いものになると思います。

19. 今年の夏休みに人生初のひとり旅をしようと思っています。お勧めの観光地はありますか。
  答:何日くらいで、予算はいくら位なのでしょうか。でも、女性一人の外国旅行はあまりお勧めしません。

20. ゴールデン・ウィークはどこか旅行に行かれましたか?
  答:はい、娘のいる札幌に行きました。ついでに、一日だけは旭山動物園に行ってきました。

21. 自分にキャッチコピーをつけるとしたら、何にしますか?
  答:これは、おもしろい質問ですね。なんだろう?私は、子どもや若い人が好きなので、「子どもや若者を好きな、ひげじじい」って、どうでしょう(笑ってください)。

22. この本全体の中で、先生が一番印象に残った学校はどこですか?
  答:そうですね。それなりに、どの学校も面白いと思いますが、やはり聖籠中学校のホームベースは印象に残りました。



23. 本書では、「地区」という単語がよく出てきた割に、その地域に対する言及が少なかったように思える。私の地域には地区と呼ばれているところは具体的には思い当たらないので、実感がわきにくい。実際、差別はまだ有るのか、それに対して、どのような対応が取られているのか気になるところである。
  答:2002年までは、同和対策事業特別処置法という法律があって、地区に以上といえるほどの補助金が出ていました。そのために、その補助金を得ようとして利権争いのようなものが生じ、の問題を出来るだけ大きく取り上げ問題にすることで、より多くの補助金を得ようというる人々がいました。しかし、2002年に、その法律が無くなり、問題はあまり大きく取り上げられることが無くなりました。それ以上は、前掲の利権の真相という本を読んでみてください。

24. 私の地元にある私立大学は、付属の幼稚園、小学校、中学校、高等学校があります。様々な行事を催し、地域に開放されている学校園だと思います。今は私立の学校でも、このように地域との連携を重視したところは多いのですか?それとも単に、田舎の学校だからそうせざるを得ないのでしょうか?
  答:確かに、都市部と地方での私立学校のあり方は異なると思います。

25. 公立の先生は転勤が多いと思います。地域との連携を図ってゆくためには、先生もある程度長い期間その地域に関わらなければ難しいと思います。転勤は教師が地域にどっぷりつかってしまう事への危険性ゆえ、という話も聞いたことがありますが、先生はどのようなスタイルが望ましいとお考えですか?
  答:そうですね。あまり長く同じところにいると、癒着のようなものが生ずる可能性があります。しかし、このような問題は場合によると思います。良い先生なら、いくらいてもその地域のためになるだろうけれど、そうでないなら、移動した方がいいでしょうね。例えば、独裁者は統べていけないわけでなく、良い独裁者なら、社会は上手く行くのですから・・

26. 高校では勉強と部活どちらが大切なんですか?弟が部活に時間を取られすぎて勉強できないため辞めようかどうか悩んでいます。部活に全力で取り組むことのできる子どもは勉強も一生懸命できるという例があるので大丈夫と言って励ますべきでしょうか?
  答:これも、難しい質問ですね。結局、子どもによるし、部活の状況にもよると思います。適度な部活は規則正しい生活をもたらすことで勉強にも効果があると思いますが、過度な部活による締め付けは害になると思います。私は、どちらかにするというより、適度にやる方ですが、それも人によります。ます、コツコツやる社会や理科、英単語や漢字などの勉強は一日10分というように決めれば出来ますが、国語や数学の問題のように、まとまった時間で集中しないと出来るようにならないと思います。

27. 先生は旅行する際どのようなところを見て回るのですか。代表的な観光地でしょうか、それともただあてもなく散策するのでしょうか。私はよほど興味があれば観光名所に行きますが、だいたい美術館やギャラリーを探しながら散策しています。
  答:まあ、同じようなものです。でも、外国旅行をしていて、たまたま、パブや観光地などで知り合った人から、ここは面白いよなどど勧められるとそこへいってみることにしています。そのような地元の情報がない時には、やはりガイドブックに従って観光名所に出かけます。

28. 教師になりたいという夢はあって、そのために学ぶことも必要だし、結構好きです。しかし最近人問関係に疲れて学校に行くのが嫌になってしまう時があります。一時的なものだとは思いますが、先生はこんな気持ちになったことがありますか?また、どんな風に解消していますか?
  答:人間関係というのは、難しくて、あまり、一時期にたくさんの人と出会ったり、長時間一緒にいるといやになります。それが嫌になったからといって、一人でいる時間が多くなると、逆に上手くつきあえなくなります。ですから、適度に友達と遊び、適度に一人でいるといいのです。

29. 先生が小学校の頃、自分の学校でいじめはありましたか。また、そのいじめはどのようなものだったのでしょうか。いじめによってその子は不登校になったり引きこもったりしていたのでしょうか。なんとなく私のイメージでは昔と言ったら失礼ですが、先生の世代の子どもたちはいじめられても「こんちくしょう、あいつらめ!いつか覚えてろよ!!」と奥歯をギリギリ言わせているイメージがあるのですが。
  答:確かに、そんな傾向があるかもしれません。イジメは、いじめられた子どもが始めに抵抗すると負けたとしてもイジメにはならないのです。いじめれれたときに波もいわずに我慢をしている子どもがイジメられるのとが多いのです。その意味では、人間関係を上手くやりたいために、争うことの出来ない子どもがイジメられることが多いとも言えます。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 100506 公立学校の底力 前半

2010年05月07日 | Weblog
1. 中学生にとって、所属集団が多元化され、所属する集団がいくつかある中で人間関係を構築していくのと、学級という一つの集団の中でじっくりと人間関係を築いていくのでは、どちらがよりよいのでしょうか。
   答:この問題は、また、イジメに関するところで扱いますが、子どもは、成長するにつれて、多くの人やいろいろな人間関係を持ったグループに接する必要があります。その意味では、所属する集団をいくつか持つことは必要だと思います。


2. なぜこの本をお選びになったのですか?私は最初読んだとき、“公立学校”というのがポイントなのかなあと思いました。
   答:特に、公立学校にこだわったわけではありません。でも、公立学校でもここまでできるんだ、という部分はありました。


3. 今現在で教育界が注目している学校の取り組みがあればどのようなものか教えてください。
   答:やはり、今のはやりというか傾向は、小中一貫や小中高一貫でしょうね。その流れの中でいろいろな取り組みが行われているようです。


4. 文中に出てきた、「グローバル市民としての資質・素養」とはどのようなものでしょうか?
   答:たぶん、授業でやった「こどもアセット」と同じような考えだと思います。ただ、もう少し地域と密着しているかもしれません。

5. 現在の公立学校に、外国児童は何人ぐらいいるのか。教えているのは普通の先生なのか。
   答:よく知りません。30000人くらいかなと思って、ネットで見ると、文科省の調査で、7万936人(平成18年5月1日現在)だと書いてありました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/042/houkoku/08070301/002.htm

6. 外国人児童がクラスに在籍するとき担任の先生はどのような配慮や支援をすべきだと考えますか。
   答:これは、どのような地域でどのような国が多いのかにもよると思いますが、言葉についての配慮と同時に、その国の習慣や人間関係の持ち方などを尊重し、一方的に日本のやり方を押しつけないようにすることを気をつけたいと思います。

7. 外国人の生徒が、日本の学校で学習をすることに、限界はあると思いますか?
   答:それは、その子どもや家庭環境によると思います。また、限界というのがどのようなものかにもよると思います。すべてを日本人に同じというのであれば、その必要はないと思います。

8. 教師と生徒との間柄について、川島先生は、寝屋川第四中的なスタンスと大庄中のようなスタンスとどちらの方がいいとお考えですか?
   答:どちらも魅力がありますが、私は、寝屋川第四中のような、けじめの中に友好関係のあるというのが好きです。私のモットーは、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」です。


9. 先生は聖籠中学校のホームベースなるシステムを、他の公立学校にも取り入れるべきだと思いますか。
   答:いいですね。ただ、同じでなく、似たような形式で、地域ごとのクラスとか、背の高さで決めるクラスとか、共通の興味で決めるクラスとかいろいろあっていいと思います。


10. この本のなかで川島先生が感心した学校の教育はありますか?
   答:どれも、感心しました。それなりに教師達がが考えているところがおもしろいです。


11. このような実践校の一つの授業の指導案や計画書は本や教育系の雑誌で閲覧出ますか?
   答:さあ、どうなんでしょう、すみません。わからないので、探してみてください。

12. 学校選択制などの働きは首都圏が中心で地方は活発ではないのはなぜですか?
   答:学校の距離が近いからかもしれません。また、いろいろな情報や知識が多いのかもしれませんね。

13. 公立学校の選択制とは本当に意味があるのでしょうか。
   答:意味があるかどうかはわかりません。というのは、両方とも、それなりの理由があると思われるからです。

14. 長野県内でこの本に出てくるような実践をしている学校はありますか?
   答:附属学校は、それなりの方向を持ってやっていると思いますが、それが良いかどうかはわかりません。

15. 先生は公立学校の教育は質の良くない教育だと思いますか?
   答:地域によることが多いと思います。長野では、まだ、公立の方が良いとされていますが、東京などの都市部では、私立の方が良いとされていますが、その比較の基準が受験勉強にあるので、良いか悪いか決めかねます。

16. 川島先生は、公立学校のメリットの「地域性」「平等性」「多様性」の3つのうち、どれが一番大事だと思いますか?
   答:子どもの年齢にもよりますね。低学年では、地域性が、高校では、多様性が大事のような気がします。

17. 先生は公立の学校に通うメリットは何だと思いますか?
   答:授業料が安い、地域によっては、通学距離が近い。

18. あなたは公立と私立のどちらで働きたいですか?
19. 先生は公立学校派ですか?私立学校派ですか?
   答:私は、私立出身ですが、今は、国立大学にいるので、公立志向です。



20. 公立と私立の学校では教育方法について大きく違うところはあるのでしょうか?
  答:私立学校が公立学校と違うところは、まず、宗教などの独自の教育についての独自に考え方を持っていること。逆にいうと公立では宗教などの独自の考え方を持ってはいけないことになります。また、経営の母体が学校法人あるいは宗教法人であるか、県や市などの公共団体であるかによります。そのようなことから、公立学校の範囲にありながらどこまで独自な教育を行うことができるかということなのだと思います(再掲)。


21. 県によって、私立学校に通う子ども達と公立学校に通う子ども達の人数が違うのはなぜか。
   答:うーん。よくわからないけど、私立学校の数が違うからでしょうね。

22. 先生はこれから進学して行く子供たちに公立と私立のどちらを勧めますか。
   答:今は、国立大学に勤務しているので公立です。でも、どちらも良いところがあるので、決めかねます。

23. これまで川島先生は大学以外の小中学校、高校で勤務した経験はありますか?もしあったのならどんな授業を展開されましたか?
   答:ありません。ただ、大学院生の時に、2ヶ月間だけ、父の経営している幼稚園のクラスを持ったことがあります。


24. 何故公立学校は良くない、というような価値観が蔓延してしまったのでしょうか?
   答:たぶん、大学受験に関しては、受験に特に力を入れなかったからだと思い間いす。

25. 川島先生は公立学校の出身ですか?私立学校の出身ですか?はたまた両方ですか?
   答:小学校は公立、中、高、大学は私立。大学院は公立(国立)、就職先は公立(国立)です。

26. 先生の学生時代を「ことば」で表すと何ですか。
   答:うーん。難しい質問ですね。ありふれているけど、やはり「青春」ですかね。皆さんも、終わってみるとわかるのかもしれません。


27. 「あの時この選択をしなければ良かった」と人生の選択に後悔したことはありますか。
   答:私は、あまり、過去を振り返らないので、終わったことは何も考え無いタイプです。

28. レポートを読んでいて、多くの人が共通して間違えていることはなんですか?
   答:そういう目で見ていないので、よくわかりません。みんな書き方も、文章もバラバラです。それでいいと思っています。


29. 勉強しない子どもに勉強させるにはどうしたらいいと思いますか?
   答:基本は、授業でやったスモールステップです。その子どもができる範囲で少しずつさせることです。例えば、一日5分くらいなら何とかなると思います。


30. 長野市でおすすめのそば屋さんはどこですか。
   答:そうですね。戸隠も長野市になったので、戸隠中社の「しなの屋」か「うずらや」。市内なら、安くておいしい「大膳」、少し離れた篠ノ井の「たなぼた庵」ですかね。


31. 好きなスポーツは何ですか。
   答:なんだろう。スキーや水泳も好きだけど、最近は、簡単だから、チャリかな。見るのであれば、野球、サッカーと相撲、それと駅伝が好きです。


32. 川島先生の座右の銘を教えてください。
   答:最近好きなのは、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」かな。

33. 川島先生は今回のゴールデンウィークどこかに旅行しましたか。
・GWはどのように過ごされましたか?
   答:娘のいる札幌に行きました。旭山動物園にも行きましたが、すごい人でした。後は、ラーメンと、毛ガニ、ツブ貝、ホッキ貝、ホタテを堪能しました。


34.最近急に暑くなっていますが先生おすすめの涼の取り方は何ですか?
   答:人がいなければだけど、シャワーを浴びてから裸のままでいることかな。、

35. 今回の本の話とは全く関係ないんですが、先生はサマーウォーズ見ましたか?僕は映画を見れなかった腹いせにバイト代でブルーレイを買ってしまいました。
   答:すみません。見てみたいのですが見ていません。うらやましいですね。


36. 討論のグループを変えることはないのですか?少しでもいろんな人の考え方に触れたいなと思ったのですが・・・。
   答:今学期は最後までメンバーは変わりません。以前は3回で変えたりもしたのですが、何度か終わってからの皆さんの意見を聞くと、最後まで続けた方が良いという意見が多かったので、そのようにしています(再掲)。


37. 先生はどういう意図でグループをつくって話し合いをさせているのですか?
   答:この授業の最初に話した「本を読む、人と話す、旅をする」を実践しようと思ったからです。



38. 「公立学校は~」などの問題は、世聞の評判が独り歩きしてそれに悪影響を受けて…という負の循環にはまっているわけで、本当に学校の質自体を見ればそんなに変わらないような、少なくとも子どもに悪影響を与える!と頭ごなしに言われるような筋合いはないと思うのですが。こう思うのは私が地方で生きて地方の認識しか知らず、実は世間を理解できていないからでしょうか?また、こうなると世間がなんぼのもんじゃいという気持ちにもなるのですが、実際の現状は、本当に本書で述べられているようなものなのですか?今一つ現実味がありません。
   答:学校のレベルや教育の質は、学校がどういうものかと言うよりも、受験してくる生徒達のレベルとその地域でどのくらいお金をかけるかという状況で決まります。例えば、この大学で、私が、このような授業ができるのも、ある程度、質のそろった学生がいるからだと思います。他の大学に教えに行くこともありますが、同じようにはできません。ですから、学校の質が私立や公立や地域で決まると言うよりも、受験システムによって輪切りにされた生徒のレベルと、その学校の背景となる資本(パトロン)によって決まるのではないかと思います。何十億円もかけた校舎で教育を受けられるのは、それなりに豊かな地域なのでしょう。そう考えると、それぞれの学校が、現実なのだと思います。


39. 6章に出てきた聖籠中学校は、統合前「荒れた」状態が見られたが、統合後そのようなことが少なくなったそうですが、そういう「荒れた」状態というものは学校の建築環境でも変化するものなのですか?
   答:確かに、そんな簡単だとは思いませんが、その地域が、学校や子ども達に関心を持って協力することは、非常に効果があると思います。荒れた学校は、地域や親が子どもの教育に関心を持っていないことが多いように見えます。


40. 東部小学校では日本語がまだ上手く読み書きできない外国人児童のために、「なかよしワールド」という授業を設けているが、「全く」日本語を操れない子どもの場合教師はどうやって日本語を教えているのか。上手く対応することはできるのか。
   答:それは、非常に個別の問題なので、一概にはいえません。しかし、日本語を教えると言うよりも、日本人の対人関係の持ち方や習慣を教えるために、時間をかけて仲良くなることが一番大切だと思います。


41. 習熟度別指導にすると、低いレベルのクラスには同じような低いレベルの子しかいないから、「もっと頑張らなくてはヤバイ!」という切羽詰まった感覚や焦りがなくなってしまう子がいるような気がするけど…。
   答:確かに、競争させて勉強させるという意味ではそうですが、私は、そのような競争心は必要がないと思います。勉強は、子どもが気がつかないうちにできるようにするのが基本です。例えば、この授業も学期が終わったときに競争すること無しに、皆さんの力がつくこと目指しています。

42. 布忍小学校のA先生は、「一対一の関係」と「集団のなかの一人との関係」は質的に異なっていて、そこをクリアするのが自分の課題といっていましたが、課題クリアに向けての方法にはどんなものがあるのでしょうか?
   答:確かに、集団を見るのと個人を見るのとでは質的に違うと思います。それは、集団を大切にすると、みんな同じように行動させるのが大切ですが、個人を見ると、その個人にとって、学校がどのように意味を持つかと言うことになります。ですから、個人を上から見るのか下から見るのかのような違いがあります。


43. 最近この大学、この学部に進学するという選択で本当によかったのか非常に悩んでしまっています。川島先生は、人生の選択で一番大きかった、この選択が人生を変えた、と思う瞬間はありますか。
   答:確かに、私も、この大学で教えていて良いのかと思うこともありました。しかし、人間は、どのような場面でも、目の前の仕事を確実にこなすことが大切なのです。例え、他の大学の方が良かったとしても、この大学でもきちんとやり通すことで、意味が生まれると思っています。人生の中の選択では過去を見るよりも、将来に向かってより良い状況を作り出すために努力することの方が大切だと思っています。もし、これで良くなかったと考えて、他の大学に行ってもっと良くなかった場合はさらにどうしようもなくなるのです。人間は、、自分にとって、その環境がよいかどうかよりも、自分を変えることも可能なのです。逆に言うと、その環境が自分につこうが悪いと言うことは自分を変えないという前提に立っているのですが、人生を、自分をより良いもの、その環境で最前の状態に変えてゆくプロセスであるとも考えることができるのです。



質問と回答:生徒指導概論C (木) 100506 教えることの復権 討論

2010年05月07日 | Weblog
1. 討論のグループは毎回変わりますか。
2. グループのメンバーは固定ですか?できるだけ多くの人の意見を聞きたいし、どういった話し合いの方法があるのかを学びたいので、2回ずつくらいでグループ替えをしたいです。
   答:今学期は最後までメンバーは変わりません。以前は3回で変えたりもしたのですが、何度か終わってからの皆さんの意見を聞くと、最後まで続けた方が良いという意見が多かったので、そのようにしています。

3. どうして授業内で討論会をしようと思ったんですか。
   答:この授業の最初に話した「本を読む、人と話す、旅をする」を実践しようと思ったからです。


4. 先生がこの本を選んだのはなぜですか?
   答:なかなか、自分のでた学校以外のことを知る機会がないと思うので、いろいろな、学校があることを知ってほしかったからです。次の本も同じ理由です。

・現在の教育は「教えること」が疎かになっていると、あなたは思いますか?
   答:「教えること」の定義にもよりますが、そんなことはないと思います。

5. 先生は、学力の定義を何だと考えますか?
   答:2つあって、一つは、大学受験などで示される知識や考える力、もう一つは、社会に出てから役に立つような経験や知識だと思います。

6. テスト以外で自分の授業の成果を評価する方法は何だと思いますか?
   答:無いと思います。しかし、そのテストがどのようなものであるかにもよります。

7. 教師が普段の授業でどの程度、予習・授業計画をしているのか新米・ベテランを含めて知りたい。
   答:それは個人差が大きいので難しいでしょう。私の知っている卒業生の中でも、毎日授業の準備をして、いろいろ考えて授業をしている先輩もいるし、何もせずに、教師用指導書授業を見て適当にやっている先輩もいます。


8. 生徒が授業を受けている際、果たして「新鮮だなぁ~」と感じることがあるのか?
   答:私の授業は、新鮮ではないですか?、教師がいろいろの授業を工夫して教師自身が新鮮だと感じていると生徒も感じるのではないでしょうか。


9. 先生は徹夜をしてしまうときがありますか。
   答:最近はありません。大学院くらいまでは、勉強していて朝になることはよくありました。もちろん、遊びでも麻雀で徹夜をしたこともありました。


10. 教採が終わったら、国内か海外に旅行に出かけようと思っているところです。どちらの方がお勧めですか?
   答:そうですね。予算と期間、どんな時期になるかによります。教採が終わるというと、9月になりますね。寒いところが好きなのか、暑いところが好きなのか、海と山とどちらがいいかなども考えられますね。


11. 以前におススメの国をお聞きしました。建築物などを見るよりは、その国の自然遺産に触れてみたいです。景色などでもいいです。これは見ておくべきだ、感動する!といったものあったらぜひ教えてください。(国内でも良いです。)
   答:やはり、世界遺産に登録されているものはすばらしいと思います。日本に住んでいるなら、姫路城と安芸の宮島は絶対オススメです。私は行ったことがないのですが、自然遺産なら屋久島のいいのかもしれません。それから、いろいろなお祭りもいいですよね。私は、ニューオリンズのマルディグラはおもしろかったです。


12. 授業と直接関係のないことですが、旅に行くなら海外か国内かどちらがよいと思いまナか。どちらにも良い点があると思うので、甲乙つける問題ではないかもしれません。その場合はそれぞれの良さについて、川島先生の意見をきかせてください,,よろしくお願いします。
   答:確かに甲乙はつけられませんが、海外はどうしても時間とお金がかかります。国内ならそれが少なくてすみます。しかし、その一方で、これまで経験したことのないものに出会う割合は海外の方が多いですよね。それと、海外といっても、アジアとヨーロッパでは経験することが違う気がします。また、たとえば、ヨーロッパでも、フランスやドイツに行くのか、東欧にゆくのかもなど国によっても経験する方向が違うと思います。でも、はじめは英語の通じるところの方が楽だと思います。私は昨年アイルランドとニュージーランドに行ったのですが、英語なので楽だった気がします。その前の何年間かは毎年英語以外の国でした。



13. このような問題は突き詰めると、結構皆(広い範囲で言えば)同じような結論に行きついていくような気がします。これは「正しい結論」ということなのでしょうか。本当に「正しい」とはっきり言える結論なんてあるのでしょうか。
   答:確かに、絶対に正しいというのは、物理や数学でないと(それも怪しいけど)、無いのだと思います。特に、価値観が含まれる問題は、絶対というのはほとんど無いでしょうね。


14. 最後に質問ですが、討論のテーマにある"1!.この教育学部(大学)の先生は、何を教えてくれていると思いますか"について、私自身の考えは、勉強ではなく「自分自身で考えること」だと思いますが、川島先生が私たち学生に…番教えたいことは何ですか?
   答:確かに大学生の課題としては、自分で考えることが一番だと思います。また、同じようなものですが、「社会に出てからの判断力」をつけることだと思います。しかし、何かを考えるためには、知識がなくてはなりません。自分で勝手に考えて深い考えに及ぶことはほどんどありません。先人の知識を基にして、より進んでゆくことが学問なのだと思います。ですから、子どもにも、自分で考えることが大切だというのではなく、きちんとした知識を与えた上で考えさせることが必要なのです。そう考えると、「自ら考える力を育てる」、前に、しっかりした「基礎知識」を与えることが先なのです。附属学校も少し考えたらどうでしょうかね。


15. 臨床心理学を学ぶのと学ばないのとでは、学級経営に大きな差は出るのか。また、学んだからと言って必ずしも子どもの気持ちが把握しやすくなるとは言えないと思うが、実際の現場の教師はどうなのか。
   答:特に、臨床心理学の知識とはいえませんが、いろいろな知識を持っているのといないのとでは、何か問題にぶつかったときの判断する範囲が違うと思います。例えば、知識がないと生徒にどのように対応するかでも、今まで経験した範囲でしか対応できません。これまでの多くの教師は、経験と周りの人のちょっとしたアドバイスだけで対応していることが多いような気がします。


16. 卒論でなかなかテーマをしぼりきることができません。どのように絞り、どのように先行研究を選べばいいでしょうか?最近自分の裕福さと、自分の甘さに落ち込んでいます。世界の大きさに負けそうなときはどうしたらよいでしょうか?
   答:答えにならないかもしれませんが、何でもいいですよ。それか、どうしてもわからなければ、指導教官に相談してみましょう。さらに、もっとわからない時は、指導教官のやっている研究をやってみたらどうでしょうか。